2025.04.21
2025.4.21
2025.4.25
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「Instagramショッピング広告ってなに?」
「活用するメリットはあるの?」
「Instagramショピング広告の始め方が分からない。」
Instagramショピング広告を検討されている方で、上記のような悩みでお困りの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Instagramショッピング広告の特徴や活用するメリット、始め方を詳しく解説していきます。
ECサイトを運営している方におすすめの機能なので、ぜひご参考ください。
画像引用元:Instagram|無印良品公式
まず初めに、「Instagramショッピング機能」について紹介しておきます。
Instagramのショッピング機能とは、通常の動画や画像などの投稿に「商品タグ」を付けられる機能のことです。
「商品タグ」は、上記のように商品名や価格が書かれたタグのことです。
商品タグをタップするとInstagram内の商品詳細ページに移り、「ウェブサイトで見る」をタップするとECサイトの購入ページに遷移します。
このように、ユーザーは広告にある商品をわざわざ自分で検索して探さずにショップで購入することができます。
画像参考元:Instagram、フィード投稿から商品が購入できる「ショッピング機能」を日本国内で導入開始
Instagramショッピング広告とは、先述した商品タグをつけた投稿を広告として配信できる機能のことです。
また、Instagramショッピング広告は、「商品タグ付き広告」と呼ばれることもあります。
通常の投稿は、フォロワーのフィード(タイムライン)に表示されます。
しかし、ショッピング広告は、フォロワー以外に投稿が表示されるので、より多くの人にリーチすることができます。
そのため、商品やブランドの認知向上や販売促進につなげる効果が期待できます。
ここでは、Instagramショッピング広告のメリットをご紹介していきます。
Instagramショッピング広告を活用することによって、次のようなメリットがあります。
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
ショッピング広告は、通常の投稿に商品タグをつけるので、広告感が少なくユーザーに受け入れてもらいやすいです。
商品を自然にアピールすることで、ユーザーの興味関心を引き、購買意欲を促進させることができます。
実際に、Meta社の公式発表によると、日本のInstagramユーザーは、ショッピングタグなどから商品の詳細を見る割合が他の国と比較して3倍高いと報告しています。
また、ショッピングタグ付きの投稿から商品詳細を確認するユーザーは、年々増加傾向にあります。
このことから、Instagramショッピング広告をきっかけに商品購入にいたる可能性が高いことがわかります。
そのため、ユーザーの嫌悪感を招きにくいInstagramショッピング広告を活用することで、売上の向上が期待できます。
画像引用も元:Instagram|ZARA公式
Instagramショッピング広告は、購入までの動線がスムーズなので購入につながりやすいといったメリットがあります。
そして、商品タグをつけるほうが通常のCTAボタンだけの広告よりも、ユーザーにアクションしてもらいやすいです。
通常の広告は、「詳しくはこちら」「購入」といったCTAボタンしか表示されず、ボタン表示で具体的なアクションへとユーザーを誘導します。
しかし、その場合ユーザーに強い興味関心や購買意欲がないとタップしてもらえない可能性があります。
一方で、通常の投稿と変わらない商品タグ付き広告は、親しみやすいためユーザーはタップしやすくなります。
また、商品タグをタップし、Instagram内の商品詳細ページから購入ページへと遷移されるので、ユーザーの興味関心や購買意欲を保ったまま購入へと導くことができます。
Instagramショッピング広告は、複数の商品タグを付けることができます。
タップできる場所が多いため、商品に興味関心を持ったユーザーを効果的に誘導することができます。
Instagramショッピング広告は、既存の投稿をそのまま利用できるので、広告用にクリエイティブを新たに作成する必要がありません。
画像や動画、広告文などを準備しなくていいので、手間を大きく削減することが可能です。
Instagramショッピング広告は、フォロワー以外にもリーチできるので、幅広いユーザーに見てもらうことができます。
通常の投稿は、基本的にフォロワーのフィードやおすすめ投稿などの表示場所に限定されるため、リーチできる範囲が狭くなってしまいます。
しかし、Instagramショッピング広告はフォロワーだけでなく、フォロワー以外のユーザーにもアプローチできるため、リーチを最大限に広げることが可能になります。
既存顧客や新規顧客に幅広くリーチできるので、認知向上に有効的です。
Instagramでは、ショッピング機能を活用して商品にアクションしたユーザーを基にカスタムオーディエンスを作成することができます。
例えば、商品をカートに追加したユーザーや、商品を購入したユーザーなどの情報を元にショッピングカスタムオーディエンスが作成できます。
このオーディエンス機能を利用すれば、商品ページを閲覧、訪問したユーザーなどへ、再度アプローチすることができます。
過去に一度アクションを取ったことのあるユーザーは、商品に対する興味や関心が高い傾向にあるので、再度アプローチすることでリアクションしてもらえる可能性が高くなります、
ショッピングカスタムオーディエンスを活用することで、エンゲージメントを高め、売上増加や成果の改善につなげることができます。
参考元:Metaビジネスヘルプセンター|ショッピングエンゲージメントカスタムオーディエンスを作成する
2020年の「Instagram Trends Research Studay」によると、調査対象ユーザーの44%が、毎週商品タグ経由で商品を購入していると発表しています。
また、調査対象ユーザーの約2人に1人が、Instagramを活用して新たらしいブランドや商品を発見しています。
Instagramは、ユーザーとブランドや商品との結びつきを深め、購買意欲を刺激するきっかけとなっています。
そのため、Instagramショッピング広告を活用することで商品やサービスの販売促進や、売上拡大が期待できます。
参考元:Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける
ここでは、Instagramショッピング広告を掲載できる配信面について解説していきます。
Instagramショッピング広告は、以下の2箇所に配信することができます。
それぞれの配信面を詳しくみていきましょう。
画像引用元:Metaビジネスヘルプセンター|Instagramショッピングについて
Instagramのフィードとは、Instagramのアプリを開いてすぐに表示されるホーム画面(タイムライン)のことです。
画面下に表示されている「ホーム」のアイコンをタップすると表示されます。
フィードには、自分がフォローしているアカウントの投稿や自分の嗜好に合わせたおすすめの投稿が表示されます。
Instagramショッピング広告は、一般の投稿の間に挿入されて広告が流れるので、親しみやすく広告感が薄いのが特徴的です。
また、 Instagramアプリを開いた際に最初に表示されるホーム画面なので、ユーザーの目につきやすい傾向にあります。
画像引用元:Instagram公式
Instagram発見タブでは、Instagramのアルゴリズムによってユーザーの興味関心の高い投稿をおすすめとして表示されます。
画面下にある虫眼鏡のアイコンをタップすると発見タブへ遷移します。
発見タブを利用しているユーザーは、積極的にトレンドなどの情報を探しているアクティブユーザーが多い傾向にあります。
そのため、Instagramショッピング機能を利用して、発見タブに広告を配信することで、効率的に顕在顧客にアプローチすることができます。
ここでは、Instagramショッピング広告に利用可能な広告フォーマットの種類をご紹介していきます。
Instagramショッピング広告に利用できる広告フォーマットは、以下の3つです。
それぞれの広告フォーマットを詳しくみていきましょう。
画像引用元:Instagram|shiseido_gfs.ginza
画像とテキストで構成されたInstagram広告の基本的なフォーマットです。
伝えたいメッセージを常に表示しておくことができます。
【入稿規定】
ファイルの種類 | jpg、png |
ファイルサイズ | 30MB |
ピクセル数 | 正方形600×500px、横型600×315px、縦型600×750px |
画像引用元:Meta公式
動画は、シングル画像よりも多くの情報を盛り込むことができます。
情報を視覚と聴覚の両方で伝えられるので、ユーザーの記憶に残りやすくなります。
テキストや画像だけでは伝わりにくい情報を音声や動きで伝えることで、商品の魅力をより分かりやすくアピールすることができます。
【入稿規定】
アスペクト比 | 正方形1:1横型1.91:1 |
ファイル形式 | MP4、MOV、またはGIF |
動画の長さ | 1秒~60分 |
最大ファイルサイズ | 4GB |
Instagramの動画広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【2024年最新】Instagram動画広告の活用法!成果が上がる広告の出し方を紹介
画像引用元:Meta公式
カルーセルは、1つの広告に複数の画像や動画を設定することができます。
また、動画や画像ごとに個別にURLリンク(CTA)を設定することも可能です。
商品の詳細を詳しく説明したいときや複数の商品を紹介したいときにおすすめです。
【入稿規定】
ピクセル数 | 正方形600×500px横型600×315px |
アスペクト比 | 正方形1:1横型1.91:1 |
ファイル形式 | jpg、png、MP4、MOV、GIF |
カルーセルカードの数(画像・動画) | 2~10枚 |
Instagramのカルーセル広告について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:Instagramのカルーセル広告の入稿規定や作成方法を3つの事例とあわせて紹介
ここでは、Instagramショッピング広告を利用するにあたってクリアしなければならない条件について解説していきます。
Instagramショッピング広告を始めるには、以下のような利用条件を満たす必要があります。
どのような条件があるのか詳しくみていきましょう。
Instagramショッピング広告を利用するには、FacebookアカウントやFacebookページ、Instagramプロアカウントが、以下のポリシーに準拠している必要があります。
Instagramショッピング機能を利用できる国には、制限があります。
そのため、ショッピング機能がサポートされている国に所在していることが条件となります。
日本は対象に含まれています。
ただし、中国などは対象外となるため、海外向けのECサイトなどを運営している方は、ターゲットとなる国が利用可能な国なのか事前に確認しておきまましょう。
Instagramショッピングが利用できる国は、こちらからご確認ください。
また、プロキシやVPNなどを利用してインターネットに接続してInstagramショッピング機能を利用した場合も利用できない可能性があります。
出張や旅行などで対象外の地域に滞在する場合も、商品タグ機能が一時的に利用できなくなる可能性もあるので留意しておきましょう。
Instagramのコマースポリシーに記載されている以下の商品は、販売が禁止されています。
【ショッピング広告で販売できない商品】
【ショッピング広告で制限されている商品】
Instagramの利用規約とポリシーは、随時更新される場合があります
定期的に確認することをおすすめします。
参考元:Instagramのコマースポリシー
Instagramショッピング広告を利用するには、Instagramショップと連携させるECサイトが、自分が所有しているドメインであることを証明する必要があります。
ドメイン認証は、ビジネスマネージャから設定することができます。
ビジネス設定でドメインを認証する方法は、こちらをご参考ください。
InstagramのプロアカウントやFacebookアカウント、Facebookページは、信頼性を示す必要があります。
例えば、信頼性を示すものとしてアカウントが「認証済み」になっていることや十分なフォロワーを維持していることなどが挙げられます。
Instagramショッピング広告で表示する商品は、価格や在庫状況などについて正確な情報を提供する必要があります。
また、返品や返金に関するポリシーは明確に表示して、Instagramから簡単にアクセスできるようにしておく必要があります。
参考元:Metaビジネスヘルプセンター|コマース機能の利用要件
ここでは、Instagramショッピング広告の始め方についてご紹介していきます。
Instagramショッピング広告を掲載する方法には、以下の2つのやり方があります。
それぞれの設定を順に解説していきます。
※この方法で作成する場合は、該当のアカウントが「ショッピング機能」を利用して、フィード投稿をおこなっている必要があります。
既存の投稿を使用した設定手順は次のとおりです。
広告マネージャを開き、「+作成」をクリックします。
既存の投稿を使用する場合、選択できる広告目的は「認知」「トラフィック」「エンゲージメント」「売上」の中からです。
広告セットレベルで下にスクロールしていき「配置」に移動します。
デフォルトでは「Advantage+ 配置(推奨)」が選択されているので「編集」をクリックします。
「手動配置」を選択し、プラットフォームで「Instagram」にチェックをいれます。
「アセットカスタマイズ」で「Instagramフィード」または「Instagram発見タブ」あるいは両方にチェックを入れます。
※自動配置を選択すると、InstagramフィードとInstagram発見タブに商品タグ付きの広告として広告が表示されますが、その他の配置では、商品タグがついてない状態で広告掲載されます。
「広告の設定」セクションでドロップダウンメニューをクリックし、「既存の投稿を使用」を選択します。
「クリエイティブ」で「投稿を選択」をクリックします。
Instagramアカウントでした投稿の一覧が出てくるので、その中から広告として掲載したい投稿を選択します。
「Instagram」を選択し、フィルターで「フィード」に絞り込むとスムーズです。
掲載する投稿を選択したら、あとは広告の詳細を入力し、「公開」をクリックします。
以上で、Instagramショッピング広告の設定は完了です。
既存の投稿を利用した設定と「3.広告セットで配置を設定する」まで手順は同じなので省略しています。
広告レベルで、商品タグを付けるクリエイティブをアップロードします。
投稿可能な形式は「シングル画像」「動画」「カルーセル」の3つです。
クリエイティブ欄の「画像広告」または「動画広告」を選択し、商品タグを付けたいメディアをアップロードします。
※カルーセル画像を選択した場合は、全ての画像に商品タグを追加する必要があるので注意が必要です。
アップロードができたら「メディアを編集」を選択します。クリエイティブツール」下部にある「商品タグ」をクリックします。
【手動で商品タグを付ける場合】
1.「カタログ」ドロップダウンメニューを選択します。
2.「タグ付き商品」内を検索し、そのカタログから商品を選択します。
3.商品タグを右側の広告プレビュー画面の方にドラッグ&ドロップします。
【自動で商品タグを付ける場合】
商品の自動タグ付け機能を利用できる広告では、デフォルトで「オン」に設定されており、Instagram広告で表示される商品タグは自動で生成されます。
この設定はいつでもクリエイティブツールで変更できます。
※自動配置を含む Instagram フィードと Explore 配置でのみ「オン」が可能です。
手動、自動どちらの場合も、1つのアセットに追加できる商品タグは最大5つまです。
「保存」を選択します。
広告の詳細を入力し、「公開」をクリックします。
以上で、商品タグ付きの新規広告作成は完了です。
参考元:商品タグ付きの新しい広告を作成する
ここでは、Instagramショッピング広告で高い成果をだすためのポイントをご紹介していきます。
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
画像引用元:Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける
商品タグを付けられるアイテムには、できるだけタグを付けるようにしましょう。
広告クリエイティブ内にある商品に可能な限りタグを付けることで、1つの広告でより多くの商品をアピールすることができます。
また、複数の商品をユーザーに見せることで、ユーザーの選択肢も広がるため、販売促進の効果も期待できます。
商品タグは、投稿ごとに最大5件のタグをつけることができるため、うまく活用することでエンゲージメントを高めることができます。
商品タグを付ける際は、配置に注意が必要です。
広告クリエイティブ内に商品タグをやたらむやみに設置すると、商品タグが重なって見にくくなってしまいます。
また、タグで商品が隠れて見づらい、タグが多くてタップしにくいなどの状態にならないように配置場所には気をつけましょう。
画像引用元:Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける
画像引用元:Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける
さまざまな広告フォーマットでInstagramショッピング機能を活用してみましょう。
フォーマットによって商品の魅せ方やアピールの仕方は異なります。
また、広告がユーザーに与える影響も変わってくるので、広告の目的やターゲットに応じてフォーマットを使い分けてみましょう。
目的に応じて適切なフォーマットを使い分けることで、より高い効果を得ることができます。
ユーザーがいつでも情報を見返せるように、ストーリーズはハイライトに保存しておくことをおすすめします。
ハイライトに保存しておくことで、プロフィール画面上からいつでも商品情報を確認できるので、後でゆっくり見返してから購入したいというユーザーにも効果的にアプローチができます。
ハイライトを保存するポイントとしては、商品をジャンル別に分けておくことで、ユーザーは興味のある情報を探しやすくなります。
※ストーリーズは、24時間が経過すると自動的に削除される投稿ですが、ストーリーズ広告は設定した掲載期間中は広告として表示され続けます。
本記事では、Instagramショッピング広告の特徴や活用するメリット、始め方を解説しました。
Instagramショッピング広告は、既存の投稿をそのまま活用できるので、手間がかかりません。
また、購入までの動線がスムーズなので、ユーザーの購買意欲を保ったまま購入へと促せます。
うまく活用することで、認知拡大や売上向上などの効果が期待できます。
弊社では、Instagram広告の配信において、ターゲティング設計から広告作成、成果改善までサポートしております。
Instagramショッピング広告の出稿にてお困りの方は、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
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