2024.9.26
【2024年最新】Facebook広告(Meta広告)の最適な画像サイズは?テキストの作成ポイントもわかりやすく解説
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Facebook広告(Meta広告)の出稿を検討している方の中には、どのくらいのサイズの画像を作れば良いかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
Facebook広告(Meta広告)では、配信に使用する画像サイズを広告フォーマットによって使い分ける必要があります。
広告用のクリエイティブを作る際は、どのフォーマットで配信するかを決め、適合したサイズの画像を作らなければなりません。
本記事では、Facebook広告の概要や画像サイズを解説します。
これからFacebook広告(Meta広告)を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Facebook広告(Meta広告)の5つ配置
この記事では、画像サイズやアスペクト比について解説しますが、まずは各広告がFacebookのどの部分に表示されるのか、つまり「配置」を理解することが大切です。
では、Facebook広告の5つの配置について見ていきましょう。
- Facebookフィード
- Facebookインストリーム動画
- Facebook右側広告枠
- Facebook Marketplace
- Facebook上の検索結果
それぞれについて詳しく解説していきます。
①Facebookフィード
Facebookの中央に表示されるフィードは、友達やグループ、ページ、広告主の最新の投稿が表示される場所です。
広告も他の投稿に似た形式で表示されるため、自然にユーザーの目に留まりやすく、ブランドの認知度を高めるのに効果的です。
②Facebookインストリーム動画
インストリーム動画とは、ユーザーが視聴している動画の開始前や途中で流れる動画広告で、YouTubeでも利用されている形式です。
Facebookのインストリーム動画広告では、5秒から10分までの動画を使用することができます。
動画を使ってメッセージを伝えられるため、商品PRやアプリの宣伝に効果的です。
③Facebook右側広告枠
「右側広告枠」は、デスクトップで表示される際に画面の右側に配置される広告スペースです。
画面をスクロールしても表示され続けるため、視覚に入りやすいのが特徴です。
キャンペーンやお得な情報を配信する際に効果的です。
④Facebook Marketplace
「Facebook Marketplace」はFacebookのストア機能で、主婦などのショッピングに積極的なユーザーにリーチする際に効果的です。
⑤Facebook上の検索結果
ユーザーがFacebookで検索を行った際に、検索結果の上部や目立つ位置に表示される広告配置です。
特定の商品やサービスの販売促進に効果的です。
Facebook広告(Meta広告)の画像サイズ3種類
Facebook広告の画像は、大きく分けると以下の3種類です。
- 縦長型
- 横型
- 正方形型
それぞれの形で画像サイズやアスペクト比(長辺と短辺の比率)が指定されているので、ご紹介します。
①縦長型
画像引用元:アスペクト比のベストプラクティス
まずは、縦型の画像からご紹介します。縦型の画像は「4:5」「9:16」の2種類です。
アスペクト比が「4:5」の縦型画像は、次の配信面で推奨されています。
ストーリーズのように、スマホ画面いっぱいに広がることが特徴のサイズなので、クリエイティブ制作の際には画面全体で情報を訴求することを意識しましょう。
- Facebookフィード
ただし、広告にリンクが含まれる場合、アスペクト比「4:5」の画像は使用できません。
- Facebookストーリーズ
- Instagramストーリーズ
- Instagram発見タブ
- Audience Network ネイティブ・バナー・インタースティシャル
アスペクト比が「9:16」(1080×1920px)の縦型画像は、次の配信面で推奨されています。
②横型
画像引用元:アスペクト比のベストプラクティス
横型の画像は、「1.91:1」「16:9」の2種類です。
アスペクト比が「1.91:1」(1200×628px)の横型画像は、次の配信面で推奨されています。
- Facebookフィード
- Facebookインスタント記事
- Facebookインストリーム動画
- Facebook上の検索結果
横型で配信される広告では、基本的に「1.91:1」のアスペクト比を使うことになり、さらにGoogleやYahoo!のレスポンシブディスプレイ広告にも横展開できるサイズです。
クリエイティブ制作の際は必ず作っておきましょう。
アスペクト比が「16:9」(1920×1080px)の横型画像は、現在のFacebook広告では推奨されているフォーマットがありません。
「Facebookインストリーム動画」や「Facebookインスタント記事」など、「1.91:1」の横型画像が推奨されている広告で、補助的に使用するのがおすすめです。
③正方形型
画像引用元:アスペクト比のベストプラクティス
正方形型の画像は、アスペクト比「1:1」の1種類のみです。
1:1(1080×1080px)の正方形型の画像は、次の配信面で推奨されています。
- Facebookフィード
- Facebook右側広告枠
- Facebookインスタント記事
- Facebookインストリーム動画
- Facebook Marketplace
- Facebook上の検索結果
- Instagramフィード
正方形型の画像は幅広いフォーマットで推奨されています。
広告クリエイティブを作成する際は、正方形の画像は必ず制作しておきましょう。
フォーマット別のFacebook広告(Meta広告)の最適な画像サイズ
次に、広告フォーマット別に定められた画像サイズをご紹介します。
Facebook広告には、以下の5つのフォーマットがあります。
次に、広告フォーマット別に定められた画像サイズをご紹介します。
Facebook広告には、以下の5つのフォーマットがあります。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- スライドショー広告
それぞれ得意としているターゲットや訴求しやすい内容が異なるので、広告配信の目的に合わせて使い分けが重要となります。
それぞれについて詳しく解説していきます。
①画像広告
画像引用元:Meta公式 「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
画像広告は、Facebook・Instagramで配信される全ての広告の基本となるフォーマットです。
使用するクリエイティブのアスペクト比は「9:16〜16:9」と定められています。
画像ファイルはjpgかpngのどちらかで、解像度に制限はありません。
ただし、リンクが含まれる広告の場合は、アスペクト比が「1.91:1」で、解像度が「1200×628px」以上の画像を使用する必要があります。
②動画広告
画像引用元:Meta公式 「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
動画広告は、画面上に広告が表示されると、動画が自動的に再生されます。
動画広告のアスペクト比も、画像広告同様に「9:16〜16:9」と定められており、解像度の上限はありません。
ファイルサイズは最大4GBまでで、動画の長さは最短1秒、最大が240分です。
動画の長さは、ターゲットにリーチさせたいタイミングによって変えるのが望ましいでしょう。
例えば、通勤中にFacebookを確認した際にリーチさせたいBtoB系の商材なら短めの動画、家でリラックスしている際にリーチさせたいBtoC系の商材なら長めの動画など、使い分けが重要です。
Facebooの動画広告を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【2024年最新】Facebook動画広告の制作方法と配信方法|完全ガイド
③カルーセル広告
画像引用元:Meta公式 「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
カルーセル広告は、1つの広告で最大10件の画像や動画を表示できる広告です。
広告遷移先のリンクURLは、それぞれの画像や動画で別々に設定できるため、複数の商品をアピールしたい場合に向いています。
各クリエイティブのパフォーマンスに基づいて、カルーセル画像の順番を最適化してくれる機能もあるので、複数のクリエイティブの効果を検証したい場合にも使えます。
カルーセル広告に使用する画像のアスペクト比は「1:1」(Instagramストーリーズの場合は縦型「9:16」)のみです。
画像ファイルは画像広告同様にjpgかpngのどちらかで、容量は最大30MBまで、解像度は「1080×1080以上」(Instagramストーリーズの場合は「1080×920以上」)のものを使用します。
また、カルーセル広告に使う動画は、動画広告と同様にファイルサイズは最大4GBまで、動画の長さは最短1秒、最大が240分です。
Facebookのカルーセル広告を詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:Facebook カルーセル広告とは?設定方法やメリット、効果的な活用ポイントを分かりやすく徹底解説!
④コレクション広告
画像引用元:Meta公式 「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
コレクション広告は、製品やサービスをユーザーに閲覧してもらい、購入を促せるフォーマットです。
メインビジュアル1枚と、その下に関連画像を4枚以上並べた構図で配信されます。これらの画像をタップすると、フルスクリーンで表示されます。
フルスクリーン表示される広告フォーマットは、「インスタントエクスペリエンス」と呼ばれるもので、ブランドや商品、サービス内容を視覚的に訴えることが可能です。
インスタントエクスペリエンス内で画像をスワイプしたり動画を見たりできたりするので、シームレスに情報を届けられます。
使用する画像サイズは、インスタントエクスペリエンスで表示したいクリエイティブによって変えるのがおすすめです。
各パターンで画像の推奨サイズが異なります。
- 画面横幅サイズでリンクできる画像を表示させたい場合は、横幅1080ピクセルの画像
- タップして拡大できる画像の場合は、高さ1080ピクセル以上の画像
- 傾けたら次の画像を見られる画像の場合は、高さ1920ピクセル以上の画像
⑤スライドショー広告
画像引用元:Meta公式
スライドショー広告は、動画広告のような動きや音、テキストで訴求できる広告です。
ユーザーの利用デバイスや接続状況によらずスムーズに表示できるのが特徴で、広告内でストーリーを伝えたい場合に向いています。
クリエイティブ制作費用は動画広告よりも安価なため、普通の画像広告から1歩進んだクリエイティブでユーザーにアプローチしたい場合は、スライドショー広告を選ぶと良いでしょう。
使用する画像のアスペクト比は「16:9」「1:1」「2:3」のいずれかで、解像度は「1280×720」以上が推奨されています。動画を利用する場合のファイル形式はMOVまたはMP4で、長さは15秒以内です。
画像作成時の注意すべきポイント3選
それぞれの広告フォーマットの特徴や画像サイズが分かったところで、注意すべきポイントをご紹介します。
広告配信する際は、以下の3つのポイントを忘れずにチェックしましょう。
- 対応したファイル形式を使用する
- プレビュー画面で確認
- Facebookポリシーに従う
それぞれについて詳しく解説していきます。
①対応したファイル形式を使用する
Facebook広告のクリエイティブで利用できるファイル形式は「JPG」と「PNG」です。
画像編集用の「AI」や「PSD」などは使えないので、デザイナーから納品されたデータ形式は必ず確認しましょう。
動画クリエイティブの場合、ファイル形式は「MP4」「MOV」です。
「GIF」も利用可能なので、クリエイティブに動きを出したい時に利用するのがおすすめです。
②プレビュー画面で確認
広告を入稿したら、プレビュー画面で必ず確認しましょう。
遷移先のURLが間違っていないか、スマートフォンで見たときに画像が見切れていないか、配信する広告フォーマットに適した画像サイズになっているかなど、公開前にチェックしましょう。
③Facebookポリシーに従う
クリエイティブ制作の段階から、Facebookポリシーを順守しているか注意しましょう。
Facebook広告では、たばこ・成人向けコンテンツ・マルチ商法などが禁止コンテンツに指定されています。これらのポリシーに抵触していると、広告配信が承認されません。
ポリシー違反になりうる情報が入っていないか、入稿前にチェックしましょう。
Facebook広告のポリシーについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【2024年最新版】Facebook広告ポリシー違反の理由と対処法
広告内テキストの作成ポイント3選
次は、広告クリエイティブを作成する際のポイントをご紹介します。
広告で生み出す成果を最大限に高めるために、以下の3つのポイントは必ず押さえておきましょう。
- メインテキストは最大でも3行目までに
- 強い訴求ポイントを左側に
- テキストや画像のテストを行う
それぞれについて詳しく解説していきます。
①メインテキストは最大でも3行目までに
メインテキストは、最大でも3行目までに収まるようにしましょう。広告配信すると、3行目以降は省略されてしまいます。
そのため、訴求したい内容は全て3行以内で伝えられるようにまとめるのが重要です。
②強い訴求ポイントを左側に
強い訴求ポイントを左側に設置するようにします。
ユーザーの目線は左上から右上に移動していくため、最も伝えたい内容やメインキーワードは、なるべく左側に寄せる工夫をすると良いでしょう。
これはFacebook広告に限らないで使えるテクニックなので、他の媒体に広告出稿する際にも活用してみてください。
③テキストや画像のテストを行う
広告クリエイティブのテキストや画像は、必ずテストを行いましょう。
広告を運用する際には、複数のクリエイティブを作成し、どれが最も効果が出やすいかの検証が重要です。
Facebook広告では、1つのキャンペーンに複数の広告セットを設定でき、さらに1つの広告セット内に複数の広告を設定できます。
ターゲティングや予算設定は広告セットごとに行うため、予算内で同じターゲティング設定でテストできます。
また、テキストと画像の組み合わせを変えるだけで、クリック率が改善する場合もあります。
そのため、さまざまな組み合わせで配信するのもポイントです。
まとめ
Facebook広告(Meta広告)の画像サイズの概要や注意点、効果を出すためのポイントをご紹介してきました。
まず、Facebook広告はターゲティング精度の質が高いSNS広告です。
さらに、Instagram、Messenger、Audience Networkに横展開が可能です。
このようにFacebook広告は、ユーザーへアプローチしやすく汎用性が高いので、SNS広告への出稿を検討している企業がまず出稿しておきたい媒体です。
出稿する際の画像クリエイティブには、大きく分けて「横型」「縦型」「正方形」の3つの種類があります。
この中で、「横型のアスペクト比1.91:1」「正方形のアスペクト比1:1」の画像は、推奨されている広告フォーマットが多く、他媒体への広告出稿でも使用できるなど汎用性が高いため、必ず制作しておきましょう。
また、Instagramでの横展開も視野に入れているのであれば、ストーリーに配信できる「縦型のアスペクト比9:16」も制作しておくと良いでしょう。
Facebook広告には5つの広告フォーマットがあり、それぞれで使用できる画像サイズが異なります。
フォーマットごとに得意分野があるので、自社の目的に沿ったものを選ぶのがポイントです。
広告クリエイティブを作成する際は、Facebook広告のポリシーに準拠したものを作りましょう。
また、配信前にプレビュー画面で見え方を確認することも忘れてはいけません。
メインテキストを3行以内に収め、訴求ポイントを左側に設置すれば、広告運用を開始する際に必要なポイントは全て押さえることができるでしょう。
Facebook広告では、ビジュアルで訴求できる画像クリエイティブが特に重要なので、この記事でご紹介したポイントを参考に効果的な画像を作成してください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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