2025.05.12
2022.4.22
2025.5.13
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「カスタムオーディエンスって何?」
「カスタムオーディエンスをどうやって設定するの?」
上記のような悩みを持つ方は少なくないのではないでしょうか。
本記事では、Google広告が2020年から開始したカスタムオーディエンスの機能を、設定方法から成果を出す思考法まで徹底的に解説します。
カスタムオーディエンスを使うことで、自社製品やサービスに関心の高いユーザーに、幅広くアプローチできるようになりますので、ぜひご覧ください。
カスタムオーディエンスとは、Google広告において、特定の商品やサービスに興味関心があるユーザーに絞って配信できるターゲティング機能です。
ディスプレイキャンペーン、ファインドキャンペーン、YouTubeキャンペーンで使用できます。
特定の商品やサービスを調べているユーザーや、購入を前向きに検討しているユーザーに配信できるなど、自社製品やサービスに関心の高いユーザーにアプローチできます。
カスタムオーディエンスは、2020年9月に、カスタムアフィニティとカスタムインテントが統合されて出来た機能です。
統合前は、興味・関心に基づく「カスタム アフィニティ」と、購買意向に基づく「カスタム インテント」がありました。
それぞれどういったものだったのか、確認してみましょう。
アフィニティとは、特定のトピックに高い関心を示しているユーザーの集まりです。アフィニティには、「密接な関係、親近感、好み」の意味があります。
オーディエンスに統合されてからも、以下のようにGoogleが用意したカテゴリから選択する形式の、「アフィニティカテゴリ」というオーディエンスは残っており、膨大なユーザーデータからカテゴリを設計しています。
Googleアフィニティカテゴリ一覧
Google広告のカスタムアフィニティについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【Google広告/GDN】カスタムアフィニティカテゴリとは?その特徴、活用方法を解説!
アフィニティがユーザーの興味・関心なのに対し、インテントは購買意向の強いユーザー、つまり特定のトピックに関して調べているユーザーや、購入を前向きに検討しているユーザーの集まりを意味します。
購買意向の強いオーディエンスを、広告主がキーワードとURLを指定して作成できる機能がカスタムインテントです。オーディエンスに含まれるユーザーを判定する要素として、「購買意向の強いオーディエンス向けのキーワード」と、「Googleで使われた検索語句」が選べます。
ただし「Googleで使われた検索語句」を選択した場合、カスタムインテントを使用できるのは、YouTubeやGmailを配信先とする場合のみです。
Google広告のカスタムインテントを詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【Google広告】カスタムインテントオーディエンスとは?仕組みや設定方法、注意点を分かりやすく解説!
カスタムオーディエンスに統合されたことによって、アフィニティとインテントを区別せずにターゲティングできるようになりました。
3つの大きな特徴を解説します。
アフィニティとインテントのみではなく、「カスタムターゲティング」や「リマーケティングリスト」、「類似オーディエンス」や「外部ツールオーディエンス」なども一元管理できます。
広告グループごとに、一つひとつのオーディエンスを設定する必要が無くなり、統合管理できます。
カスタムオーディエンスには、AND設定によって、ターゲットを絞り込んで配信できます。
例えば、すべての訪問者(Google Ads)かつ、子供あり(0〜1歳の乳児)などの絞り込みができます。また、「NOT」設定によって除外設定も行えます。
アフィニティとインテントには、膨大なターゲティングリストが存在しました。
統合によって、さらに多くのターゲティングリストが存在することになったのです。
そこで、広告のランディングページや商材サービスページを入力することで、自動的にターゲティングリストを作成する新たな機能が追加されました。
カスタムオーディエンスは、「ディスプレイ キャンペーン」、「動画キャンペーン(YouTubeのみ)」、「ファインド キャンペーン」、「Gmail キャンペーン」の4つで利用可能です。
2021年7月から、新しいGmailキャンペーンの作成と、既存のGmailキャンペーンへの変更は不可となっています。
これからGmail広告を設定する場合は、ファインドキャンペーンを利用しましょう。
カスタムオーディエンスの設定の方法を詳しく解説していきます。
オーディエンス編集画面から設定する方法は以下のとおりです。
2の段階で、登録したキーワードやURL等のいずれかに興味、関心や購買意向を持つユーザーを設定したい場合は、「これらのいずれかの興味/関心や購入意向を持つユーザー」を選択してください。
Googleで登録したキーワードのいずれかを検索したユーザーを設定したい場合は、「Googleでこれらのいずれかのキーワードを検索したユーザー」を選択しましょう。
オーディエンスマネージャーから設定する方法は、以下のとおりです。
カスタムオーディエンスを利用すると、検索広告やリマーケティング広告ではカバーしきれないユーザーへアプローチできます。
さらにカスタムオーディエンスを効果的に使うために、2つのコツを解説します。
カスタムオーディエンスでは、キーワードやWebサイトなどを設定できるので、認知度拡大や獲得数増加など、あらゆる目的に使えます。
ただし、目的別にターゲットを分けておかないと、どのターゲットに向けての広告が成果を上げたのか分かりません。
ひとつにまとめるのではなく、目的別の作成で、どのターゲットの成果が良いのかが見極められます。
キーワードの意図を外してしまうと、ニーズの無いユーザーにまで配信してしまうので、注意が必要です。
例えば、「中古マンション」のキーワードに関心を持つユーザーを設定する場合、「中古マンションを買いたい人」と、「中古マンションを売りたい人」のどちらからもクリックされる可能性があります。
ターゲットが混在する可能性があるキーワードだと理解したうえで、設定することが大切です。ただし、ターゲットが混在することを意識し過ぎると、ビッグワードを外してしまう場合もあります。
キーワードの背景にあるユーザー心理を考えつつ、ターゲットの幅が狭くならないような注意も必要です。
今回は、カスタムオーディエンスの仕組みや設定方法を解説しました。
カスタムオーディエンスは、検索広告やリマーケティング広告ではアプローチできなかった層への配信に便利な機能なので、ぜひご活用ください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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