2023.9.30
2024.8.12
【リスティング サービスを使って広告運用を始めたい方必見】リスティング広告の基礎知識から運用方法まで分かりやすく解説!
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今回はリスティング広告運用を始めたい方に、リスティング広告の基礎知識からリスティングサービスを利用して運用するまでの方法を分かりやすく解説します。
リスティング広告は検索連動型広告とも呼ばれており、ユーザーが検索しているキーワードと連動した広告が表示されるため、コンバージョン率の高さが特徴です。
今回はリスティング広告運用を始めたい方に、リスティング広告の基礎知識からリスティングサービスを利用して運用するまでの方法を分かりやすく解説します。
リスティング サービスを使う前に知っておきたいリスティング広告の基礎知識①リスティング広告とは?
Yahoo!やGoogleの検索エンジンは、インターネットユーザーにとってとても便利な仕組みです。
キーワードを入力すれば関連性の高いWEBサイトや画像がすぐに一覧表示され、欲しい情報を素早く得られます。
日本での検索エンジンのシェアはGoogleが75.34%、Yahoo!が13.83%、Beingが9.8%となっており全体のシェアの約89%をGoogleとYahoo!が占めています。
もし商品やサービスの広告をインターネット上で展開したいなら、圧倒的なシェアを誇るGoogleやYahoo!の検索エンジンを利用しない手はありません。
検索エンジンに入力されたキーワードと関連性が高い商品やサービスの広告が表示されれば、かなりの広告効果が期待できます。
今回ご紹介するリスティング広告は、検索エンジンの検索結果と連動して広告が表示されるシステムです。
ユーザーの関心度が高いキーワードと商品やサービスが連動しているので、広告の成果が出やすい点が大きな特徴になります。
それではリスティング広告についてさらに深く解説していきます。
リスティング広告とは?
前述しましたがリスティング広告とは、検索エンジンの検索結果と連動した商品やサービスなどの広告が、検索結果とともに表示される仕組みです。
決まったキーワードに対して広告を表示させると、ユーザーにとって関心の高い広告が目にとまり、広告をクリックしてくれる可能性が高まります。
リスティング広告はコンバージョン率(成約率・達成率)が高いと言われていますが、その理由は、ユーザーの興味や関心とCMの内容がマッチしているからです。
リスティング広告が表示されるメインの検索エンジンはGoogleとYahoo!の2つで、それぞれGoogle広告(旧Google AdWords)とYahoo!検索広告になります。
リスティング広告にはほかの呼び方もありますので、チェックしてください。
・検索連動型広告
・サーチワード広告
・キーワード広告
・ペイドリスティング
・PPC広告
広告が掲載されるエリアは、検索結果の上部または下部がメインですが、広告媒体によっては画面右側に表示される場合があります。
広告原稿はテキストで、見出しに加えてURLと説明文の3つで構成されているのが特徴です。
見出しや説明文の文字数には制限があるため、出稿するときは最新の情報を確認するとよいでしょう。
リスティング広告はテキストだけで構成されており、具体的な商品の画像は一切表示されません。
もしユーザーにアピールしたい商品を画像つきで表示したい場合は、リスティング広告ではなくショッピング広告が適しています。
では広告出稿するためにかかる料金はどのように決まっているのでしょうか?
課金方式(料金体系)はクリック課金×オークション形式(入札方式)で決まります。
クリック課金は、ユーザーがリンクをクリックすると広告料金が発生します。
ユーザーがクリックしたときに発生する広告料金は、広告出稿者がオークション形式で設定できるのです。
広告を表示させるためには、最低入札価格以上の入札が必要です。
キーワードによって最低入札価格が変動し、検索数の多いキーワードほど最低入札価格が高くなります。
高い金額で入札すると、広告がより目立つ上位に表示されやすくなるのが特徴です。
ただ低品質の広告がトップに表示される状況は、ユーザーにとって良いものではありません。
そのため検索されたキーワードと広告の関連性や広告クリック率、リンク先の広告品質など総合的に判断して、広告ランクが決定されます。
リスティング広告のメリット
リスティング広告を出稿する前に、そのメリットとデメリットをしっかり確認しておきましょう。
まずはメリットを4つご紹介します。
- 商品・サービスを購入してくれそうなユーザーに直接広告を見てもらえる
リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンに直接入力したキーワードをもとに広告が表示されています。
ユーザーが直接入力したキーワードは、そのとき最も興味や関心のあるものです。
もし「セキュリティ対策 補助金」のキーワードが入力されれば、ユーザーはセキュリティ対策のための補助金について調べようとしています。
ユーザーのニーズ(解決策)がはっきり分かっているため、それに対応した広告が表示されるとクリックしてもらえる確率が上がるでしょう。
見込み客に高い確率で直接広告を見てもらえると、コンバージョン率の向上につながります。
2.すぐに広告が出せる
リスティング広告を出稿するための手順はあらかじめ決められており、出稿を希望する方はその説明にそって情報を入力すれば、すぐにリスティング広告を出せます。
ほかの広告媒体とは違い、原稿チェックや担当者との打ち合わせ、広告料交渉など手間がかかるステップは必要ありません。
申し込み後数時間で、リスティング広告を出稿できるのは大きな魅力です。
広告の質や入札金額によっては、最上位に広告を配信できる可能性もあります。
3.リアルタイムで成果が確認できる
リスティング広告出稿者には、専用の管理画面が用意されており、リアルタイムで広告成果をチェックできます。
思ったほどの効果がでていない場合は、出稿を一時的に止めて、広告の内容の改善も可能です。
リアルタイムで成果を確認できるため、問題が起きたとき即座に対応できるのは大きなメリットになります。
4.安い広告料で出稿できる
Google・Yahoo!とも、最低出稿料金はとくに決まっていません。
前払い |
請求書払い・後払い |
|
Google広告 |
1,000円から(クレカ払) |
利用要件を満たした場合のみ |
Yahoo!広告 |
3,000円から(クレカ・銀行振込払) |
一部広告代理店のみ対応 |
ただGoogleの場合は前払いなら1,000円(クレジットカード払い)、Yahoo!であれば3,000円(クレジットカード・銀行振込い)の範囲で入札するのが、最低出稿料になります。
広告に多額の費用が出せない企業や、自営業・個人事業主の方でも、リスティング広告が配信できる点は大きな魅力でしょう。
リスティング広告のデメリット
メリットの多いリスティング広告ですが、良い点ばかりではありません。
以下のようなデメリットもあるため、広告を出稿する前にメリットとデメリットをじっくり比較してください。
1.画像が使えない
リスティング広告に使えるのはテキスト(文字)だけで、画像は一切使えません。
ネットショッピングで具体的な商品を売りこみたい場合は、テキストにくわえて具体的な商品イメージが必要です。
もしネットショッピングで特定の商品をアピールしたいのであれば、画像が一緒に掲載されるショッピング広告を選ぶほうが効果的です。
企業や団体が提供するサービスやWEBサイトなど、画像がなくてもテキストだけでアピールできる広告であれば、リスティング広告を使う価値があります。
2.広告を見慣れているユーザーにはリーチしにくい
GoogleやYahoo!での検索が多いユーザーにとって、リスティング広告は「いつも見慣れた広告」の認識になりやすく、広告をきちんとチェックしてくれない可能性があります。
リスティング広告は検索結果の上部または下部に表示されると決まっているため、必要な検索結果をチェックしようと、無意識のうちに広告範囲をスキップする場合もあるでしょう。
検索サービスを日常的に使用しているユーザーが、リスティング広告は必要ないものと学習していると、どんなに魅力的な広告を配信してもチェックしてもらえない可能性もあります。
3.競合する相手が多い
リスティング広告のメリットに、広告の出稿しやすさを紹介しました。
数時間で広告を作成し、少ない資金で出稿できるのは大きな魅力です。
ところが裏を返せばより多くの会社や団体、自営業者が多数参入している状態になり、競合他社が多い点はデメリットになります。
リスティング広告は、競合他社がどんな広告内容で配信しているか、検索して確認すれば一目瞭然です。
そのため他社の広告をチェックし、さらに魅力を高めたテキストや広告内容を練りあげる必要があります。
出稿者がつねに他社の広告を確認して切磋琢磨している状況にくわえてライバルも多い状態から、激しい競争に競り勝たなくてはなりません。
人気のあるキーワードではとくに競争が激しいため、お金をかけてリスティング広告を出稿しても思うような結果がでない場合もあります。
リスティング サービスを使う前に知っておきたいリスティング広告の基礎知識②リスティング広告とSEOの違い
ここまでリスティング広告の内容についてご説明しましたが、この章ではリスティング広告とSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の違いについて解説します。
リスティング広告とSEOの違いがよく分からない方は、ぜひチェックしてください。
掲載される場所
検索クエリが入力され検索ボタンがクリックされると、自動的に検索結果が表示されます。
リスティング広告は検索結果ページの上部、または下部に自動的に表示されるのが特徴です。
またリスティング広告表示には、表示されたURLの上部、または横に「スポンサー」や「広告」などの文字が入りSEOとは違うケースであると明示されます。
SEO(検索エンジン最適化)で検索されたページにはスポンサーや広告などの文字は入らず、検索結果はリスティング広告の下に順次表示される仕組みです。
SEOはオーガニック検索とも呼ばれ、リスティング広告のように広告料金を支払う必要はありません。
リスティング広告と同時に表示されるWEBサイトは、検索エンジンが独自のルール(アルゴリズム)を使い、基準を満たすサイトを上位から順に表示したものです。
リスティング広告とSEOーその他の違いの比較
リスティング広告 |
SEO(オーガニック検索) |
|
費用の有無 |
あり |
なし |
結果に表示される速度 |
すぐに反映可能 |
反映に数か月かかる可能性 |
設定内容の自由度 |
自由に訴求内容を設定可能 |
検索エンジン側が設定 |
掲載期間や掲載地域の自由度 |
コントロール画面から設定可能 |
設定画面がないため不可能 |
SEO(オーガニック検索)は、検索結果に表示するための費用を、検索エンジン側から請求されるケースはありません。
ただリスティング広告のような自由度が、ほとんどないのがデメリットです。
検索結果上位にWEBサイトを表示させようと思うなら、サイトの質を高めてユーザーのニーズに沿った内容にアップデートしなければなりません。
ところが検索結果上位に表示される確実な手法やマニュアル等はなく、つねに手探りでの対策になります。
SEO対策がうまくいったとしても、その結果がでるのは数か月先になる場合も珍しくありません。
もし上位に表示されたとしても、定期的に実施されるアルゴリズムのアップデートにより、検索結果圏外に飛ばされる可能性もあります。
年単位で上位掲載して欲しくても、Googleのアルゴリズムがそれを保証してくれるわけではありません。
リスティング広告のような高い確実性がない・自由度が少ない点が、SEO(オーガニック検索)の特徴です。
どちらを選択するかは出稿者の考え方次第ですが、上記のようなメリット・デメリットを天秤にかけて、じっくり考えてください。
リスティング サービスを使う前に知っておきたいリスティング広告の基礎知識③リスティング広告でできること
リスティング広告でできることをまとめましたので、ご覧ください。
1.広告費の上限を決めて運用できる
広告費は1か月ごとに、予算の上限を決めての出稿が可能です。
リスティング広告に必要な広告料はユーザがクリックするごとに発生しますが、あらかじめ予算を決めておけば、予算を消化した時点で自動的に広告が停止します。
この仕組みを使えば広告費が予算を超える可能性はありません。
広告費をきちんと管理できるので、予想外の出費を抑えられます。
2.ユーザー層を狙った広告文が作成できる
リスティング広告には、見出しにくわえて説明文も一緒に掲載できます。
この説明文は出稿者が自由に設定できるため、興味や関心をもってもらえる文章を執筆できれば、より多くのユーザーにクリックしてもらえるでしょう。
競合他社の説明文や関連サイトの内容を研究すると、成果率アップに貢献できる説明文を探せます。
説明文作成には多くの予算を必要としないため、経済的である点も魅力です。
3.データを分析できる
リスティング広告を出稿すると管理画面から、以下のようなデータが収集できます。
・広告が表示された回数
・広告がクリックされた回数
・広告がクリックされた割合(クリック率)
・広告からの成果(コンバージョン)
・広告料
・費用対効果
上記のデータ以外にも、クリックしたユーザーの性別や年齢層、使用したデバイスなどのデータも収集可能です。
これらデータを分析すれば、成果アップのための対策を考えられます。
リスティング サービスを使う前に知っておきたいリスティング広告の基礎知識④リスティング広告とSEOを使い分ける方法
リスティング広告とSEOの違いや、それぞれのメリット・デメリットをご説明しました。
どちらも集客にとって有効な方法ですが、商材・WEBサイトの内容をふまえて使い分けると効果的です。
では具体的にどのような使い分けが有効なのでしょうか?
それぞれのケースについてチェックしてみましょう。
リスティング広告が適しているケース
広告の手段として、リスティング広告が適しているケースは以下の3つです。
1.特定のキーワードでユーザーの流入を確保したいとき
リスティング広告は、検索キーワードと連動して広告が表示されます。
検索エンジンに入力されたキーワードは、ユーザーがその時もっとも興味や関心のある内容です。
キーワードで明確に指名しているため、そのキーワードに関連するリスティング広告が表示されると、WEBサイトへの流入や具体的な購買行動につながりやすくなります。
2.スピード重視で出稿できる
リスティング広告は申し込みから広告審査がスムーズにすすむため、早ければ数時間後に広告配信が可能です。
テレビや紙媒体などの広告ではこのスピード感は実現できません。
リスティング広告なら検索結果の1ページ目に表示されるため、地道で時間・工数のかかるSEO対策も必要なく、広告効果を素早く実感できます。
3.掲載期間を自由に選べる
SEO対策で上位表示されたWEBサイトは、出稿者が掲載期間を自由に設定できません。
リスティング広告なら期間を区切って広告を配信できるため「キャンペーン期間中だけ」「セール期間中だけ」など、掲載期限を自由にコントロール可能です。
新商品発売時など、ユーザーに向けて強くアピールしたいときだけピンポイントで利用したいなら、SEOよりリスティング広告の方が適しています。
SEOが適しているケース
リスティング広告は出稿までのスピードや掲載期間を選べる、特定キーワードで流入増加を確保できるなどのメリットがあります。
ただすべてのケースでリスティング広告が適しているわけではありません。
以下のようなケースではSEOの方が適しています。
1.費用をかけずに流入を確保したいケース
リスティング広告は広告料金を支払って出稿するため、金額に差はありますが費用が発生します。
この費用が支払えないときはSEO選択が適しているのです。
SEOの場合、検索結果に表示するための費用は発生しないため経済的と言えます。
もちろん検索結果のトップに表示させるためには、サイト内容の最適化が必要で時間や手間が必要です。
その時間や工数がかかる点を理解したうえで、費用をかけずに出稿したいならSEOを選択する方が最適です。
2.たくさんの一般キーワードを獲得したいとき
指名キーワードとは、サービスの名前や特定の商品名・社名・人名・屋号など固有名詞を含んだ検索キーワードです。
もし「トヨタ自動車」のキーワードを入力すれば、トヨタ自動車(社名)が指名キーワードに該当します。
そのあとにプリウス(商品名)のキーワードを打ち込んでも同じです。
「トヨタ自動車 プリウス」は指名キーワードになるため、リスティング広告の効果が高くなります。
これに対して一般キーワードは固有名詞を含んでいません。
前の例でいえば「ハイブリッド車」が一般的なキーワードになります。
ハイブリッド車は複数の自動車メーカーから発売されており「この車種」と指名されていません。
リスティング広告は、特定キーワードに対するコンバージョン率アップには貢献してくれますが、幅広い意味をもつ曖昧な一般キーワードに対する効果は限定的になります。
SEOは特定キーワードはもちろん、一般キーワードでの集客にも効果的です。
一般キーワードは見込みが低いキーワードですが、一般キーワードでも集客したい場合は、サイト内にそれらの内容を盛りこんだページやコンテンツを作成する方法が有効です。
リスティング広告とSEOを併用する方法
集客方法を、リスティング広告だけ・SEOだけと限定する必要はありません。
両方の良さを活かして使い分ける方法もあり、併用する方がより効率的な集客が見込めます。
リスティング広告は新商品発売時やキャンペーン期間のみに限定使用し、特定キーワードから流入してくる見込み顧客にアピールすると効率的です。
またキャンペーンやセール時以外は、コツコツとSEO対策を実施し、自社WEBページや販売ページを上位表示できるように対策します。
自社サイトが上位表示されると自然に流入するユーザーが増え、サービスや商品の認知度アップにつながるでしょう。
1.効果の測定が簡単なリスティング広告
リスティング広告では、専用管理画面から「どういったキーワードでの流入が多かったか・コンバージョン率は?」などの広告出稿効果をすぐに確認できます。
SEO対策効果を確認するには数か月単位の時間がかかる点を考えれば、かなり即効性の高い方法です。
地道なSEOを行いながら、すぐに結果がわかるリスティング広告も併用すると、自社で狙うべきキーワードを絞りこめるはずです。
2.最も適したキーワードでコンテンツを作成
リスティング広告で得られた最適なキーワードをもとに、コンテンツ内容を調整したり刷新したりもできます。
キーワードと関連性が高い高品質なコンテンツは、資産としての価値も高くSEO対策にも貢献してくれるのです。
上記のようにリスティング広告とSEO両方のメリット・デメリットを知ると、より効率的な集客が可能となります。
マーケティング戦略には短期・中期・長期の視点をもち、より効果的な集客方法を適宜選択する点が重要です。
リスティング サービスを使う前に知っておきたいリスティング広告の基礎知識⑤リスティング広告費用の相場
前述したように、Yahoo!のリスティング広告は3,000円から、Googleは1,000円から実施できます。
ただ実際に1,000円で成果をあげるのはむずかしいでしょう。
そのため現実的な広告費として、中小企業の場合は月に約5〜30万円から始めるパターンが多いようです。
出稿の効果が見えはじめたら少しずつ予算を増やし、様子をみながら調整する方法なら、いきなり多額の広告費を投じた割に効果がでないという失敗はありません。
もちろん大企業であれば月の広告費が数百万円〜数千万円と巨額になる場合もありますが、企業規模が違えば、広告に投じる予算が変わるのは自然です。
リスティング広告を出稿する前に、自社の規模に合わせて無理なく出稿する、状況をみて柔軟に調整するなどの方針を決めておくとよいでしょう。
リスティング広告の相場に関しては、出稿を考えている企業や個人事業主の予算次第になります。
もし月に5万円でリスティング広告を始める場合、アピールしたい商品やサービスをひとつに絞りこむ点が重要です。
予算が限られている状況であればあれもこれもと欲張らず、自社で一押しの商品やサービスに絞りこむと効果を確認でき、出稿の難易度を下げられるでしょう。
リスティング サービスを使う前に知っておきたいリスティング広告の基礎知識⑥リスティング広告配信のやり方・始め方
実際にリスティング広告を始めたい、と考えている企業や個人事業主の方へ、リスティング広告配信の始め方をご紹介します。
大まかな流れは以下のようになります。
1.広告アカウントを開設
2.具体的な配信条件を設定
3.広告文を作成して配信開始
では、具体的な方法を見ていきましょう。
広告アカウントを開設する
ここではGoogleアカウント開設を例にあげていますが、Yahoo!でも手順は同じです。
まずGoogle広告にアクセスし、トップページにある「今すぐ開始」をクリックします。
新しいページで会社名や店舗名、サービスの名前を入力して「次へ」をクリック、次のページで「広告をクリックすると表示されるURL」を入力します。
このページで入力するWEBページURLは、会社や商品、サービスに対してもっとも関連のあるページを厳選してください。
ここまで完了すると、パソコン画面とモバイル画面でWEBページがどのように見えるのか、確認するページが表示されます。
内容に間違いがなければ「次へ」をクリックしてください。
次の画面は「広告の目的」を問われますが、アカウント開設を目標にしている場合、ここはスキップして「エキスパートモードに切り替える」をクリックします。
エキスパートモードの「新しいキャンペーンを作成」ページに移動するとさまざまな目標選択ができますが、左下の「キャンペーンなしでアカウントを作成」をクリックしてください。
つぎのページでは支払い方法を設定します。
「ビジネス情報の確認」では請求先住所の国は「日本」を、タイムゾーンは
「(GMT+09:00)日本時間」を、通貨は「日本円(JPY)」を選択してください。
この設定は後日変更ができないため、注意しましょう。
ここまでの設定でアカウントの開設ができました。
「アカウントを確認する」ボタンをクリックすると、管理画面に移動し、配信に必要な連絡先情報・支払い設定を入力できます。
管理画面の左サイドにある「管理者」をクリックして連絡先情報を選び、メインの連絡先(名前やメールアドレス・電話番号・住所等)を入力します。
連絡先を入力したら、次は支払い設定を実行しましょう。
「お支払いの設定」画面で請求先住所の国を「日本」に設定し、アカウント種類では「個人か組織」の2種類から選べます。
アカウントの種類の下にあるクレジットカード情報や住所情報を入力して送信します。
支払方法はクレジットカード以外にもコンビニエンス支払い、Pay Easy(ペイジー)支払い、銀行振込などからも選択可能です。
配信条件を設定
アカウントを作成したら、つぎに配信条件を設定します。
管理画面を開いて「新しいキャンペーンを作成」タブをクリック、キャンペーンの目的を選びます。
この目的は「販売促進・見込み顧客の獲得・ウェブサイトのトラフィック・ブランド認知度とリーチ」などの項目から選択してください。
キャンペーンの目的の次はキャンペーンタイプを「検索・ディスプレイ・ショッピング・動画・ファインド」から選びます。
キャンペーン名を入力すると単価設定に移動するので、チェックしてください。
単価設定はコンバージョンやコンバージョン値などから選びますが詳細がわかりにくいため、迷った場合にはコンバージョンかクリック数のどちらかを設定しておきましょう。
そのあとも、ネットワークの設定やターゲットとして設定するエリア・言語設定を行います。
広告に関するローテーション・広告の開始日と終了日・広告のスケジュール・広告グループ設定・予算設定など細かい部分も指示をします。
ここまでの操作は慣れている方であれば数時間程度ですみますが、慣れていない方にとってわかりにくい部分です。
広告文を作成して配信
配信条件を設定したら、つぎは広告文を作成します。
広告文はリスティング広告のクリック率にダイレクトに影響するため、慎重に作成しなければなりません。
広告ポリシーを守り(違法な広告文はNG)、媒体ごとに使用できる記号などを確認する点は最低限守るルールです。
効果的な広告文を作成するには、キーワードを含めたうえで具体的な数字やアピールポイントを入れて作成します。
広告文を作成したら、次に広告の見出しや広告先URL、さらにサイトや商品の説明文を入力していきます。
見出しに関しても説明文と同じくリスティング広告に表示されるため、キーワードや分かりやすい数字を入れてアピールしましょう。(例:3月末まで50%オフ)
これら情報を入力して保存すれば、あとは自動的に審査に進む仕組みです。
審査は約5分〜1営業日以内に終了し、パスすればすぐに広告配信が開始されます。
リスティング サービスを利用してリスティング広告の運用を始める
株式会社リスティングサービスは、2007年8月に札幌本社営業所設立を皮切りに全国各地に営業所をもつ総合広告代理店として成長してきました。
リフティングサービスは、リスティング広告・DSPをはじめとしたインターネット広告に特化しており、映像制作やSEO対策をメインサービスに位置づけています。
リスティングサービスから営業をかけてサービスを知ってもらうアウトバウンドは利用せず、顧客から直接連絡をとってもらうインバウンドと既存顧客からの紹介だけで運用してきました。
前述で述べた通り企業や個人事業主がリスティング広告を十分に活用し運用するためには、一定の知識やノウハウが必要です。
ゼロからリスティング広告を実施し目に見える効果を出すには、専門家のアドバイスや、すでに十分な実績を残している広告代理店にまかせるのが効率的でしょう。
株式会社リスティングサービスにはリスティングの有資格者が在籍しており、専門知識をもったスタッフが直接運用を実施しています。
実際に制作したリスティング広告効果を確かめるために、上級Web解析士がアクセス解析ツール、ヒートマップなどのツールを駆使してデータを解析し広告効果を確認するのです。
開業以来レベルの高いサービスを提供し、顧客の期待に応えてきた実績があります。
現在は創業から培ってきたノウハウを元にして「売れるクリエイティブ制作」「売れるサイトづくり」を社内で体系化し、広告制作や運用はもちろん、市場調査や解析まで対応しています。
株式会社リスティングサービスでは初期費用0円のSEO対策だけではなく、映像制作にも対応可能です。
撮影から編集までリスティングサービスで対応し、完全な広告として納品します。
動画配信プラットフォーム「ULIZA」を駆使し、ライブ配信での広告配信・セミナー・講習会・社内研修・企業広報にも対応できるため、幅広いアプローチが可能です。
リスティングサービスが提供する動画配信サービスでは、豊富なノウハウをもつ熟練コンサルタントが、さまざまな角度から検証した最適なプランを提案してくれます。
デモンストレーションやトライアルも用意してあります。
熟練したスタッフが広告配信やスポーツ・WEBイベント・講習会などの内容に合わせて、オペレーションや技術支援を提供可能です。
導入後も、国内専門スタッフによるテクニカルサポートがサポートする体制ができており、安心してサービスを利用できる環境を整えています。
もしものときにスピーディーなサポートが受けられるのは、大きな安心につながるでしょう。
あらゆる角度からレスポンスの期待できる広告を提案する、それが株式会社リスティングサービスの理念です。
リスティング広告手数料はいくら?
リスティング広告運用を広告代理店に依頼すると発生するのが広告手数料です。
広告手数料とひとくくりに言ってもピンとこないものですが、具体的には以下の5つの費用が発生します。
1.初期費用
2.運用代行手数料
3.ランディングページ(LP)制作費用
4.広告運用レポート費用
5.訪問コンサルティング費用
このうち初期費用・広告運用レポート費用・訪問コンサルティング費用については、すべて運用代行手数料として請求する広告代理店もあります。
それぞれの費用・手数料の相場をチェックしてみましょう。
ここでは、広告費用100万円/月の場合で説明します。
費用項目 |
費用相場 |
初期費用 |
5万円前後 |
運用代行手数料 |
20万円前後 |
ランディングページ(LP)制作費用 |
30万円前後 |
広告運用レポート費用 |
2万円前後 |
訪問コンサルティング費用 |
3万円前後 |
合計金額 |
約50~60万円前後 |
1.初期費用
リスティング広告を始めるには、まずアカウント作成から始めます。
上記でも説明したように、リスティング広告を始めるためにはいくつもの細かい設定が必要です。
なんの知識もない方がいきなりアカウント設定を始めようとしても、どのような設定をしているのかわからなくなる、正しい設定ができているか不安になる場合もあります。
もし広告代理店に一任できれば、これらの設定は不要です。
ただし広告配信までには、アカウント作成やキーワード・キャンペーン設定・広告グループ作成・広告文作成・キーワードの選定・設定など工数がかかるため、初期費用が必要です。
広告代理店によっては初期費用を請求せず、運用代行手数料に含めるケースもあります。
初期費用の支払いについては、個別広告代理店に問い合わせるのが無難です。
2.運用代行手数料
リスティング広告の運用を広告代理店に依頼する場合、運用代行手数料は広告費の約20%が平均費用相場となっています。
もし広告費が200万円発生すれば、運用代行手数料は40万円になる計算です。
この運用代行手数料には、以下のような作業が含まれます。
・入札額の調整
・キーワード別の単価調整
・キーワード設定
・除外キーワードの設定
・広告文のA/Bテスト
・広告運用レポートの制作
・訪問コンサルティング
広告代理店によっては、広告運用レポートの制作と訪問コンサルティングをオプションとして提示するケースもあります。
サービス申し込み時にしっかり確認してください。
また広告代理店によっては、運用代行手数料の最低金額を設定しているケースもあり、約5万円が相場となっています。
・運用代行手数料の料金形態について
運用代行手数料の料金形態については、手数料料率型・手数料定額型・手数料成果報酬型の3つがあります。
それぞれの料金形態についてチェックしていきましょう。
・運用代行手数料の料金形態1 手数料料金型
広告費と連動し、運用代行手数料が変動するのが手数料料金型です。
支払う手数料が広告運用範囲なので、ほかの料金形態・特に手数料定額型と比較して運用コストが安くなる点がメリットでしょう。
ただし成果と関係なく運用代行手数料がかかる点には注意が必要です。
・運用代行手数料の料金形態2 手数料定額型
広告費をステージごとにわけ、運用代行手数料が変動する手数料形態です。
たとえば広告費が30万円なら3万円、50万円なら5万円など、広告費によって必要な手数料が決められています。
ステージごとにわけられているため、その範囲であれば多少広告費が増えても手数料が上乗せされる可能性がなく、無駄に広告費を使い切る必要がありません。
・運用代行手数料の料金形態3 手数料成果報酬型
運用成果に応じて手数料が発生する料金形態を指し、手数料は目標CPA×CV数の計算で算出されます。
成果が発生しなければ手数料を支払わなくてもよいため、リスクなしで広告配信ができる点が大きなメリットです。
ただしこのリスクは広告代理店も認識しており、その対策として成果ひとつに対して運用代行手数料が高く設定される可能性があります。
悪質な広告代理店は、架空のCVを発生させる場合があるため、信頼できる会社を選ぶことが大切です。
3.ランディングページ(LP)制作費用
ランディングページとは、リスティング広告をクリックした後に表示されるページを指し、ユーザーが最初に訪問するサービスや商品の顔となる重要なものです。
ユーザーはこのページを見て、商品やサービスを購入するかしないかを判断しているため、一番力を入れるWEBページになります。
ランディングページの制作費用にも予算があり、また目的、それに応じた発注先があるものです。
LPの目的 |
費用 |
発注先 |
納期 |
安い費用でLP制作を実施したい |
10万円前後 |
フリーランス |
約1か月 |
デザインを重視したLP制作を作成したい |
30万円前後 |
フリーランス 中小の制作会社 |
約1.5か月 |
内容のしっかりした高品質なLPを作成したい |
50~60万円前後 |
中小の制作会社 |
約2か月 |
本格的にWEBマーケティングに参加したい |
100万円前後 |
中小の制作会社 大手の制作会社 |
約3か月 |
ランディングページはただ作成すれば終わりではありません。
A/Bテスト実施や計測用のタグ設置など、公開したあとも細かい調整が必要です。
ランディングページ最適化はもちろん、リスティング広告運用もできる広告代理店に発注するとより高い成果が望めます。
4.運用レポート制作費用
運用レポートは「月別・日別・曜日別」に、アクセス数や成果などがどの程度変動したのかを記した報告書です。
広告代理店によってはオプションになっているケースがありますし、運用代行手数料に含まれているケースもあります。
オプション設定の代理店では、1回ずつレポートを作成するたびに数万円の手数料を請求する可能性もあるため、運用前にレポート作成タイミングや金額を確認しておきましょう。
5.訪問コンサルティング費用
この費用は、広告代理店の担当者が顧客の事務所などに出向き、直接現状を報告・アドバイスするものです。
目標を達成するために最適な施策の提案や、ターゲットユーザー層やキーワードを変えるなどのアドバイスを実施します。
感染症対策で、リモートで対応する広告代理店も増えているようです。
この訪問コンサルティング費用は運用代行手数料に含まれているケースが多いのですが、なかにはオプション設定している代理店もいるので注意してください。
オプションとして設定されていると、後日コンサルタント費用として数万円単位の請求書が届くこともあります。
トラブルの種にならないよう契約前に料金体系をしっかり確認し、とくにオプション料金には気をつけてください。
リスティング サービスの選び方ー予算で絞る場合
リスティング広告を選ぶときに、予算で広告代理店を選べます。
広告代理店にもそれぞれ規模があり、広告費によって代理店を使い分けると、より満足できる成果が得られる可能性があるでしょう。
広告代理店の規模 |
月額予算規模 |
広告代理店の特徴 |
大手 |
1,000万円以上 |
・豊富な経験をもつ人材がいる ・成功例が多くその蓄積がある ・媒体先から優遇措置が多い ・社内インフラや教育システムがしっかりしている |
中堅 |
100~1,000万円未満 |
・大手に比べると小回りが効きフットワークが軽い ・1,000万円規模なら重要クライアントになるた め、力を入れて対応してくれる ・チーム力が期待できる |
中小 |
30~100万円未満 |
・担当者の得意・不得意がでる ・会社によって当たり外れがある ・優秀なスタッフをかかえた新規スタートアップ代理店なら、少額で満足できる結果が得られる可能性 |
1.月額予算が1,000万円以上の場合
月額予算が1,000万円を超えると、大手広告代理店を選べますし、中堅広告代理店も含めて企画書や見積もりをもらうと最適な代理店を選べます。
従来からある媒体では大手広告代理店といえば博報堂や電通の名前が上がりますが、インターネット媒体ではサイバーエージェントや電通デジタルが大手広告代理店の候補です。
2.月額予算が1,000万円前後の場合
大手広告代理店は、広告費が3,000万円以上を支払わないとまともに取り合ってくれません。
広告費予算が1,000万円前後の場合、中堅広告代理店にお願いするのが無難です。
中堅広告代理店であれば1,000万円前後の広告費が出せるクライアントは重視してもらえますし、優秀な担当者をつけてくれる可能性が高くなります。
3.月額予算が50~数百万円の場合
月額予算が50〜数百万円の場合、中堅広告代理店のほかに中小広告代理店も含めて検討するのが適しています。
中小広告代理店であってもスタッフが大手広告代理店などでスキルを磨き、効果的な施策を実行してくれるケースもあるようです。
4.月額予算が20~50万円以内の場合
月額予算が20〜50万円になると、中小広告代理店を選ぶのがよいでしょう。
中小広告代理店は得意・不得意があるため、どの代理店に依頼するか事前のリサーチが必要です。
広告代理店の実績もチェックし、担当者の知識や経験なども見極めましょう。
5.月額予算が10万円以下の場合
月額予算が10万円以下になると中小広告代理店にお願いするのではなく、自社で直接施策する方法をおすすめします。
リスティング広告を出稿する場合はGoogle広告のアカウント開設から始めなければならずややこしい部分も多いかもしれません。
ただWEBマーケティングを学ぶ意味でも、試行錯誤しながら進めていくケースは素晴らしい経験になるでしょう。
会社ではなく個人事業主(フリーランス)なら少額から請け負ってくれるケースもあります。
なにもわからいところから始める場合は、フリーランスの方に運用をお願いする・ランディングページの作成だけお願いするなど、部分的な依頼も効果的です。
リスティング サービスの選び方リスティング サービスを選ぶポイント
リスティング広告を広告代理店に依頼する場合、まずは広告予算から大手広告代理店や中堅・中小など代理店の規模を決めましょう。
そして次に以下の点をチェックすることをおすすめします。
1.業界での実績があるかどうか
広告主の業界で、成功事例があるかどうかを確認します。
業界ごとにサービスや商品のアピール方法が変わるため、あらかじめ自社の業界でどれだけ実績があるか、具体的な成功事例はあるかをチェックしておきましょう。
2.運用体制の確認
リスティング広告の運用体制は、事前にしっかり確認するべきです。
運用専門の担当者がいるかどうか、運用担当チームの人数、その役割などを確認しておきましょう。
営業担当者が運用担当を兼任している場合もありますが、これは良くありません。
運用ノウハウは俗人化しやすいため、複数のメンバーで運用している方がリスク管理の面からも安心です。
3.報告頻度
リスティング広告の成果を確認するためにも、広告代理店からの報告は必須です。
大事なのはその頻度ですが、月1回の報告では十分ではありません。
週1回以上の報告ができるかどうか、またその費用に関してもオプションなのかどうかを確認してください。
4.運用担当者の知識や実績
広告代理店の実績はもちろん、運用担当者の知識や実績があるかどうかを確認しましょう。
担当者がリスティング有資格者である、上級WEB解析解析士などの資格があるなど知識があるかどうかは資格の有無を参考にしましょう。
担当者のキャリアや実績を見せてもらい、信頼できる人物かどうか判断してください。
5.営業担当者とのやり取りはスムーズか?
広告代理店の窓口となる営業担当者と、スムーズにやりとりができるかどうかも重要です。
ほかにも営業担当者のレスポンスが悪い・広告主の要望に応えてくれない・後ろ向きな発言が多いなど、やりにくさを感じたら避けた方がよいかもしれません。
6.成果のでるコンサルティングをしてくれるか
マニュアル通りのコンサルティングではなく、中長期的な視点から戦略的なコンサルティングを実施してくれるかどうかも重要です。
CV(コストパークリック)やCPA(コストパーアクション)の結果を報告するだけで終わりではなく、売り上げにつながる施策や改善策を提示してくれるかどうかチェックしてください。
7.契約期間の選定・変更
広告代理店との契約期間は、約半年〜1年間が多い傾向です。
ただはじめて広告代理店にリスティング広告をお願いするときは、契約期間を短めにする方が無難かもしれません。
契約期間を営業担当者と変更できるよう、事前に打ち合わせができる代理店かどうかを確認しておきましょう。
8.リピート率の確認
過去に1度以上商品やサービスを購入してくれた顧客がどれだけリピートしてくれたのかを確認し、リピート率のデータがある広告代理店を選びましょう。
成果に関する客観的なデータが揃った広告代理店なら安心です。
客観的な自社データの把握ができていない、成果の確認ができない会社は避けておいた方が無難です。
9.担当者のかかえる案件数
担当者が1人で多数の案件をかかえていると、丁寧でスピーディーな対応は望めません。
忙しすぎてメールや電話の返事が遅れる、納期に間に合わない、成果がでないなどの弊害が発生します。
契約を結ぶ前に、担当者のかかえる案件数を確認できれば安心です。
広告代理店のなかには担当者がもつパフォーマンスを保つために、1人10件以上の案件を割り当てない会社もあります。
10.広告アカウントの共有が可能かどうか
広告代理店は運用ノウハウの流出を恐れて、実際に運用しているクライアントの広告アカウントを非公開にする場合があります。
ただ実績があり実力のある広告代理店は、運用ノウハウの流出をあまり気にしない傾向です。
広告アカウントをクライアントと共有する広告代理店は、運用ノウハウをしっかり公開する会社であり実力と信頼のある会社であると言えます。
11.広告アカウントの移行ができるか
運用している広告代理店で思うような結果が出ない場合、ほかの広告代理店に運用を依頼したり、自社運用するケースもあるでしょう。
その場合、代理店によってはアカウント移行にOKを出さないケースもあります。
アカウント移行ができなければ、アカウントに蓄積したデータが利用できず大きな損失を抱えてしまうでしょう。
契約を結ぶ前に、アカウント移行ができるかどうかの確認をおすすめします。
12.料金が明瞭かどうか
広告代理店と契約を結ぶ前に、料金について確認しておく点が大切です。
広告運用レポート費用・訪問コンサルティング費用・初期費用がオプション設定されているケースもあります。
運用代行手数料の範囲を確認し、追加料金が発生しないよう契約前に内容をしっかりチェックすることをおすすめします。
13.ショッピング広告などほかの媒体も運用していること
リスティング広告だけではなく、SNS運用やショッピング広告などほかの媒体も運用している広告代理店は有利です。
もし他の媒体の方が効果があると判明した場合、リスティング広告しか運用できない会社では融通が効きません。
リスティング広告以外にどのような広告媒体で運用できるのか、契約前にチェックしておきましょう。
14.自社メディアやSNSをもっているかどうか
広告代理店が自社メディアをもち、実際に運用しているかどうかチェックしてみましょう。
WEBページの内容をみれば、広告代理店のレベルが見えてきます。
インスタグラムやX(旧ツイッター)のアカウントで、どのようなSNS戦略を展開しているかも重要です。
15.認定代理店かどうか?
GoogleやYahoo!の広告媒体では、認定代理店制度があります。
認定代理店になるためには代理店専門分野認定の資格認定が必要ですし、運用実績や費用実績も必要です。
大手広告代理店ではこれらの実績をクリアするハードルは低いのですが、中小となるとかなり大変です。
認定代理店は広告媒体での広告運用に精通しており、運用のための正しい知識や実績がある証拠になります。
まとめ
リスティング広告の基礎知識からメリット・デメリット、アカウント開設・運用方法、適切な広告代理店の選び方まで幅広く紹介しました。
リスティング広告はユーザーの潜在的ニーズがキーワードとして顕在化されており、効果的な運用が可能です。
自社にとって最適な運用方法を選択し、目的にあった施策を実施しましょう。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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