2024.9.5
2024.9.25
Facebook広告とは?特徴や仕組み、始め方、やり方などを初心者にもわかりやすく徹底解説!
サービスを詳しく知りたい方はこちら
Facebook広告は、Facebookのフィードやストーリーズに表示されるSNS広告のことです。
Facebookは、月間30億人ものアクティブユーザーを持つ世界最大級のSNSプラットフォームであり、日本でも月に約3,000万人(MAU)が近況のシェアや情報収集、ビジネスのために利用しています。
本記事では、Facebook広告の特徴や仕組みに加えて、実際の活用例や始め方ややり方のステップについても詳しく解説します。
Facebook広告の実施や効果的な活用方法に不安を感じている方は、ぜひご参考にしてください。
Facebook広告とは?
引用:https://ja-jp.facebook.com/business/marketing/facebook
Facebook広告とは、Facebookの「フィード」や「ストーリーズ」などに配信するためのSNS広告プラットフォームです。
さらに、2012年にFacebookが買収したInstagramでも、同じ管理画面から広告を出稿することができます。
Facebookでは、ユーザーがアカウントを作成するときに基本的に実名での登録が求められ、年齢、居住地、勤務先などの詳細な情報を入力することが必要です。
そのため、正確なプロフィールに基づいた特定のターゲット層に対して効果的に商品やブランドのメッセージを届けることが可能です。
さらに、Facebook広告には、「類似オーディエンス」という機能もあり、既存の顧客と共通点のあるユーザーや、Web上で似た行動をとるユーザーにターゲティングすることができます。
これにより、新しい顧客を効率的に獲得することができるため、広告戦略の一環として非常に有用です。
Facebook広告の4つの配信先
Facebook広告は、配信先は以下の4つあり、個人のコミュニケーションツールとしてだけでなく、法人アカウントではサービスの宣伝にも利用されています。
- Messenger
- Audience Network(オーディエンスネットワーク)
それぞれについて詳しく解説していきます。
①Facebook
引用:https://ja-jp.facebook.com/business/ads/ad-formats
Facebook広告は、PCやスマートフォン、タブレットなどの「ニュースフィード(タイムライン)」や「画面右側の枠」に表示される形式があります。Facebook広告といえば、これらをイメージする方が多いのではないでしょうか。
ニュースフィードの右側に表示される枠は、PCでのみ見られるため、スマートフォンユーザーには表示されません。そのため、PCでFacebookを利用する人々をターゲットにした広告が多くなっています。
また、Facebookの「ストーリーズ」にも広告を配信することができます。Facebookのストーリーズは2017年に導入され、2018年から広告が表示できるようになりました。
世界中では約30億人以上のユーザーに利用されていますが、日本国内では世界に比べると2024年時点でまだそれほど普及していません。
②Messenger
引用:https://ja-jp.facebook.com/business/ads/messenger-ads
Messengerは、Facebookが提供するメッセージアプリで、ブラウザからも利用でき、特にビジネス目的で使用されることが多いです。
世界中で毎月13億人以上のユーザーが利用しており、最近では新型コロナウイルスの影響で対面以外のコミュニケーションの需要が高まったため、2020年5月にオンラインミーティング用の「Messenger Rooms」という機能が新たに追加されました。
Messenger広告は、チャット画面に表示され、ユーザーがクリックすると「自社のウェブサイト」や「ランディングページ(LP)」、「スマホアプリのインストール画面」に移動させることができます。
また、広告をクリックした際にMessengerのチャットを開く設定にすることもできるため、ユーザーと直接やりとりが可能です。
さらに、チャットボット(Facebookメッセンジャーボット)を活用すれば、24時間365日、自動でユーザーの問い合わせに対応したり、LPへの誘導を行うことができます。
③Instagram
引用:https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP
Instagramの広告は、アプリ内の「フィード(タイムライン)」や「ストーリーズ」にも表示できます。
ビジネス向けのFacebookやMessengerと違い、Instagramは若いユーザー層との親和性が高いのが特徴です。
日本国内のInstagramの月間アクティブユーザー数は約3,500万人を超えており(Facebookは約3,000万人)、より多くの人々にとって身近なSNSとして成長しています。
Instagramの利用者のうち、女性が6割を占めており、SNSの中でも特に女性ユーザーが多いことがポイントです。
④Audience Network
引用:https://www.facebook.com/business/marketing/audience-network?ref=fbb_v3_footer
Audience Networkは、Facebookと提携しているさまざまな「スマホアプリ」や「ウェブサイト」に広告を配信できるネットワークのことです。
このネットワークでは、広告の目的に応じて、ネイティブ広告、バナー広告、動画リワード広告など、複数のフォーマットが用意されています。
Facebookのターゲティング機能や広告フォーマットを活用し、管理画面からFacebook以外のプラットフォームにも広告キャンペーンを展開することができます。
また、Audience Networkでは、広告が意図しないアプリやサイトに表示されてブランドイメージが損なわれるのを防ぐために、広告が表示される可能性のあるアプリやサイトの一覧(パブリッシャーリスト)を確認することができます。
広告が掲載されるのを避けたいアプリやサイトがある場合は、そのリストをアップロードすることで、特定の媒体への広告配信を停止することも可能です。
Facebook広告の配信先について、詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【必見】Facebook広告の配信面、設定方法を徹底解説!
Facebook広告の特徴
2024年現在、Facebookのユーザー数(世界的)は約30億人です。
InstagramやTiktok・YouTubeは、ニックネーム登録ができるため、顔の知らない人とも気軽に繋がることができます。
一方で、Facebookは実名登録が基本となるために、年齢や職業、住んでいる地域などを細かく設定しているため特定しやすくなります。
そのため、自分の友人や知人だけとつながり、興味や関心がある内容のシェアが可能です。
企業側は、詳細な情報からターゲットを絞り込み、自社サービスや商材を宣伝できるのです。
自社サービスや商品に興味・関心があるユーザーに対して、宣伝ができるため成果につながりやすくなります。
Facebook広告オークションの仕組み
Facebook広告は、広告主とユーザーの双方にとって最も価値がある広告が表示されるように、オークション形式を採用しています。
入札価格が高いほど広告が表示されやすくなりますが、表示の決定は入札価格だけで判断されるわけではありません。
Facebookの広告オークションでは、以下の3つの要素を総合的に評価して、広告をユーザーに表示します。
Facebook広告オークションの仕組み
- 入札価格: 広告主がその広告の目標を達成するために支払う意志がある金額。
- 推定アクション率: 広告を見たユーザーが「いいね」や「シェア」などのアクションを取る可能性や、その広告を通じてコンバージョン(成果)につながる見込み。
- 広告品質: 広告を見たユーザーからの肯定的・否定的なフィードバックや、低品質と判断される広告の特徴によって評価されます。
推定アクション率と広告品質が高ければ、その広告は優先的にユーザーに表示されるので、より高い費用対効果が期待できます。
たとえ入札価格を高く設定しても、広告が魅力的でないと判断されると、ユーザーに表示される回数が少なくなってしまいます。
したがって、広告がユーザーにどれだけ行動を促すか、また否定的な印象を与えないかという観点も考慮する必要があります。
Facebook広告で選べる5つの広告フォーマット
Facebook広告は、以下の5つのフォーマットから選んで配信が可能です。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- スライドショー広告
- コレクション広告
それぞれについて詳しく解説していきます。
①画像広告
画像広告は、Facebook、Instagramどちらにも使える基本の広告フォーマットです。
画像とテキストを組み合わせてアピールできるため、サービスや商材の魅力を具体的に伝えられます。
ターゲティングにより、狙ったユーザー層へ広告を届けられるため、商品のニーズに気づいていない潜在層にアプローチできます。
sns広告は、フォロー相手の情報に信頼を持ちやすく、拡散効果が期待できる方法です。
知識を持ってもらうことにより顕在層が増えれば、購入の際には自社商品を検討してもらえるメリットが生まれます。
クリエイティブで訴求すれば、ニーズの掘り起こしに繋がり、サービスなどに関心を持つきっかけになるからです。
②動画広告
動画広告は、Webマーケティングとして、市場が拡大している広告方法です。
静止画像よりも動きと音が加わった動画広告の方が、盛り込める情報量が多くストリート性を持たせられます。
視覚に訴えると印象に残りやすくなるため、認知度のアップやコンバージョンにつながります。
広告は表示されると自動再生されるので、リーチさせたいタイミングとターゲットに合わせて長さを変えると効果的です。
通勤や通学時間は短めにしたり、帰宅後のタイミングは長くしたりと使い分けると印象に残りやすくなるでしょう。
Facebookの動画広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【2024年最新】Facebook動画広告の制作方法と配信方法|完全ガイド
③カルーセル広告
カルーセル広告は、複数の画像などをスライド表示できる広告方法です。
カルーセル広告を使うと、複数のサービスや商品をまとめて伝えることができ、最大10個の画像または動画を表示可能です。
Facebookのカルーセル広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:Facebook カルーセル広告とは?設定方法やメリット、効果的な活用ポイントを分かりやすく徹底解説!
④スライドショー広告
スライドショー広告は、複数の画像をつなぎ合わせて、動画のように動きや音、テキストを使ってストーリーを伝えることができる広告方法です。
動画を作るのが難しい場合でも、動きを付けて視聴者の注目を集めたいときにおすすめです。
⑤コレクション広告
コレクション広告は、メイン画像や動画の下に、関連画像を4枚以上並べた構図で配信された広告です。
画像をタップするとフルスクリーン表示になり、スワイプで動画や画像が楽しめます。
商品をカタログのように見せられるため、アパレル系の広告に多く使われています。
画像をタップすると詳細が見られたりサイトに飛べるようになったりするため、コンバージョン率が高い広告です。
Facebook広告を使うメリット6選
Webマーケティングにはいろいろな方法がありますが、その中からFacebook広告を選ぶメリットは以下の6つです。
- ターゲティング精度の高さ
- マーケティング目的に合わせて対応できる
- 運用コストがかからない
- ユーザーの反応が観測できる
- 拡散性がある
- 質の高い投稿に改善できる
それぞれについて詳しく解説していきます。
①ターゲティング精度の高さ
まずFacebook広告を使用するメリット1つ目は、ターゲティング精度の高さです。
Facebookは、実名登録制でSNSでは珍しいスタイルになっています。
多くのSNSでは、実名を隠しニックネームで登録する場合が多く、趣味や好みが近い人同士がコミュニケーションを取ります。
電話番号やメールアドレスで登録できるため、複数のアカウントを持つ人も少なくはありません。
Facebookユーザーは、プロフィールに年齢や性別、地域などの基本的な情報を登録します。
さらに細かく、職業や子供の有無なども登録できるため、ピンポイントでターゲティングの設定が可能です。
ユーザーの趣味嗜好はデータとして管理されていますし、「いいね!」や「シェア」などの行動データについても蓄積されています。
ユーザーの興味やニーズに合わせて広告配信すれば、確実にコンバージョンにつなげられるでしょう。
②マーケティング目的に合わせて対応できる
Facebook広告を使用するメリットの2つ目は、マーケティング目的に合わせて対応できることです。
広告の目的に合わせて、フォーマットや手法も変えていかなければなりません。
認知度を拡大したいのであれば、視覚に訴えかける動画広告が適していますし、潜在層には別のアプローチが必要です。
豊富なフォーマットから最適なものを選び利用できるのも、Facebook広告のメリットです。
③運用コストがかからない
Facebook広告を使用するメリットの3つ目は、運用コストがかからないことです。
Facebookページを使った広告運用は、精度の高いターゲティングによって費用対効果が高められるでしょう。
広告運用はかかりますが、アカウントがあれば無料で作れるため無駄なコストもかかりません。
④ユーザーの反応が観測できる
Facebook広告を使用するメリットの4つ目は、ユーザーの反応が観測できることです。
個人アカウントでは、フォロワー以外は閲覧やアクションができませんが、Facebookページは「いいね!」やコメントが自由に入れられます。
投稿をみたユーザーの反応がわかりやすく、管理者からコメント返すなど、距離が近くなるのが特徴です。
⑤拡散性がある
Facebook広告を使用するメリットの5つ目は、拡散性があることです。ユーザーが投稿を気に入った場合、フィードに流してシェアできます。
アクションも同時にシェアされるため、「いいね!」やコメントが多い投稿はユーザーの目に止まりやすい傾向にあります。
ユーザーは実名登録していますから、拡散の信頼性が高く炎上しにくいのもメリットです。
⑥質の高い投稿に改善できる
最後にFacebook広告を使用するメリットの6つ目は、拡散性があることです。
Facebookページは、インサイトでユーザーの反応を確認できるので、的確にブラッシュアップしやすくなります。
ターゲットに合わせて配信時間を変更したり、広告の長さやクリエイティブに修正を入れたりなど、調整によって品質の高いページができるでしょう。
Facebook広告を使うデメリット2選
次にFacebook広告のデメリットについて解説します。
Facebook広告のデメリットは以下の2つです。
- Facebookユーザーにしか届かない
- Facebook広告の仕様変更が多い
どちらも致命的なデメリットではないですが、それぞれについて詳しく解説していきます。
①Facebookユーザーにしか届かない
Facebook広告を使用するデメリットの1つ目は、Facebookユーザーにしか届かないことです。
当然のことですが、Facebook広告はFacebookの画面に表示されるため、Facebookを利用しているユーザーにしか届きません。
そのため、Google広告などと比べると、ターゲットにできるユーザー層は限られるといえます。
また、Facebookのユーザーの多くが40代以上であることを考えると、若年層をターゲットにしたビジネスには、Instagram広告などのほうが効果的かもしれません。
②Facebook広告の仕様変更が多い
Facebook広告を使用するデメリットの2つ目は、Facebook広告の仕様変更が多いことです。
Facebook広告は仕様変更が頻繁に行われるため、そのたびに新しい仕様に合わせて広告を出稿する必要があります。
広告運用を代理店に任せている場合は、代理店が対応してくれますが、自社で運用する場合はその都度公式ヘルプなどを確認しながら進める必要があります。
Facebook広告の大きなメリットを考えれば、これらのデメリットは些細なものといえます。
メリットがデメリットを大きく上回ると言えるでしょう。
Facebook広告の始め方4ステップ
Facebook広告の特徴をつかんだところで、実際にどのようにFacebook広告を始めるかを解説していきます。
始め方は以下の4ステップです。
- Facebookのアカウントを作成する
- Facebookビジネスマネージャのアカウントを開設する
- Facebookページを追加する
- 広告アカウントを作成する
配信用のアカウントが必要ですが、すでに企業用のページがあればそれを使えます。
利用目的が違うのであれば、配信用のアカウントを作成した方がいいでしょう。
①Facebookのアカウントを作成する
まず初めに、広告配信のためにアカウントを作成しましょう。
パソコン・タブレット・スマホ、どれを使っても簡単にアカウントは開設できます。
Facebookの「新規アカウントを作成」をクリックし、氏名・メールアドレス・パスワードに生年月日を入れて登録します。
これでFacebookを利用するための、アカウントができました。
次は広告を配信するために、作ったアカウントをビジネス用に登録していきます。
ページを持っていれば広告配信はできますが、ビジネスマネージャアカウントを利用すれば広告の成果を高められます。
②Facebookビジネスマネージャのアカウントを開設する
次に、アカウントを作成したらログインし、ビジネスマネージャアカウントを開設しましょう。個人アカウントとビジネスアカウントでは、商用利用ができる以外にもメリットがたくさんあります。
ビジネスマネージャアカウント | 個人アカウント | |
---|---|---|
登録 | 企業名サービス・商品名 | 本人の実名 |
アカウント数 | 無制限(複数のアカウント管理ができる) | 本人アカウント |
運用可能人数 | 5人まで | 本人のみ |
公開範囲 | 一般公開 | フォロワー、友人・知人など |
友達申請 | 自らは不可 | 可能 |
アクションの対象 | Facebookページのみ | 個人アカウント、Facebookページに可能 |
広告配信機能 | 〇 | ー |
予約投稿 | 〇 | ー |
インサイト機能 | 〇 | ー |
ビジネスマネージャアカウントがあれば、運用担当者に権限の付与もできるため、業務の効率化がアップします。
複数のFacebookページを利用したい場合や、Instagram広告を検討しているのであれば、管理しやすくなるビジネスマネージャアカウントはおすすめです。
Metaビジネスマネージャから、Facebookアカウントでログインしアカウントを作成します。
- ビジネス及びアカウントの名前
- 担当者名
- 社用メールアドレス
上記の3つを記入し、送信します。
ビジネスマネージャアカウントは、個人につき2つまで作成可能です。
②広告セットの設定
次に、設定したキャンペーンを選択し、広告マネージャ経由で広告セットを作成しましょう。
Facebook広告をどのように配信していきたいか、ターゲット・予算や掲載期間・配信スケジュールを決められます。
広告セットを開き、編集したい広告セットにチェックを入れると編集画面が開くので順番にセットを進めてください。
ダイナミッククリエイティブは、クリエイティブ要素の組み合わせをユーザーに合わせて最適化します。
画像や動画メインのFacebook広告であれば、各ユーザーにフィットした広告を配信できるので効果的です。
最適化と配信は、どのようなユーザーに広告を表示するかを指定できます。
ターゲット層のユーザーに対して多く配信したいのであればインプレッション設定で、ランディングページやサイトに誘導したいならリンククリック設定がいいでしょう。
予算は、1週間のうち1日ごとに消化する平均金額か掲載期間の通算として設定します。
成果が高まると予算が超過する場合がありますが、掲載期間全体で予算を超える可能性はありません。
通算予算の場合のみ、配信曜日と時間指定ができます。
メールでの問い合わせ以外に、チャットや電話での問い合わせを増やしたい場合には、配信時間を営業時間内にもできます。
最初から高額な予算にするよりも、少額から始めデータを見ながら増やしていくのがいいでしょう。
広告料金については、合計消化金額と獲得する各結果の単価で決定します。
予算と入札戦略によってコントロールできるため、予算の使いすぎなどの心配もありません。
オーディエンスの設定は、保存したオーディエンスを使い、Facebookが用意している3つから選びます。
設定が終わったら「完了」を押し、広告が出せるようにセットして終了です。
③広告設定
次に、誰がどのような広告を出しているのかがわかるように、広告主アカウントを設定した後に、画像設定します。
配信するのが動画の場合にも、同じような設定が必要です。
クリエイティブ設定に画像や動画のあとは、表示テキストやリンクを設定し完了です。
④支払い方法を設定
最後に、広告の設定が終わったら、支払い方法を選択・設定し審査を待ちます。
ビジネスマネージャのメニューから「ビジネス設定」「支払い」を選択してください。
ビジネスマネージャ全体の支払い方法と、広告アカウントとリンクさせればメインの支払い方法として設定できます。
広告アカウント別に支払い方法を選択したい方は、「広告アカウント設定」から「支払い設定」をクリックして設定できます。
支払い方法は、下記の3つから選んでください。
- クレジットカード(american express/jcb/master card/visa/pay pal)
- クレジット機能付きデビットカード
- オンライン銀行振込(手動決済)
Facebook広告の注意点4つ
Facebook広告の利用には、4つの注意点があります。
守られていない設定やミスがあると、審査を通過できませんので以下の点に気をつけてください。
- 広告ポリシーに反していない配信設定をする
- ターゲットは適切に設定できているか確認する
- 広告配信の効果を分析したい場合はあまり頻繁に変更しない
- 画像内のテキスト量を確認する
それぞれについて詳しく解説していきます。
広告ポリシーに反していない配信設定をする
1つ目の注意点は、広告ポリシーに反していない配信設定をすることです。
Facebook広告では、許容されないコンテンツ・危険なコンテンツ・不適切なコンテンツと特有の制限があります。
Facebook広告ポリシーに反した内容や行為が合った場合には、広告出稿ができません。
必ず広告ポリシーを一読し、広告内容や会社の理念に反していないか確認しましょう。
社会的や人道的に許容されない内容や、虚偽や詐欺などに当たるコンテンツは、Facebook広告には掲載できません。
以下に広告ポリシーに反したコンテンツ一覧を記載しておきます。
許容されないコンテンツ
- 違法な製品やサービス
- 誤った情報
- 反ワクチン運動
- 差別的な行為
- 扇動的なコンテンツ
- 軍国主義的な社会運動、暴力を誘発する陰謀ネットワーク
- 偽装コンテンツ
- 許容されないビジネス慣行
- 不正行為および詐欺行為
- 非現実的な結果
- システムの回避
- 禁止されている金融商品や金融サービス
- スパイウェア、マルウェア
- 存在しない機能
危険なコンテンツ
- 人々の健康や安全に悪影響を及ぼしかねないコンテンツ
- 危険な物質
- 武器、爆弾、爆発物
- タバコおよび関連製品
不適切なコンテンツ
- ネガティブなエクスペリエンスにつながる可能性がある
- 成人向けコンテンツ
- 文法と不適切な表現
- 低品質または邪魔なコンテンツ
- 個人の特性
- 扇情的なコンテンツ
- 災害や賛否の分かれる出来事の商業的利用
- 個人の健康および容姿
- 人体の一部の販売
コンテンツ特有の制限事項
- アルコール
- 成人向けの商品やサービス
- デート・出会い関連
- 美容処置とウェルネス
- オンライン薬局
- 市販薬
- 処方薬
- 薬物およびアルコール依存症の治療
- 金融商品や金融サービス、保険商品や保険サービス
- 暗号通貨に関連する商品やサービス
- オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
- ソーシャルカジノゲーム
- 購読サービス
- cbdおよび関連製品
- 知的財産権の侵害
- サードパーティの権利侵害
- ブランドの支持
- 広告におけるブランド利用
- 著作権および商標権
- ユーザーインターフェイスのスクリーンショット
Facebook広告のポリシーについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【2024年最新版】Facebook広告ポリシー違反の理由と対処法
②ターゲットは適切に設定できているか確認する
2つ目の注意点は、ターゲットは適切に設定できているか確認することです。
より多くの顧客にサービス認知やコンバージョンしてもらうための広告ですが、適切なセグメント設定をしなければ最大効果が引き出せないでしょう。
無駄なコストを発生させないためには、絞り込みすぎて集客効果が少なくならないようにする点が大切です。
セグメントの中からターゲットにする顧客層を決定し、ペルソナを作ります。
具体的な対象が明確になれば、ターゲットのニーズを満たすアプローチがしやすくなります。
最低でも性別や年齢、好みまでは細かく設定し、目的に合わせて調整していきましょう。
オーディエンス設定後に潜在リーチを確認し、「オーディエンスが狭すぎます」と表示がないかチェックしましょう。
Facebookユーザーに対象者が少なすぎると、成果を得られなくなります。
潜在リーチを見ながら調整していけば、大きな誤差はでないでしょう。
③広告配信の効果を分析したい場合はあまり頻繁に変更しない
3つ目の注意点は、広告配信の効果を分析したい場合はあまり頻繁に変更しないことです。
短期間に設定変更を繰り返すと、Facebookが学習できないために正確なデータが出せなくなります。
Facebookでは、情報収集や分析を行い潜在リーチなどに反映させています。
最初の段階でターゲット設定がしっかりできていれば、大幅な変更はなくても十分な成果を出せるはずです。
下記の変更を頻繁に行ってしまうと、正確なデータが取れずに効果を半減させるので注意しましょう。
頻繫に変更すべきではない項目
- ターゲット設定
- クリエイティブの変更す
- 予算の金額変更
- 最適化イベント変更
- 新しい広告の追加する
- 広告セットの停止が7日間以上
④画像内のテキスト量を確認する
4つ目の注意点は、画像内のテキスト量を確認することです。
Facebookでは、画像内のテキストは20%未満の設定が推奨されています。
調査によると、テキストを20%未満にした広告はパフォーマンスが高まると分かっています。
商材やサービスによっては、画像だけでは表現が難しいものもあるでしょう。
しかしながら、簡潔なテキストにしてユーザーの興味や関心を持ってもらえれば確実に成果につながります。
テキストが多すぎる広告は、視線が定まりにくいために離脱率が高くなる傾向にあります。
広告がテキストだけであれば自然な流れで見てもらえますが、そうでない場合には効果はありません。
広告は視認性が大切ですから、目に入ってわかりやすく興味を引けるものでなければ意味がないのです。
SNSはスマホで閲覧される場合が多いため、ユーザー目線でテキストの大きさや文字数を考えて見ましょう。
人の目は左から右に動くといわれ、「Z」のように左上から右上、左下から右下に視線が落ちていきます。
この視線の動きに合わせた配置にすれば、少ないテキストでもユーザーの心に残せるでしょう。
Facebook広告の3つのターゲティング方法
Facebook広告を効率よく運用するためには、誰に配信するのかといった「ターゲティング」が非常に重要です。
Facebook広告のターゲティング方法は以下の3つに分かれます。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
それぞれについて詳しく解説していきます。
①コアオーディエンス
コアオーディエンスは、ユーザーのプロフィール情報やFacebookページ、アプリでの行動データを基に作成されます。
基本的な情報である年齢、性別、地域に加えて、「子供がいる人」や「過去6ヶ月以内に転職した人」など、細かい条件でユーザーをセグメントし、特定のターゲットに絞って広告を表示することができます。
②カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは、自社のウェブサイトやアプリのアクセスログ、顧客リストを基にして作成されます。
1つの広告アカウントで、最大500種類のカスタムオーディエンスを設定することが可能ですこの機能を使えば、すでに自社の商品やサービスに興味を持っている人や、既存の顧客に対して広告を配信できるため、通常のオーディエンス配信よりも費用対効果が高くなることが多いです。
ただし、サイトのトラフィックや顧客データが少ない場合、広告がリーチできるユーザーが限られる可能性があるため、その点には注意が必要です。
Facebook広告のカスタムオーディエンスを詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:Facebook広告のカスタムオーディエンスとは?仕組みや設定方法、エラー時の対処法までわかりやすく解説!
③類似オーディエンス
類似オーディエンスは、カスタムオーディエンス(ソースオーディエンス)を基にして、既存の顧客やサイト訪問者と似た特徴を持つ人々をターゲットにします。
既存顧客との類似度が高いため、新規顧客を効果的に獲得するのに役立ちます。
オーディエンスのサイズは1〜10%の範囲で設定でき、サイズが小さいほど既存顧客と似たユーザーが多くなりますが、その分リーチできる人数が減るため、バランスを見ながら調整する必要があります。
また、類似オーディエンスを作成するには、最低でも100人以上のソースオーディエンスが必要です。
さらに、精度を高めるためには1,000〜50,000人程度のデータがあると効果的です。
Facebook広告を成功させる5つのポイント
どのような広告も始めてみなければ、どれくらい成果をあげられるのかはわかりません。
Facebook広告は、精度の高いターゲット設定ができる点から、比較的簡単で費用効果の高い宣伝ができます。
ところが、「なかなか成果が得られない」、「一時的な効果しかなかった」と焦ってしまう担当者も少なくありません。
Facebook広告は、以下の5つのポイントを抑えてしまえば、誰でも簡単に成果につなげられます。
- 予算・ターゲティングを絞りすぎないようにする
- 適切なクリエイティブサイズに設定する
- 動画クリエイティブを活用する
- 定期的に配信結果をチェックする
- 広告ライブラリを活用し、競合を調査する
それぞれについて詳しく解説していきます。
①予算・ターゲティングを絞りすぎないようにする
1つ目のポイントは、予算・ターゲティングを絞りすぎないようにすることです。
Facebookだけでなく、広告で成果を出すためにはターゲット設定が重要になります。
多くのユーザーに広告を見てもらえれば、ブランドや企業の認知度は確かに上がるでしょう。
目的が「認知の上昇」であれば成功と言えますが、サービス利用や商品購入の場合はどうでしょうか。
「見たことがある」「聞いたことがある」だけで、離脱されてしまうと広告費が無駄になってしまいます。
Facebook広告は実名登録であり、住んでいる地域や趣味嗜好なども設定できるため明確なターゲティングが実現できます。
ターゲットを明確にすれば、その層が興味を持つようなクリエイティブ作りができ、高い効果が期待できるでしょう。
ペルソナを作りピンポイントに働きかける点は、広告運用の基本ではありますが、絞り込みすぎてしまうのは良くありません。
あまりにも細かくターゲット設定をしてしまうと、Facebook上で該当するユーザー数が減少してしまいます。
配信数が少ないと、データ不足のため機械学習がうまく働かず成果につなげられません。
広告の評価を高めるには、データから改善すべき点を見つけ出し、ブラッシュアップしていく方法が大切です。
オーディエンス設定を開くと、推定オーディエンスが表示され、設定したターゲティングがどうなのかを確認できます。
適切であれば緑のラインとなりますので、定期的にチェックしながら運用していきましょう。
②適切なクリエイティブサイズに設定する
2つ目のポイントは、適切なクリエイティブサイズに設定することです。
Facebook広告では、画像・動画ともに1:1(スクエア)と9:16(縦長)の2サイズが推奨されています。
広告の配信面に合わせて、いくつか使えるサイズもありますが、ユーザーが見やすく印象に残りやすいクリエイティブでなければいけません。
フィードは「1:1(スクエア)」サイズで画像・動画ともに1,080×1,080px以上がベストです。
ストーリーズは「9:16(縦長)」の画像・動画ともに1,080×1,920px以上がベストサイズになっています。
これはFacebookの推奨サイズですが、すべての広告にこのサイズが適しているとは限りません。
広告の内容によっては、別のサイズの方が成果につながるケースもあるため、サイズ検証を試してみるのも重要です。
あるアパレルメーカーでは異なるサイズの広告効果を比較したところ、コンバージョン率に大きな差があったと報告しています。
それぞれのフォーマットに適したクリエイティブサイズ、文字数上限などがありますのでガイドを参考に適切なサイズを設定してください。
Facebook広告のクリエイティブサイズに関して詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【2024年最新版】Facebook広告の概要、画像サイズや文字数を解説
③動画クリエイティブを活用する
3つ目のポイントは、動画クリエイティブを活用することです。
動画広告は、以下の6つの場所で配信ができます。
- フィード
- マーケットプレイス
- ストーリーズ
- インストリーム
- 検索結果
- インスタント記事
通常はフィード上に配信されますが、広告枠やストーリーズにも配置できます。広告目的によって配信場所を変えれば、より高い成果を見込めるでしょう。
動画クリエイティブは視認性が高く、テキスト中心の広告よりも短時間で様々な情報を届けることができます。
動画投稿はユーザーの関心をひきつけやすく、エンゲージメントの向上や購買行動につなげられるなどメリットが多い方法です。
テキストと違って、作った後に修正を入れるのは大変な作業ですし、わかりやすい内容でなければ途中で離脱されてしまいます。
YouTubeなどは最初の10秒がポイントになりますが、Facebook広告では最初の3秒で印象をつけなければいけません。
動画広告を見るユーザーは、自分の悩みが解決するのかを気にしている傾向があります。
最後まで視聴すれば、解決策がわかるかもしれないと思えば見てもらえますが、そうでない場合には途中で離れてしまいます。
そうならないためには、共感できる内容やポジティブな気持ちになれるものにしましょう。
通勤や通学中に動画を視聴する場合、音が聞き取りにくかったりするケースもあるので、ポイントとなる部分には字幕を入れるなどの工夫も必要です。
広告動画は長すぎると飽きられてしまいますから、テンポよくわかりやすい動画作りを心がけましょう。
音楽を上手く組み合わせると、ユーザーの興味を引きやすくなり拡散効果も期待できます。
④定期的に配信結果をチェックする
4つ目のポイントは、定期的に配信結果をチェックすることです。
広告を配信したら定期的に配信結果をチェックし、ターゲットの動向を調べておきます。
配信結果は、キャンペーン・広告セット・広告を一覧で表示もできますし、配信時間や配置でも確認可能です。
広告レポートで結果をチェックすると、効果だけでなくユーザーのアクション状況も理解できます。
どの広告にどのようなアクションがあるかがわかれば、pdcaサイクルを回すのに役に立つでしょう。
詳細な情報がわかりますから、定期的にチェックして活用するのが大切です。
⑤広告ライブラリを活用し、競合を調査する
5つ目のポイントは、広告ライブラリを活用し、競合を調査することです。
広告ライブラリとは、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkで配信されているすべての広告を閲覧できるツールです。
企業名や特定のキーワードで検索できるため、競合他社がどのようなクリエイティブやメッセージで広告を出しているかを確認することができます。
さらに、フィルター機能を使えば、配信先、広告形式(動画や写真など)、配信期間などで広告を絞り込むことも可能です。
例えば、競合他社が配信している広告をリストアップし、自社のクリエイティブと比較することで、より魅力的なクリエイティブに変更して差別化を図ることができます。
まとめ
Facebook広告は成果にもつなげやすく始めやすいですから、初心者の方はやり方と手順を覚えて初めてみましょう。慣れてしまえば、広告出稿までに時間がかかりません。
身近なものだからこそ、気軽に始められるメリットもありますが、確実な成果を求めるのであれば分析や調整が重要です。Facebookではデータ管理もしていますので、定期的にチェックしながら、広告のブラッシュアップも進めましょう。
ビジネスの種類や目的に合わせて、クリエイティブを作成しFacebook広告に取り組んでください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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