LINE広告の審査日数は?審査落ちと対策方法について解説! - (株)GMSコンサルティング
LINE広告の審査日数は?審査落ちと対策方法について解説!

LINE広告の審査日数は?審査落ちと対策方法について解説!

2022.5.24

メッセージアプリ「LINE」のユーザー数は、日本国内で最大規模です。提供サービスも多く、配信面も豊富なため、LINE広告に出稿すれば多くのユーザーにアプローチが可能です。しかしその分、広告に対する審査も多く、しっかり対策しないと審査落ちしてしまう場合もあります。この記事では、LINE広告の審査基準や審査日数の目安、審査落ちの理由を徹底解説します。広告の配信をスムーズに開始したい方は必読です。

 

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1.そもそもLINE広告とは?審査基準についても解説

 

 

LINE広告とは、メッセージアプリ「LINE」上に配信される広告です。広告は各種SNS広告の中で、最も幅広い層に配信できます。日本国内におけるLINEの月間利用者数は8,500万人以上と言われており、10代から60代までの利用率は90%以上です。TwitterやInstagramの利用率が約40%、Facebookの利用率が約30%であることと比較すると、利用率が2倍以上多いことが分かります。

 

LINEが提供する各種サービス(LINE NEWSやLINEマンガなど)に配信できるので、配信面が豊富なのが特徴です。また、LINE公式アカウントやLINE広告、LINEポイントADの各LINEサービスから得られたデータを横断的に活用する、「クロスターゲティング機能」が使用できるなど、ターゲティング精度が高いのもポイントです。

 

LINE広告について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

 

 

 

 

2.LINE広告の審査の種類と実施タイミング

 

LINE広告の審査には、「広告アカウント審査」「クリエイティブ(メディア審査)」「広告審査」の3種類があります。それぞれの審査の概要と実施タイミングを解説します。

 

 

2-1 広告アカウント審査

 

広告アカウント審査は、その名の通り広告を管理する「広告アカウント」の審査です。広告アカウントを作成し、請求先情報にクレジットカードを登録したタイミングで審査が開始されます。

 

 

2-2 クリエイティブ(メディア)審査

 

クリエイティブ(メディア)審査は、配信する「クリエイティブ」の審査です。広告アカウントが承認済みで、メディア(画像や動画)を登録したタイミングで審査が始まります。

 

 

2-3 広告審査

 

広告審査は、配信する「広告」全体に対する審査です。広告アカウントが承認済みで、キャンペーン・広告グループ、広告を保存したタイミングで審査されます。広告審査通過後もモニタリングは実施され、配信中の広告がある場合は、配信が停止されるので注意しましょう。

 

 

2-4 各審査の対象

 

各審査の対象は次の通りです。

 

広告アカウント審査

クリエイティブ(メディア)審査

広告審査

請求先情報

広告主情報

商材情報

基本情報

画像

動画

アプリ

┗プラットフォーム

┗アプリ名

┗ストアURL

画像/動画/カルーセル

(※メディアより登録したもの)

タイトル

ディスクリプション

アクションボタン


■Web

ランディングページ(LP)

リンク先URL(任意)


■アプリ

アプリ(※メディアから登録したもの)

遷移先

 

 

3.LINE広告の審査期間・審査の流れ

 

 

LINE広告の審査には、それぞれ一定の時間がかかります。スムーズな広告出稿のために、事前に審査スケジュールを把握しておきましょう。

 

 

3-1 アカウント開設審査にかかる日数

 

広告アカウント審査には、5営業日程度かかります。なお、営業日は土日祝日を除いた平日です。

 

LINE広告の審査について、詳しくはこちらをご覧ください。

LINE広告の審査に必要な日数はどのくらいですか?

 

 

3-2 クリエイティブ審査にかかる日数

 

クリエイティブ審査にかかる日数は、広告作成から5営業日程度です。ただし、広告アカウント承認前にクリエイティブ審査を開始した場合、広告アカウント承認後の審査となる点には注意が必要です。

 

 

4.LINE広告で審査落ちする理由

 

LINE広告で審査落ちする理由をご紹介します。

 

 

4-1 広告主情報に関する否認理由

 

1つ目の否認理由は、広告主情報の不備です。広告クリエイティブ側とLP側で広告主情報に差異があると、それだけで否認されてしまいます。入力ミスによる否認が多いので、入力情報が正確かどうかを必ずチェックしましょう。

 

例えば、広告主の正式名称は省略せず、「株式会社」「合同会社」などの会社形態を含めたものを入力します。この時、前株なのか後株なのかも留意してください。さらに、広告主WebサイトのURLの遷移先に、広告主の詳細情報(登録した広告主名称、代表者名、事業概要、所在地など)が掲載されている必要もあります。また、遷移先のサイト全体が、広告主に関係するページであることも必要です。

 

 

4-2 商材情報に関する否認理由

 

2つ目の否認理由は、商材情報の不備です。登録する商材の名称は、広告主情報と同様に、略さずに正式名称を入力しなければなりません。また、大文字小文字の区別や、漢字やカナの使い方も統一しましょう。

 

商材URLに設定した遷移先にも注意点があります。遷移先は商材に関連するページで、商材の正式名称・広告主情報が確認できなければなりません。また、商材URL内で広告主の詳細情報が確認できることも条件です。広告アカウント作成時に入力した情報が間違っていると、一から作り直さないといけません。登録前にダブルチェックするなど、細心の注意を払いましょう。

 

加えて、商材情報の登録と同時に行う「LINE ID」の設定にも注意してください。LINE IDは、広告アカウント作成前に取得しなければなりません。LINE IDのアカウントが広告主と関連があると分からない場合も、審査落ちの原因です。使用するプロフィール画像を、広告主のロゴや商材写真にするなどして対策してください。LINE IDの入力ミスを防ぐために、登録前に「LINE Official Account Manager」で自社IDの確認が推奨されています。

 

 

4-3 出稿できない業種・サービス

 

規定により出稿できない商材もあります。例えば、アダルト関係や出会い系、たばこ等の未成年者に影響がありそうな商材はNGです。また、整骨院、

未承認医薬品などの身体に関わる商材や、連鎖販売取引、消費者金融、ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)も禁止されています。特にネット関連ビジネスは、語学・スポーツなどのスキルアップに使うCD・DVD・本なども含まれます。広告に掲載できる商材は、他の媒体より厳しく規制されているので、登録前に自社の商材がLINE広告に適合しているか確認しましょう。

 

広告出稿対象外となる業種やサービスについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

【LINE広告】出稿対象外となる業種・サービスについ

 

 

5.LINE広告で審査落ちしないための対策

 

LINEは、子どもから大人まで幅広い層が利用している特性上、広告クリエイティブに対する審査が厳しくなっています。審査落ちしてしまうと、それだけ出稿時期が先延ばしになり、機会損失です。そのため、どのような表現が審査に悪影響を及ぼすのか、事前知識を持っておくことが重要です。LINE広告のクリエイティブが審査落ちする主な原因は、次の4種類です。

 

  • ユーザビリティが低い表現
  • ユーザーに不快感を与える表現
  • 不当表示に該当する可能性がある表現
  • 投機心や射幸心を煽る表現

 

これら以外にも、LINE広告独自の規定も順守しなければなりません。審査落ちしない対策を「画像・テキスト・遷移先」ごとに紹介しますので、登録前の参考にしてください。

 

 

5-1 【画像】

 

画像クリエイティブは、ユーザビリティが低い表現になっていないか注意しましょう。例えば、画像内に矢印があり、実際は操作できないにもかかわらず、操作可能に見えるデザインはNGです。また、画像内に、画像購入元のウォーターマークが入ったままになっている場合も、ユーザビリティが低いと判断されます。

 

ユーザーに不快感を与えるクリエイティブにも注意が必要です。過度に赤色を使ってグロテスクな印象を与えたり、細菌感染の恐怖を与えたりする画像は審査落ちする可能性が高いです。また、胸部など性的な身体的部位を不要に強調した表現や、肥満などの特定のコンプレックスを露骨に強調した表現も禁止されています。射幸心を煽ってクリックを誘導するクリエイティブも禁止されているので、「クリックするだけでカンタンに稼げる」のような表現も避けましょう。

 

加えて、LINE公式コンテンツと誤認されるような画像も制限されています。例えば、LINEのトーク画面を模したデザインや、LINEのロゴ・コーポレートカラーを使ったデザインは制限されているので、注意してください。

 

 

5-2 【テキスト】

 

テキストクリエイティブは、不当表示に該当していると判断されないように注意しましょう。景品表示法で規制されている優良誤認(商品品質を実際より著しく優良であると誤認させること)や、有利誤認(商品価格を実際より著しく有利であると誤認させること)と判断された場合、審査に通りません。例えば、明確な根拠のない「ナンバー1」「○○初」「最大(最小)」などの表現はNGです。このような表現は、データの出典元・調査機関名・調査年を記して正確な引用であることが認められた場合のみ使用できます。

 

さらに、第三者が権利を有するものを利用した表現にも制限があります。例えば、「有名人の○○も愛用している」など、著作権、商標権、肖像権、パブリシティー権の侵害になる表現はNGです。

 

また、LINE広告ならではの注意点として、「友だち」の表記にも注意してください。LINEでは、アカウント同士のつながりを「友だち」と表記します。「友達」「ともだち」「お友だち」「トモダチ」等の表記は誤りとされ、審査落ちの原因となるので避けましょう。

 

 

5-3 【遷移先】

 

遷移先が原因で審査落ちする場合、LP内に必要な事項が記載されていないことが考えられます。広告内容をユーザーが広告主に確認できるよう、「正式名称・住所・代表者名・連絡先(電話番号やメールアドレス)」を、分かりやすい状態で記載しましょう。

 

加えて、広告クリエイティブと比べて、LPが逸脱した表現になっていないかも注意してください。デザインの統一感はもちろん、商材名・価格・キャンペーン期間などの基本的な情報に差異がないことが重要です。その他、商材が健康食品や医薬品、化粧品の場合は、LPが薬機法を守った表現になっているかもポイントです。

 

 

6.まとめ

 

LINE広告の審査基準は、全て「ユーザー」目線で考えられています。広告を見たユーザーがどう思うのか、適切な形で情報提供しているか、不快に感じないか、安心してLINEを利用できるかが審査基準の根底にあると覚えておきましょう。

 

これらの基準を意識してクリエイティブを作成すれば、LINE広告の審査で落ちる可能性は下がります。LINE広告を出稿する際は、事前に審査基準を確認し、この記事でご紹介した内容を参考に実施してみてください。

 

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