【入門ガイド】Facebook（Meta）広告のシミュレーション方法や費用、効果予測方法、費用対効果の高め方を徹底解説！

Facebook（Meta）広告のシミュレーションとは？

Facebook（Meta）広告のシミュレーションとは、広告を実際に配信したとき、どのような結果になるのかを予測したものです。

広告を配信する前にシミュレーションをおこなうことで、事前に広告費や広告効果などの運用成果がどのくらいなのかを把握することができます。

Facebook（Meta）広告のシミュレーションは、広告マネージャで無料で利用することができます。

Facebook（Meta）広告でシミュレーションを行う3つのメリット

ここでは、Facebook（Meta）広告でシミュレーションを行うメリットをご紹介します。

1. 広告配信する前に広告の効果を予測することができる
2. 広告の設定が適切か確認できる
3. 広告運用の改善ができる

それぞれのメリットをみていきましょう。

１．広告配信する前に広告の効果を予測することができる

広告運用を始めたばかりの方にとって、実際に広告を配信した場合、どれくらいの予算が必要で、どのくらいのユーザーにリーチできるのかなどを予測するのは難しいと思います。

しかし、運用経験が全くない初心者の方でも、広告を配信する前に、Facebook（Meta）広告でシミュレーションをおこなうことで、実際の広告効果を把握することができます。

事前に広告結果を確認しておくことで、コンバージョンやリーチ数が推定しやすく、予算や運用期間、ターゲティング設定の参考にすることができます。

２．広告の設定が適切か確認できる

Facebook（Meta）広告のシミュレーションをおこなうことで、予算やターゲティング設定に問題がないか確認することができます。

シミュレーションをおこなうと、広告作成で設定した「予算」や「ターゲティング」を基に「リーチ数」や「コンバージョン数」、「オーディエンスサイズ」などを予測することができます。

例えば、シミュレーションで「リーチ」が大幅に少ない場合、設定した予算が相場より少ないため、適切な予算設定ができていないことが分かります。

このように適切な設定ができているのかを判断する材料として活用することができます。

３．広告運用の改善ができる

Facebook（Meta）広告のシミュレーションは、現在運用している広告のどこを改善するべきなのかを明確にすることができます。

まず、シミュレーションで予測した結果と実際の配信結果を比較し、今運用している広告のどこに問題があるのかを特定します。

シミュレーションで得た値を目標値とし、どの指標に問題があるのか（目標とかけ離れている指標はどれか）を分析し、原因に対して対策をとることで、広告運用の改善をおこなうことができます。

Facebook（Meta）広告のシミュレーションを行うのにおすすめなタイミング3選

ここでは、Facebook（Meta）広告のシミュレーションを実施するのにおすすめなタイミングをご紹介します。

シミュレーションをおこなうのにおススメなタイミングは、次の通りです。

1. Facebook（Meta）広告を始めて運用する時
2. ひと月あたりの広告予算の目安を知りたい時
3. 広告媒体や配信メニューを選定する時

それぞれのタイミングについて詳しくみていきましょう。

１．Facebook（Meta）広告を始めて運用する時

初めてFacebook（Meta）広告を出稿する時は、シミュレーションで広告の効果がどのくらい得られるのかを確認しましょう。

シミュレーションを行うことで、コンバージョン数やリーチ数の推定がしやすくなります。

そのため、事前にシミュレーションで運用した結果を確認しておくことで、配信を行う際の設定が適切かどうかを見極めることができます。

Facebook（Meta）広告の運用経験がない方は、配信前にシミュレーション結果を参考に、予算やターゲティング設定を適切におこなえているか確認することをおすすめします。

２．広告予算の目安を知りたい時

広告の予算の目安を知りたい時は、シミュレーションで必要となる予算を予測しましょう。

運用経験がない方が、初めて広告を出稿する場合、運用にかかる費用がどのくらいかかるのか予想するのは難しいかもしれません。

シミュレーションは、広告の予算を基に広告の効果を予測します。

シミュレーションを活用することで、「オーディエンスサイズ」や「リーチ」、「コンバージョン」など、シミュレーションで得た結果を参考に、広告費の目安を知ることができます。

配信に必要な予算がどのくらいかかるのか把握できない場合は、シミュレーションを活用しましょう。

３．広告媒体や配信メニューを選定する時

媒体を選択する時にシミュレーションを行うことで、広告の目的に合った適切な広告媒体や配信設定を選定できます。

例えば、媒体の選定に迷った場合、シミュレーション値を参考に、どの広告媒体でどのような配信設定なら広告の成果を最大化できるのか判断することができます。

また、複数の媒体への出稿を検討している時もおすすめです。

それぞれの「オーディエンスサイズ」や「リーチ」を把握することで、各媒体で適切な運用がおこなえます。

Facebook（Meta）広告シミュレーションで確認できる4つの指標

ここでは、Facebook（Meta）広告のシミュレーションで確認できる主な指標をご紹介します。

シミュレーションで確認できる指標は次のとおりです。

1. リーチ
2. リンクのクリック
3. オーディエンスサイズ
4. コンバージョン

上記の指標は、以下の3つの設定を基に自動的に試算されます。

• オーディエンス
• 広告予算
• 掲載期間

それでは、それぞれの指標を詳しくみていきましょう。

１．リーチ

リーチとは、配信した広告を見たユーザー数（掲載した広告の到達率）を示す指標です。

Facebook（Meta）広告のシミュレーションでは、一日に届けられる広告数を表しています。

広告のリーチ数は、特に重要な指標です。

なぜなら、広告のクリックやコンバージョンは、まず広告をユーザーに見てもらわないと獲得につながらないからです。

広告をどれくらいのユーザーに見てもらいたいなどの目標がある場合は、ここの数値を参考にしましょう。

２．リンクのクリック

リンクのクリックは、広告内のリンクがクリックされた数です。

トラフィックを目的としている場合は、リンクのクリックを重要視しましょう。

ユーザーは、広告をクリックするとLPへ誘導されます。

そのため、クリック数を把握することで、どのくらいのトラフィックが獲得できるか事前に予測することができます。

また、クリック課金型広告の場合、クリック数を予測することで、どのくらい広告費が必要なのか目安を知ることができます。

Facebook（Meta）広告の平均クリック率は、0.90%だと言われています。

しかし、業界によってもクリック数の平均値は異なります。

業種別の平均値は、下記の表をご参考ください。

業界	平均クリック率
美容	1.16%
ビジネス	0.78%
アパレル	1.24%
自動車	0.80%
消費者向けサービス	0.62%
教育	0.73%
産業サービス	0.71%
法律	1.61%
不動産	0.99%
小売業	1.59%
テクノロジー	1.04%
旅行	0.90%
金融・保険	0.56%
スポーツ	1.01%
リフォーム	0.70%
ヘルスケア	0.83%

引用元：Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]

３．オーディエンスサイズ

オーディエンスサイズは、広告作成時に選択したターゲット設定と広告配置の条件に合うユーザー数の推定値です。

広告のターゲット設定基準と配置、過去30日間にFacebook（Meta）サービスに広告が表示されたユーザー数などを基に算出されています。

オーディエンスサイズでは、広告に対してどのくらいの潜在ユーザーがいるのかを確認することができます。

ターゲティングが広いとリーチ数（広告を届けられるユーザー数）は大きくなり、ターゲティング設定が狭いとリーチ数は少なくなります。

オーディエンスサイズを設定する際の注意点

オーディエンスサイズは、広すぎても狭すぎても良い成果は得られません。

なぜなら、広すぎると多くのユーザーに広告を配信できても、広告に興味のないユーザーまで配信されてしまい、広告のクリック率やコンバージョン率が低くなってしまう傾向にあるからです。

一方で、オーディエンスサイズが狭すぎる場合、リーチ数が少なくなってしまい、広告がほとんど表示されなくなってしまう可能性があります。

また、ターゲティングを絞りすぎると、Facebook（Meta）広告の最適化をかける機械学習がうまく働かないので注意が必要です。

最初は、できるだけターゲティングを広めに設定し、運用結果をみながら徐々に絞っていくと良いでしょう。

Facebook広告のターゲティングについて、詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

参照：Facebook広告（Meta広告）セグメントの種類、詳細ターゲット設定の活用ポイントをご紹介！

４．コンバージョン

コンバージョンは、1日に獲得できるコンバージョン数が予想できます。

広告の目的をコンバージョンに設定したときに確認する指標です。

配信する広告で獲得したい件数などの目標があれば、この数値を参考にしましょう。

Facebook（Meta）広告の平均コンバージョン率は、9.21%です。

また、業界別の平均値は、下記の表をご参考ください。

業界	平均コンバージョン率
美容	7.10%
ビジネス	10.63%
アパレル	4.11%
自動車	5.11%
消費者向けサービス	9.96%
教育	13.58%
産業サービス	0.71%
法律	5.60%
不動産	10.68%
小売業	3.26%
テクノロジー	2.31%
旅行	2.82%
金融・保険	9.09%
スポーツ	14.29%
リフォーム	6.56%
ヘルスケア	11.00%

引用元：Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]

Facebook（Meta）広告シミュレーションの準備

ここでは、Facebook（Meta）広告のシミュレーションを行う際の準備について解説します。

シミュレーションをおこなうには、広告配信するときに必要な情報を事前に準備しておく必要があります。

1. 広告の配信目的を明確にする
2. ターゲットを選定する

それぞれの必要な情報について解説していきます。

１．広告の配信目的を明確にする

まず初めに、広告の目標を明確にしましょう。

Facebook（Meta）広告の目的は、「認知」、「検討」、「コンバージョン」の3つのカテゴリーから選択することができます。

広告の目的	内容
認知	自社の商品やサービスに関心を持ってもらう
検討	自社の商品やサービスをユーザーにもっと詳しく知ってもらう
コンバージョン（獲得）	商品購入や問い合わせなどのアクションを獲得する

目的を設定する時は、何を達成したいかを明確にしておくことが大切です。

また、Facebook（Meta）広告をはじめて配信する方は、認知度アップや新規顧客の獲得を重視しすると良いでしょう。

２．ターゲットを選定する

まず、広告を見てもらいたいターゲットの「地域」「年齢」「性別」「言語」などの基本的な属性を「オーディエンス」で設定します。

次に「詳細ターゲット設定」で「利用者層」「趣味・関心」「行動」などの詳細を設定していきます。

ターゲットを絞ることで、広告の効果を高めることができますが、絞りすぎると逆効果になってしますので注意しましょう。

※トラフィック獲得が目的の場合、月のどのくらいのトラフィックを獲得したいのか、目標値を設定しておきましょう。

Facebook（Meta）広告シミュレーションの作成方法

ここでは、実際にFacebook（Meta）広告のシミュレーションを作成する方法をご紹介します。

シミュレーションをおこなう手順は、次のとおりです。

1. 広告マネージャを開き、キャンペーン作成を作成する
2. 広告の目的を設定する
3. 基本情報を入力する
4. 広告セットを設定する
5. シミュレーション結果を確認する

それぞれの手順を詳しく解説していきます。

１．広告マネージャを開き、キャンペーンを作成する

Facebook（Meta）広告のシミュレーションは、広告マネージャで作成します。

広告マネージャを開き、画面左上にある「＋作成」をクリックし、キャンペーンを作成します。

２．広告の目的を設定する

広告を配信する目的を設定します。

３．基本情報を入力する

「キャンペーン名」「キャンペーン詳細」「A/Bテスト」などの基本情報を入力します。

４．広告セットを設定する

ここでは、「予算と掲載期間」「オーディエンス」「配置」を設定していきます。

上記の各項目で、「シミュレーション値」が変わります。

５．シミュレーション結果を確認する

「予算と掲載期間」「オーディエンス」「配置」を設定すると、画面の右側にシミュレーション結果が表示されます。

Facebook（Meta）広告のシミュレーションを作成する際の注意点2選

ここでは、Facebook（Meta）広告のシミュレーションを行う際の注意点をご紹介します。

シミュレーションを作成する際の注意点は、次の2点です。

1. 表示される推定項目が異なる
2. シミュレーションは、あくまでも推定である

それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

１．表示される推定項目が異なる

Facebook（Meta）広告のシミュレーションは、選択する広告キャンペーンの目的によって表示内容が異なります。

表示される内容は、下記の表をご参考ください。

キャンペーン目的	表示される項目
認知	推定オーディエンスサイズ推定リーチ
検討	推定オーディエンスサイズ推定リーチリンクのクリック
コンバージョン	推定オーディエンスサイズ推定リーチ推定コンバージョン

２．シミュレーション結果はあくまでも推定である

広告マネージャで算出されるシミュレーション結果は、あくまでも推定された結果です。

保証された数値ではないので、実際に得られる結果がシミュレーション結果と同じになるとは限りません。

あくまでも想定された数値なので、実際はどのような結果になるかは、運用してみないと分からないということを理解しておきましょう。

Facebook（Meta）広告シミュレーションを比較・分析する方法

ここでは、実際に運用した結果とシミュレーション結果を比較・分析する方法をご紹介します。

広告パフォーマンスとシミュレーションを比較・分析する手順は次の通りです。

1. 広告パフォーマンスとシミュレーションの数値を比較する
2. シミュレーションを下回った指標があれば、PDCAを回していく

それぞれの手順を詳しくみていきましょう。

１．広告パフォーマンスとシミュレーションの数値を比較する

実際に得た結果とシミュレーションの数値を比較します。

下記の表を参考に、目的に合った指標を比較しましょう。

キャンペーン目的	比較する指標
認知	リーチ数
検討	クリック数・クリック率
コンバージョン	コンバージョン数・コンバージョン率

シミュレーションと比較し、シミュレーション値を下回っている指標がないか確認します。

２．シミュレーションを下回った指標があれば、PDCAを回していく

運用結果がシミュレーション値を下回っている指標がある場合、その原因を分析し、早めに適切な対策をとりましょう。

例えば、クリック率が低い場合、リーチ数が十分にあるかを確認します。

リーチ不足の原因が予算だった場合：1日の予算を増やす。

予算が少ないと、十分なリーチが得られず、広告効果を得にくい原因となってしまいます。

ターゲットを絞りすぎている場合：ターゲットの幅を広げる

ターゲットを絞りすぎると、リーチ数が低下し、広告が配信されない可能性があります。

原因を分析し、改善策をみつけたら、施策を実行します。

何度も改善をおこないながらPDCAを繰り返し回すことで、広告のパフォーマンスを高めることができます。

PDCAの回し方の詳しい詳細は、下記の記事をご参考ください。

関連記事：Facebook広告運用で成果を出すためには？効果的な運用のコツや出稿の始め方まで徹底解説

Facebook（Meta）広告2つの課金方式

ここでは、Facebook（Meta）広告の課金方式について解説していきます。

Facebook（Meta）広告には、大きく分けると下記の2種類の課金方法があります。

1. インプレッション課金（CPM）
2. クリック課金（CPC）

それぞれの課金方式を詳しくみていきましょう。

１．インプレッション課金（CPM）

インプレッション課金は広告が1000回毎ごとに課金される方式です。

広告が表示されるごとに、オークション形式で料金が決まります。

インプレッション課金のメリットは、広告の表示回数に応じて料金が発生するので、何回広告をクリックされても料金は一定です。

そのため、クリック率が高くなればなるほどクリック単価は安くなります。

クリエイティブを改善しながら、クリック率をあげていくことで、費用対効果の高い運用をすることができます。

インプレッション課金は、表示回数が最大になるように配信されるため、多くのユーザーに広告を見てもらうことができます。

クリック回数より表示回数が重要となるような、商品の認知やブランディングの向上を目的とした広告におすすめの課金方式です。

また、Facebook（Meta）広告は、ターゲティングの精度が非常に高いため、コンバージョンを目的とした場合は、インプレッション課金が推奨されています。

２．クリック課金（CPC）

クリック課金は、広告1クリックにつき課金されていく方式のことです。

インプレッション課金とは異なり、広告がクリックされたときにだけ料金が発生します。

そのため、広告が表示されても一切料金が発生しないので、無駄なコストを抑えることができます。

クリック課金方式もインプレッション課金方式と同じで、オークション形式で料金が決定します。

そして、クリック単価は、商品やサービス、業種、市場規模によって異なります。

そのため、入札の単価を低く設定してしまうと、全く配信されないと言ったケースもあるので注意が必要です。

入札単価を設定するときは、ある程度相場を理解して適切な単価を設定するようにしましょう。

クリック課金を採用する場合は、クリック数が重要なウェブサイトへの誘導を目的とした場合に選択すると良いでしょう。

※認知拡大や知名度向上などの目的には向いていません。

その他

Facebook（Meta）広告には、上記の課金方式以外にも、次のような課金方式もあります。

アプリインストール課金（CPI）：アプリをインストールするごとに課金される方式

視聴課金（CPV）：動画広告を10～15秒以上視聴することで課金される方式

エンゲージメント課金（CPE）：「いいね」されるごとに課金される方式

広告の目的に応じて、より効果的な課金方式を選択するようにしましょう。

目的別課金方式

Facebook（Meta）広告は、キャンペーン目的によって課金方式の選択が異なります。

どちらの方式が自社の広告に適しているか、下記の表を参考に判断してみてください。

キャンペーン目的	インプレッション課金（CPM）	クリック課金（CPC）
認知度アップ	✕	〇
リーチ	✕	〇
トラフィック	〇	〇
エンゲージメント	✕	〇
アプリのインストール	〇	〇
動画の再生数アップ	〇（ThruPlay）	〇
リード獲得	✕	〇
メッセージ	✕	〇
コンバージョン	✕	〇
カタログ販売	〇	〇
来店数の増加	✕	〇

Facebook（Meta）広告の課金方式についてのより詳しい詳細は、下記の記事をご参考ください。

関連記事：Facebook広告のCPC（クリック単価）の平均相場は？課金方式やCPCを抑える方法を徹底解説！

Facebook（Meta）広告2つの予算設定

ここでは、Facebook（Meta）広告の予算設定についてご紹介していきます。

予算の設定方法には、下記の「1日の予算」と「通算予算」の2種類あります。

1. 1日の予算
2. 通算予算

予算額は、1日100円から設定可能です。

また、予算設定は、広告セットごとに設定していきます。

それでは、それぞれの予算設定について詳しくみていきましょう。

１．1日の予算

「1日の予算」とは、広告セットまたはキャンペーンで1日あたりに消化させたい平均予算です。

また、設定されている予算は、1週間の中で1日あたりに利用する平均の金額です。

1日の予算は、毎日同じくらいの予算を利用して、1日あたりの結果を安定させたい場合に有効な方法です。

参考元：Facebookビジネスヘルプセンター｜通算予算について

２．通算予算

「通算予算」とは、特定の掲載期間で消化する予算額のことです。

通算予算を設定する場合は、開始日時と終了日の設定が必須です。

予算は、広告セットで設定した指標が最適化されるように自動で分配されます。

そのため、日によって消化される金額は異なります。

通算予算は、特定の消化金額を超えたくない場合に有効な方法です。

参考元：Facebookビジネスヘルプセンター｜通算予算について

Facebook（Meta）広告の支払い方法

ここでは、Facebook（Meta）広告の支払い方法について解説していきます。

Facebook（Meta）広告では、以下の方法で支払いをすることができます。

• クレジットカードまたはクレジット機能付きデビットカード：American Express、JCB、Mastercard、Visa
• PayPal
• 銀行口座: 対応している国での口座引き落とし
• 現地の手動支払い方法: 対応している国と通貨で利用可能

参考元：Facebookビジネスヘルプセンター｜Meta広告の支払い方法として銀行口座を追加する

また、Facebook（Meta）広告の支払い設定についても詳しい詳細は、下記の記事をご参考ください。

関連記事：【2024年最新】Facebook広告で利用可能な支払い方法｜タイミングや設定方法・請求書のダウンロードまで解説

Facebook（Meta）広告の費用対効果を最大化するための8つのポイント

ここでは、Facebook（Meta）広告の費用対効果を最大化するためのポイントをご紹介します。

費用対効果を最大化させるためのポイントは、次の通りです。

1. 適切なオーディエンス設定か確認する
2. 重複しているオーディエンスは削除する
3. Facebookピクセルを設定する
4. 類似オーディエンスを活用する
5. クリエイティブの質を上げる
6. 適切なキャンペーン目的を選択する
7. 自動入札を設定する
8. 広告ライブラリを活用する

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

１．適切なオーディエンス設定か確認する

Facebook（Meta）広告の費用対効果を最大化するためには、適切なオーディエンス設定をしているか確認をしましょう。

より具体的にターゲットを絞り込むことで、自社の商品・サービスに興味関心を持ってくれそうなユーザーに効果的に広告を配信することができるからです。

オーディエンス設定が幅広いと、リーチ数は増えますが、確度の低いユーザーにまで広告を配信してしまう可能性があります。

そのため、クリック率やコンバージョン率が低くなってしまうおそれがあります。

ターゲットを明確にし、確度の高いユーザーに絞り込んで広告を配信するようにしましょう。

ただし、最初からターゲットを絞り込みすぎると、配信できるユーザーが少なくなってしまうので注意が必要です。

ターゲットの絞り込みは、運用結果を見ながら徐々に絞り込んでいくと良いでしょう。

２．重複しているオーディエンスは削除する

Facebook（Meta）広告のパフォーマンスを高めるためには、重複しているオーディエンスを削除しましょう。

複数の広告を出稿している場合、オーディエンスが重複していると、広告同士が競合し、パフォーマンスが低いと判断された広告は表示されなくなる可能性があります。」

Facebook（Meta）広告では、使用している2つのオーディエンスが重複しているかどうかを、ツールを使って確認することができます。

重複の確認方法の詳しい詳細は、「オーディエンスの重複について」をご参考ください。

３．Facebook（Meta）ピクセルを設定する

Facebook（Meta）広告の費用対効果を最大化するためには、Meta（Facebook）ピクセルの設定も必要不可欠です。

Facebook（Meta）ピクセルを設定をすることによって、ユーザーがサイト内でおこなったアクション（購入や問い合わせなど）を正確に計測することができます。

コンバージョンを追跡し、ユーザーに関するデータを収集・保存できるため、コンバージョンの見込みが高いユーザーへの配信が可能になります。

また、Facebook（Meta）広告には「最適化」という機能があり、ピクセルにユーザーの情報をためていくことで、ピクセルの情報を基に「コンバージョンにつながる可能性の高いユーザー」に配信を最適化させることができます。

最適化の設定をしておくことで、Facebook（Meta）広告がコンバージョンの見込みが高いユーザーに自動で広告配信してくれるので、広告の効果を最大化させることができます。

４．類似オーディエンスを活用する

広告のパフォーマンスを高めるためには、類似オーディエンスも活用していきましょう。

類似オーディエンスを活用することで、コンバージョンに至ったユーザーと似た属性のユーザーに広告を配信することができます。

そのため、より効率的にコンバージョンの見込みがあるユーザーに広告配信が可能になります。

５．クリエイティブの質を上げる

Facebook（Meta）広告にとって、クリエイティブの質は、非常に重要な要素です。

魅力的なビジュアルや動画を使用し、視覚的にユーザーの興味関心を引きつけるようなクリエイティブを作成しましょう。

複数の異なるクリエイティブを用意し、A/Bテストを実施しながら、より効果の高いクリエイティブを配信することで費用対効果を最大化することができます。

また、効果が高いクリエイティブでも、長期間同じクリエイティブを使用するのは避けましょう。

ユーザーが広告に飽きてしまい、広告に反応しなくなる可能性があるからです。

広告クリエイティブは、定期的に内容を変更しながら更新することをおすすめします。

効果の高いクリエイティブを作成する方法は、下記の記事をご参考ください。

関連記事：Facebook広告の効果が出るクリエイティブ作成のコツを、画像とテキストでそれぞれ解説！

６．適切なキャンペーン目的を選択する

費用対効果を高めるには、適切なキャンペーン目的を設定することが大切です。

Facebook（Meta）広告で設定できるキャンペーン目的は次の6種類です。

1. 認知度
2. トラフィック
3. エンゲージメント
4. リード
5. アプリの宣伝
6. 売上
   
   

例えば、キャンペーンの目的を「認知度」で設定した場合、Facebook（Meta）広告の学習機能は、認知度の向上をするための配信をおこなってくれます。

そのため、自社に合った目標のキャンペーンを選択しなければ、十分な効果が得られない可能性があります。

また、Facebook（Meta）広告では、キャンペーン目的によって選択できる課金形態が異なります。

キャンペーンの目的によって選べる課金方式は、以下のとおりです。

キャンペーン目的	選択可能な課金方式
認知度	インプレッション単価（CPM） 広告視聴単価（CPV）
トラフィック	インプレッション単価（CPM） クリック単価（CPC）
エンゲージメント	インプレッション単価（CPM） クリック単価（CPC） 動画視聴単価（CPV） 動画再生課金（ThruPlay）
リード	インプレッション単価（CPM） クリック単価（CPC）
アプリの宣伝	インプレッション単価（CPM） クリック単価（CPC）
売上	インプレッション単価（CPM）

７．自動入札を設定する

Facebook（Meta）広告の入札方法には、以下の2種類があります。

• 自動入札
• 手動入札

手動入札は、入札価格の上限を自分で設定する必要があるため、ある程度運用経験がないと調節は難しいかもしれません。

そのため、まだFacebook（Meta）広告の運用に慣れていない方は、自動入札をおすすめします。

手動で調節しなくても効果の高い配信をすることができます。

８．広告ライブラリを活用する

Facebook（Meta）広告には、「広告ライブラリ」というMetaが提供している無料のツールがあります。

Meta社が提供しているサービス（FacebookやInstagram、Messenger、Audience Networkなど）に配信されている広告すべて見ることができます。

広告ライブラリを活用することで、競合他社の広告をリサーチすることができます。

他社の広告クリエイティブと比較し、良い所を自社の広告に活かすことで、より効果的な運用をすることができます。

広告ライブラリの詳しい詳細は、下記の記事をご参考ください。

関連記事：Meta「広告ライブラリとは？」使い方や便利な機能、注意点をわかりやすく紹介！

まとめ

本記事では、Facebook広告の費用や課金方式、シミュレーション方法、費用対効果を高めるポイントを分かりやすく解説しました。

初めてFacebook（Meta）広告を運用する方にとって、広告の費用対効果などを予測するのは難しいでしょう。

そのため、初心者の方は、このシミュレーション値を参考にすることをおすすめします。

シミュレーションを活用することによって、事前に広告運用の成果や予算などを試算することができ、費用効果の高い運用が可能になります。

弊社では、Facebook（Meta）広告の配信において、ターゲティング設計から広告作成、成果改善までサポートしております。

自社でのシミュレーション作成が難しいなどでお困りの方は、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。