【Facebook広告】ターゲティングの種類と設定方法、運用のポイントを解説 - (株)GMSコンサルティング

【Facebook広告】ターゲティングの種類と設定方法、運用のポイントを解説

2022.4.27

Web広告において、ターゲティング設定は、広告の成果を得るために最も工夫が必要な要素と言えるでしょう。設定のポイントやコツを押さえておくことで、ある程度の成果が期待できます。

 

本記事では、Facebook広告のターゲティング設定を解説します。概要からターゲティングの種類、広告運用のポイントまで詳細にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1.Facebook広告とは

 

Facebook広告とは、主にFacebookのフィード面上に配信されるSNS広告です。特徴やメリット・デメリットをチェックしてみましょう。

 

 

1-1 Facebook広告の特徴

 

Facebook広告は、SNS広告プラットフォームで、2012年に「Instagram(インスタグラム)」を買収してからは、Instagramにも広告配信可能となりました。その他にも、Facebookユーザー同士がメッセージのやり取りを行える「Messenger」や、Facebookと提携している「Audience Network」にも配信可能です。

 

Facebook広告の詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

Facebook広告とは?始める前に知りたい費用や効果などを徹底解説!

 

 

1-2 Facebook広告のメリット

 

Facebook広告では、多くのメリットが得られますが、今回は代表的な3つのメリットをご紹介します。

 

まず、1番大きなメリットと言っても過言でないのが、ターゲティングの精度が高いことです。Facebookは、他のSNSや広告媒体と異なり、実名を基本とした正確なデータベースでのターゲティングを行っています。また、性別・年齢・職業・住所などの個人情報を細かく登録できるので、他媒体に比べて精度の高いターゲティングが可能です。利用者情報の精度の高さは、匿名のサービスに比べて信頼性があると言われています。

 

2番目のメリットは、アクティブユーザー数が多いことです。総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」*によると、全年代で、31.9%の人が利用していることが分かります。最も利用者が多い年代は、30代の48.0%です。さらに、Instagramは、10代から30代までがいずれも50%以上の利用率を誇るSNSです。Facebookよりもさらに多くのユーザーへのリーチが可能です。

 

3番目のメリットは、配信面が豊富なことです。先にもご紹介しましたが、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkにも配置できます。それぞれの配置面は以下のとおりです。豊富な配信面を活かし、それぞれのユーザーの特徴に合った広告配信が可能です。広告のフォーマットが、画像・動画・カルーセル・コレクションなど多彩であり、目的によって最適な広告を選択できます。

 

 


*参考:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

 

 

1-3 Facebook広告のデメリット

 

どの広告媒体にもデメリットがあります。特に注意しておきたい3つのデメリットを解説します。

 

1つめのデメリットは、広告の配信対象が、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkのユーザーに限定されていることです。それぞれに登録していない人や、登録しているが日常的に見ない人には訴求できません。多くの人が日常的に見る機会が多いGoogle広告やYahoo広告に比べると、広告配信できるターゲットが限定されていて、リーチが広げにくい点に注意が必要です。

 

2つめのデメリットは、広告の運用に手間が掛かることです。どの広告でも短期間で大きな成果を上げるのは難しく、Facebook広告においても同様で、ある程度の期間の運用を見込んでおく必要があります。ターゲット設定が詳細に行える分、広告出稿と効果検証のサイクルを、より多く行う必要があります。

 

3つめのデメリットは、広告の仕様変更が多いことです。仕様変更が行われる度に、新たな仕様に合わせた広告を出稿しなければなりません。広告運用に慣れていない場合や、広告の配信スケジュールに余裕がない場合は、担当者の負担になってしまうでしょう。

 

Facebook広告のデメリットの詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

Facebook広告とは?始める前に知りたい費用や効果などを徹底解説!

 

 

2.Facebook広告のターゲティング種類

 

Facebook広告には、3つのターゲティング方法があります。3つのターゲティングを使い分けることで、届けたいターゲット層に近いユーザーを絞って広告配信が可能です。それぞれのターゲティング方法を細かく解説します。

 

 

2-1 コアオーディエンス

 

コアオーディエンスとは、顧客の属性によってターゲットを絞り込むアプローチです。年齢・地域・性別などの基本属性の他、位置情報、興味・関心などを基に構成されています。また、投稿内容やフォロワーなど、Facebook、Instagram内での行動傾向を条件にターゲット層を指定できます。コアオーディエンスを形成するデータの詳細は、以下のとおりです。コアオーディエンスでは、下記の条件を掛け合わせることもできます。広告主は、掛け合わせの設定を活用することで、より効果的なターゲティングが可能です。

 

 


コアオーディエンスの詳細は、
こちらの記事を参考にしてください。

Facebook広告とは?始める前に知りたい費用や効果などを徹底解説!

 

 

2-2 カスタムオーディエンス

 

カスタムオーディエンスとは、広告主の顧客データとFacebook広告のユーザーデータをマッチングさせるアプローチです。広告主の持つ顧客データやメールアドレス、電話番号などのアプリデータを基に、既に交流を持っているユーザーに再度リーチできます。ターゲティング可能な条件は以下のとおりです。

 

 


カスタムオーディエンスの詳細は、
こちらの記事を参考にしてください。

Facebook広告とは?始める前に知りたい費用や効果などを徹底解説!

 

 

2-3 類似オーディエンス

 

類似オーディエンスとは、作成したカスタムオーディエンスに類似する、新しいオーディエンスにアプローチできる方法です。ソースオーディエンスが100人以上から類似オーディエンスを作成でき、1〜10%までの範囲でターゲティング精度を設定できます。割合の数値が低いほど、より類似度が高い少数のユーザーにターゲティング可能です。

 

類似オーディエンスの詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

Facebook広告とは?始める前に知りたい費用や効果などを徹底解説!

 

 

3.Facebook広告のターゲティング設定方法

 

仕組みやターゲティングの種類が分かったところで、ターゲティングの設定方法を解説します。設定する際は、Facebook広告のアカウント構造を知っておかなければなりません。アカウントは、以下のように「キャンペーン」「広告セット」「広告」の3つで構成されています。「キャンペーン」には「広告セット」と「広告」が紐づいています。この3層構造でターゲティングを設定するのは、「広告セット」です。

 

 

 

3-1 ターゲティングオーディエンスの作成

 

配信したいターゲット層のオーディエンス作成から始めます。オーディエンスを広告セットに紐づけることで設定可能です。オーディエンス作成から広告セットに紐づけるまでの手順を解説します。

 

 

3-2 「オーディエンス」からオーディエンスを作成

 

まずは、配信したいオーディエンスの作成です。Facebook広告の、管理画面の左上のメニューボタンから「オーディエンス」を選択します。

 

 

3-3 オーディエンスの種類の選択

 

オーディエンスの画面に移動するので、次は、種類を選択します。手順は以下のとおりです。

 

1:左にある「オーディエンスを作成」をクリック

2:各オーディエンス種類から、作成したいオーディエンスを選択する

 

コアオーディエンスを作成したい場合、もしくは、カスタム・類似・コアオーディエンスを組み合わせた複合オーディエンスを作成したい場合は、保存済みのオーディエンスを選びます。また、コアオーディエンスの場合は、さまざまなターゲティング条件の入力が必要です。年齢は1歳単位、地域や興味・関心も非常に細かく設定できます。極端にオーディエンス数が少ない場合は、上手く配信できない場合があるので注意しましょう。どのくらいのオーディエンス数が適切なのかは、予算や目的によって異なります。

 

 

3-4 広告セットを選択または作成

 

オーディエンスが完成したら、広告セットにオーディエンスを紐づけます。左上のメニューボタンを押し、「広告マネージャ」を選択しましょう。広告セットを新規作成する場合は、広告マネージャから広告セットのタブを開き、「作成する」ボタンを押します。既に広告セットを作成している場合は、該当の広告セットの「編集」ボタンを押します。この時点で、広告セットの上の階層である「キャンペーン」を作成していない場合は、まずキャンペーンの設定画面が出てくるので、表示に沿って設定を進めましょう。

 

 

3-5 広告セットとの紐づけ

 

広告セットを選択または作成すると、広告セットの設定画面が出ます。保存済みのオーディエンスを紐づけたい場合は「保存済みのオーディエンスを使用」を、カスタムオーディエンス・類似オーディエンスを紐づけたい場合は、「カスタムオーディエンス」の右にある長方形の囲みをクリックしましょう。クリックしたら、オーディエンスの一覧が表示されます。一覧の中から、広告セットに紐づけたいオーディエンスを選択すれば紐づけは完了です。

 

 

4.ターゲティング設定のポイント

 

ターゲティング設定は、SNS広告の成果を得る際に最も工夫が必要な要素です。ポイントを押さえておくことで、ある程度の成果が期待できます。そこで、広告のターゲティング設定における、大切な3つのポイントを解説します。

 

 

4-1 ターゲットを絞りすぎない

 

ターゲットを絞り込み過ぎると、配信できない層が増えてしまいます。基本設定の「地域」「年齢」「性別」の設定は必須ですが、ターゲットを絞り過ぎないのがポイントです。ターゲット設定は、広告を始める際の仮説であり、完璧に当たるとは限りません。仮説のまま、細かくターゲティングしてしまうと、もし配信できていたら獲得していたかもしれないユーザーに配信できず、機会損失につながってしまいます。Facebook広告でも、機会損失をしないために、ゆるやかなターゲティングから始めることを推奨しています。

 

ターゲットを絞り込み過ぎると、1件の成果や顧客を獲得するために、どの程度の広告費用がかかったのかを表すCPA(顧客獲得単価)が、上がってしまうデメリットもあります。例えば、1万円の広告費用で10人のターゲットしかいない場合、全員がCV(コンバージョン)したとしても、CPAは1,000円です。しかし、ターゲットが100人で40人がCVすれば、CPAは250円となり、CPAは1/4まで下がります。極端ではありますが、対象を絞りすぎるとCPAが上がってしまう可能性は高まってしまう一例です。

 

また、ユーザーが全てのターゲット設定の項目を正しく全て登録しているとは限りません。年齢・性別・地域は正しく入力していても、プライベートに関わる、学歴・収入・仕事の勤務先などは、登録していない人も多いでしょう。細かくターゲット設定を行うと、設定項目を正しく登録していないユーザーまでも、除外することになってしまいます。潜在的な顧客を取り逃すことになるので、ターゲットは絞り過ぎないことがおすすめです。

 

 

4-2 似たようなターゲティングを複数使わない

 

Facebook広告は、ターゲティング項目が多いので複数の広告で同じようなターゲティングになってしまう場合があります。自社で複数の似たようなターゲティング広告を配信すると、自社の広告同士で競合してしまうことになってしまうので注意が必要です。例えば、類似した自社広告が2種類ある場合、一方の広告がクリックされることでもう一方はクリックされない事態が発生してしまい、広告費用が無駄になってしまいます。広告費用の無駄を防ぐためにも、同じような広告が複数存在しないように、注意して設定することが大切です。

 

 

4-3 複数のターゲティングを並行して行う

 

似たようなターゲティングを複数使わないとご紹介しましたが、異なるターゲティングは、むしろ並行して行うべきです。なぜなら、異なるターゲティングを複数並行して行うことで、どの広告が一番CVにつながるかを比較検討できるからです。複数の広告を比較することで、広告主にとって最も適切なターゲットを素早く見つけられます。

 

CVにつながるターゲティングを複数見つけられた場合は、もしターゲティングでユーザーを刈り取りきってしまっても、他のターゲティングからCVが獲得できるでしょう。結果として、長期的にCVを得られるので、異なる複数のターゲティングを並行して行うのがおすすめです。

 

 

5.広告運用のポイント

 

最後に、ターゲティング以外でも可能な、Facebook広告を行う際におすすめの広告運用のポイントを2点ご紹介します。

 

 

5-1 効果が悪いときはターゲティング以外も見直す

 

広告成果が上がらない場合は、適切なターゲティングであったか、自社製品とユーザーの二ーズに食い違いがなかったかなど、ターゲティングの検証・改善が大切です。しかし、ターゲティング以外にも、原因が潜んでいることもあるので注意しましょう。

 

例えば、バナー画像やテキストなどのクリエイティブが見にくい場合やユーザーが理解しにくい場合は、どんなにターゲットが完璧であっても、CVに結びつかないことがあります。LPの構造や見やすさ、理解のしやすさも同様です。ユーザーが商品を知りたくなるようなクリエイティブに変更する、誰が見ても分かりやすいクリエイティブにする、見やすくて分かりやすいLPにするなどの工夫を行うことで、CV数がアップする場合があります。

 

 

5-2 CTRを重視する

 

CTR(クリック率)とは、広告が表示された数に対して、広告がクリックされた回数の割合を指します。CTRは「クリック数÷インプレッション数」で計算でき、表示回数に対してクリック数が多いほど、クリック率は高くなる仕組みです。CTRを知ることで、広告に興味や関心を持ってアクセスした人の割合が、どのくらいだったかがわかります。

 

SNS広告では、CTRが高いほど効率の良い広告と言われています。Facebook広告についても同様です。特に、Facebookでは「利用者に対して有益で関連度の高い利用環境を提供すること」を目標にしています。有益であるかどうかはユーザーのクリックや動画の再生で判断されるため、競合と同じ入札額になった場合は、CTRが高い方がターゲットに配信される可能性は高くなります。また、CTRが高いと、入札価格よりも高いパフォーマンスが発揮でき、CPC(クリック単価)を安く抑えられます。広告主は特にCTRを意識し、有益で良質な広告を配信するように心掛けることが大切です。

 

 

6.まとめ

 

Facebook広告の特徴やメリット・デメリット、ターゲティング設定方法、設定のポイントをご紹介しました。Web広告の成果を得るためには、ターゲティング設定が最も重要な要素です。ご紹介したターゲティング設定のポイントやコツを押さえておくことで、成果が期待できるでしょう。

 

ターゲティング以外にもできる広告運用のポイントについてもご紹介しました。Facebook広告を既に始めているけれど、成果が上がらない場合も、ターゲティング設定や広告運用のポイントをもう一度チェックし、改善していくのがおすすめです。

 

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