【SEO対策】検索クエリとは?検索KWとの違いや調べ方、分析方法を徹底解説! - (株)GMSコンサルティング
【SEO対策】検索クエリとは?検索KWとの違いや調べ方、分析方法を徹底解説!

【SEO対策】検索クエリとは?検索KWとの違いや調べ方、分析方法を徹底解説!

2022.4.15

検索広告やSEO対策を行う上で、欠かせないのが検索クエリです。言葉は聞いたことはあるけど、意味がよく分からない、検索キーワードとの違いが分からない方は多いでしょう。そこで、検索クエリの意味や種類を解説します。また、調べ方や分析方法、自社広告やSEO対策に活かす方法も合わせてご紹介するので、自社の検索広告やSEO対策の参考にしてください。

 

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1.検索クエリとは?

 

 

検索クエリとは、ユーザーが検索した際に実際に使用するワードを指し、「クエリ」「検索クエリ―」「検索語句」と呼ばれることもあります。

 

 

1-1 検索キーワードとの違い

 

検索クエリと混同しやすい言葉に、「キーワード」があります。同じ意味に捉えられがちですが、以下のように意味が異なります。

 

 

 

利用者

意味

検索クエリ

ユーザー

実際に検索した単語や単語の組み合わせ

キーワード

広告運用者

マーケティング担当者

広告掲載などで用いる単語や単語の組み合わせ

 

 

 


例えば、ユーザーが「品川 歯医者」で検索した場合、品川で歯医者を探していると予測できます。しかし、ユーザーが実際に入力するワードなので、「品川 葉医者」などの誤字や、「品川でおすすめの歯医者」など、文章を入れることもあるでしょう。このように、検索クエリは、誤字・脱字や表記ゆれ、長い文章が入力されるケースもあります。

 

マッチタイプについて詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

2.検索クエリの種類

 

 

一般的に以下の3種類に分類されます。それぞれの特徴を、内容や具体例を見ながらチェックしてみましょう。

 

 

2-1 トランザクショナルクエリ(取引型)

 

トランザクショナルクエリとは、ユーザーが検索する際に、何が欲しい、どこかに行きたいなど、何かに対してアクションを起こしたい意図が含まれる、「取引型」の検索クエリを指します。具体的なアクションには、以下のようなパターンがあります。「何かをする」の意図が含まれているので、「Doクエリ」とも呼ばれます。

 

・商品を購入する

・資料請求する

・会員登録する

・ソフトウェアをダウンロードする

・壁紙をダウンロードする

・ビデオを視聴する

・オンラインゲームをする

 

 

2-2 ナビゲーショナルクエリ(案内型)

 

ナビゲーショナルクエリとは、あらかじめアクセスしたいサイトが定まっており、Webページを見つける意図が含まれる、「案内型」の検索クエリを指します。具体的な例は以下のとおりです。基本的には、オフィシャルサイトのホームページや、サイト内の個別ページです。特定のサイトやページに行くためのクエリなので、「Goクエリ」と呼ばれることもあります。

 

・Google Map

・Yahoo!ニュース

・ウィキペディア

・楽天市場

・ドコモショップ 一覧

・Twitter ログイン

 

 

2-3 インフォメーショナルクエリ(情報型)

 

インフォメーショナルクエリとは、何かを知りたい、あるいは疑問や悩みを解決したい意図が含まれる、「情報型」の検索クエリを指します。情報収集を目的としているため、特定のサイトへ訪問したい意図はなく、ユーザーは複数のサイトで情報を得ようとします。具体的な例は以下のとおりです。ユーザーの目的は「知る」ことなので、「Knowクエリ」とも呼ばれます。

 

・婚姻届け 記入例

・ニューヨーク 時差

・鶏肉 レシピ

・腰痛 原因

・Facebook ログイン できない

・富士山 標高

・20代 女性 プレゼント

 

 

3.検索クエリの調べ方

 

それでは実際に、検索クエリの調べ方を解説します。確認するには、Googleが提供している、以下の3つのインターネット検索の分析ツールを利用するのがおすすめです。

 

 

3-1 Googleサーチコンソール

 

Googleサーチコンソールは、Google検索での表示回数・掲載順位が分かるツールで、自社サイトの検索クエリを分析できます。確認する方法は、以下のとおりです。当該サイトに関連性の高い一覧が確認可能で、検索クエリごとに表示回数やクリック数、クリック率、平均掲載順位が閲覧できます。

 

1.Googleサーチコンソールにログイン

2.左サイドメニューにある「検索パフォーマンス」をクリック

3.画面下部にある「クエリ」と表示されたタブをクリック

 

 

3-2 Googleキーワードプランナー

 

Googleキーワードプランナーでは、検索ボリュームや競合性などが分かるツールで、自社サイト以外の検索クエリも調べられます。確認する方法は、以下のとおりです。

 

1.Google AdWordsにログイン

2.「運用ツール」「キーワードプランナー」の順にクリック

3.「検索ボリュームと傾向を取得」の欄に調べたいクエリを入力

 

クエリを入力すると、月間平均検索ボリュームや競合性等を確認できます。

 

 

3-3 Googleアナリティクス

 

Googleアナリティクスでは、以前は単体で検索クエリを確認できました。現在は、個人情報保護の観点から、単体で検索クエリを確認できません。しかし、サーチコンソールと連携させることで、Googleアナリティクス上で検索クエリが確認できます。連携させる方法や、Googleアナリティクス上で表示される用語を解説します。

 

Google広告とGoogleアナリティクスを連携させる方法はこちら

 

 

 

3-3-1 サーチコンソールとの連携方法

 

Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携を行う手順は、以下のとおりです。

 

1.Googleアナリティクスとサーチコンソール、それぞれの登録を完了しておく

2.Googleアナリティクスの左メニューから、「集客」をクリック

3.「Search Console」「検索クエリ」の順にクリック

4.検索クエリで「Search Consoleのデータの共有の設定」をクリック

5.プロパティ設定画面が表示されるので「Search Consoleを調整」をクリック

6.表示されたサーチコンソールの設定画面で「追加」をクリック

7.サーチコンソールに登録されているサイトの一覧が表示されるので、連携したいサイトを選択して「保存」をクリック

 

 

3-3-2 「other」とは?

 

サーチコンソールと連携した後にGoogleアナリティクス上で確認を行うと、「other」というワードが表示される場合があります。1日5万件の計測件数の制限を超えて、集計外となったデータが、まとめて「other」と表示されます。新しい記事の投入や更新で、1つのページに対する検索クエリの数が増えると、計測データ件数の制限を超えて「other」として集計されてしまうことがあります。「other」が多いこと自体は問題ありません。5万件以上のデータを取得したい場合は、Googleアナリティクスのプレミアム版(有料)へ切り替えることで、計測件数の制限を7万5千件まで引き上げられます。検索クエリを詳しく分析したい場合には、プレミアム版を検討するのも良いでしょう。

 

 

3-3-3 「not set」とは?

 

「not set」と表示される場合は、ユーザーが検索エンジン以外からサイトに訪れていることを意味します。例えば、ユーザーがお気に入りやブックマークに登録している場合、あるいは他のサイトから訪問した場合は、検索クエリを利用していないので「not set」と表示されます。

 

 

4.検索広告における検索クエリの調べ方

 

 

ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される「検索広告」からアクセスがあった場合でも、広告管理画面から検索クエリを確認できます。日本で代表的なGoogle広告と、Yahoo!広告の検索広告における検索クエリの調べ方を解説します。

 

 

4-1 Google広告

 

Google広告の管理画面で確認する方法は、以下のとおりです。

 

1.左側のナビゲーションパネルで「すべてのキャンペーン」をクリック

2.ページメニューの「キーワード」をクリック

3.ページ上部の「検索語句」をクリック

 

 

4-2 Yahoo!広告!

 

Yahoo!広告!の管理画面で確認する方法は、以下のとおりです。

 

1.広告管理ツールの「検索広告」タブをクリック

2.「キャンペーン管理」タブをクリック

3.「表示内容選択」から「キーワード」をクリック

4.検索クエリを確認したいキーワードを選択

5.「検索クエリーを表示」ボタンから「選択したキーワード」もしくは「表示されている全てのキーワード」を選択

 

 

5.検索クエリの分析方法

 

検索クエリから、ユーザーがどのような状況で何を知りたいと思っているのか、検索意図の分析が可能です。検索意図を分析する方法はいくつかありますが、比較的簡単な3つの方法をご紹介します。

 

 

5-1 サジェストキーワード

 

ユーザーが検索窓に文字を入力すると、いくつかの候補キーワードが表示されます。候補キーワードの正式名称は「オートコンプリート機能」と言いますが、一般的に「サジェストキーワード」と呼ばれます。Googleがレコメンドしたものも含まれるので、全てがユーザーが検索したキーワードではないものの、基本的にはユーザーが、検索する頻度などに応じて表示されています。

 

サジェストキーワードは、検索回数の多いキーワードが表示されるため、関連するニーズを把握できます。例えば、「中古車」と検索窓に文字を入力した場合、サジェストキーワードが「価格」「いくら」「費用」などとなった場合は、中古車の価格を知りたがっていると把握できます。

 

 

5-2 検索上位サイト

 

Googleでは、アルゴリズムによって、ユーザーが求めているものが、検索結果1ページ目に優先的に表示される仕組みになっています。つまり、検索意図を正確に把握するには、Googleの検索窓に検索クエリを入力し、検索結果1ページ目に表示される記事に目を通すのがおすすめです。検索上位表示しているコンテンツは、ユーザーの知りたいこと、問題や解決策などが網羅されており、ユーザー満足度が高いコンテンツと考えられます。1ページ目に掲載されている複数の記事に共通する情報を参考にすることで、ユーザーのニーズを推測できます。

 

 

5-3 Yahoo!知恵袋

 

ユーザーの悩みや不安など、より生の声を調査したい場合は、Q&Aサイトの質問文を分析するのもおすすめです。例えば、Yahoo!知恵袋の場合、検索窓に検索クエリを入力すると、関連する投稿を閲覧できます。ユーザーの率直な気持ちや悩みを知ることができ、広告クリエイティブを作成する際の参考になるでしょう。

 

また、似たような言葉が使われる場合、どの言葉がユーザーに多く使われているかなどの分析も可能です。例えば、英語を習いたいけれど、なかなか上達しない悩みが寄せられている場合に、おすすめの英会話教室を探しているとしましょう。人によって、「英会話レッスン」「英会話教室」「英語教室」など、さまざまな言葉を使用します。実際に「英会話レッスン」がユーザーに多く使われていると分かれば、広告クリエイティブを作成する際に、ユーザーが求めているものと一致しやすく、クリックを得やすくなるでしょう。

 

 

5-4 Twitter

 

検索クエリを使用するユーザーが、どのような人なのか知りたいときには、Twitterで検索してみるのもおすすめです。Twitterのキーワード検索に、検索クエリを入力すると、人気のツイートと最近のツイートが一覧で表示されます。気になるツイートの中から、ユーザーのプロフィールや過去のツイートを見てみると、バックグラウンドがイメージしやすくなるでしょう。あるいは、ツイート内容で、ユーザーの意図を知ることもできます。

 

 

6.検索クエリの活用方法(検索広告)

 

 

登録したキーワードがユーザーの目的に合ったものでないと、広告効果を発揮できません。検索クエリを確認・分析することによって、ユーザーの目的により近い広告の作成が可能です。検索クエリを活用し、広告効果を上げるためにおすすめの活用方法をご紹介します。

 

 

6-1 新しいキーワードの発掘

 

検索キーワードのトレンドは、常に変化しています。新しい言葉や流行も日々変わるので、自社で拾えないキーワードも、たくさんあるでしょう。思いもよらない検索クエリが、コンバージョン(CV)に繋がることもあります。CVに大きく繋がった検索クエリがあれば、必要に応じてキーワードとして追加するのがおすすめです。

 

 

6-2 除外キーワードの発見

 

CVに繋がらないキーワードは、除外しなければ広告効果が改善しません。また、ユーザーの意図や目的に反する広告が表示されると、誤ったクリックなども含めて無駄な費用を掛けてしまう可能性があります。除外キーワードの登録は、広告費の削減に繋がるので、欠かせない作業です。少なくとも1週間に1回は検索クエリをチェックして、除外キーワードを登録しましょう。

 

 

6-3 広告文の改善

 

広告文を改善しなければならないときは、原因を調査し、問題点を見つけなければなりません。検索クエリをチェックすることによって、ユーザーの意図に気づけます。調査・分析の結果を反映して広告文を改善すれば、広告効果を高めることに繋がるでしょう。広告文を改善したら、ランディングページとの関連性が薄くなってしまうこともあります。広告文を改善した際は、ランディングページもメンテナンスすることが大切です。関連性を維持することで、広告効果の向上に繋げられます。

 

 

7.検索クエリの活用方法(SEO)

 

SEO対策とは、検索結果で自社サイトを多く露出するために行う対策です。例えば、検索サイトで上位に表示されると、ユーザーの目に留まりやすくなります。Googleでは、ユーザーが求めているものが上位に表示される仕組みです。ユーザーの意図や目的を掴み、サイトに盛り込むことで、自ずとSEO対策や改善に繋がります。

 

 

7-1 コンテンツ制作

 

まずは、自社のターゲットとなるユーザーの検索クエリを確認しましょう。検索クエリを分析し、ユーザーがどのようなニーズを抱えているかを分析します。ニーズが分かれば、悩みや問題が解決されるような形で、サイトのコンテンツを制作します。ユーザーが求める答えや解決方法がサイトにあれば、ユーザーの満足度も得やすいでしょう。

 

 

7-2 クリック率の改善

 

検索クエリのデータで、検索結果の「表示回数」と「CTR(クリック率)」が確認できます。例えば、表示回数とCTRの両方が比較的高いキーワードがあれば、検索結果のタイトルと概要文が良いと判断できます。逆に、表示回数は多いのにCTRが低い場合は、検索結果のタイトルや概要文を見直さなければなりません。改善を図ることで、クリック率の上昇も期待できます。また、新しいコンテンツのタイトルや概要文を考えるときには、表示回数とCTRの両方が高い例を参考にして作成すると、良い効果を期待できるでしょう。

 

 

8.まとめ

 

検索クエリの意味や種類、調べ方や分析・活用方法を解説しました。検索クエリは、ユーザーの意図や目的を掴むために欠かせないものです。確認・分析し、ユーザーの意図や目的を把握できれば、検索広告やSEO対策に活かせます。新しいサイトを制作する予定がある場合や、検索広告やサイトの露出がうまくいっていない場合は、ぜひ検索クエリの確認・分析でユーザーの意図を掴み、魅力的なクリエイティブやサイトにしていきましょう。

 

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