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2022.12.16

2024.10.7

Facebook広告は効果が無い!? 効果が出ないときのチェックポイントや費用対効果を高める秘訣を解説

Facebook広告は効果が無い!? 効果が出ないときのチェックポイントや費用対効果を高める秘訣を解説

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Facebook広告はあらゆるSNS広告の中でもターゲティング精度に優れており、比較的成果を出しやすい広告です。

操作方法も難しくはありませんが、その一方でFacebook広告ならではの用語や設定に戸惑い、うまく活用できていないケースもあるでしょう。

そのため、中には「Facebook広告は難しい」「Facebook広告は効果がない」とネガティブな印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

しかし、ポイントを押さえて適切に設定すれば、初めてFacebook広告を運用する場合でも成果を出すことは可能です。

本記事では、Facebook広告の概要や成果が出なくなってしまう原因、効果が出ない時のチェックポイントと改善ポイントを紹介します。

Facebook広告を始めようか悩んでいる方は必見です。


1.Facebook広告とは?

 

最初に、Facebook広告の概要を紹介します。Facebook広告とはMeta(旧Facebook)が提供するSNS広告で、冒頭でも紹介した通りターゲティング精度に優れていることが特徴です。Facebookは基本的に実名登録のSNSで、性別や年齢、職業、家族構成などのデモグラフィック情報も登録します。そのため、他のSNS広告よりもターゲティングしやすいと言われています。Facebookの月間アクティブユーザーは約2,500万人程度と他のSNSと比べると若干少ないですが、適切なターゲティング設定を行えば十分な成果を出すことが見込まれるでしょう。

 

また、Facebook広告の管理画面からはFacebookやInstagramなどMetaが運営するSNSそれぞれに広告配信できることもポイントです。広告フォーマットは静止画や動画など豊富に用意されているので、あらゆるビジネス・商材・サービスを訴求できます。

 

Facebook広告の費用は、クリック課金とインプレッション課金の2種類です。クリック課金は1回のクリックごとに費用が発生する方式で、CPC(Cost Per Click|クリック単価)は100円から200円前後が一般的と言われています。一方、インプレッション課金とは広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する方式で、CPM(Cost Per Mille|1,000回表示されるごとの単価)は100円から500円までが相場です。どちらの場合も予算が少なすぎると最適化が図れないので、月の予算は10万円程度を見込んでおくことをオススメします。

 

 

2.Facebook広告は効果が出ない?

 

先ほど紹介したように、Facebook広告は優れた特徴を持つSNS広告です。導入している企業も多く、Facebook広告の運用を代行してくれる広告代理店も存在しています。

 

それにもかかわらず「Facebook広告は効果がない」という評判も一定数存在することも事実です。しかし、「効果が出ない」と言っているほとんど全てのケースで、広告運用担当者が典型的なミスを犯しています。そのため、「Facebook広告は効果が出ない」のではなく、「Facebook広告は適切な設定をしないと効果が出ない」と言えるでしょう。(これは他のSNS広告やGoogle広告、Yahoo!広告においても同様です。)

 

Facebook広告で効果を出すための施策についてはこちらの記事も合わせて確認してみましょう。

参照:Facebook広告が効果が高い理由とは?効果測定方法や運用のポイントまで徹底解説!

 

3.Facebook効果が出ないときのチェックポイント

 

ここからは、Facebook広告の効果が出ないときに確認するべきチェックポイントを紹介します。

 

まず、「Facebook広告の効果が出ない」と言われる場合、原因は次の2つに大別できます。

 

  • 広告の配信量が思ったように伸びない
  • コンバージョンが増えない

 

この2つのうち、どちらが原因でFacebook広告からの成果が出ていないと感じているか見極めましょう。ここからは、それぞれのケースで場合分けしながら考えます。

 

広告の配信量が思ったように伸びない原因は、次の2つのどちらか、または両方であるケースが多いです。

 

  • 関連度スコアが低い
  • 予算配分が適切でない

 

一方、コミュニケーションが増えない原因は、次の5つが複合的に絡んでいることが考えられます。

 

  • ターゲットを絞りすぎている
  • フリークエンシーが高くなっている
  • クリック率が低すぎる
  • 遷移先のLP(ランディングページ)の構成に問題がある
  • コンバージョンポイントが適切ではない

 

ここからは、それぞれの項目を具体的に解説していきます。

 

 

3-1.Facebook効果が出ないときのチェックポイント1.広告の配信量

 

広告の配信量が思ったように伸びない場合は、関連度スコアまたは予算配分を見直してください。

 

 

3-1-1.関連度スコア

 

関連度スコアとはターゲット(Facebook広告の設定上はオーディエンス)からの反応(ポジティブな反応、ネガティブな反応の両方を含みます)を予想した数値で、10が最高評価、1が最低評価です。

 

ポジティブな反応が多く期待できる場合は関連度スコアが高くなり、反対にネガティブな予測が多ければ関連度スコアは低くなります。ポジティブな反応の定義は広告によって異なりますが、一般的にはコンバージョン数や動画再生回数が多く見込めれば関連度スコアは高くなると考えて良いでしょう。

 

Facebook広告の配信システムは、関心を持ってもらえそうな広告(ポジティブな反応を示してくれそうな広告)を関心を持ってくれそうな人に配信するアルゴリズムです。そのため、関連度スコアが高ければ高いほど、Facebook広告で配信されやすい広告と言えます。広告の配信量が思ったように伸びない場合は、関連度スコアの数値が低くなっていないか確認してみてください。

 

 

3-1-2.予算配分

 

Facebook広告を運用する際は、予算配分も重要です。Facebook広告を始めとしたSNS広告では、媒体側でも最適化を図ってくれます。ただし、最適化するためには広告が一定数以上配信されなければなりません。

 

そのような中、月額予算が多くないにもかかわらず配信する広告キャンペーンや広告セットを増やしすぎると予算が分散され、一つひとつの広告の配信数が少なくなります。つまり、最適化が進まない状態になるのです。

 

広告予算が月に50,000円程度の場合は予算を分散させず、1つのキャンペーン、必要最小限の広告セットに集中した方が良いでしょう。

 

 

3-2.Facebook効果が出ないときのチェックポイント2.コンバージョンが増えない場合

 

Facebook広告からのコンバージョンが増えない場合は、複数の要因が絡み合っている場合が多いです。これから紹介する内容を1つずつチェックし、順番に対処していきましょう。

 

 

3-2-1.ターゲットを絞りすぎていないか

 

Facebook広告は精密なターゲティングができることが特徴ですが、ターゲットを絞り込み過ぎる設定は逆効果です。人の手でターゲットを絞り込む場合、先入観や思い込みが介在します。そのため、あまりにもターゲティングを意識しすぎると本来は配信するべきターゲットを切り捨ててしまうことも多いです。(潜在層に全くアプローチできなくなります。)

 

ターゲティング設定をする時はFacebookの管理画面でもオーディエンスの幅を確認できますので、潜在リーチ数が適切な範囲に収まるようにしましょう。

 

 

3-2-2.フリークエンシーが高くないか

 

フリークエンシーが高くなっている場合も、コンバージョンが取りにくいです。フリークエンシーとは「頻度」という英単語が示す通り、1人のユーザーが同じ広告に何回接触したかを表す指標です。

 

フリークエンシーが高いと、ユーザー心理としては「またこの広告が表示されている」「興味がないのに何回も表示されている」とネガティブな印象を持ちます。そのため、配信するクリエイティブは定期的に刷新しましょう。

 

 

3-2-3.クリック率は低くないか

 

配信している広告のクリック率が低すぎる場合も、コンバージョンは伸びません。Facebook広告では、コンバージョンを取るまでに次のようなステップを踏みます。

 

  1. ユーザーが広告をクリック
  2. 遷移先LPをユーザーが読む
  3. コンバージョン(購入やお問い合わせ)

 

つまり、クリック率が低すぎると、コンバージョンへの入口が狭くなってしまうのです。商材やサービスにもよりますが、クリックが1%を切るような場合はクリエイティブの見直しを検討しましょう。

 

 

3-2-4.ランディングページの構成は適切か

 

Facebook広告はクリックされて終わりではありません。遷移先LPに来たユーザーに適切に情報を伝えられなければ、コンバージョンを獲得することは難しいです。

 

LPの構成を考えたことがない場合は、まずは次の3つの情報が掲載されているか確認してみてください。

 

  • ファーストビューで最も重要な情報を伝えているか
  • メリットではなくベネフィットを伝えているか
  • 商材・サービスを信頼してもらう情報を伝えているか(口コミや表彰実績など)

 

また、LP内のCTA(Call To Action|行動を促すポイント)が分かりにくい場合もあります。購入ボタンや資料請求ボタンが分かりやすい位置にあるか、ユーザー目線でチェックしてみましょう。

 

 

3-2-5.コンバージョンポイントは適切か

 

コンバージョンポイントが適切でない場合にも、コンバージョン数が伸びていないように感じます。

 

コンバージョンポイントとは、どのようなユーザー行動をコンバージョンとみなすか、ということです。例えば、BtoB向けの商材や高額なサービスなどは、広告を見ていきなり購入することはほとんどないでしょう。このような場合にコンバージョンポイントを「購入」としておくと、コンバージョン数が伸びずに広告最適化も進みません。

 

購入までのハードルが高い場合は「資料請求」「電話お問い合わせ」をコンバージョンポイントとするなど、成約点を下げてみてください。

 

 

4.Facebook広告の効果を改善するポイント

 

 

最後に、Facebook広告の効果を改善するポイントを紹介します。Facebook広告初心者が特に意識した方が良いポイントは、次の5項目です。

 

  • Facebookピクセル(Metaピクセル)を設定する
  • 類似・リターゲティング配信を積極的に活用する
  • クリエイティブは複数サイズ用意する
  • クリエイティブの差し替え頻度を高める
  • 機械学習の邪魔をしない

 

1つずつ解説していきます。

 

 

4-1.Facebook広告の効果を改善するポイント1.ピクセルを設定する

 

Facebook広告で明確にコンバージョンを計測するために、Facebookピクセル(Metaピクセル)は必ず設定しましょう。

 

Facebookピクセルとは、広告経由のコンバージョンをトラッキングするためのタグです。Facebookピクセルを設置しておけばコンバージョンしたユーザーの特徴やサイト内行動をFacebookが把握できるため、ターゲティング精度がより高まります。

 

FacebookピクセルはFacebookビジネスマネージャの「ビジネス設定」から「データソース」にアクセスすると発行できます。設置はWebサイトに直接埋め込む方法とGoogleタグマネージャーを使う方法がありますので、Web担当者にどちらが良いか聞いてみてください。

 

 

4-2.Facebook広告の効果を改善するポイント2.類似・リターゲティング配信を積極的に活用する

 

Facebook広告には、次の3種類のオーディエンス設定があります。

 

項目

特徴

コアオーディエンス

デモグラフィック情報や興味関心・デバイス・アプリの利用状況で設定するオーディエンス(Facebook広告の基本となるオーディエンス)

類似オーディエンス

優良顧客と共通の興味・関心を持つユーザーにリーチするオーディエンス

カスタムオーディエンス

オンラインまたはオフラインで自社にまつわるアクションを実行したユーザーに再リーチするオーディエンス

 

類似オーディエンスを使えば、コンバージョンにつながりやすい特徴をもったユーザーにアプローチできます。また、カスタムオーディエンスを使えば、オンライン・オフラインで自社に対して何かしらの行動をとったユーザーにアプローチが可能です。これらの類似・リターゲティング配信は積極的に活用していきましょう。

 

リターゲティングの設定について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

参照:Facebook広告のリターゲティングとは?メリットや設定方法、配信する際の注意点を徹底解説!

 

4-3.Facebook広告の効果を改善するポイント3.多数サイズのクリエイティブを用意する

 

Facebook広告にはいくつかの広告フォーマットがありますが、それぞれのフォーマットに適したサイズのクリエイティブを使うことが重要です。

 

基本的には「縦形」「横型」「正方形」の3種類を用意しておけば汎用的に対応できます。なお、縦型クリエイティブの縦横比は「4:5」「9:16」の2種類、横型クリエイティブの縦横比は「1.91:1」「16:9」の2種類です。

 

クリエイティブの画像サイズなどを詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

参照:【2024年最新版】Facebook広告の概要、画像サイズや文字数を解説

 

4-4.Facebook広告の効果を改善するポイント4.クリエイティブの差し替え頻度を高める

 

フリークエンシーの項目でも紹介した通り、Facebook広告のクリエイティブは定期的に差し替えましょう。具体的には、長くて2週間〜3週間、可能であれば1週間に1回はクリエイティブの状態を確認してください。定期的に確認する中でフリークエンシーが高くなっていたり明らかにクリック率が下がったりしている場合は、新しいクリエイティブを入稿しましょう。

 

 

4-5.Facebook広告の効果を改善するポイント5.機械学習の邪魔をしない

 

最後に最も重要なポイントとして、機械学習の邪魔をしないことが挙げられます。

 

Facebook広告は媒体側としても配信効果の最適化を図っています。そのような中、人の手で設定がコロコロ変えられてしまうと機械学習が進まず、いつまで経っても最適化されません。広告を設定したら、最低でも1週間は様子を見るようにしてください。

 

 

5.まとめ

 

Facebook広告は難しい印象だったり効果が出ないイメージがあったりしたかもしれません。しかし、この記事で紹介した内容を守れば、初心者でも効果を出せます。これからFacebook広告の配信を考えている方は、ぜひこのページを繰り返し読んで参考にしてみてください。

Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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