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2024.7.8

2024.10.3

Facebook広告(Meta広告)セグメントの種類、詳細ターゲット設定の活用ポイントをご紹介!

Facebook広告(Meta広告)セグメントの種類、詳細ターゲット設定の活用ポイントをご紹介!

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Facebook広告で広告のパフォーマンスを最大限に発揮するためには、ターゲットを絞り適切にアプローチする必要があります。

そこで重要となるのがセグメントの活用です。

しかし、Meta公式ヘルプには設定可能なセグメントの一覧がないため、どんなセグメントがあるのか全体像を把握するのに困った経験はないでしょうか?

本記事では、Facebook広告におけるセグメントの種類、詳細ターゲット設定の活用ポイントを詳しくご紹介します。

Facebook初心者の方にもわかりやすく解説しているので、是非ご覧ください。

Facebook広告(Mea広告)セグメントとは?

ウェブ広告は、サイトに登録しているユーザーの基本情報やユーザーの閲覧履歴から、サイト訪問ユーザーの年齢層や興味関心を把握し、目的に応じてターゲットを絞り込み広告配信することができます。この時に選ぶターゲットのグループのことを「セグメント」といいます。

Fecebook広告最大の強みは、細かくターゲティングできることで、年齢や地域、興味関心、ユーザー層などさまざなセグメント設定が可能です。

Facebook 広告の詳細ターゲット設定

Fecebook広告の詳細ターゲットとは、広告セット作成にあるターゲット設定オプションのことで、Fcebookユーザーのデータや興味関心、行動などを項目を設定し、ターゲットを絞り込んで広告配信することができます。

Fecebook広告では、以下のターゲット設定が可能です。

  • カスタムオーディエンス:サイト訪問ユーザー、類似ユーザーなど
  • デモグラフィック:年齢、性別、地域
  • 詳細ターゲット:興味関心、利用者データ、行動

参考元:Metaビジネスヘルプセンター「詳細ターゲット設定について

詳細ターゲットで設定でできること

詳細設定には、以下のような項目があり、広告配信の対象を細かく絞り込むことができます。

  • クリックする広告の種類
  • やり取りをするページ(閲覧・返信などのアクションを取ったページ)
  • ディバイスの利用状況・旅行や趣味趣向などに関連したユーザーのアクティビティ
  • 年齢・性別・地域などユーザーのデータ
  • 使用しているモバイルデバイスとネットワークの接続速度

参考元:Metaビジネスヘルプセンター「詳細ターゲット設定について

また、以下のような設定で、ターゲット項目を複数指定したり、指定したターゲット項目を除外して広告配信することもできます。

  • AND条件:指定した全てのユーザーに該当するユーザーのみを対象
  • OR条件:指定した条件の1つでも該当する全てのユーザーを対象

Facebook広告(Meta広告)のおもなターゲット層

日本国内におけるFacebookの月間利用者数(MAU)は約2,600万人(2019年時点)に達しています。年代別に利用者数を見てみると、30代〜50代の利用率が高く、比較的男性が利用している傾向にあります。一方で、10代の利用率は非常に低いことが分かります。この結果から、他のSNSと比較して、Facebook広告は、高年齢層にリーチしやすく、若年層へはやや不向きだと言えるでしょう。

画像引用元: 令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

Facebookの強みは、精度の高いターゲティングができることです。Facebookの利用ユーザーは、実名で登録しているので、ユーザーの年齢や住居地など正確な情報を基に細かなターゲット設定が可能となっています。正確なデータを基に、確度の高いユーザーを絞り込んで広告配信できるという特徴があります。

Facebook広告(Meta広告)セグメントの種類

ここでは、Fecebook広告で設定できるセグメントの種類を詳しく解説していきます。

地域

「地域」セグメントでは、配信対象エリアだけでなく、配信ロジックなど細かい設定が可能です。例えば、市町村単位での指定はもちろん、「指定した場所から半径〇㎞」や「最近この地域に住んでいる人」、「この地域に住んでいる人」「この地域に住んでいた人」など、より細かい設定が可能です。また、上の条件をOR条件で同時に選択することも可能です。

<エリア>

特定の国、州、都道府県、市町村、郵便番号、住所、指定マーケット地域(DMA:Fecebookが指定する米国の都市群)などが設定できます。

年齢

Fcebookは、実名登録でユーザー情報が登録されているので、年齢のデータ精度は非常に高く、13歳〜65歳までの設定ができます。※1歳単位で、上限と下限を設定可能

性別

性別は以下の3つから選択可能

  • すべて
  • 男性
  • 女性

言語

言語を設定することで、国籍のセグメントも可能になります。例えば、日本国籍以外にも、特定の国籍の人へ広告配信したい場合や、日本国内で日本語が理解できる人にだけ広告配信したいなど言語をしたターゲット設定ができます。

利用者層

利用者層では、ユーザーの年齢や性別だけでなく、さまざまなユーザーの属性を選択することができます。ユーザーの属性は、Fcebook に登録されているユーザーのプロフィール情報から判断されています。

  • 学歴:学歴、専攻、学校、大学の在籍期間
  • ファイナンス:世帯収入(米国のみ、上位10%~下位5%まで)
  • ライフイベント:結婚式、移転、一か月以内に誕生日を迎える友達、記念日、誕生日、遠距離恋愛など
  • 子どもの有無:子どもの年代
  • 交際ステータス
  • 仕事:勤務先、業界、役職など

興味関心

Facebook広告の興味関心は、過去にユーザーが「いいね」したFcebook ページや投稿などの行動履歴から判断されたユーザーの興味や関心が高いと思われる項目をカテゴリ分けしたものです。興味関心のカテゴリは、以下のようにカテゴリされており、、ターゲティングに設定できる項目は300種近くあります。

  • スポーツ・アウトドア
  • テクノロジー(コンピューターとエレクトロニクス)
  • ビジネスと産業
  • フィットネスとウェルネス
  • エンターテインメント(メジャー)
  • 家族と人間関係
  • ショッピングとファッション
  • 趣味や活動
  • 飲食物(消耗)

上記のようにさまざまなカテゴリが既に用意されていますが、このリスト以外にも固有名詞なども設定することが可能です。例えば、「ワンピース」といった特定の漫画のタイトルも設定することができます。特定の名前を設定したい場合は、「詳細ターゲット設定」の検索枠にキーワードを入れると、設定できるセグメントが表示されるので、設定可能か検索してみましょう。

興味関心を設定することで、自社の商品・サービスに興味関心の高いユーザーにリーチできるので、クリック率の向上が期待できます。

行動

行動は、ユーザーの購入アクティビティやデジタルアクティビティ、ディバイスの利用状況などユーザーのオンライン上での行動に基づいてターゲティングできる項目です。

例えば、興味関心に「サッカー」を設定し、行動で「サッカーファン」や「サッカーファンの友達」といったように、さらにターゲットを細かく絞り込むことができます。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは、Facebook 広告のターゲット設定のオプションの1つで、Facebookユーザーの中で、既に自社と何らかの接点を持つユーザーに広告配信できるセグメントです。カスタムオーディエンスで利用できるデータには、既存の顧客データ(電話番号やメールアドレス)やウェブサイトへの訪問履歴(リターゲティング)、モバイルアプリの利用状況などがあります。カスタムオーディエンスのリストは、過去に何らかのアクションを起こしてくれたユーザーが対象なため、まだ何もアクションしていないユーザーと比較してCV獲得につながる可能性が高くなります。

カスタムオーディエンスには、主に以下の4種類があります。

種類利用するデータ
ウェブサイトMeatピクセル(計測タグ)を設定、自社ウェブサイトへのアクセス履歴を測定したもの
アプリアクティビティFacebook SDK(計測タグ)を設置、自社アプリへのアクセス履歴を測定したもの
カスタマーリスト自社の顧客リスト(電話番号、メールアドレスなど)顧客情報をFacebookにアップロードうることで利用可能
エンゲージメント動画再生、FacebookページのフォローやInstagramの投稿に「いいね」したユーザーなど、Metanoサービス上でアクションしてくれたユーザー

カスタムオーディエンスを活用することで、自社の商品やサービスに興味関心を持つユーザーまたは、関心を持つ可能性の高いユーザーに的確に広告表示することができます。購買意欲の高いユーザーにターゲットを絞れるので、コンバージョン率が高く、費用対効果も上げることができます。

カスタムオーディエンスを上手く活用し、Facebook広告のターゲティング精度を高めたい方は、「Facebook広告のカスタムオーディエンスとは?仕組みや設定方法、エラー時の対処法までわかりやすく解説!」をご参考ください。Facebook広告カスタムオーディエンスの概要やしくみ、活用場面、設定方法など詳しく解説しています。

類似オーディエンス

Facebookの類似オーディエンスとは、既存の顧客と似たような特性をもつユーザーに広告配信できる機能のことです。既存のカスタムオーディエンスを基に作成できるので、ターゲットとなるユーザーは、自社の商品やサービスに興味関心を示してくれる可能性が高い傾向にあります。

例えば、Facebook広告経由で過去にコンバージョン(商品購入や会員登録など)に至ったユーザーのデータを基に類似オーディエンスを作成したとします。Facebook広告側は、そのユーザーの情報(年齢、性別、興味関心など)を基に、傾向が似ているユーザーを探し、広告を自動表示してくれます。類似オーディエンスを活用することで、コンバージョン率の向上が期待できます。

Facebook広告(Meta広告)詳細ターゲットの設定方法

ここでは、詳細ターゲットの設定方法をご紹介していきます。詳細ターゲットの設定は、広告マネージャの「広告セット」の編集から設定します。

1.広告マネージャから対象の広告セットを選択し、画面上部にある編集をクリックします。そして、Advantage+オーディエンスの項目にある「詳細ターゲット設定」の「編集」をクリックします。

オーディエンス項目の検索ウィンドウが表示されるので、設定したいターゲッティング項目を直接入力または、検索ウィンドウの横にある「参照」をクリックして、表示されたターゲッティング項目の一覧から項目を選択します。

詳細ターゲットを設定し、「公開する」をクリックすれば設定は完了です。

※「公開する」を押し忘れると、下書き状態のままになってしまい、設定が反映されないので、公開しているかしっかりと確認しましょう。

ターゲティング設定時の注意点

詳細ターゲット設定で興味関心を設定する際、複数の詳細ターゲッティング設定をするとOR条件で設定されていることに注意しましょう。誤った設定をしてしまうと、想定していたターゲットに配信できない恐れがあります。

例えば、詳細設定で以下のように、興味関心に「ゴルフ」、「テニス」と設定します。この場合、「次の条件に一致する人を含める」と表示されているので、条件は「ゴルフ」および「テニス」の両方のキーワードに一致するオーディエンスというニュアンスに見えますが、実際の条件は、「ゴルフ」または「テニス」に一致するオーディエンスを抽出するOR条件で設定されることになります。

  • AND条件:指定した全てのユーザーに該当するユーザーのみを対象

例)「ゴルフ」および「テニス」

  • OR条件:指定した条件の1つでも該当する全てのユーザーを対象

例)「ゴルフ」または「テニス」

自分がどの設定でターゲットを絞りたいのかを明確にし、設定の際は誤った設定をしていないか確認してから公開しましょう。

Facebook広告(Meta広告)セグメント設定の際のポイント

ここでは、セグメント設定する際のポイントをご紹介します。

除外設定うまく活用する

セグメント設定は、配信したいセグメントを設定できるだけでなく、除外(配信しない)設定も可能です。この機能を使えば、特定の条件に当てはまるユーザーを除外することができます。例えば、新規顧客にだけ広告を配信したい場合、既に商品やサービスを利用しているユーザーを除外設定で広告配信の対象から外すことができます。除外設定を上手く活用することで、無駄な広告費を避けてより効率的に成果を上げることができます。

除外設定は、Facebook広告の広告セット作成にある「Advantage+オーディエンス」セクションで設定することができます。

除外設定の詳しい詳細は、Meta公式「カスタムオーディエンスまたは類似オーディエンスを使用する方法」をご参考ください。

セグメントを絞りすぎない

セグメントを設定をする際、最初からターゲットを絞りすぎないように気をつけましょう。対象を細かく絞れば絞るほど、配信ボリュームは小さくなってしまい、広告のパフォーマンスが低下してしまう可能性があるからです。広告の効果を高めるには、明らかにターゲットでない層は除外し、成果のありそうなターゲット層にはしっかりアプローチする必要があります。

Facebook広告では、管理画面左にある「推定オーディエンスサイズ」で、適正な配信ボリュームを確かめることができます。以下のように、「オーディエンスが狭すぎます」と表示されていたら、適正なサイズになるまで調節しましょう。

配信セグメントのA/Bテストを実施する

ABテストとは、複数のパターンを比較し、どの広告がより高い成果をだせるか比較検証する手法のことです。広告のセットごとに異なるターゲット設定をし、ABテストを実施することで、クリエイティブだけでなく、効果的なセグメント配信方法も見つけることができるので、より広告の配信効果を高めることができます。また、的確なターゲットに広告掲載でき、コンバージョン率の向上も期待できます。そのため、ABテストはFacebook広告を効果的に運用していくための重要な要素となります。

ABテストは、データの分析と改善を繰り返しながら運用していく必要があります。しかし、改善点を的確に見つけ出し、改善サイクルを回さないと良い成果は得られません。なんとなく異なるパターンを作成し、ABテストをおこなっても、パフォーマンスに明らかな差を見つけることができなかったり、信頼性の高いテスト結果を得られないからです。

ABテストを実施しFacebook広告の効果を向上したい方、ABテストのやり方の詳しい詳細を知りたい方は、「【2024年最新版】Facebook広告のABテストで集客に強い広告戦略|事例付きで手順を徹底解説」をご参考ください。FacebookのABテストのやり方や実用的な運用ポイントを実例付きで詳しく解説しています。

なお、Facebook広告運用に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

まとめ

Facebook広告におけるセグメントの種類、詳細ターゲット設定の活用ポイントを詳しくご紹介しました。Facebook広告では、基本的な情報(年齢や性別)やカスタムオーディエンスや類似オーディエンス、詳細ターゲット設定などを上手く活用することで、より狙ったターゲットに絞り込んで広告配信することができます。

しかし、あまり絞りすぎると広告の効果を下げてしまうので、自社の商材に合った適切なターゲット設定で広告の成果を上げていきましょう

Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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