2025.03.18
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2024.9.12
2025.3.26
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商品を購入したりサービスを利用したりする際、多くの人は複数の選択肢を比較します。
そのため、競合のポジショニングや戦略を理解することが重要になります。
検索広告であれば、実際に検索して結果を確認できますが、Facebook広告やInstagram広告は、自分のタイムラインに目的の広告が表示されるのを待つのは非現実的です。
そんなときに便利なのが、Meta社が無料で提供している「広告ライブラリ」です。
この機能は「広告の透明性」を高めるために設けられていますが、他社が実際に掲載している広告のバナーや動画、リンク先などを確認することができます。
今回は、Facebook広告とInstagram広告の競合調査に役立つ「広告ライブラリ」の使い方とその便利な機能についてご紹介します。
広告ライブラリは、Meta広告の配信先であるFacebook、Instagram、Messenger、Audience Networkに現在掲載されているすべての広告を、キーワードや広告主名で検索できる機能です。
実際に表示されている広告のバナーや動画をほぼそのままの形で確認できるほか、広告のリンク先やどのプラットフォームに配信されているかなどの情報も見ることができます。
広告ライブラリは、広告の透明性を維持するために、配信されている広告の詳細情報を提供する目的で作られました。
そのため、基本的には現在配信中の広告のみが閲覧可能です。
例外として、社会問題、選挙、政治に関連する広告は、現在配信されていないものも確認できます。
これは、Meta社が選挙への干渉を防ぐためには透明性が重要であると考えているためです。
また、広告ライブラリはFacebookアカウントがなくても利用できますが、成人向けコンテンツを表示するためにはFacebookアカウントが必要です。
次に使い方を解説いたします。
使い方は、以下の3ステップを踏むだけです。
このように、簡単に他社の広告をチェックすることができます。
他社の広告がどのようなバナーデザインで表示されていて、どの配信面に掲載されているのかが一目で分かるのです。
広告を出稿する際に、競合他社の広告を分析し、その情報をクリエイティブ制作に役立てることができます。
次に競合調査にも役立つ、広告ライブラリの便利な機能を2つ紹介します。
それぞれについて詳しく解説します。
広告ライブラリを使えば、他社がどのプラットフォームに広告を出しているかを確認することができます。
例えば、他社がInstagramに集中して広告を出している場合、自社の見込み顧客もInstagramと相性が良いと考えることができます。
他社が広告を出していないプラットフォームをあえて選ぶのも一つの戦略ですが、どのプラットフォームで広告を配信しているのかが分かるのは、戦略を練る上で非常に有益です。
検索結果を特定の条件で絞り込む際は、フィルター機能を使うと便利です。
以下の6つの項目でフィルターをかけることができます。
フィルターをかける手順は以下の通りです。
上記の手順を踏み、フィルターをかけ競合他社の広告を手軽に確認いたしましょう。
次に、Facebook広告ライブラリの注意点を4つ紹介いたします。
それぞれについて詳しく解説していきます。
Facebook広告ライブラリを使用する際の注意点として、掲載が終了した広告は表示されないことがあります。
ライブラリで確認できるのは、現在アクティブな広告のみです。(アクティブ: 現在掲載中の広告 非アクティブ: 掲載が終了した広告)
ただし、「政府問題、選挙、または政治関連」の広告については例外です。
このカテゴリの広告は、掲載開始日から7年間、アクティブ・非アクティブの両方の情報を表示できます。
クーポン付きの広告は、クーポンが無効化されていることがあるため、実際の表示と異なる場合があることに注意が必要です。
成人向けの広告コンテンツを閲覧するには、アカウントへのログインが必要です。
さらに、ギャンブルやアルコールに関する広告など、年齢制限のあるコンテンツを表示する場合もログインが求められます。
実際に配信した広告がFacebook広告ライブラリに表示されるまでには、最大で24時間かかることがあります。
そのため、広告を配信してもすぐには反映されない場合があることを覚えておきましょう。
次にFacebook広告ライブラリの効果的な運用方法をご紹介します。
それぞれについて詳しく解説していきます。
同じ業界の企業の広告を参考にすることで、自社サービスの特徴を生かしたクリエイティブのアイデアが湧きやすくなります。
競合他社がどのような広告タイプ(カルーセル広告、写真広告、動画広告など)を使っているかを確認し、それを自社の広告作成に取り入れてみましょう。
例えば、あなたが雑貨を販売する企業で、競合他社がカルーセル広告を利用しているとします。
複数の商品を取り扱っている場合、カルーセル広告を使えば各商品を個別に表示でき、ユーザーの関心をより引きやすくなります。
このように、他社の広告クリエイティブを把握し、それを自社の広告に活かすことで、より効率的な運用が可能になります。
Facebookを見ていると、ニュースフィードに気になる広告が表示されることがあります。
実は、そのニュースフィードから直接Facebook広告ライブラリにアクセスすることが可能です。
その確認方法は以下の通りです。
ニュースフィードに気になる広告が表示されたときは、広告の右上にある「…」をクリックし、「この広告が表示される理由」を選んでみてください。
これにより、広告主がターゲットとして設定したユーザーの年齢や所在地がわかるので、自社の広告設定に役立てることができます。
広告ライブラリは「広告の透明性」を高めるために導入されたものですが、ただ模倣するために使うのではなく、広告主の魅力をより効果的に伝えるための参考として活用することは、ユーザーにとってもメリットがあります。
また、反対に考えると、どのような広告を出しているかが誰でも確認できることを意味します。目的を見失わずに、ユーザーに良い広告体験を提供できるように、広告ライブラリをうまく活用しましょう。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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