Instagram広告とは?出し方や費用、効果を徹底解説 - (株)GMSコンサルティング

Instagram広告とは?出し方や費用、効果を徹底解説

2022.3.8

Instagramとは、2010年10月にリリースされたSNSで、日本では「インスタ」の愛称で親しまれています。「インスタ映え」という言葉が浸透しているように、写真や動画を共有することでコミュニケーションを楽しむアプリです。流行に敏感な若者を中心に、多くの人に利用されています。

 

 

1.Instagram広告の3つの特徴

 

Instagram広告の主な特徴は以下の3点です。

 

 

1-1 ユーザー層

 

Meta(旧Facebook社)によると*1、Instagramの国内月間アクティブアカウント数は2019年3月時点で3,300万を突破しており、日本の利用者は男性が43%、女性が57%です。また、総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」*2によると、Instagramは、平成27年の調査開始以降、一貫して利用率が増加し続けています。年代別の利用率では、10代から30代までは、いずれも50%以上の人が利用しており、10代の利用率は69.0%と最も高い比率です。

 

10代、30代、50代のInstagram利用率はLINEに次いで高い数字となっており、日本国内においてInstagramは広く普及しているだけではなく、幅広い年齢層から支持されていることが分かります。多くの人が利用するInstagramですが、特に若年層や女性の利用率が高く、国内ではアパレルブランドやコスメブランドなど、女性をターゲットとする企業を中心にビジネス活用が進められています。

 

*1出典:Meta「Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」

*2出典:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

 

 

1-2 写真がメイン

 

Instagramは、写真や動画などの投稿とその閲覧に特化したSNSです。SNSの中でも特にビジュアルでの訴求が強く、画像や動画に対する意識が高いユーザーが多いので、Instagram広告では写真や動画をメインとした広告が効果的といえるでしょう。一般ユーザーの投稿でも、解像度が高く美しい写真が多数使用されています。Instagram広告として写真を掲載するときは、一般投稿にひけを取らない鮮明で美しい高品質な写真が効果的です。動画の配信も可能ですが、長すぎる広告はあまり見られない傾向があるので、Instagram広告は写真や短い動画の配信がメインとなっています。

 

 

1-3 #で検索

 

Instagramではハッシュタグ文化が広く浸透しています。ハッシュタグとは、先頭に「#(ハッシュマーク)」がつけられたキーワードのことです。Instagramでは、キーワードで投稿を検索する機能がないので、ハッシュタグは特定の商品や情報を探すときの検索ツールとして使われます。

 

Instagram広告に関しても、ハッシュタグをいかに使いこなすことができるのかが、自社の商品やサービス認知のポイントになるでしょう。Instagramでは、1投稿につき30個までハッシュタグを設置することが可能です。30個以内のハッシュタグで、いかにユーザーを引きつけるキーワードを設定できるかが重要になります。

 

 

2-1 Instagram広告の種類

 

Instagram広告は、広告主の目的に応じた広告配信が行えるソリューションが多数提供されています。そこで、主要ともいえる4つの広告について解説します。

 

 

2-2 画像広告

 

写真投稿の形式で配信される広告メニューで、画像1枚とテキストで構成されています。Instagram広告で最も基本的な広告フォーマットです。画像の上部に広告アイコン、画像の下部に「詳しくはこちら」や「お問合せ」のようにアクションを促すボタンがあります。ユーザーをリンク先へ誘導したい場合に有効です。

 

Instagram画像広告のテキスト推奨事項

 

 

2-3 動画広告

 

動画形式で配信される広告メニューで、動画とテキストで構成されています。動きと音声でユーザーの注目を集めることができます。写真では十分に伝えられない商品の特徴や動き、ストーリー性のある広告に効果的です。フィード、ストーリーズ、リールに配信できます。動画時間が長い、容量が大きい、解像度が荒いなどの動画は、入稿ができない可能性があるので注意が必要です。動画に入れるテキストについても推奨文字数があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

Instagram動画広告のテキスト推奨事項

 

 

2-4 ショッピング広告

 

まず、Instagramショッピング機能とは、Instagramの投稿に「商品タグ」を設置して、Instagramを見た人が、そのままブランドのECサイトに移動して商品を購入できるという機能です。ユーザーが気になった商品をInstagram広告上で見つけた場合、Googleなどの検索エンジンでわざわざ調べなくても、そのままオンラインショップなどのサイトへ行くことができます。検索エンジンを経由する必要がないので、検索しているうちに他の情報に目が行くなど、ユーザーの熱量を下げることがありません。

 

ショッピング広告とは、「商品タグ」のついた投稿を広告として配信できる機能です。ショッピング広告として商品を紹介したInstagram投稿を配信することで、フォロワー以外のユーザーの目に留まりやすくなり、可能性を広げられるというメリットがあります。また、過去に自社サイトで購入した人と似た動きをした人やショッピング投稿をタップした人など、ターゲットを指定して配信できるという点もメリットです。Instagram商品タグ付き広告が配信可能な面は、ホームタブの投稿フィードと発見タブの2か所になります。

 

 

2-5 ブランドコンテンツ広告

 

ブランドコンテンツ広告とは、企業が有名人やインフルエンサーなどのクリエイターと連携することで、クリエイターの実際の投稿を利用して配信する広告です。普段広告を目にしないユーザーであっても、クリエイター視点で情報発信することによって、広告を目にする機会を与えらえます。広告主アカウントのフォロワーではない新規顧客にもアプローチできる広告方法です。ブランドコンテンツ広告を用いて企業がクリエイターの投稿を利用して配信する場合は、協業関係の透明性向上のため、アカウント名の下に「広告」と表示され、キャプション欄の冒頭に「(企業・ブランド名)とのタイアップ投稿」と明記されます。

 

 

3.Instagram広告の3つのメリット

 

Instagramは利用者数が多く、幅広い年齢層から支持されていることが分かりました。その他にも期待できる、Instagram広告の3つのメリットについてご紹介します。

 

 

3-1 ターゲティングの精度高い

 

Instagramは匿名で利用できるSNSが多いなか、実名性での登録が高いFacebookと紐付いています。その為、匿名のサービスに比べて利用者情報に信頼性があり、精度の高いターゲティングが可能です。

 

具体的には、ユーザーの性別・年齢・職業・住所などの個人情報に加え、興味・関心や、Instagram上での行動データなどを参考にターゲットを設定できます。また、企業が保有しているデータや過去の実績データなどを活用したカスタムオーディエンス、類似オーディエンスの利用も可能です。

 

 

3-2 低予算から広告配信できる

 

Instagram広告は、1日あたり1ドル(100円前後)という低予算から始められます。自社で予算設定や配信期間を調整できるセルフサーブ型(運用型)広告なので、設定した金額以上に料金を支払う必要がありません。広告費用が潤沢な大企業のみならず、中小企業・個人事業主・短期間利用の人でも手軽に始められるというメリットがあります。予算を消化すると、広告の出稿が停止するので、安心です。出稿途中に予算を変更したり、クリエイティブを差し替えたりすることもできます。少ない費用で最適な訴求やクリエイティブをテストしながら修正を繰り返せば、高い広告効果が期待できるでしょう。

 

 

3-3 目的に応じて様々な形式の広告を配信できる

 

Instagram広告は目的やターゲットに応じて、様々なフォーマットで配信することが可能です。画像や動画広告の他にも、ユーザーに対して2択の質問を投げかけてコミュニケーションを取れる「アンケート広告」やECへの動線を作ることができる「ショッピング広告」など豊富な広告機能があります。

 

アンケート機能は、関心を持っている製品やその製品の機能を知りたいとき、顧客と交流を深めたいときに便利な機能です。ショッピング広告は、ユーザーに動画や画像で商品理解を促し、欲しい気持ちを高めたうえでサイトへ誘導できます。広告をただ見てもらうというだけではなく、具体的なアクションを起こせる点がInstagram広告のメリットといえるでしょう。

 

 

4.Instagram広告のデメリット

 

Instagram広告には、他のSNS同様にデメリットもあります。デメリットを十分理解できないうちは踏み出せないという方もいるのではないでしょうか?Instagram広告における2つのデメリットについて解説します。デメリットも踏まえたうえで、Instagram広告にチャレンジしてください。

 

 

4-1 写真や動画が必須

 

Instagramは、写真や動画などの投稿や閲覧に特化したSNSです。他のSNSに比べて、ビジュアルでの訴求が強い分、画像や動画に対する意識が高いユーザーが多い傾向があります。写真や動画が必須という点に加えて、ユーザーが思わず手を止めてしまうような引きのあるクリエイティブが必要になります。高クオリティな写真や動画を制作するセンス・労力・人員を確保できない場合は、高い広告効果は期待できません。

 

 

4-2 拡散力がない

 

Instagramには、TwitterやFacebookなどにある「シェア機能」がありません。ユーザーが興味を持って広めたいと思ったとしても、拡散しにくいというデメリットがあります。また、広告を投稿しても、フォロワー以外のユーザーに認知されにくいのが特徴です。Instagram広告は、アプリ内のユーザーにしか見てもらえません。広告主のターゲットユーザーがInstagramを頻繁に利用するユーザーでなければ、いくら広告を出しても目にしてもらう機会がないというデメリットがあります。

 

 

5.Instagram広告で出来るターゲティング手法

 

Instagramは多くの人が利用するSNSなので、大きなビジネスチャンスが眠っています。Instagram広告ではFacebook広告と同様のターゲティングを行うことが可能です。ターゲティングの種類は、以下の3つの方法があります。

 

 

5-1 コアオーディエンス

 

コアオーディエンスは、年齢・性別・使用言語など、利用者がプロフィール上で公開している情報を基にターゲットを設定します。また、ユーザーが利用しているアプリ、クリックした広告、フォローしているアカウントなど、Instagram上での行動データや興味・関心を利用してターゲット層を指定できるターゲティング方法です。コアオーディエンスのターゲティング可能な条件は、以下のものが挙げられます。

 

 

 

 

5-2 カスタムオーディエンス

 

カスタムオーディエンスとは、既存顧客・ウェブサイト訪問者・ 動画閲覧ユーザー・アプリの利用者など、既に広告主が持っている顧客情報を基に、再度リーチできるターゲティング方法です。既存顧客に対して、新商品の案内やセールの案内など、様々な場面で活用できます。また、休眠顧客の掘り起こしやロイヤル顧客に対する特別キャンペーンの案内などにも使えるターゲティング方法です。カスタムオーディエンスのターゲティング可能な条件は、以下のものが挙げられます。

 

 

 

5-3 類似オーディエンス

 

類似オーディエンスとは、オーディエンスリストを活用して、オーディエンスリストのユーザーと近い属性のユーザーに広告を配信するターゲティング方法です。類似度を1%〜10%までの範囲でコントロールできます。既に効果が出ているユーザーの傾向を踏まえて、類似するユーザーへリーチできるので、無駄な配信を防ぎながらターゲットを拡大できます。例えば、自社の顧客リストに類似したユーザーへ広告配信することで、自社の顧客になりうる潜在ユーザーへのアプローチが可能です。

 

 

6.Instagram広告の課金方式

 

Instagram広告のメリット・デメリットやターゲティング手法が理解できれば、いよいよ広告配信にチャレンジしてみたいという方も多いでしょう。Instagram広告の費用は、基本的にオークション形式で決まります。従って、変動式ではありますが、設定した上限金額を超えることはありません。オークションでは、ユーザーに最適な広告を表示させるために、ユーザーと広告主の両方に最大の価値をもたらす広告が落札される仕組みになっています。Instagram広告の課金方式は以下のとおりです。

 

 

6-1インプレッション課金

 

インプレッション課金(CPM)とは、広告表示に対して課金される方式です。広告が1,000回表示されるとオークション形式で決定した料金が課金される仕組みになっています。例えば、CPMが100円の場合は、1,000回広告が表示されると費用は100円になります。

 

インプレッション課金は、ユーザーのクリックというアクションに影響されないため、広告費が安定しやすいことがメリットです。その他にも、常に一定料金なので予算管理が容易、クリック率が上がってもコストを抑えて運用できるなどのメリットがあります。一方で、クリック率が低くてもコストが発生する、費用対効果が分かりにくいというデメリットもあります。

 

Instagram広告の課金方式は、広告配信の目的によって決まります。しかし、ほとんどのケースがインプレッション課金です。主な費用の方式は以下のとおりとなっています。

 

 

 

6-2 クリック課金

 

クリック課金(CPC)とは、ユーザーが広告を閲覧し、リンクをクリックしてあらかじめ設定したサイトやアプリへ遷移した場合に費用が課金される方式です。例えば、CPCが100円の場合、10回クリックされると費用は1,000円になります。費用対効果が明確で、クリックされない限り何回表示されても費用が発生しないという点はメリットです。しかし、誤クリックなどにより、無駄なコストが発生するというデメリットもあります。クリック課金は、自社サイトへの誘導などを目的とする場合におすすめです。いくつかのキャンペーン目的では、最適化指標を「リンクのクリック」とした場合のみ、クリック課金が利用できます。

 

 

6-3 動画再生

 

動画再生課金(CPV)とは、広告として配信された動画の再生時間に応じて費用が課金される方式です。動画広告は、静止画像よりも「雰囲気」や「印象」を伝えやすいというメリットがあります。商品や店舗の雰囲気、商品の利用シーンなどのイメージを伝えたい場合に向いている広告です。1再生あたりのコストが安いので、費用対効果が見込めるというメリットがあります。ただし、動画のクオリティが低い場合は、途中で離脱されるなどのデメリットがあります。

 

 

6-4 アプリインストール

 

アプリインストール課金(CPI)とは、アプリがインストールされたタイミングで費用が課金される方式です。どれだけ広告表示されても、どれだけ広告をクリックされても、アプリのインストールをしなければ課金されないため、アプリに興味がないユーザーに対してコストが掛からないという点がメリットといえるでしょう。ただし、インストールあたりのコストがやや高い点がデメリットです。

 

 

7.Instagram広告の始め方

 

Instagram広告の効果や費用が分かったところで、始め方をチェックしてみましょう。Instagram広告を始めるにはいくつかの手順があります。5つの工程を順番に解説します。

 

 

7-1 Facebook個人アカウントを作成する

 

Instagram広告を始めるには、Facebookページの作成をしなければなりません。Facebookページを作成するには、Facebook個人アカウントが必要です。Facebook個人アカウントはFacebookの「新規アカウントを作成」のページで、必要情報を登録すれば作成できます。PC・スマートフォン、ブラウザ・アプリのいずれからでも作成可能です。既にFacebook個人アカウントを持っている人は、この工程は必要ありません。

 

 

7-2 Facebookページを作成する

 

広告を配信するビジネスのFacebookページがない場合は、Facebookページの作成が必要です。ページの管理者となる人が、自分のFacebook個人アカウントを使って、Facebookページを開設します。Facebook個人アカウントのメニューの「ページ」タブより、「新しいページを作成」を選択すると作成画面が表示されます。ページ名・カテゴリ・詳細説明を入力すると、Facebookページが作成でき、連絡先・プロフィール画像を追加すれば完了です。

 

 

7-3 Facebookビジネスマネージャアカウントを作成する

 

Instagram広告は、アプリやFacebookページからも出稿することができますが、Facebookビジネスマネージャの中の「広告マネージャ」が使いやすいのでおすすめです。Facebookビジネスマネージャは、複数の広告アカウントやFacebookページを管理できる無料ツールです。

 

Facebookビジネスマネージャアカウントを作成すれば、クライアントやビジネスごとに個別の広告アカウントを作成できるようになります。また、広告別の支払い方法変更やレポートを目的別にまとめることも可能になります。

 

Facebookビジネスマネージャアカウントを作成すれば、ビジネスで管理する広告アカウント、ページ、その他のアセットに、特定の役割に基づいたアクセス権の付与が可能です。誰が担当しているのかを簡単に把握できるようになるので便利になります。

 

Facebookビジネスマネージャアカウントを作成するには、Facebookビジネスマネージャのページから、「アカウントを作成」を選択します。ビジネスおよびアカウントの名前、自分の名前、メールアドレスを入力し、連絡先やウェブサイト情報を登録すると作成完了です。ビジネスマネージャのアカウントの作成は、個人の1アカウントにつき2つまでなので注意しましょう。

 

 

7-4 Instagramアカウントをプロアカウントに変更

 

Facebookビジネスマネージャアカウントの作成が終わったら、広告を配信したいInstagramアカウントをプロアカウントに変更して、Facebookページとの紐付けを行います。手順は以下のとおりです。

 

1:Instagramプロフィール画面の右上のメニューから「設定」を開き、「アカウント」を選択する

2:アカウントメニューの最下部にある「プロアカウントに切り替える」をタップする

3:アカウントのビジネスのカテゴリを選択する

4:クリエイターかビジネスかを問われるページに移るので、ビジネスを選択する

5:連絡先情報を追加する

6:Facebookページをリンクする

 

 

7-5 広告アカウントを作成する

 

Facebookページとの紐付けが完了したら、広告アカウントを作成します。広告アカウントを作成・追加するには、ビジネスマネージャの管理者かつ広告アカウントの所有者でなければなりません。1つの広告アカウントに紐付けできるのは、1つのビジネスマネージャのみです。広告アカウントの作成はビジネスマネージャのメニューから行います。作成方法は以下のとおりです。

 

1:「ビジネス設定」のタブに入る

2:「アカウント」のドロップダウンメニューから「広告アカウント」を選択する

3:「追加」をクリックし、「新しい広告アカウントを作成」を選択する

4:広告アカウント名を入力する

 

 

8.Instagram広告に向いている商材

 

Instagram広告の3つの特徴の見出しでもご紹介しましたが、Instagramは、写真や動画などの投稿とその閲覧に特化したSNSなので、Instagram広告では写真や動画をメインとした広告が効果的です。写真や動画をメインにした広告であることを踏まえたうえで、向いている商材のポイントを2点解説します。

 

8-1 女性向け・若年層

 

総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」*の「令和2年度 主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)」によると、Instagramの全年代の利用率は、男性35.3%、女性49.4%であることが分かりました。また、年代別の利用率に注目してみると、10〜30代の利用率はいずれも50%以上です。利用率から見ると、女性向け、若年層向けの商材の広告が効果的なことが分かります。若年層が手に届きやすい価格帯の商品であり、女性が興味を持つような商材がおすすめです。

 

*出典:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

 

 

8-2 写真映えする商品

 

Instagramユーザーに認知してもらうには、企業アカウントを見つけてもらうことやタグ付けしてもらうことが大切です。「インスタ映え」という言葉があるように、Instagramユーザーは、ハイクオリティな画像や動画に慣れています。思わず目を止めてしまうような高品質な画像や、真似したくなるような商品の見せ方がカギとなるでしょう。他の広告媒体で利用した広告を使うのも良いですが、Instagram用に作り込んだ商品画像や動画を作成することをおすすめします。投稿を頻繁に行うよりも、写真映えする商品を選んで高品質な画像を掲載するなど、投稿の質を高めることで勝負しましょう。

 

 

9.Instagram広告で成功する3つのポイント

 

Instagram広告では、特にビジュアルが大事ということが分かったところで、ビジュアル以外に行える、広告を成功させる3つのポイントについてご紹介します。

 

 

9-1 こまめにクリエイティブを変更する

 

広告を配信したら終わりではなく、効果測定を行い、広告の修正やターゲティング・キーワードの見直しを何度も繰り返し行うことが大切です。「いつもよりなぜか多く成果が上がった」という結果で終わらせず、もう一度同様の成果を上げるためにはどうすればいいのかという検証を行うことで、継続的な利益がもたらされます。

 

ユーザーの反応をキープ、もしくはアップさせるためには、最低でも月1回以上のクリエイティブの変更が必要です。クリエイティブは複数出し、反応の良いものを探しながら作っていくのも良いでしょう。テキストの位置、内容、サイズ、色などパターンを用意するか、全く違うクリエイティブ訴求を試して反応を見ます。また、広告の配信内容を変更するだけではなく、予算の調整なども行い、費用対効果を最大化していくことも大切です。

 

 

9-2 ターゲットを明確化

 

広告を配信するうえで重要なのが、ターゲットを明確にすることです。誰にどのような目的で広告を配信するのかを細かく設定しておけば、商材に興味を持つユーザー層に対して的確なアプローチができます。Instagramでは、Facebookのユーザー情報を基に、細かなターゲティング設定が可能です。既にご紹介した「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」を活用し、精度の高い広告をピンポイントに届けることを目標にしましょう。

 

ターゲットを明確にしたら、イメージしたターゲットの生活やスケジュールに合わせて、出稿時間のトライ・アンド・エラーを行うのがおすすめです。例えば、20代女性を想定した場合には、通勤時間や帰宅時間にSNSを閲覧することを想定し、対象時間を狙ったタイミングで出稿します。20〜30代の母親を想定した場合には、忙しい朝や夕方の時間帯ではなく、家事が一段落したタイミングでの出稿がおすすめです。

 

 

9-3 視覚や感情に訴える

 

Instagramは、写真や動画を投稿、共有するのがメインのSNSなので、ユーザーの視覚に訴えた画像や思わず見入ってしまう動画、続きが見たくなるような動画でなければ、見てもらうのが難しい媒体です。ファッション系であれば、「同じ服を着てみたい」「コーディネートの参考になる」と思ってもらえるような写真や動画が必要になります。また、使用シーンなどを掲載すると商品を使うイメージが伝わりやすく、「同じようにしてみたい」「商品を使って同じような投稿がしたい」という気分になります。ただし、インパクトはあるものの、広告の内容が伝わりづらい、衝撃や不快感を与えるといった広告は、逆効果になりかねないので注意が必要です。

 

 

10.まとめ

 

Instagram広告の特徴や種類、運用方法について解説しました。Instagramは、利用が増加し続ける注目のSNSです。広告媒体として利用する企業が増え、成功しているケースも多いので、ビジネスチャンスが期待できます。ターゲティング手法や向いている商材、広告効果を上げるポイントについてもご紹介したので、ぜひ活用してください。

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