2025.04.17
2025.4.17
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「Instagram広告ってどんな広告?」
「Instagram広告をやってみたいけど、出し方が分からない」
「Instagram広告で効果的なクリエイティブデザインを作るコツを知りたい!」
Instagram広告の運用を検討している方で、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Instagram広告の特徴や出稿方法、成功するクリエイティブデザインのコツ、成功例について分かりやすく解説していきます。
Instagram広告を活用した成功事例もご紹介しているので、Instagram広告の出稿を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
画像引用元:Instagram公式
Instagram広告とは、Instagram上に広告を掲載できる広告のことです。
Instagramは、写真や動画を中心としたビジュアル重視のSNSです。
日本国内では約6,600万人以上が利用しており、非常に人気の高いSNSプラットフォームだといえるでしょう。
商品やサービスの世界観を視覚的に伝えることができるため、Instagram広告を活用促進することで、認知向上やブランディング、購入促進などが期待できます。
ここでは、Instagram広告を活用するメリットをご紹介していきます。
Instagram広告を活用することによって、次のようなメリットが得られます。
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
Instagram広告は、運営会社がFacebookと同じMeta社です。
実名登録制のFacebookは、本名や住所、職業などの個人情報が登録されているため、収取されたデータの信憑性は非常に高いです。
そのデータをInstagram広告にも使用できるので、他のSNSと比較しても非常に精度の高いターゲティングが可能です。
具体的には、ユーザーの性別や年齢、居住地などの個人情報に加えて、興味関心、行動履歴を基に細かなターゲティング設定ができます。
また、Instagram広告では、次のようなターゲティング設定も可能です。
カスタムオーディエンス:自社が保有している顧客情報(電話番号やメールアドレス)などを基にリーチできる機能
類似オーディエンス:既存顧客と似た特徴をもつユーザーにアプローチできる機能
Instagram広告のターゲティングについて詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
関連記事:【カンタン解説】Instagram広告のターゲティングの種類・設定方法・注意点等を解説
Instagramを利用しているユーザーは、10代から20代が多く、男女別で見ると女性の方が利用率が多い傾向にあります。
そのため、若年層や女性をターゲットにしたい場合に、Instagram広告は有効的です。
また、写真や動画など視覚的なアピールができるので、ファッションやコスメなど若い女性が好む商品と非常に相性が良いです。
ファッションブランドやコスメブランドは、若年層向けにトレンドを意識した広告クリエイティブを作成することで広告の効果を得やすくなります。
Instagram広告は、幅広いユーザーにリーチできるため、自社の商品やサービスをまだ認知していない潜在顧客にもアプローチができます。
株式会社ネオマーケティングのおこなった調査によると、Instagramをきっかけに購入に至ったユーザーが7割以上だったと報告しています。
このことから、多くのユーザーがもともと買う予定のなかった商品をInstagramの投稿や広告をきっかけに購入していることがわかります。
つまり、Instagram広告をうまく活用することで、顕在層だけでなく潜在層に対しても効果的に購入を促すことが可能です。
ここでは、Instagram広告の配信面について解説していきます。
Instagram広告で設定できる配信面は、以下の4つです。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
画像引用元:Instagram公式
Instagramのフィードとは、Instagramアプリを開いてすぐに表示されるホーム画面(タイムラインのことです。
フィード広告は、通常のオーガニック投稿の間に挿入されるため、他のコンテンツに馴染みやすく自然な形で閲覧してもらうことができます。
広告感が薄く、ユーザーに不快感を与えにくいのが特徴的です。
フィードは、商品やブランドの情報収集、発見のために利用しているユーザーが多いため、商品・ブランドの認知向上を目的とした場合に有効的です。
アスペクト比 | 正方形(1:1) 横型(1.91:1) 縦型(4:5) |
ファイル形式 | JPG、PNG |
ファイルサイズ | 30MB以下 |
推奨解像度 | 1080×1080px以上 |
画像引用元:Instagram公式
ストーリーズは、Instagramのホーム画面上部にある丸型のアイコンに表示される広告です。
フォローアカウントのストーリーを約3回ほど視聴すると広告が表示される仕組みになっています。
ストーリーズはフルスクリーンで広告が表示されるため、没入感が高くユーザーに強いインパクトを与えることができます。
アスペクト比 | 9:16 |
ファイル形式 | JPG、PNG |
ファイルサイズ | 30MB以下 |
推奨解像度 | 1080×1080px以上 |
動画の長さ | 最大60秒(推奨15秒) |
Instagramストーリーズ広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:Instagramストーリーズ広告の出し方!出稿の手順や費用、作成ポイントなど徹底解説!
画像引用元:Instagram発見タブでの広告について
発見タブは、Instagramアプリの画面下にある虫眼鏡のアイコンをタップすると表示される画面のことです。
Instagramのアルゴリズムによって、ユーザーの興味関心、行動履歴によっておすすめの投稿が表示されるようになっています。
発見タブを利用しているユーザーは自ら情報を探しているアクティブユーザーなので効率的に顕在顧客にアプローチすることができます。
また、発見タブはPV数が非常に高いため、リーチ拡大に有効的です。
アスペクト比 | 1:1 9:16 |
ファイル形式 | JPG、PNG |
ファイルサイズ | 30MB以下 |
推奨解像度 | 1080×1080px以上 |
Instagram発見タブ広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:Instagram広告の発見タブとは?概要やメリット、設定方法、配信する際のポイントを徹底解説!
画像引用元:Instagram公式
リールは、TikTokのように縦長のショート動画を投稿・閲覧できる機能です。
ストーリーズと同様にコンテンツを画面全体で表示することができるため、ユーザーの目に留まりやすい配信面です。
そのため、没入感の高い広告クリエイティブを作成することで、認知度向上が期待できます。
また、リール広告は、一般投稿と同じように「いいね」「コメント」「シェア」「保存」などのリアクションができるので、エンゲージメント率を促すことができます。
アスペクト比 | 9:16 |
ファイル形式 | MP4、MOV |
ファイルサイズ | 4GB以下 |
推奨解像度 | 500 x 888px以上 |
動画の長さ | 0~15分 |
Instagramリール広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:【2024年最新】Instagramリール広告の活用方法や事例を解説
ここでは、Instagram広告の広告フォーマットの種類について解説していきます。
Instagram広告には、以下の4つの広告フォーマットがあります。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
Instagramの基本的な広告のフォーマットで、画像とテキストを組み合わせた広告です。
動画と異なり、伝えたいメッセージを常に表示しておくことができます。
また、画像広告より低コストで制作することができます。
Instagramで配信できる広告面
画像広告より多くの情報を盛り込むことができるため、ユーザーの印象に残りやすいです。
また、テキストや画像だけでは伝わりにくい情報を音声や動きで伝えることができます。
動画広告を活用することで、多様なアプローチが可能になります。
Instagramで配信できる広告面
Instagramの動画広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
関連記事:【2024年最新】Instagram動画広告の活用法!成果が上がる広告の出し方を紹介
カルーセル広告は、1つの広告に最大10個の画像または動画を設定することができます。
複数の商品をまとめて紹介したいときや、商品の特徴や使用方法を詳しく説明したいときに有効的です。
Instagramで配信できる広告面
Instagramのカルーセル広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:Instagramのカルーセル広告の入稿規定や作成方法を3つの事例とあわせて紹介
コレクション広告は、メインとなるカバー画像(または動画)とその下にサブ画像を表示できる広告です。
画像の場合は、3点、ストーリーズの場合は2点表示することができます。
コレクション広告は、Instagram内で商品情報を閲覧、そのまま購入まで進めるのでECでの購買促進に最適です。
Instagramで配信できる広告面
Instagramコレクション公告の詳しい詳細は、下記の記事をご参考ください。
関連記事:【EC担当者必見!】Facebook・Instagram(Meta)コレクション広告の概要や配信方法、活用する際のポイントをご紹介!
Instagramのショッピング広告では、広告内に「商品タグ」をつけることで、そのタグをタップしたユーザーを商品ページへ直接誘導させることができる機能です。
これにより、ユーザーは、広告に掲載されているアイテムをGoogleなどの検索エンジンで探す手間もなく、スムーズに購入までたどり着くことができます。
Instagramで配信できる広告面
ここでは、Instagram広告の課金方式についてご紹介していきます。
Instagram広告には、以下の4つの課金方式があります。
それぞれの課金方式を詳しくみていきましょう。
CPMとは、広告が1000回表示されるごとに費用が発生する課金形態です。
広告がクリックされても、発生する費用は一定で変わりません。
商品やブランドの認知拡大に効果的な課金方式です。
CPCは、広告がクリックされるごとに費用がかかる課金形態です。
広告がクリックされない限り料金は発生しません。
Webサイトへの流入や商品購入などのコンバージョン獲得を目的とした場合に、最適です。
CPIとは、ユーザーがアプリなどをインストールするたびに料金が発生する課金形態です。
アプリをインストールした場合のみ料金が発生するため、アプリ広告以外では使用できない課金形態です。
CPVとは、動画が1再生されるたびに費用が発生する課金形態です。
10秒以上の動画再生または、最後まで再生された場合のみカウントされます。
ユーザーが動画を視聴することで課金されるため、広告に興味のないユーザーに対しては費用を抑えられるのが利点です。
Instagram広告の課金方式や費用についての詳しい詳細は、以下の記事をご参考ください。
関連記事:Instagram広告の課金形態や広告料金の支払い方法、決済トラブルの対処方法を徹底解説!費用対効果を高めるコツもご紹介!
ここでは、Instagramの出稿方法について解説していきます。
Instagram広告は、以下の2つの方法から広告を出稿することができます。
それぞれの出稿方法を詳しくみていきましょう。
最も簡単な出稿方法ですが、細かなターゲティング設定ができないので注意しましょう。
また、Instagramアプリから出稿する場合、過去の既存投稿からになります。
InstagramアプリからInstagram広告を出稿する手順は、以下のとおりです。
1.Instagramアカウントを個人アカウントからプロアカウントに変更します。
プロアカウントへの切り替え方法は、こちらをご参考ください。
2.広告を出稿したい投稿を選択して「投稿を宣伝」をタップします。
3.広告を見た人に取ってもらいたいアクション(広告の目的)を選択します。
4.ターゲット設定をします。
「おすすめのオーディエンス」を選択するとフォロワーと似た特徴を持つユーザーに広告が配信されます。
年齢や性別、地域、興味関心などの設定も可能です。
5.1日の広告予算、広告の記載期間を設定します。
※設定した予算と実際に配信したときの金額に多少のズレが生じることがあります。
6.支払いの設定をする。
以上で、Instagramアプリからの出稿は完了です。
1.広告マネージャを開きます。
2.画面左にある「+作成」ボタンをクリックし、キャンペーンを作成します。
3.広告の目的を選択します。
4.キャンペーン名やキャンペーンの詳細などを設定します。
5.「広告セット」を作成します。
ここでは、予算や配信期間、配信面、ターゲティングを設定していきます。
6.「配置」セクションで「手動」を選択します。
7.「Instagram」にチェックを入れます。
8.「広告」を作成します。
ここでは、リエイティブや形式、リンクの設置などを設定していきます。
9.全ての設定が完了したら、「公開」をクリックします。
以上で、広告マネージャからの出稿は完了です。
ここでは、Instagram広告で成功するクリエイティブデザインを作成するコツをご紹介します。
Instagram広告で効果の高いクリエイティブを作成するコツは、次のとおりです。
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
広告クリエイティブを作成する前に、まずは誰に訴求したい広告なのかターゲットを明確にしましょう。
年齢や性別、地域、興味関心など、できるだけ具体的に設定することが重要です。
自社の商品とターゲットのイメージを明確にすることで、訴求軸を強めることができます。
具体的なユーザーを想起することで、ユーザーの共感を生み、広告効果を高めることができます。
Instagramは、ビジュアルを重視したSNSなため、クリエイティブの質が広告の効果に大きく影響します。
また、クオリティの高い投稿が多いため、低品質な広告ではエンゲージメント率が下がり、広告の成果が出にくくなってしまいます。
解像度の低い画像は、画質が粗い状態となり、ぼんやりとしてしまうため、広告の印象が悪くなってしまいます。
広告のクリエイティブを作成する際は、ピクセルとファイルサイズを確認し、できるだけ解像度の高い画像を使用しましょう。
Instagram広告の推奨サイズについて詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
関連記事:【Instagram広告の画像・動画】推奨サイズとクリエイティブ作成時のポイントを徹底解説
動画のクリエイティブを作成する際は、冒頭の3秒でユーザーの興味を引きつけるようにしましょう。
最初の3秒でユーザーの興味を引けない場合、離脱されてしまう可能性が高まります。
最も印象的な画像や重要なメッセージを持ってきて、離脱される前に商品やサービスの魅力を伝える工夫が必要です。
Instagramでは、長い動画は好まれていません。
そのため、あまり長い動画広告ではスキップされてしまう可能性が高いです。
Instagramで投稿できる動画の長さは最大60秒ですが、できるだけ15秒内で完結するようにしましょう。
多くのユーザーがInstagramを利用するのは、通勤や通学などの隙間時間です。
外出先で音の出せない環境の人も多いはずです。
テキストなどを使って、音が無くても視覚だけでも広告のメッセージを伝えられるようにしましょう。
Instagram動画広告について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
関連記事:【2024年最新】Instagram動画広告の活用法!成果が上がる広告の出し方を紹介
画像や動画の上部14%には、Instagramアカウント名やアイコンが表示され、下部にはCTAボタンなどが表示されます。
そのため、これらの表示に被って見えなくならないように、広告クリエイティブの上下14%部分にはロゴやテキストなどの重要な要素を置かないように気をつけましょう。
Instagram広告では、表示されるテキストの行数が制限されており、冒頭30〜40文字ほどしか表示されません。
テキストが長すぎると3行目以降は「続きを読む」と表示されてしまい、ユーザーがタップしない限り全文が表示されません。
そのため、重要な内容は冒頭で伝えるようにし、メッセージは簡潔にまとめるようにしましょう。
CTAボタンを活用して、ユーザーに取ってもらいたいアクションを促しましょう。
Instagram広告には、さまざまなCTAボタンがあります。
代表的なものには、以下のような文言があります。
目的に応じた適切なCTAボタンを設置することで、コンバージョンを促し、費用対効果を高めることができます。
Instagram広告のメインテキストにハッシュタグや絵文字を使うことができます。
ハッシュタグは、1つの投稿につき最大30個までつけることができます。
ハッシュタグを活用し拡散力を高めることで、自社の商品やサービスを顕在顧客だけでなく潜在顧客にも効率的にリーチすることができます。
また、絵文字を使うことで、ユーザーとの距離が縮まり、コミュニケーションも活発になります。
複数パターンのクリエイティブを用意し、A/B テストを実施しましょう。
最も効果的なクリエイティブを分析し、改善していくことで、広告の品質向上が期待でき、より高い成果が得られます。
Instagram広告で継続的に効果の高い運用をするためには、継続的に運用結果の分析と改善を繰り返していくことが大切です。
ここでは、Instagram広告を活用した成功事例をご紹介します。
それぞれの企業事例を詳しくみていきましょう。
画像参考元:日経クロストレンド
日本の総合電機メーカーであるパナソニックは、Instagram広告を活用して高級トースター「オーブントースタービストロ」を宣伝しました。
サクッとふんわり焼き立てのパンの美味しさを動画で表現し、ストーリーズ広告を通じてユーザーに伝えました。
その結果、旧モデルと比較し売上を2倍にすることに成功しています。
画像参考元:日経クロストレンド
画像引用元:Instagram|kimurasoap
大阪府八尾市の老舗せっけんメーカーである木村石鹸工業が新発売したヘアケア商品の成功事例です。
商品の知名度もブランドの知名度もなかったため認知拡大のためにInstagram広告を活用して、商品の良さを訴求しました。
成功のきっかけは、「これは広告です」と正直に謳って宣伝したことでした。
その正直さがユーザーに受け売れ売上を3倍に伸ばすことに成功しています。
参考元:日経クロストレンド
画像引用元:Instagram|bloomee
お花のサブスクリプションサービス「ブルーミー(bloomee)を手掛けるユーザーライク株式会社は、会員獲得の伸び悩みをきかっけにInstagram広告で宣伝を始めました。
以降、ブランド全体で累計会員数は30万以上となり、お花のお届け本数も3000万本超えとなっています。
他にも多くの企業がInstagram広告を活用して、「店舗の売上が伸びた」「Webサイトのアクセスが増えた」など具体的な成果を上げています。
参考元:日経クロストレンド、ユーザーライク株式会社HP
Instagram広告の成功事例について詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
関連記事:【まとめ】Instagram広告8つの成功事例!実践的な活用方法も紹介
本記事では、Instagram広告の特徴や出稿方法、成功するクリエイティブデザインのコツ、成功例について解説しました。
成果の高いクリエイティブを作成するには、複数パターンの広告クリエイティブを作成し、A/Bテストなどの実施しながら、検証をかさね、改善していくことが重要です。
Instagram広告には、さまざまな配信面や広告フォーマットがあります。
自社の広告目的に応じて適切な配信面・広告フォーマットを選ぶことで、より高い広告効果が期待できます。
弊社では、Instagram広告の配信において、ターゲティング設計から広告作成、成果改善までサポートしております。
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Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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