2025.03.03
2025.3.3
2025.3.7
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「Instagram広告のコレクション広告ってなに?」
「Instagram広告コレクション広告の活用方法知りたい」
「ECサイトにおすすめのInstagram広告フォーマットを知りたい」
と上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
Instagramのコレクション広告は、ECサイトなどと非常に相性がよく、活用すれば大きな成果を上げることができます。
本記事では、コレクション広告の特徴、入稿規定、活用方法、活用する際のポイントなどを詳しく解説していきます。
画像引用元:コレクション広告について
Instagramのコレクション広告とは、上記のようにメイン画像(または動画)とサブ画像(複数の商品画像)が同時に表示される広告フォーマットのことです。
Instagram広告は、Facebook広告と同じMeta者が運営しているため、InstagramとFacebookの両方に配信することができます。
Instagramのコレクション広告とカルーセル広告は、どちらも複数の画像(または動画)を1つの広告枠に表示できるフォーマットです。
しかし、カルーセル広告はユーザーが表示されているカードをスライドしなければ、次のカードを見ることができません。
画像引用元:Meta公式
一方で、コレクション広告は複数の商品を1つの画面に表示させることができます。
ユーザーは、スワイプなどの操作をせずに、複数の画像や動画を閲覧できるので、視認性が高くなり、ユーザー好みの商品を見つけやすくなります。
画像引用元:Meta公式 コレクション広告
一度に多くの商品を見せることができるので、インパクトも強くユーザーの目に留まりやすいです。
広告を見てもらえる可能性が高くなるので、より強い訴求効果が期待できます。
画像引用元:スムーズにショッピングできる新広告フォーマット「コレクション」を発表
ここでは、Instagramのコレクション広告を活用するメリットをご紹介します。
コレクション広告のメリットは、以下のとおりです。
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
先述したとおり、コレクション広告は、複数の商品画像を組み合わせて同時に表示できるので、ひと目で複数の商品をアピールすることができます。
メイン画像または動画を選択でき、メインビジュアルの下には3つの画像を設定することができます。
ビジュアルを強く訴求すると同時に詳細な情報も一度に提供することが可能です。
そのため、複数の商品を取り扱うECサイトと非常に相性が良いフォーマットです。
また、複数の画像を用いて1つの商品の機能や特徴をアピールしたいときもおすすめです。
Instagramのコレクション広告は、広告をタップするとインスタントエクスペリエンスが表示されるといった特徴があります。
インスタントエクスペリエンスとは、広告をタップするとフルスクリーン表示になる広告ファーマットのことで、LPの役割をはたしてくれます。
※モバイルデバイスのみに表示されるため、デスクトップのパソコンでは表示されません。
そのため、LPがなくても商品の閲覧から購入まで、Instagramのアプリ内で完結することができます。
広告をタップすると、Instagramのアプリ内で商品の詳細ページが表示されます。
一般的な広告とは異なり、ユーザーが広告をタップしてもLPに誘導されないため、ユーザーの離脱を防ぐことができます。
そのため。商品購入までの流れがスムーズになり、購入に結びつきやすくなります。
Instagram広告のインスタントエクスペリエンスには、さまざまテンプレートが用意されているため、ノーコードで簡単に作成することができます。
Instagramのコレクション広告では、Facebook広告の「カタログ」機能を利用することができます。
カタログとは、宣伝や販売したい商品の情報を保持し、一元管理できる機能のことです。
コレクション広告は、カタログに登録した商品情報から引用されて広告として掲載されるため、毎回商品の情報を入力する手間が省けます。
ECサイトで多くの商品を取り扱っていたり、頻繁に商品の入れ替えがある場合、一度商品登録をしておけば、自動で引用され、広告内容の差し替えが必要なく、簡単に商品情報を管理できます。
※カタログ機能を使わなくてもコレクション広告の配信は可能です。
Instagramのコレクション広告では、商品ごとに個別のリンクを設置することができます。
そのため、商品から自社のECサイトにダイレクトにユーザー誘導することができます。
タップした広告掲載商品の詳細ページに直接ユーザーを遷移できるので、購入までの動線を短くすることができます。
購入までの流れがスムーズになることで、コンバージョン率の向上が期待できます。
先述したとおり、Instagramのコレクション広告は、大きなメイン画像(または動画)とその下に関連商品の画像を複数掲載することができます。
メイン画像に商品やブランドイメージを置き、メイン画像の下に実際の商品画像を置くことで、ブランディングと販売を同時におこなうことができます。
特に大きなメイン画像にクオリティの高いクリエイティブや動画を活用することで、ブランディング効果を高めることができます。
Instagramのコレクション広告には、「アウトバウンドクリック」という機能が利用できるので、効果測定をしやすいというメリットがあります。
アウトバウンドクリックとは、広告を閲覧したユーザーがInstagramを離れ、外部のWebサイトやアプリに移動した際のクリック数を表す指標です。
広告における成果を確認するには、このアウトバウンドクリック数の結果を確認して判断しましょう。
たとえ、クリック数が多くてもアウトバウンドクリック数が少ない場合、広告そのものを見直し改善する必要があるかもしれません。
メリットの多いコレクション広告ですが、デメリットもあります。
デメリットも理解した上で、うまくコレクション広告を活用しましょう。
それでは、それぞれのデメリットを解説していきます。
Instagramのコレクション広告は、モバイル専用のフォーマットです。
そのため、PCのユーザーには配信できません。
ただし、Instagramを利用するユーザーのほとんどがスマホを使用しています。
そのため、BtoCを目的とした場合、大きな欠点にはならないでしょう。
※SNSをPCで利用しているユーザーもターゲットにする場合は、別途対策をする必要があります。
ストアフロントのインスタントエクスペリエンスのテンプレートを使用する場合、カタログが必要になります。
カタログは、Metaビジネスマネージャで作成することができます。
一度カタログを作成してしまえば、複数の商品情報を一括管理し、広告に使用できるので、とても利便性が高いです。
しかし、カタログを作成するには、商品の名前や説明、価格などの商品情報を登録する必要があるため、商品数が多いとその分データを登録するのに手間がかかってしまいます。
ここでは、Instagramのコレクション広告の配信面について解説していきます。
コレクション広告を配信できるのは、以下の4つのモバイル画面です。
コレクション広告は、モバイル専用のフォーマットなので、PCには配信できません。
また、Instagram広告はFacebookと連携することで、Facebook広告にも配信することができます。
InstagramとFacebookのユーザー層は異なるので、それぞれの広告で配信する際は、適切なターゲット設定をすることで効果的な運用をすることができます。
Facebook広告、Instagram広告の配信面を詳しく知りたい方は下記を参照ください。
参考:【必見】Facebook広告の配信面、設定方法を徹底解説!、【2024年最新】Instagram広告の配信面とは?広告の種類や入稿規定も併せて解説!
ここでは、Instagramのコレクション広告の入稿規定についてご紹介します。
項目 | 詳細 |
---|---|
アスペクト比 | 1.91:1~1:1(推奨1:1) |
画像サイズ | 1,080×1,080ピクセル |
ファイルタイプ | JPGまたはPNG |
最大ファイルサイズ | 30MB |
最小幅 | 500ピクセル |
最小の高さ | 500ピクセル |
メインテキスト | 125文字以内(推奨) |
見出し | 40文字以内(推奨) |
ランディングページ | 必須 |
インスタントエクスペリエンス | 必須 |
項目 | 詳細 |
---|---|
アスペクト比 | 1.91:1~1:1(推奨1:1) |
動画の長さ | 15秒以内 |
ファイルタイプ | MP4 , MOV , GIF |
最大ファイルサイズ | 4GB |
最小幅 | 500ピクセル |
最小の高さ | 500ピクセル |
メインテキスト | 125文字以内(推奨) |
見出し | 40文字以内(推奨) |
音声 | ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps |
動画 | H.264圧縮、ハイプロファイル推奨、正方形ピクセル、固定フレームレート、プログレッシブスキャン |
ランディングページ | 必須 |
インスタントエクスペリエンス | 必須 |
Instagramフィード:メインテキストのみ
※キャンペーンをFacebookとInstagramの配置すべてに掲載したい場合は、広告を作成するときにメインテキストと見出しの両方を入れる必要がある。
Instagramストーリーズ:見出しのみ
参考元:コレクション広告のデザイン仕様
商品カタログには、最低4つの商品を登録する必要があります。
Instagramフィード | Instagramストーリーズ | |
---|---|---|
商品表示数 | 3点 | 2点 |
Instagramフィードには、カバー画像・動画の下に3点、Instagramストーリーズには、カバー画像・動画の下に3点の商品画像が表示されます。
コレクション広告の設定方法には、下記の種類の方法があります。
すでに他の媒体で利用している商品フィードがある、または商品の品数が多い場合は、カタログの設定をすると良いでしょう。
商品フィードがない、または商品アイテム数が少ない場合は、手動でもおこなえます。
カタログを使用する場合、カタログを事前に作成しておく必要があります。
カタログの作成は、Metaビジネスマネージャでおこないます。
カタログの作成方法は、下記の記事をご参考ください。
関連記事:Facebookダイナミック広告とは?カタログ作成から設定方法まで徹底解説!
カタログ作成後、広告マネージャで配信設定をおこなっていきます。
※広告セットの手順は、今回省略しています。
関連記事:Facebook広告のやり方・始め方ガイド!アカウント作成方法から特徴、設定方法を徹底解説!
コレクション広告で使用できるキャンペーンは、下記の5種類です。
※「アプリ宣伝」は使用できません。
広告設置でクリエイティブソースを「カタログ」を選択します。
フォーマットは「コレクション」を選択します。
Instagramのフィードやストーリーに掲載する画像をカタログから自動選択にする場合は、「ダイナミックに選択」を選びましょう。
また、注目させたい商品を手動で選び表示する場合は、「注目の商品を表示する4件の商品を選択できます。」を選びます。
フィードに掲載する商品の設定をしたら、「メインテキスト」と「見出し」を設定します。
インスタントエクスペリエンスの設定方法
インスタントエクスペリエンスの「+新規作成」をクリックし、インスタントエクスペリエンスを作成します。
過去に作成したインスタントエクスペリエンスを使用する場合は、検索バーで検索し該当するインスタントエクスペリエンスを選択します。
カタログを使用した場合に使用できるテンプレートは、次の4つです。
各テンプレートの詳しい詳細は、インスタントエクスペリエンスのテンプレートについてをご参考ください。
今回は、「ストアフロント」のテンプレートを選択した場合の画面設定を解説していきます。
「ストアフロント」のテンプレートを選択します。
「商品セットを選択」を選択すると、作成した商品セットが表示されます。
広告に使用したい商品セットを選びます。
メインで大きく表示される画像(または動画)を設定します。
「ダイナミック動画」を選択した場合、商品セット内の商品からユーザの関心にあった商品を自動的に表示してくれます。
下部に表示される固定ボタンとリンク先を設定します。
「ラベル」にボタンテキストを入力します。
「リンク先」には、ユーザーを誘導したいURLを入力します。
URLにパラメーターを設定したい場合は、以下の2点に注意しましょう。
上記の両方の設定をしないと、商品画像をタップしてもパラメーターが機能しません。
ここでは、カタログを使用せずに広告マネージャから手動で設定していく手順をご紹介します。
キャンペーンの設定まで、カタログを使用した手順と同じです。
クリエイティブソースで「手動アップロード」を選択します。
そして、フォーマットで「コレクション」を選びます。
クリエイティブで「メインテキスト」と「見出し」を設定します。
カタログを使用しない場合、商品をクリックした後の遷移先は、インスタントエクスペリエンス内で設定をおこないます。
そのため、リンク先を設定する必要はありません。
インスタントエクスペリエンスの追加方法
インスタントエクスペリエンスの「+新規作成」をクリックし、インスタントエクスペリエンスを作成します。
過去に作成したインスタントエクスペリエンスを使用する場合は、検索バーで検索し該当するインスタントエクスペリエンスを選択します。
カタログを使用せずに作成する場合、利用できるのは「顧客獲得」と「カスタムインスタントエクスペリエンス」の2つのテンプレートです。
カスタムインスタントエクスペリエンスは、写真や動画、ボタンなど、複数のコンポーネント(各要素)を自由に組み合わせて設定することができます。
ここでは、コレクション広告を使用する際の注意点をご紹介します。
それぞれの注意点を詳しくみていきましょう。
Instagramのコレクション広告は、必ずインスタントエクスペリエンスを設定する必要があります。
そのため、インターネットを介してユーザーにソフトウェアを提供するようなMicrosoft 365やGoogle WorkspaceなどのSaaS系のサービスには向いていません。
SaaS系のサービスや視覚的にアピールできない商材の場合は、ユーザーがクリックした後直接自社サイトに遷移させる広告フォーマットを使用することをおすすめします。
先述したとおり、コレクション広告は、モバイル専用の広告フォーマットなので、PCを使うユーザーにはアプローチできません。
そのため、パソコンからの購入が多いBtoB商材などは、コレクション広告に向いていません。
たとえ、Instagram利用者の大半がスマホでの購入であっても、PCの配信を全くしない場合、その商材に興味があるユーザーを逃してしまう可能性があります。
そのような機会損失を防ぐためにも、必ずPCにも対応した他の広告フォーマットと併用して広告配信をおこないましょう。
ここでは、Instagramのコレクション広告を効果的に活用するための押さえておくべきポイントを解説していきます。
それぞれのポイントをみていきましょう。
コレクション広告のアスペクト比は、1:1が推奨されています。
1:1のアスペクト比は、画面占有面積が多いためモバイル目に適しています。
最も基本的なフィード投稿と同じ比率なので、一般ユーザーの投稿に馴染みやすく、広告感なく自然な感じで広告を配信することができます。
一方で、1.91:1(横長)でも広告クリエイティブを作成することはできますが、フィード内での画面占有率が低くなってしまいます。
画面占有率が高いほど、ユーザーの目に留まりやすくなるので、1:1で作成することをおすすめします。
1:1のアスペクト比で作成することで、より視覚的にアピールでき、ユーザーの目に留まりやすいため、しっかりと伝えたい内容を訴求することができます。
画像引用元:Meta公式 コレクション広告
コレクション広告は、大きく表示される1つのメイン画像(または動画)とその下に表示される複数のサブ画像(商品画像)で構成されています。
一般的に、メイン画像では商品やブランドのイメージを伝える目的で使用され、サブ画像では、その商品の具体的な情報をアピールするために使用されます。
サブ画像は、メイン画像と異なり小さく表示されます。
そのため、クリエイティブを作成する際は、できるだけユーザーがパッと見て商品を理解しやすいように工夫する必要があります。
例えば、なるべく文字などを入れず、シンプルなデザインにし、分かりやすい画像を使用するように気をつけましょう。
1枚のクリエイティブに情報を詰め込まないようにすることが重要です。
コレクション広告は、モバイル限定に配信できる広告フォーマットです。
そのため、コレクション広告だけでは、PCに配信しない分機会損失につながる恐れがあります。
また、配信面で利用できるのは次の4つのモバイル面だけです。
リール面などでは、配信できないため、他のフォーマットと並走させることで、より効果的な成果を上げることができます。
コレクション広告の効果を最大化させるためには、できるだけ数多くの商品を掲載しましょう。
商品の種類が多ければ多いほど、Instagramが自動でユーザーの関連性の高い商品を表示してくれるからです。
品数が多いほどユーザーから興味を持ってもらいやすくなり、商品の購入促進が期待できます。
カタログを使用している場合は、商品セットを充実させておきましょう。
なぜなら、特定の商品を売り切れてしまった場合でも、Instagramが在庫の中から似たような関連商品を自動で表示してくれるからです。
万が一、在庫ななくなってしまった商品があったとしても、在庫切れによる機会損失を防ぐことができます。
本記事では、コレクション広告の特徴、入稿規定、活用方法、活用する際のポイントなどを詳しく解説しました。
コレクション広告の強みは、商品を複数の角度やカラーバリエーションで視覚的にアピールできることです。
ECサイトと非常に相性がよく、商品数が多かったり、1枚の画像では魅力を伝えきれない商品を訴求したい場合に、特におすすめのフォーマットです。
インスタントエクスペリエンスでユーザーは閲覧から購入までをInstagramアプリ内で完結できるため、うまく活用すれば売り上げを向上することができます。
すでにカタログを活用した広告運用をしている方は、そこまで手間をかけずに始めることができるので、ぜひコレクション広告を検討してみてください。
弊社では、Instagram広告の配信において、ターゲティング設計から広告作成、成果改善までサポートしております。
Instagramコレクション広告の作成や配信にてお困りの方は、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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