2024.4.15
2024.12.7
【2024年最新版】Facebook広告ポリシー違反の理由と対処法
サービスを詳しく知りたい方はこちら
「Facebook広告の審査が通らなくて困っている」
「Facebook広告が配信停止した原因と解決策を知りたい」
上記のような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
本記事では、Facebook広告運用歴3年の弊社編集部が、Facebook広告ポリシーの概要やよくある違反の理由、対処法などについて解説します。
Facebook広告初心者の方にもわかりやすく解説しているので、是非ご覧ください。
また、弊社GMSコンサルティングでは、Facebook広告の運用に関するご質問やご相談を承っております。詳しくはこちらよりお問合せください。
Facebook広告ポリシー違反とは?
Facebook広告には、SNSユーザーが不快に感じる広告を制限するための規約があります。
規約には主に禁止されている事項と、制限されている事項の2種類があり、それぞれ違反するとFacebook広告の使用に規制がかかってしまうので注意が必要です。
ここではポリシー違反に関して特に重要な事項をまとめています。
チェックしてみてください。
Facebook広告の禁止コンテンツ
2022年9月時点では、数十項目が禁止コンテンツとして定められています。
そのなかでも主なポイントを挙げてみました。
- 差別的な行為
- タバコ関連製品
- 危険物関連の製品
- アダルト関連製品
- 個人の権利や人権侵害
- 違法な製品やサービス
ユーザーが安全に利用するために、上記のような不適切なコンテンツは禁止されています。
禁止コンテンツに該当するものは、例外なく配信できません。
また、Facebook広告のポリシーはFacebookとInstagramに適応されます。
Facebook広告の制限コンテンツ
制限はあるものの、条件をクリアした広告であれば配信可能なのが以下で挙げるような
制限コンテンツです。
- 健康、市販薬関連商品
- 金融商品、金融サービス
- アルコール飲料製品
- 社会問題、政治関連
- ギャンブル
- 出会い系
信頼性と真正性を脅かす情報や、非現実的な結果など誤解を招く可能性のある主張を含んだ広告、利用者の健康または生活を脅かすような広告は認められていません。
また広告審査では、広告の遷移先WebサイトやLPなどもチェック対象になると覚えておくといいでしょう。
ポリシー違反による広告利用の制限
ポリシー違反だと判断された場合にかかる規制の内容は、比較的軽度のものから重度のものまで様々です。
また、制限は以下のいずれかのページに適用されます。
ビジネスアカウント:
ビジネスアカウント/ビジネスマネージャーは、Facebookページ、広告アカウント、Instagramアカウントなど、広告を配信する事業者のビジネスに関するMeta全体の情報を統合管理している場所です。
具体的な制限内容について公式の発表はありませんが、既存の広告の停止、新たに広告を掲載する機能の制限が考えられます。
実際に重大なポリシー違反とみなされてアカウント強制停止になってしまったという例もあるので注意が必要です。
広告アカウント:
Facebook広告の配信管理に使用するアカウントです。
広告が単一でポリシー違反した場合や、支払い関連のトラブルなどの違反は広告アカウントが規制されるようです。
広告アカウント停止について解説した記事はこちら
Facebookページ:
Facebook上で広告主の公式サイトのような役割を担うのがFacebookページです。
配信された広告にはFacebookページのプロフィールが表示されるので、広告とFacebookページは2つで1つのセットだと思っておくといいでしょう。
Facebookページが制限される場合、Facebookページの停止、広告配信の機能制限が考えられます。
個人ページ:
個人ページは、FacebookやInstagramの個人アカウントです。
個人ページに対して規制の措置が行われると、該当者がビジネスアカウントを利用できるかどうかに影響します。
SNSアカウントの利用自体が難しくなるという危険性もあるので、早めに対処する必要があります。
【必見】Facebook広告ポリシー違反の理由と訂正例3選
これまで、Facebook広告のポリシーについてお伝えしてきましたが
ポリシーだけをみるとどれも、もっともな内容のように思えますよね。
注意をはらってポリシーを見直しても、実際になぜ、ポリシー違反だと認識されたのか、何を修正する必要があるのか、原因が見つからない場合があるでしょう。
そこでここでは、実際の事例をもとに、違反の理由と訂正例を紹介しています。
ご参照ください。
NGワードを含んでいた場合
Facebook側が公式に発表しているものではありませんが、いくつかのポリシー違反に触発しそうなワードを挙げてみます。
内容としては、
- 不快感を与える表現
- 虚偽や誤解を招きやすい表現
- いじめや差別を助長する表現
- 誇大表現や断定的な表現
上記のような表現が目立つ広告は注意が必要です。
具体的には、
絶対痩せられる・効果効能がある・治る・稼げる・収入アップ・月収〇〇万円達成などのワードを含んでいると違反とみなされる危険性が高くなるでしょう。
また、ターゲットとなる人物を具体的に表記しすぎると「個人的特性」のポリシーに抵触しているとみなされたり、曖昧な表現や暗黙的な言葉を使用しているコンテンツも削除される場合があります。
対処法:
広告に使用しているテキスト内や、遷移先のWebサイト内にNGワードに関連しそうな表現がある場合は修正が必要です。
誤解を招く可能性のあるワードを削除して、ユーザーを不快にしない正しい情報に差し替えていきます。
規制カテゴリーを含んでいる場合
規制カテゴリーを含んだ広告の場合、通常よりも厳しく審査されるでしょう。
特に、Facebook広告の審査は、AIで行われてから、実際の目視検査が入るという2段階構成になっています。
はじめは承認された広告であっても、あとから承認が取り消されてポリシー違反とみなされる場合も多々あるので注意が必要です。
金融に関する教育サービスの事例
例えば、金融関連の教育を提供する広告が金融サービスと間違われたケースがありました。
金融サービスに関連する広告を配信する場合は、事前に書面による承認で許可を得ている必要があります。
ブロックチェーンや暗号資産への投資、キャッシングなどの商品を扱う場合は、遷移先のWebサイトも厳しくチェックされるので注意が必要です。
このときの対処法は、
「金融サービスではなく教育機関であることを報告して再審査をした」ことで無事に規制が解除されたようです。
詳しくは金融サービス・製品広告ポリシーの改定をご覧ください。
アルコール飲料に関する広告の事例
お酒の広告を全年齢をターゲットに設定して配信しようとした広告もポリシー違反として配信承認がおりませんでした。
アルコール飲料の広告は、広告を配信する国の法律や規定に従わなくてはいけません。
日本では20歳未満に広告を配信できないので注意が必要です。
また、アルコール依存症の治療に関する広告も、制限カテゴリーに含まれています。
禁酒に関するホットラインや、オンラインのサポート等のサービスであっても、事前に書面を提出して許可を得ている必要があるので注意が必要です。
こちらは、広告配信のターゲット設定を18歳以上に修正することで対処できた事例です。
詳しくはアルコールに関するMetaの広告ポリシーをご覧ください。
広告の掲載内容とビジネスの関係性が不明確な場合
「呼吸しよう」とだけ書かれた広告が、広告掲載が認められなかったという事例がありました。
特定のポリシーに直接違反している広告ではありませんでしたが、明確な広告の目標がわからないという理由で却下されたのです。
広告掲載元はライフコーチング・ストレスマネジメントのビジネスを営んでいましたが、
ビジネスとの関係性が不明確であると判断されました。
対処例としては、広告対象の商品・サービス・会社・ブランドを正確に表現できる広告に差し替えるなどが考えられます。
広告内容を明確にして、ライフコーチング・ストレスマネジメントの詳細が伝わるように修正が必要です。
Facebook広告でポリシー違反した場合の対処手順
ポリシー違反してしまった場合でも正しい対処をすれば、制限を解除できます。
とはいえ、間違った対処をしてしまうと、さらに重度のペナルティが課せられる危険性があります。
正しい手順を知って、適切な対処をしていきます。
①対象の広告をチェックする
広告がポリシーに違反していると判断された場合、Facebookからお知らせメールが届くので、添付されているリンクから詳細確認が必要です。
また、Facebook広告マネージャー画面からも、配信が却下された広告を確認できます。
②違反箇所を修正する
ポリシー違反に抵触しても、Facebook側から具体的な理由が明かされることはありません。
そのため修正が必要なポイントを手探りで、見つける必要があります。
- 広告の画像
- テキスト
- 遷移先のWebサイト
などを確認して、広告の成果を求めるあまりユーザーに誤解を招くような表現をつかっていないか、ユーザーを不快にする広告ではないか再度チェックしていきましょう。
③修正した内容で再審査
自社で見直して広告を修正したら、再度アップロードすると自動的に再審査が行われます。
該当箇所を修正して再審査の申請をすれば、問題なく配信できるようになる場合がほとんどです。
しかし、繰り返し違反してしまうと、広告利用の制限が課せられてしまうので、修正ポイントの見直しは慎重に行う必要があります。
(参照:Metaビジネスヘルプセンター)
Facebook広告で制限の原因がわからないときの対処法
ポリシー違反が見当たらない場合の原因は主に3つ考えられます。
それぞれ見ていきましょう。
Facebookの利用率が低い
Facebook広告を長期間出稿していないと、制限がかかる場合があります。
また、Facebook個人アカウントの情報が少なく利用率が少ないと、アカウントの不正利用や
不正なユーザーアカウントとして精査される可能性もあります。
Facebookアカウントに定期的にログインして、普段から利用するようにするのがおすすめです。
異常なアクティビティが原因
複数ログインや不正アクセスなどの異常なアクティビティが見つかった場合、問題を調査する間、一時的に機能が制限されることがあります。
また、ユーザーが広告を非表示にしたり、適切でないと報告があった場合などは、1度承認された広告であっても配信が停止になる場合があります。
複数ログインの場合は1度ログアウトを試して1つのアカウントでログインしてみましょう。
ユーザーから報告があったと考えられる場合は、広告を修正したほうが無難です。
誤判定だと思われる場合
広告がポリシーに違反していないと思われる場合、誤って制限されたと思う場合は、
直接問い合わせしてみるのがおすすめです。
Facebookアカウントにログインした状態で、ヘルプセンターページ内のスタートガイドから
サポート担当者に問い合わせたり、「アカウントのクオリティ」から決定の見直しをリクエストできます。
チャットを開始すると、サポート担当者が対応してくれるので内容を問い合わせます。
最終的に、困ったときにはヘルプセンターを利用することがおすすめです。
Facebookの問い合わせ先についてまとめた記事はこちら
Facebook広告ポリシー違反|3つの注意点
制限やペナルティを課せられないための注意点が3つあります。
確認していきましょう。
審査通過してからリンク先を変更しない
Facebook広告では、広告の出稿後に変更できる箇所がいくつかありますが、遷移先ページのリンク変更はしないことです。
広告の審査を欺いたとして重度ペナルティの対象になるだけでなく、出稿後の定期審査で広告配信がストップしてしまう場合があります。
機能しない不具合は発生していないか確認
広告内に、クリックできないボタンを含んでいたり、アクセスできないURLを含んでいるなど、WebサイトやLPの機能の一部が欠如しているとポリシー違反になってしまいます。
確実にアクセスできて、広告内容と関連性のあるリンク先を記載している必要があります。
ユーザーの利用を阻害するような仕様を排除
ユーザーの利用を阻害する仕様とは、画面の点滅など、利用者の妨げになるような過度な表示のことです。
また「〇〇」や「…」など一部を伏せた表現も、誤解を招く恐れがあるため、ユーザーの利用を阻害しているといえるでしょう。
ユーザーが不快に感じるような要素をなくすことで、ポリシー違反を防ぐことができます。
Facebook広告のポリシーに関するよくある質問
Q:広告配信が途中でストップしてしまった場合、他のアカウントで広告配信を継続しても大丈夫ですか?
A:広告内容が異なるのであれば、配信継続しても問題ないでしょう。ポリシー違反で停止されているアカウントで配信している広告を別アカウントで使用するのは危険です。
Q:ポリシー違反で制限されたあとに新しいアカウントを作成しても大丈夫ですか?
A:新たに別のアカウントを作成して広告配信を再開しようとするなどの行為は危険です。審査プロセスを回避する行為とみなされて、強制措置がとられる場合があります。禁止行為のひとつなので行わないようにしましょう。
まとめ
Metaはじめインターネット広告の市場が大きくなるにつれ、Facebook広告の審査は年々厳しくなっています。
以前は大丈夫だった内容も審査落ちしたり、ペナルティ対象になる場合があるので、出稿側はたびたびFacebook広告のポリシーで悩まされるのではないでしょうか。
どのタイミングで規制が厳しくなるかは予測が立てられない部分なので、難しさはありますが広告運用者として常日頃の広告改善が成果達成につながっていくはずです。
なお、弊社ではFacebook広告の運用を行っています。広告運用に関してのご不明点は、お気軽にこちらからご連絡ください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
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