2024.8.22
2024.10.5
Instagramストーリーズ広告の出し方!出稿の手順や費用、作成ポイントなど徹底解説!
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「Instagramのストーリーズ広告って何?」
「Instagramのストーリーズ広告ってどうやってやるの?」
上記のような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな方に向けてInstagramストーリーズ広告の配信方法や費用、作成ポイントなどを解説します。
実際の成功事例なども併せて解説するので、Instagramストーリーズ広告を始めたいという方や、成果を出したいという方は、是非ご覧ください。
Instagramストーリーズ広告とは?
画像引用元:「instagram 公式サイト」
ストーリーズ広告とは、Instagramのストーリーズで配信される広告のことを指します。通常、ストーリーズ広告は、投稿後24時間経過すると自動で削除されますが、ストーリーズ広告は、24時間経過しても削除されることはありません。
画像、動画、カルーセル形式で広告を配信でき、縦長のフルスクリーンで表示されます。そのため、クリエイティブを工夫することで大きなインパクトをユーザーに与えることができます。フォロワーのストーリーを約3回視聴すると広告が表示され、10秒未満の動画はフル再生、それ以上の尺の長さであれば、1〜3枚に分けて広告表示されます。Instagramストーリーズ広告では、クリエイティブの中にCTAを設定し、リンク先に遷移することができるので、ユーザーがアクションを起こしやすいという特徴があります。
Instagramストーリーズ広告とフィード広告の違い
画像引用元:ビジネスヘルプセンター「ストーリーズについて」
Instagramストーリーズ広告とフィード広告の違いは、おもに表示される場所や広告の形式が違うことです。ストーリーズ広告はホーム画面上部に広告が表示され、フィード広告はタイムラインに表示されます。
ストーリーズ広告 | フィード広告 | |
掲載期間
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掲載24時間後に自動で削除
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24時間経過後も削除されない
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サイズ
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縦長フルスクリーン
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正方形 横長正方形
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配信場所
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ストーリーズの枠に表示
|
タイムラインに表示
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Instagramストーリーズ広告の種類と仕様
画像引用元:ビジネスヘルプセンター「アスペクト比のベストプラクティス」
ストーリーズ広告には以下の4種類があります。ここでは、各広告の特徴や仕様を解説します。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
画像広告
画像引用元:「画像Instagramストーリーズ」
画像広告は、画像とテキストを使って商品やサービスをアピールできる広告フォーマットです。広告は5秒〜16秒間表示されされ、途中でスワイプすると広告をスキップすることが可能です。1枚の画像のみを使用したシンプルな広告なので、ユーザーに違和感なくダイレクトに情報を伝えることができます。
デザイン・テキストの推奨事項
掲載時間 |
5~16秒間
|
アスペクト比 |
9:16
|
画像ファイルタイプ |
JPG PNG
|
解像度 |
1,080 x 1,080ピクセル以上
|
テキスト |
125文字以内
|
技術的要件 |
最大ファイルサイズ: 30MB 最小幅: 500ピクセル アスペクト比の比率許容誤差: 1%
|
参考元:「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
動画広告
画像引用元:「動画Instagramストーリーズ」
動画広告は、動画とテキストを使用した広告フォーマットです。動画広告は、視覚・聴覚の両方でユーザーに情報をつたえられるので、画像やテキストの広告よりを多くの情報を伝えることができます。商品やサービスをストーリー仕立てでユーザーに伝えることができるので、やり方や説明を紹介する時におススメです。10秒未満の場合は全編再生され、10秒以上の動画の場合は、1〜3枚に自動分割されて表示されます。
デザイン・テキストの推奨事項
掲載時間 |
長さが30秒未満の動画広告は動画全編が再生 15秒以上の動画広告は、複数のストーリーズカードに分割して再生
|
アスペクト比 |
9:16
|
動画ファイルタイプ |
MP4、MOV GIF
|
解像度 |
1,080 x 1,080ピクセル以上
|
テキスト |
125文字以内
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動画設定 |
H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮
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動画のキャプション |
任意だが使用を推奨
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動画音声 |
任意だが使用を推奨
|
技術的要件 |
動画の長さ: 1秒~60分 最大ファイルサイズ: 4GB 最小幅: 500ピクセル アスペクト比の比率許容誤差: 1%
|
参考元:「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
カルーセル広告
画像引用元:「カルーセルInstagramストーリーズ」
カルーセル広告とは、複数の画像や動画、テキストを組み合わせて表示できる広告フォーマットです。最大10枚のコンテンツを表示でき、画像や動画ごとにCTAボタンを設定して、リンク先に遷移することができます。デフォルトで、カルーセル広告をスワイプすると広告が自動再生されます。30秒未満の動画の場合は、約90秒間繰り返し再生され、30秒以上の動画では再生されません。複数の商品やサービスを紹介する場合や、一度に多くの情報を届けたいときにおススメのフォーマットです。
デザイン・テキストの推奨事項
掲載時間 |
30秒未満の動画は約90秒繰り返し再生 30秒以上の動画では再生されない |
アスペクト比 |
1:1
|
動画ファイルタイプ |
MP4、MOV GIF
|
解像度 |
1,080 x 1,920ピクセル以上
|
テキスト |
125文字以内 見出し: 40文字以内 ランディングページのURL: 必須 |
技術的要件 |
カルーセルカードの数: 2~10 画像の最大ファイルサイズ: 30MB 動画の最大ファイルサイズ: 4GB 動画の長さ: 1秒~15秒 アスペクト比の比率許容誤差: 1%
|
参考元:「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
コレクション広告
画像引用元:「コレクションInstagramストーリーズ」
コレクション広告とは、カタログのように複数の商品をコレクションして表示できる広告フォーマットです。コレクション広告は、カバー画像1枚または動画1本、2点の商品画像を表示でき、商品をタップすることで広告がフルスクリーンで表示されます。カルーセル広告のようにスワイプせず複数の画像を見ることができるので、離脱率が少なく、ユーザーの興味や購買意欲を高めやすいというメリットがあります。
デザイン・テキストの推奨事項
掲載時間 |
ー |
アスペクト比 |
1.91:1~1:1
|
画像ファイルタイプ |
JPG PNG
|
動画ファイルタイプ |
MP4、MOV GIF
|
解像度 |
1,080 x 1,080ピクセル以上
|
テキスト |
125文字以内 ランディングページのURL: 必須 |
技術的要件 |
インスタントエクスペリエンス: 必須 画像の最大ファイルサイズ: 30MB 動画の最大ファイルサイズ: 4GB 画像・動画の最小幅: 500ピクセル 画像・動画の最小高さ: 500ピクセル
|
参考元:「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
Instagramストーリーズ広告のメリット
ここでは、Instagramストーリーズ広告のメリットをご紹介します。Instagramストーリーズ広告の利点を理解することで、より効果的な広告配信ができます。
フルスクリーンでインパクトのある広告を配信できる
全画面に縦長の画像や動画を表示できるので、より強いインパクトを与えユーザーの興味・関心をひくことができます。
Instagramを利用するユーザーのほとんどがスマホを縦に持って使用するため、縦型または正方形のアスペクト比を使用することで、画面に広告が大きく表示されます。
参考元:「広告の魅力を高めるためのベストプラクティス」
自然とユーザーの目に留まるように配信できるの違和感がない
Instagramストーリーズ広告は、フォロワーのストーリーを視聴している途中で表示されるため、違和感なく自然とユーザーの目に留まるように広告を配信できるので不快感を与えにくいです。
また、Instagramでは、広告のクリエイティブ最適化のために「ストーリーズの自動テンプレート」を使用しており、ユーザーの好みに合わせて画像が自動調節されます。そのため、より訴求力の強い広告を作成でき、広告のパフォーマンスを向上することができます。
参考元:「Instagram広告のクリエイティブの最適化について」
ユーザーに行動を促せる
Instagramストーリーズ広告は、「会員登録はこちら」などのCTAボタンを設置することができるので、ユーザーのアクションを促すことができます。Instagramストーリーズ広告から直接購入サイトにユーザーを誘導できるので、クリック率やコンバージョン率の向上も期待できます。
Instagramストーリーズ広告の費用
Instagramストーリーズ広告には、以下の4つの課金方式があります。
- クリック課金(CPC)
- インプレッション課金(CPM)
- 動画視聴課金(CPV)
- アプリインストール課金(CPI)
ここでは、Instagramストーリーズ広告のそれぞれの課金方式について詳しくご紹介していきます。
1.クリック課金(CPC)
クリック課金は、広告が1クリックされるごとに課金される費用のことを指します。広告がクリックされなければ、表示回数にかかわらず料金は発生しません。クリックされなければ課金されないので、費用対効果が高く、広告の効果検証がしやすいという特徴があります。
クリック課金の費用相場は、1クリックにつき40円〜100円が目安と言われています。
比較的低い予算から始められ、ユーザーをLPへ誘導、コンバージョン獲得を目的とした広告におすすめです。
2.インプレッション課金(CPM)
インプレッション課金は、広告が1000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。表示ごとに料金が発生するので、クリック率が高い広告ほど単価が安くなり、インプレッション課金にすることで費用を抑えることができます。インプレッション単価は、「広告掲載にかかるコスト×表示回数×1000」で求めることができます。1回の表示につき0.5円〜1円がインプレッション課金の費用相場の目安と言われています。
インプレッション課金は、インプレッション数が最大化されるように広告配信されるので、より多くのユーザーに広告が表示されます。視認性が高いので、「商品・サービス・ブランドの認知拡大」や「リーチ数を増やしたい」場合に効果的です。
3.動画視聴課金(CPV)
動画視聴課金は、動画の再生回数に応じて課金される料金形態です。ユーザーが動画を視聴した際に料金が発生しますが、視聴時間が10秒以上もしくは視聴が完了した時に再生カウントされます。再生回数につき料金が発生しますが、1再生につき4円〜7円が費用相場の目安と言われています。インプレッション課金と同様に、「商品やブランドなどの認知拡大」や「リーチ数の増加」を目的とした広告に効果的です。
4.アプリインストール課金(CPI)
アプリインストール課金は、ユーザーが広告リンクをクリックして、アプリをインストールすることで料金が発生します。そのため、広告をクリックするだけでは料金は発生しません。指定のアプリをインストールさせたい場合に利用されます。アプリインストール課金の相場は1インストールあたり100円〜150円と相場費用が高めですが、有料アプリの場合はアプリのインストール自体が利益(売り上げ)になるので、高い費用対効果が期待できます。
Instagramストーリーズ広告の出稿方法(PCの場合)
Instagramストーリーズ広告はパソコンやスマホから簡単に出稿することができます。ここでは、パソコンとスマホを使った広告掲載方法をそれぞれご紹介していきます。
1.Facebookのアカウントを準備する
Instagramストーリーズ広告を出稿する前に事前にFacebookのビジネスマネジャーのアカウントを作成する必要があります。また、Facebookアカウントを持っていない方は、Facebookアカウントとビジネスマネジャーのアカウントの両方を作成する必要があります。
Facebookアカウントをお持ちでない方は、こちらの「Facebook公式サイト」から新規アカウント作成をおこなってください。
2.Facebook広告ビジネスマネジャーのアカウントを準備する
Facebookアカウントを作成し、ログインしたら、次はFacebook広告のビジネスマネジャーアカウントを設定します。
ビジネスマネジャー作成の手順
1.ビジネスマネジャーのページにアクセスする
2.「アカウントを作成」をクリックする
3.アカウント名など必要事項を入力し、「送信」をクリックする
これでビジネスマネジャーの作成・登録は完了です。
3.FacebookページとInstagramのアカウントを連携する
Facebookアカウントとビジネスマネジャーのアカウントの両方を作成したら、次はFacebookページとInstagramのアカウントを紐づけします。
FacebookページとInstagramのアカウントの連携方法は、「FacebookページからInstagramアカウントをリンクしたり、リンクを解除したりする方法」をご参考ください。
4.キャンペーンを作成する
Facebookのビジネスマネージャーを開き、画面左上にある「+作成」をクリックします。
作成をクリックすると、以下のポップアップが表示されるので「購入タイプ」と「キャンペーン目的」を選択します。
目的選択後に、キャンペーン名やカテゴリ、キャンペーンの詳細を入力すれば、キャンペーンの作成は完了です。
5.広告セットを作成する
広告セットとは、掲載方法や期間、場所の設置を共有する広告グループのことで、広告キャンペーンは広告セットで構成されます。
キャンペーン作成が完了したら、次に「広告セット」を作成していきます。キャンペーンの作成同様に、「広告セット」の「+作成」をクリックして作成を進めていきます。
「新しい広告セットまたは広告」をクリックし、先ほど作成したキャンペーンを選択し、広告セット名を設定して「次へ」をクリックします。
広告セットの設定画面が開いたら、まず広告に表示される名前を設定します。次にコンバージョンの場所を設定します。今回は「ウェブサイト」を選択して、広告セットを作成していきます。
次に予算と掲載期間(広告の配信開始日)を設定します。
ターゲティングの設定をおこないましょう。「カスタムオーディエンス」または「オーディエンスリスト」で作成したリストを使用することができます。地域や年齢、性別指定で細かいターゲット設定も可能です。また、詳細ターゲット設定では、設定したターゲットに加えて「興味」「関心」「行動」などのカテゴリを選択できます。
配置編集で「手動配置」を選択します。
配置手動を選択した後、配信したいプラットフォームで「Instagram」をチェックし「ストーリーズ」を選択します。
これで広告セットの設定は完了です。
6.広告セットを設定する
画面一番右上にある「広告」を選択し、「+作成」をクリックします。
広告設定の画面が開いたら「広告名」を設定し、「広告に表示する名前」の「Facebookページ」、「Instagramアカウント」に広告を配信したいFacebookページ、Instagramアカウントを設定します。
「フォーマット」で広告の構成を選択します。画像や動画、カルーセルなどの広告の種類を設定することができます。今回は「シングル画像または動画」を選択します。
フォーマットを選択したら、次に「クリエイティブ」のメディアを追加で「動画を追加」を選択します。
使用したい動画を選択し「次へ」をクリックします。
画像を選択したら、メディアの切り取りを選択します。ストーリーズ広告は縦長の配信になるので、クリエイティブは推奨サイズの1080×1920(9:16)に設定することをおすすめします。切り取りを選択したら「完了」をクリックします。
画像を選択したら、メディアの切り取りを選択します
使用したい動画を選択したら、以下の項目を設定していきます。
- テキスト
- 見出し
- 説明文
- コールトゥアクション
リンク先に誘導したいウェブサイトのURLを設定し、画面の左下にある「公開」をクリックすれば、広告の入稿は完了です。
Instagramストーリーズ広告の出稿方法(スマホの場合)
Instagramストーリーズ広告は、スマホのアプリからも簡単に出稿することができます。ここでは、スマホからの広告の仕方をご紹介します。
PC同様に、事前にFacebookアカウントとビジネスマネージャーのアカウントを作成し、Instagramアカウントと連携しておきましょう。
出稿手順
1.ビジネスアカウント(プロアカウント)に切り替える。
まず、Instagramのアプリで出稿するには、ビジネスアカウント(プロアカウント)に切り替える必要があります。
切り替え方法は「Instagramでビジネスアカウントを設定する方法」をご参考ください。
2.広告として配信したい投稿を選択する。
広告として配信する投稿を選び、投稿画像の右下にある「宣伝」のボタンをクリックします。
3.ユーザーの誘導先を設定する
リンク先の項目は以下の通りです。
- 自分のプロフィール
- ウェブサイト
- ダイレクトメッセージ
4.ターゲットを設定する
ターゲット設定では「自動」と「カスタムオーディエンス」を選択できます。「カスタムオーディエンスを作成」を選択するとユーザーの年齢や性別、地域、趣味、関心が選択できます。フォローしてくれているユーザーに類似したターゲットに広告をアピールしたい場合は「自動」を選択することをおすすめします。
5.予算と配信期間を設定する
1日あたりの予算と配信する期間を設定します。
6.支払い方法の設定と最終確認をする
プレビューで広告がどのように表示されるのか確認することができるので、配信内容に問題がないか最終確認をしましょう。確認をして内容に問題がなければ、カード情報を登録して、「広告を作成」をクリックしましょう。「広告を作成」のボタンをクリックすると、審査が開始されます。審査は早くて数分、遅くても2日間以内で終わります。
Instagramストーリーズ広告の作成ポイント
Instagramストーリーズ広告で成果を上げるには、クリエイティブ作成が重要となってきます。ここでは、クリエイティブを作成する際の押さえておくべきポイントをご紹介します。
動画広告は最初の10秒に最も伝えたいメッセージを入れる
Instagramストーリーズ広告の投稿できる画像や動画には制限時間があり、1枚の画像で最大5秒、1つの動画で15秒までです。カルーセル広告の場合は、10秒づつに分割されたカードが3枚まで表示され、それ以降の広告はユーザーが「続きを見る」をタップしないと表示されません。そのため、ユーザーに興味関心を与えるようなクリエイティブでなければ離脱される可能性が高いです。そのため、冒頭の10秒で最も伝えたいメッセージを入れ、ユーザーの心を掴むようなクリエイティブを作成するなどの工夫が必要です。
CTAボタンをうまく活用する
Instagramストーリーズ広告で誘導率を向上したい場合、CATボタンの使い方も工夫することが重要です。広告を視聴しているユーザーにおこしてほしいアクションを明確にし、目的に応じてフレーズを使い分けましょう。例えば、ブランド認知拡大が目的なら「詳しくはこちら」など、「今すぐ購入」や「資料請求」以外にも商品の詳細情報に遷移するCTAボタンを設置することでCVの向上にもつなげることができます。
テキストを入れる
テキストを入れ込むことで。ユーザーに伝えたいメッセージを強調してひと目で把握してもらうことができます。
ただし、テキストの文字数が多いと逆に情報が伝わりにくくなるので、文字数はできるだけ少なく簡潔にメッセージを入れるようにしましょう。
また、Instagramストーリーズ広告の上下部分にはCTAボタンなどを設置するので、重要な部分と重ならないようにテキストの配置には注意しましょう。動画の最上部約14%から最下部約20%以下のセーフゾーンには、テキストやロゴなどを設置しないようにしましょう。
高画質な画像を使う
Instagramストーリーズ広告ではビジュアルが重視されるので、できるだけ解像度の高い画像を使用するようにしましょう。ただ、推奨サイズや規定の解像度を意識してクリエイティブを作成する必要があります。画像は最大ファイルサイズが30MB、動画が250MBまでです。規定外のサイズで作成すると自動的に既定のサイズまで圧縮され画像が粗くなり、広告の印象が悪くなってしまいます。そのため、高画質な画像を使い最大限に活かした魅せ方をするように心がけましょう。
Instagramストーリーズ広告で配信ができない時の対処法
Instagramストーリーズ広告を出稿したのに配信がされてない場合は、何らかの不備がある可能性があります。ここでは、配信ができないときの対処方法をご紹介します。
画像サイズを確認する
配信ができない場合、画像のサイズに問題がある可能性があります。既定サイズや推奨アスペクト比になっているか、再度確認してください。
スタンプの使用数を確認する
Instagramストーリーズ広告では、使用できるスタンプの数に制限があります。情報位置やハッシュタグ、@メンション、タップ可能なスタンプを最大5個まで使用することができます。これらのスタンプを使用しない場合、カウントダウンスタンプを1つ使用できます。また、アンケートスタンプとCTA(上にスワイプ)は、既存の投稿を使用せずに新しく作られた広告のみ使用可能です。ストーリーズ広告の場合、絵文字やGIF、ミュージック、リンク、複数のスタンプ、複雑なクリエイティブツールなどは使用しないようにしましょう。
参考元:Metaビジネスヘルプセンター「ストーリーズ広告用のクリエイティブに関するアドバイス」
過去に投稿した画像や動画を使用している
以前、投稿に使用した画像や動画は、Instagramストーリーズ広告には使用できない場合があります。過去に同じ画像や動画を使用していないか確認しましょう。
アクセス許可のエラーがでている
Instagramのビジネスアカウントでストーリーズ広告を投稿すると、そのアカウントのプロフィールにリンクされているFacebookページを基に、リンクされている広告アカウントが特定されます。そのため、InstagramのビジネスアカウントにリンクされているFacebookアカウント(Facebookアカウントを切り替えると)が異なるとアクセス許可のエラーがでる場合があります。リンクされているFacebookアカウントが、正しいかどうか確認しましょう。
参考元:Instagramヘルプセンター「Instagramのアクセス許可エラーのトラブルシューティング」
Instagramストーリーズ広告を活用した成功事例
画像引用元:Instagram公式「成功事例」
Instagramストーリーズ広告は、自社の商品・サービスの認知拡大や宣伝目的で多くの企業から活用されています。また、成功事例も多く、Instagramストーリーズ広告を運用することで売り上げを伸ばしています。
ここではいくつかの企業の成功事例をご紹介します。
パナソニック株式会社
日本の大手家電メーカーであるパナソニックは、「Panasonic Cooking」という公式アカウントをInstagramで開設し、自社のキッチン家電を使用して作れるレシピや最新の製品を定期的に投稿しています。
そして、高級トースターの「オーブントースタービストロ」の新モデルを発売する際に、ストーリーズ広告でキャンペーンを実施しました。パンが美味しく焼けるトースターをコンセプトに視聴者に焼きたてのパンの美味しさが伝わる動画をストーリーズ広告で配信し、その結果、旧モデルと比較して売り上げを2倍に増加させることに成功しています。
参考元:Meta公式「パナソニック株式会社」
オーブントースター「ビストロ」でInstagram広告に使用した画像
画像引用元:「日経クロストレンド」
日本航空(ANA)
日本航空はInstagramストーリーズ広告を活用して、東京オリンピックでラグビー日本代表チームの応援キャンペーンを宣伝し、結果200万人へのリーチに成功しています。
縦長のフルスクリーンのフォーマットを生かし、著名アスリートの姿を全面に映した動画や静止画のクリエイティブを作成し、常にロゴやテキストを入れくことでオリンピックに関心のあるユーザーだけでなく、スポーツ全般に興味関心を持っているユーザーなど、より幅広いターゲット層にリーチ拡大することができた成功事例です。
キリンホールディングス株式会社
清涼飲料やアルコールなどを扱うキリンホールディングス株式会社では、プラズマ乳酸飲料を含むイミューズの広告をInstagramストーリーズ広告で配信。その結果、他のSNSと比較して短期間でリーチ率を3.2向上させ、ユーザー1人当たりの単価も約60%抑えることにことに成功しています。Instagramストーリーズ広告を活用することで、スピーディーに認知度を上げることに成功した成功事例です。
その他にも大手ブランドから個人商店まで、さまざまな企業がストーリーズ広告を活用してブランドの認知拡大や売り上げの増加などの成果を出しています。Instagram公式サイトでは、ストーリーズ広告を活用した成功事例をいくつも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、Instagramストーリーズ広告の配信方法や費用、作成ポイントなどをご紹介しました。
Instagramストーリーズ広告はフルスクリーンで広告を配信できるので、ブランドや商品の魅力などを伝えるのに効果的です、
うまくInstagramストーリーズ広告を活用し、認知拡大やコンバージョン獲得を目指しましょう。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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