Youtube CPM平均は?再生回数に基づく CPM との違いや正しいCPMの計算方法、CPMを上げる方法を徹底解説! - (株)GMSコンサルティング
Youtube CPM平均は?再生回数に基づく CPM との違いや正しいCPMの計算方法、CPMを上げる方法を徹底解説!

Youtube CPM平均は?再生回数に基づく CPM との違いや正しいCPMの計算方法、CPMを上げる方法を徹底解説!

2023.12.21

今回は、YoutubeのCPM平均や再生回数に基づく CPM との違い、正しいCPMの計算方法、CPMを上げる方法をご紹介します。

YoutubeのCPM平均ーCPMとは?

 

 

 

CPMはCost Per Mille(コスト・パー・ミル)の略で、広告が1,000回表示されるごとにかかる広告費用のことを指します。

 

また、表示回数のことを「インプレッション」と呼び、CPM1,000回あたりの費用を「インプレッション単価」といいます。

 

一般的には、CPMはインプレッション単価と表現され、1,000回ごとに費用が発生する広告手法を「インプレション課金型(CPM方式)」といいます。

 

 

YoutubeのCPMの平均は?

YouTube広告のCPM(1,000回再生あたりの費用)は平均400〜600円くらいです。

 

CPMの求め方は下記のように、広告予算から動画表示回数を割って計算します。

 

広告費用÷表示回数×1,000=表示回数1,000回あたりの費用(CPM)

 

例えば、YouTubeのバンパー広告(6秒スキップ不可)はインプレション課金となります。

 

 

YoutubeのCPM平均ー再生回数に基づくCPMとの違い

YouTubeには通常の「CPM」と「再生回数に基づくCPM」の2つの指標があります。

ここでは2つの指標の違いについてご説明します。



・CPMー広告表示1000回あたりに対する広告主の広告費用を指し、広告が表示されるたびに広告表示回数がカウントされます。



・再生回数に基づくCPMー広告が表示される動画の再生(1,000回)に対して広告主が支払う費用のことを指します。

 

 

例えば、動画再生が5000回視聴されている場合、そのうち1,000回は1つの広告が表示され、500回は2つの広告が表示されたとします。広告表示の視聴回数の合計は1500回になります。結果として、個別の広告表示回数は2,000回になりますが、収益化対象の再生回数は1500回になるということです。

 

広告主が合計で7ドル支払った場合、動画のインプレッション単価は0.0035ドル(広告費用7ドル÷広告表示回数2,000)になります。CPM(広告表示,1000回あたりの費用)は3.50ドル(0.0035×1,000)再生回数に基づくCPMは4.67ドル(7ドル÷収益化対象の再生回数1,500×1,000)になります。

 

このように、多くの場合は通常のCPMより再生回数に基づくCPMは高くなる傾向にあります。

 

参考元YouTubeヘルプ「CPM」

 

 

RMPと再生回数に基づくCPMとの違い

RMP(インプレション収益)とは、動画再生回数1,000回あたりの収益額を表す指標のことです。RPMは、広告、チャンネルメンバーシップ、YouTube Premiumの収益などに基づいて計算されています。

 

CPMは、YouTubeの収益配分前の広告表示回数1000回あたりの費用を指しますが、PRMはYouTubeの収益配分後の視聴回数1,000回あたりの総収益を指します。



 

RMP

CPM

クリエーターに焦点をあてた指標

広告主に焦点をあてた指標


広告、YouTube Premium、チャンネルメンバーシップ、Super Chat、SuStickersからの収益など、YouTubeアナリティクスに報告される収益の合計額を対象


広告とYouTube Premiumからの収益のみを対象


動画再生回数の合計(収益化していない動画の再生を含む)を対象


収益化された動画(広告表示された動画)の再生のみを対象

 

参考元YouTubeヘルプ「RPM」

 

PRMを使うことで視聴回数1,000あたりの収益額を確認でき、全体で見た収益の効果を把握することができます。

 

PRMは実際に獲得する収益で計算されているので、自信のチャンネルの収益を分析する場合は、PRMを参考にすることをおすすめします。

 

また、YouTubeへ広告を出す場合や広告収益のみを知りたい場合は、再生回数に基づくCMPをご参考ください。

 

 

 

YoutubeのCPM平均ーCPMの費用対効果を算出するための計算方法

 

 

CPMを求める計算式は下記の方法で求めることができます。

 

CPM=広告費÷広告の表示回数×1,000

 

全広告費を広告表示された総回数(インプレション)で割り、1,000で掛けます。この方法で広告表示1,000回あたりの平均費用(CPM)を算出できます。

 

例えば、10万の広告費でWeb広告を500,000回表示させた場合、CPMは200円ということになります。

 

CPM=100,000÷500,000×1,000=200円

 

CPMの相場は大体10〜500円くらいと幅広く、掲載する媒体によって大きく異なります。

YouTubeの場合、CPMは400〜500円前後です。

 

また、インプレッション単価をもとに、必要な広告費を求めたい場合は、下記の計算方法で求めることができます。

 

広告費=インプレッション単価×表示回数÷1,000

 

例えば、インプレションが100円の場合、広告を6,000回表示させたい時にかかる広告費用は600円となります。

 

広告費=100×6,000÷1000=600円

 

 

CPMを計算する際の注意点

CPMを計算する際は、「実際の広告表示回数」や「全広告費」を正確に把握して計算することが大切です。これらの数値が正確でない場合、CPMの値も正確に算出することができないからです。適切な広告運用をするためには、CPMを計算するための数値をしっかり把握しておきましょう。

 

 

YoutubeのCPM平均ーCPMのメリット

 

 

 

YouTubeでCPM課金方式による広告運用には、以下のメリットが期待できます。

 

CPM課金式のメリット

  • より多くのユーザーの目にとまりやすい
  • クリック率が高いほどクリック単価が割安になる
  • 広告費を抑えることができる



より多くのユーザーの目にとまりやすい

決まった単価で最大限のインプレッション数を獲得できるように配信されるため、より多くのユーザーの目にとまりやすくなります。SNS広告や動画広告との相性が良く、自社の商品・サービスを知らない潜在ユーザーにもアプローチできるため、認知度の拡大が期待できます。

 

 

クリック率が高いほどクリック単価が割安になる

CMP課金方式は、表示回数に応じて広告費用が発生します。そのためユーザーのクリック率が高くなるほど、クリック単価が安くなります。

クリック数に応じて費用が発生するCPC課金とは異なるので、同じ表示回数で比較した場合、クリック単価は低くなります。

高いクリック率が期待できる場合は、CPC課金よりCPM課金で広告を運用する方が割安です。

 

 

広告費を抑えることができる

CPM課金は、表示回数(1,000回ごと)で広告費が決まるため、広告を何度クリックされても広告費は変わりません。急激にクリック数が増えたとしても、余計な広告費が発生することがないので、広告費のコントロールがしやすいです。運用時の負担を減らし、無駄な広告費を抑えながら運用することができます。

 

 

YoutubeのCPM平均ーCPMのデメリット

 

 

一方で、CPM課金にはデメリットもあります。CPM課金での広告出稿を検討する場合は、デメリットも把握しておきましょう。

 

CPM課金式のデメリット

  • クリック率が低くても費用が発生する
  • 費用対効果がわかりにくい

 

 

クリック率が低くても費用が発生する

CMP課金はクリック率に関係なく広告の表示回数に応じて課金されるため、クリック率が低くても同じ広告費用が発生します。広告費が決まっているので把握しやすいメリットはありますが、クリック率が全くなくても費用がかかってしまいます。クリック率が低い広告の場合、広告費が無駄になる可能性もあるので慎重に検討する必要があります。

 

 

費用対効果がわかりにくい

自社サイトへの誘導や商品購入を目的とした場合、CPM課金は費用対効果がわかりにくいというデメリットがあります。CPMは、表示回数(インプレション数)が基準となるので、クリックやコンバージョンといった具体的な成果とは直接的な関係性がありません。そのため、どれくらいの費用対効果があるのかを把握できません。CPM課金を使用する場合、成果が数字として見えにくいので、効果的な広告運用をする為には他の指標と併せて細かい分析をすることが重要です。

 

 

YoutubeのCPM平均ーCPMの改善方法

 

 

 

広告の配信先やターゲッティングを絞りすぎると、CPMは上がる傾向にあります。また、競合企業が多く似たような内容の広告が多く配信されている場合、CMPは上がるとされています。

CPMが高くなると、広告費用のコストパフォーマンスは低くなるので、CPMが上がらない対策を取る必要性がでてきます。

 

ここでは、CPMを下げるための具体的な改善策をご紹介します。

 

 

1.配信先やターゲッティングを絞りすぎない

配信先やターゲッティングが狭いとCPMは高くなる傾向にあります。ターゲティングを絞り込みすぎると、狭いターゲティングの中で表示回数を増やすことになり、表示回数に対して課金されるCPMは高くなってしまいます。CPMが高騰した場合は、配信先やターゲティングを広く設定することでCPMを下げることができます。ただし、広く設定しすぎると、アプローチしたいユーザー層への表示回数が減ってしまうので注意が必要です。

 

 

2.クリエイティブの質を上げる

CPM改善策として、クリエイティブを改善することもCPMを下げる効果が期待できます。思わずクリックしたくなるようにクリエイティブを改善し、クリック率を上げましょう。

 

また、YouTube広告では細かなターゲティング設定ができるので、それを上手く活用して、訴求したいターゲットに合った広告内容を作成しましょう。いかに狙ったターゲットに広告を表示させるかで、費用対効果も大きく変わります。ターゲットと広告内容をマッチさせることで、無駄なコストを抑えることができます。

 

 

まとめ

 

今回は、YoutubeのCPM平均や再生回数に基づく CPM との違い、正しいCPMの計算方法、CPMを上げる方法をご紹介しました。

 

CPM(インプレション課金)は使い方次第では、とてもコストパフォーマンスの高い成果を上げることができます。

 

より多くのユーザーに向けて広告をアピールできるので、認知度の拡大にも適しています。

 

メリット、デメリットをしっかり把握し、CPMをうまく活用して効果的な広告運用をしましょう。



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