レスポンシブ検索広告とは?メリット・デメリットや入稿方法を解説! - (株)GMSコンサルティング

レスポンシブ検索広告とは?メリット・デメリットや入稿方法を解説!

2022.4.6

マーケティング担当者であれば、レスポンシブ検索広告(Responsive Search Ads)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。Googleの検索広告では、レスポンシブ検索広告1件と、拡張テキスト広告2件の設定が推奨されています。Google広告を運用する場合、必ず目にするのがレスポンシブ検索広告です。設定が難しいと思う方や、設定しても上手く効果が出ず、拡張テキスト広告だけ出稿している方がいるかもしれません。

 

しかし、レスポンシブ検索広告は、適切に設定すれば少ない工数で多くの成果が出ます。この記事では、特徴や入稿方法、メリットやデメリット、成果を出すためのポイントをご紹介します。Google広告で成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

1.レスポンシブ検索広告の特徴と設定

 

まずは、広告の特徴と設定方法をご紹介します。レスポンシブ検索広告は、拡張テキスト広告よりも多くの設定が必要なため、適切に運用できれば効果も表れやすい広告です。

 

 

1-1 レスポンシブ検索広告とは

 

レスポンシブ検索広告とは、拡張テキスト広告よりも豊富なテキストを使い、ユーザーに関連性の高いキーワードを表示できるリスティング広告の一種です。英語名を略して「RSA」とも呼ばれます。

 

今まではGoogle広告のみの機能でしたが、2021年からYahoo!広告でも導入されました。広告作成時に見出しと説明文を複数入力すると、さまざまな組み合わせが自動的にテストされます。そして、最も効果的な組み合わせが機械学習され、ユーザーが検索するキーワードと広告文の関連性が高まるように調整されます。そのため、今までの拡張テキスト広告(Yahoo!広告では拡大テキスト広告)よりも、キャンペーンの掲載結果の向上が見込めるでしょう。

 

Google広告では、拡張テキスト広告に馴染みがあるマーケティング担当者の方が多いかもしれません。しかし、2022年6月30日以降は、拡張テキスト広告の作成と編集ができなくなります。今後はレスポンシブ検索広告が主流となっていくため、この機会に知識をつけておきましょう。

 

 

1-2 レスポンシブ検索広告の入稿規定

 

Google広告とYahoo!広告のレスポンシブ検索広告の入稿規定を、それぞれご紹介します。

 

 

1-2-1 Google広告

 

Google広告のレスポンシブ検索広告の入稿規定は、以下のとおりです。

①見出し:30文字以内、3個~15個まで登録可能

②説明文:90文字以内、2個~4個まで登録可能

③表示URLのパス:15文字以内、0〜2個設定

文字数のカウント方法は、全角および半角カナは2文字、半角英数字と記号は1文字です。

 

見出しは最低3個、説明文は最低2個、登録しなければなりません。しかし、最低限の数だけ登録した場合は、機械学習を用いたメリットを活かせないため、より多くのテキストの登録をおすすめしますまた、見出しは似たようなテキストを作成するのは避けましょう。似たようなテキストを登録しても、組み合わせて表示させる見出しが似た内容のものしか作成されず、ユーザーに反応されにくくなります。

 

 

1-2-2 Yahoo!広告

 

Yahoo!広告のレスポンシブ検索広告の入稿規定は、以下のとおりです。

①タイトル:30文字以内、3個〜15個まで登録可能

②説明文:90文字以内、2個〜4個まで登録可能

 

Google広告の「表示URLのパス」に該当するものは、Yahoo!広告にはありません。Google広告と同様に、見出しは最低3個、説明文は最低2個が必須です。また、文字数のカウント方法や注意点についても、Google広告と同様です。

 

 

1-3 レスポンシブ検索広告の作成手順

 

ここからは、レスポンシブ検索広告の作成手順をご紹介します。

 

 

1-3-1 Google広告

 

Google広告ページメニューの「広告と広告表示オプション」から行います。手順は以下のとおりです。

①プラスボタンを押して「レスポンシブ検索広告」を選択

②最終ページURLと表示URLのパスのテキストを入力

③入力後に広告プレビューが表示されたら、広告見出しと広告説明文を設定

④「保存」をクリック

 

 

1-3-2 Yahoo!広告

 

Yahoo!広告の「検索広告」メニューから行います。手順は以下のとおりです。

①「キャンペーン管理」から「広告作成メニュー」をクリック

②「対象を洗濯」をクリックし、登録するキャンペーン(標準キャンペーン)と広告グループを選択

③「広告タイプ」で「レスポンシブ検索広告」を選択

④「タイトル」「説明文」を入力し、「保存」をクリック

 

 

2.レスポンシブ検索広告のメリット

 

レスポンシブ検索広告には、拡張テキスト広告にはないメリットがあります。特性を知れば、広告に関わるオペレーション業務の工数を減らせます。ここからはレスポンシブ検索広告のメリットをご紹介します。

 

 

2-1 オークション機会の増加

 

広告オークションへの参加機会が増加します。複数の見出しと説明文を設定するため、検索語句との一致率が高まります。その結果、広告オークションでの入札回数が増加するため、多くの潜在層へのアプローチが可能です。さらに、オークションでの競争力も高まり、既存のテキスト広告で獲得できていないクリックやコンバージョンを獲得することで、広告ランクが高まる効果も見込めます。

 

 

2-2 工数削減!見出しと広告文の組み合わせ自動化

 

アセット(見出しと広告文)の組み合わせが自動化されるため、広告運用の工数削減が見込めます。複数のアセットを設定しておけば、GoogleやYahoo!が自動で最適化してくれるため、頻繁なアセット変更業務から解放され、運用担当者が戦略立案などに使う時間を増やせます。

 

 

2-3 広告サイズの最適化により視認性UP

 

広告サイズの最適化により、視認性を高める効果もあります。スマホやPCなどのデバイス幅に応じた広告が作成されるため、ユーザーに対して、より広いスペースで訴求できます。スマホユーザーが増えた現在において、デバイス別のレスポンシブにも対応してくれる機能として、重宝されています。

 

 

3.レスポンシブ検索広告のデメリット

 

メリットが多い反面、いくつかのデメリットも存在します。しかし、デメリットを適切に把握すれば、対処可能です。ここからは、レスポンシブ検索広告を運用するうえで、最低限知っておきたいデメリットをご紹介します。

 

 

3-1 結果を分析するための指標が少ない

 

配信結果を総合的に分析をするための指標が少ないというデメリットがあります。広告から得られたクリック数やコンバージョン数は、複数の組み合わせ全てを合算した値です。そのため、どの組み合わせが最適だったのかを分析できません。各見出しと広告文の成果は、表示回数(インプレッション数)のみ確認できます。

 

また、掲載結果に対して「最良」「良」「低」の3種類のステータスが付与されるため、改善施策をとる場合は、表示回数と掲載ステータスを見て判断することです。

 

 

3-2 目的に沿わない広告が公開されてしまう可能性がある

 

広告主の目的に沿わない広告が公開されてしまう可能性があります。設定したアセットが自動で組み合わさるため、意図しない内容がユーザーに伝わってしまう可能性があります。広告文が意図しない内容にならないために、見出しや広告文が単体の場合、または組み合わされた場合も意味を成すように設定するように注意しましょう。

 

 

4.レスポンシブ検索広告で成果を出すためのポイント

 

広告出稿後は、機械学習を通じて最適化されますが、最初のアセットは人の手で設定する必要があります。そのため、マーケティング担当者は、レスポンシブ検索広告の特性を把握しなければなりません。ここからは、広告で成果を出すためのポイントをご紹介します。

 

 

4-1 異なる訴求の広告見出しを作成

広告で成果を出すためには、異なる訴求内容のアセットを作成しましょう。同じ内容では、特性であるさまざまな組み合わせが作成されません。商品やサービスの訴求内容を、幅広い年齢や職業をターゲットにして設定することで、最適な組み合わせが生まれます。また、デバイス別に最適化するために、アセットの文字数に幅を持たせることもポイントです。キャッチコピーが一言、文字数制限ギリギリなど、さまざまな組み合わせを想定して設定するのがおすすめです。

 

 

4-2 パフォーマンス向上のための応用機能

 

レスポンシブ検索広告には、パフォーマンス向上のための応用機能があります。これらを有効に活用していくことも重要です。

 

まず、広告が表示される際には、複数のアセットが組み合わされて表示されますが、そのうちの1つを固定化できます。必ず表示したいアセットがある場合は、この機能を使うと良いでしょう。ただし、位置固定を多用するとアセットの組み合わせ数が減ってしまい、レスポンシブ検索広告のメリットが無くなってしまうので、注意が必要です。

 

2つ目の応用機能として、拡張テキスト広告のような「キーワードの挿入」機能があります。この機能を使えば、検索キーワードの一部が自動で広告文に追加されるため、ユーザーとの関連性を高めることが可能です。

 

3つ目の応用機能として、「カウントダウン機能」があります。セールやキャンペーンなどの残り日数や時間を、リアルタイムで反映できます。

 

最後に、「地域の挿入機能」があります。広告を各地域ごとにカスタマイズできます。

 

 

4-3 見出し・説明文をできるだけ多く作る

 

広告の特性を活かすためには、アセットを多く設定することもポイントです。アセットは順不同で表示されるため、多く設定するほど、さまざまな組み合わせが生まれます。多くのアセットを作ることをおすすめしますが、まずは見出しを3つ作りましょう。この際に、各見出しには少なくとも1つ、ターゲットに関連するキーワードを含めることが重要です。商品やサービスのメリット、解決できる課題などを見出しに設定するのがセオリーです。ECサイトなどで商品を販売する場合は、配送や返品についての情報を盛り込んでも良いでしょう。見出しのバリエーションを増やすために、設定済みの見出しの一部を変更したものを作成することも有効です。例えば、アクションを促すフレーズを少し変えてみると、より効果が高まることもあります。

 

 

4-4 広告グループ毎に1つだけレスポンシブ検索広告を設定する

広告グループ毎に1つだけレスポンシブ検索広告を設定しましょう。有効な広告の数は、広告グループごとに3個までとなっています。設定しすぎると効果検証に時間がかかるデメリットがあります。全てのグループで、広告の有効性が「良好」または「優良」であるように運用しましょう。

 

Google検索広告では、1つの広告グループに対してレスポンシブ検索広告を1件、拡張テキスト広告を2件設定することが推奨されています。現状で拡張テキスト広告を3つ運用している場合には、最も評価の悪い拡張テキスト広告を、レスポンシブ検索広告と入れ替えることがおすすめです。

 

 

5.まとめ

 

レスポンシブ検索広告は、上手く活用すれば拡張テキスト広告よりも効果が出やすい広告です。機械学習によってアセットの組み合わせが最適化されていくため、広告運用者のオペレーション業務にかかる工数を、大幅に削減することが期待できます。Googleが機械学習に力を入れていることから、レスポンシブ検索広告が今後の広告運用で主流になっていくでしょう。

 

しかし、レスポンシブ検索広告を設定する際の「見出し」「説明文」「表示URLのパス」といったアセットは、人の手で設定する必要があります。広告で結果を出すためには、広告のターゲットがどのような層で、どのようなニーズを抱えているかを適切に判断する必要があります。

 

この記事のURLをコピーする

リスティング広告