ノーコードツールおすすめ20選｜選び方のポイントと料金相場も紹介

ノーコードツールとは？

ノーコードツールとは、ソースコードを一切記述することなく、Webサイトやアプリケーションを開発できる画期的なプラットフォームです。

このツールの登場により、これまで専門的なプログラミングスキルを持つエンジニアでなければ不可能だったシステム開発が、非技術者でも行えるようになりました。

IT人材の不足が深刻化する現代において、業務を深く理解している現場担当者自らがツールを開発できるため、DXを推進する上で極めて重要な役割を担っています。

例えば、ドラッグ＆ドロップといった直感的なマウス操作で、画面上にボタンやテキストボックスなどの部品を配置していくだけで、本格的なアプリケーションが完成します。

ノーコードツールは単なる開発手法の代替ではなく、ビジネスのあり方そのものを変革する可能性を秘めています。

業務改善のサイクルを高速化し、企業全体の生産性を向上させるための戦略的な一手として、その価値はますます高まっています。

ノーコードツールのタイプ

ノーコードツールは、その用途に応じて大きく4つのタイプに分類でき、自身の目的に合ったタイプを理解することがツール選定の第一歩となります。

それぞれのタイプは特定の課題解決に特化して設計されており、機能やデザインの方向性が大きく異なります。

目的と異なるタイプのツールを選んでしまうと、必要な機能が不足していたり、逆に不要な機能が多くて使いにくかったりする可能性があります。

例えば、社内の在庫管理システムを構築したいのにWebサイト制作に特化したツールを選んでも、目的を達成することは困難です。

そのため、まずはどのような課題を解決したいのかを明確にし、それに合致するツールのカテゴリーを把握することが重要です。

本記事では、ツールの特性を「プロダクト開発」「業務アプリ開発」「Webサイト制作」「ECサイト開設」の4つに分けて、それぞれ詳しく解説していきます。

1.プロダクト開発

プロダクト開発向けのノーコードツールは、市場に提供する本格的なWebサービスやモバイルアプリ（MVP開発を含む）を構築するために最適化されています。

このタイプのツールは、単なる情報発信サイトの構築にとどまらず、ユーザー登録、データベース連携、決済機能、外部サービスとのAPI連携といった、複雑なロジックを実装できる高い柔軟性と拡張性を備えています。

これにより、スタートアップが初期のプロダクト（MVP）を迅速に開発し、市場の反応を確かめるといったアジャイルな開発プロセスを実現できます。

例えば、「Bubble」や「Adalo」といったツールがこのカテゴリーに属し、SNSやマッチングアプリ、マーケットプレイスなど、多岐にわたるインタラクティブなサービスの構築が可能です。

アイデアをスピーディーに事業化したい起業家や、新規事業開発を担当する方にとって、プロダクト開発型のツールは強力な武器となるでしょう。

2.業務アプリ開発

業務アプリ開発に特化したノーコードツールは、社内の特定業務を効率化・自動化するためのアプリケーション作成に強みを発揮します。

このタイプのツールは、顧客管理（CRM）、プロジェクト管理、日報作成、勤怠管理といった、企業活動に不可欠な業務プロセスをデジタル化することを主目的としています。

多くのツールでは、既存のExcelファイルを取り込んで簡単にアプリ化したり、豊富なテンプレートから自社の業務に近いものを選んでカスタマイズしたりできます。

例えば、「kintone」や「PigeonCloud」は、部署やチーム内での情報共有を円滑にし、データの属人化を防ぐ機能が充実しています。

これにより、報告業務の時間を削減したり、リアルタイムでの進捗共有を実現したりと、具体的な業務改善に繋がります。

日々の定型業務に課題を感じている企業や、ペーパーレス化を進めたい部署にとって、業務アプリ特化型のツールは即効性の高い解決策を提供します。

3.Webサイト制作

Webサイト制作に特化したノーコードツールは、企業の顔となるコーポレートサイトや、製品・サービスの魅力を伝えるランディングページなどを手軽に作成することに最適です。

このタイプのツールは、デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されており、プログラミング知識がなくても、まるでブログを更新するような手軽さで、視覚的に訴求力の高いページを構築できる点が最大の特徴です。

レスポンシブデザインに標準で対応しているため、PCやスマートフォンなど、閲覧するデバイスに応じて表示が自動で最適化されます。

例えば、「STUDIO」や「ペライチ」といったツールを使えば、ドラッグ＆ドロップの直感的な操作で、デザインにこだわったWebサイトを短期間で公開ができます。

専門の制作会社に依頼するほどの予算や時間はないが、クオリティの高いWebサイトで情報発信を始めたいと考える中小企業や個人事業主にとって、非常に有効な選択肢となります。

4.ECサイト開設

ECサイト開設に特化したノーコードツールは、オンラインで商品を販売するためのネットショップを手軽に構築し、運営するために必要な機能が網羅されています。

このタイプのツールには、商品登録、在庫管理、ショッピングカート、多様な決済手段の導入といった、ECサイト運営に不可欠な機能が標準で搭載されています。

これにより、複雑なシステム連携を自分で行う必要がなく、すぐに商品の販売を開始することが可能です。

例えば、「Shopify」や「BASE」は、デザイン性の高いテンプレートを選ぶだけで本格的なオンラインストアを立ち上げられるだけでなく、SNS連携や売上分析といったマーケティング機能も充実しており、事業の成長を強力にサポートします。

これからオンラインでの商品販売を始めたい個人や、実店舗に加えて新たな販路を開拓したいと考えている事業者にとって、ECサイト特化型ツールはビジネスを加速させるための最適なソリューションです。

ノーコードツールの選び方のポイント

ノーコードツールを選ぶ際は、単に機能の多さだけでなく、自身の目的やスキルレベルとの相性を見極めることが成功の鍵を握ります。

多くのツールが存在する中で、自社に最適な一品を見つけるためには、いくつかの重要な判断基準を持つ必要があります。

これらのポイントを事前に確認せずに導入してしまうと、「求めていた機能がなかった」「操作が難しくて使いこなせない」といった失敗に繋がりかねません。

例えば、デザインの自由度を最優先するのか、それとも多少の制約があっても簡単な操作性を重視するのかによって、選ぶべきツールは大きく変わってきます。

ここでは、後悔しないツール選びのために、特に重要となる5つのポイントを具体的に解説します。

1.目的に合った機能が備わっているか

ツール選定において最も重要なのは、達成したい目的を実現するために不可欠な機能が搭載されているかを確認することです。

ノーコードツールはタイプごとに得意分野が異なり、実装できる機能にも差があります。

決済機能、会員登録機能、データベース連携、予約システム、外部サービスとのAPI連携など、自社のビジネスモデルに必須の機能をリストアップし、それらが標準機能または拡張機能（プラグインなど）で実現可能かを見極める必要があります。

例えば、会員制のオンラインサロンを立ち上げたい場合、ユーザー認証機能や月額課金に対応した決済機能は必須です。

これらの機能がないツールを選んでしまうと、プロジェクトそのものが頓挫してしまいます。

したがって、ツールを検討する最初のステップとして、目的達成に必要な「必須機能リスト」を作成し、各ツールの機能一覧と照らし合わせる作業が不可欠です。

2.使いやすい操作性か

ツールの操作性が、自身のスキルレベルや確保できる学習時間に適しているかを見極めることは、プロジェクトを円滑に進める上で非常に重要です。

ノーコードツールは直感的な操作性を謳うものが多いですが、その「使いやすさ」のレベルはツールによって大きく異なります。

特に、機能の「柔軟性」と「操作の容易さ」はトレードオフの関係にあることが多いです。

高機能で自由度が高いツールほど、習得すべき概念や操作が増え、学習コストが高くなる傾向があります。

例えば、「Bubble」は非常に高いカスタマイズ性を誇りますが、データベースの設計など専門的な知識を要する場面があります。

一方、「ペライチ」は機能が限定的ですが、誰でも迷うことなくページを作成できます。

多くのツールには無料トライアル期間が設けられているため、本格導入の前に必ず実際に触ってみて、ストレスなく操作できるか、自身のやりたいことが直感的に実現できるかを確認することが失敗を避けるための賢明なアプローチです。

3.柔軟なデザインが可能か

Webサイトやアプリの「見た目」がビジネスの成果に直結する場合、デザインの柔軟性はツール選びの重要な判断基準となります。

ノーコードツールにおけるデザインの実現方法は、大きく分けて「テンプレートベース」と「フリーデザイン（ブランクキャンバス）」の2種類があります。

テンプレートベースのツールは、あらかじめ用意されたデザインの型にコンテンツを流し込むため、手軽に見栄えの良いサイトが作れますが、独自性を出しにくいという側面もあります。

一方で、「STUDIO」や「Webflow」のようなフリーデザイン型のツールは、白紙の状態から自由に要素を配置できるため、オリジナリティの高いユニークなデザインを実現できますが、デザインの原則に関するある程度の知識が求められます。

自社のブランドイメージを細部まで忠実に再現したいのか、それともデザインよりも迅速な立ち上げを優先するのか、目的を明確にすることで最適なツールが見えてきます。

4.プロダクトの販路が用意されているか

開発したアプリケーションを外部に販売し、新たな収益源とすることを考えている場合、ツール自体にプロダクトの販路が用意されているかは見逃せないポイントです。

一部のノーコードツールは、単にアプリを「作る」機能だけでなく、それを「売る」ためのプラットフォームまで提供しています。

これにより、開発者は自社のノウハウが詰まった業務用アプリなどを商品としてパッケージ化し、他の企業に販売するビジネスモデルを構築できます。

例えば、アステリア株式会社の「Platio One」は、Platioで作成した業務用ミニアプリを自社商品として手軽に外部販売できるサービスを提供しています。

また、「サスケWorks」では、作成したアプリを専用のアプリストアに出品し、他のサスケWorksユーザーに販売することが可能です。

このように、ツールが持つエコシステムを活用することで、自社の業務効率化に留まらず、開発したアプリをサービスとして展開し、事業を拡大するという新たな可能性が生まれます。

5.目的に適したアプリ形態か

開発したいアプリケーションをユーザーにどのように届けたいかによって、最適な「アプリ形態」は異なり、ツールがどの形態に対応しているかの確認は必須です。

ノーコードツールで作成できるアプリは、主に「Webアプリ」「ネイティブアプリ」「PWA（Progressive Web Apps）」の3種類に大別されます。

Webアプリはブラウザ上で動作し、インストールの手間がありません。

ネイティブアプリはApp StoreやGoogle Playからインストールするもので、プッシュ通知などOSの機能を最大限に活用できます。

PWAはその中間に位置し、Webアプリでありながらネイティブアプリに近い体験を提供できます。

例えば、「Adalo」はネイティブアプリの開発に強みを持ち、ストア公開までをサポートします。

一方、「Glide」はGoogleスプレッドシートから手軽にPWAを作成することに特化しています。

ユーザーにアプリをストアからダウンロードしてもらいたいのか、それともURLを共有するだけで手軽に使ってもらいたいのか、提供したいサービス体験から逆算して、対応するアプリ形態を持つツールを選ぶことが重要です。

ノーコードツールの料金相場

ノーコードツールの料金は、無料プランから月額数十万円のものまで幅広く、初期費用や開発を外注する場合のコストも考慮した「総所有コスト（TCO）」で判断することが重要です。

ツールの価格は、主に月額固定制と、利用量に応じて費用が変動する従量課金制に分けられます。

月額料金だけを見て判断すると、トランザクション手数料やユーザー数の増加に伴う追加料金で、想定外のコストが発生する可能性があります。

例えば、ECサイトツールでは売上に応じた販売手数料がかかり、業務アプリでは利用ユーザー数ごとに課金されるのが一般的です。

また、自社で開発せず制作会社に依頼する場合、Webサイト制作で20万円〜150万円、複雑なアプリ開発では数百万円の初期費用がかかることもあります。

以下の表は、開発を依頼した場合の初期費用と、ツール利用の月額料金の相場をタイプ別にまとめたものです。

これを参考に、自社の予算と目的に合ったツールを選びましょう。

ツールタイプ	月額料金の目安（1ユーザー/アカウントあたり）	初期費用の目安（開発依頼時）	課金モデルの注意点
プロダクト開発型	¥3,000 〜 ¥15,000	¥1,500,000 〜 ¥6,000,000	従量課金（Workload等）に注意
業務アプリ特化型	¥500 〜 ¥2,000	¥500,000 〜 ¥2,000,000	ユーザー数課金が主流
Webサイト特化型	¥1,000 〜 ¥5,000	¥200,000 〜 ¥1,500,000	PV数や機能制限によるプランアップ
ECサイト特化型	¥0 〜 ¥4,000 (+手数料)	¥800,000 〜 ¥3,000,000	売上に応じた取引手数料が発生
参考：ノーコード開発の費用相場

【目的別】ノーコードツールおすすめ20選

ここからは、具体的なノーコードツールを「プロダクト開発にも対応した汎用型」「業務アプリ特化型」「Webサイト特化型」「ECサイト特化型」の4つの目的別に分けて、合計20種類を詳しくご紹介します。

各ツールにはそれぞれ得意なことや特徴があります。

自社の目的や作りたいものと照らし合わせながら、最適なツールを見つけるための参考にしてください。

それぞれのツールについて、特徴、料金プランの例、日本語対応の状況などを分かりやすくまとめていますので、比較検討にお役立てください。

それでは、一つずつ見ていきましょう。

【プロダクト開発にも対応した汎用型】おすすめノーコードツール

プロダクト開発にも対応できる汎用型ノーコードツールは、高いカスタマイズ性と拡張性を持ち、市場にリリースするレベルの複雑なWebサービスやモバイルアプリの構築が可能です。

このタイプのツールは、単なるWebサイトや簡単な社内ツールを作るだけでなく、ユーザー管理、データベースの自由な設計、外部サービスとのAPI連携、決済機能の実装など、本格的なアプリケーションに求められる要件を満たすことができます。

例えば、スタートアップが迅速にMVP（Minimum Viable Product）を開発して市場の反応を見たり、既存事業のDX化として新たな顧客向けサービスを立ち上げたりする際に非常に強力な選択肢となります。

ここでは、アイデアを形にし、ビジネスとして成長させたいと考える方におすすめの、代表的な汎用型ツールを4つご紹介します。


APPBOX（株式会社アイリッジ）

APPBOXは、企業のアプリビジネス全体を支援する、拡張性の高いアプリビジネスプラットフォームです。

このツールの最大の特徴は、ゼロからのアプリ開発はもちろん、他社が開発した既存アプリへの機能追加や、マーケティング施策までを一気通貫でサポートできる点にあります。

外部システムや他社ツールとの連携を前提とした設計思想を持っており、企業の複雑なニーズにも柔軟に対応可能です。

例えば、つくばエクスプレスの「TXアプリ」では、列車走行位置のリアルタイム表示やプッシュ通知による運行情報配信など、利用者のストレスフリーな鉄道利用体験を実現する機能をAPPBOXで開発・提供しています。

単にアプリを作るだけでなく、その後の運用やグロースまでを見据えたビジネス展開を考えている企業にとって、APPBOXは心強いパートナーとなるでしょう。

項目	内容
運営会社	株式会社アイリッジ
主な特徴	– 外部システムとの連携を前提とした高い拡張性 – 既存アプリへの機能追加やマーケティング支援も可能 – OMO（Online Merges with Offline）施策など大規模開発に対応
料金プラン例	月額10万円～、初期費用75万円～（パッケージ開発の場合）
日本語対応	対応

Bubble（Bubble Group, Inc.）

Bubbleは、ノーコードツールの中でも特に高い自由度と拡張性を誇り、複雑なWebアプリケーション開発を可能にするプラットフォームです。

このツールの核心は、フロントエンド（デザイン）、バックエンド（ロジック）、データベースの全てをコーディングなしで自由に構築できる点にあります。

これにより、SNS、マーケットプレイス、予約システムなど、他のツールでは実現が難しい高度な機能を持つ独自のサービスを開発できます。

例えば、ユーザーが投稿した情報をデータベースに保存し、それを他のユーザーが閲覧・検索できるといった、動的なWebアプリケーションの構築がドラッグ＆ドロップ操作で可能です。

2021年には1億ドルの資金調達を達成するなど、その将来性も高く評価されています。

プログラミングの概念（データベース構造など）をある程度理解している必要はありますが、アイデアを妥協なく形にしたい開発者や起業家にとって、最強のツールと言えるでしょう。

項目	内容
運営会社	Bubble Group, Inc.
主な特徴	– フロントエンドからデータベースまでフルスタックで開発可能 – 高い自由度と拡張性で複雑なWebアプリを構築できる – 豊富なプラグインで機能を拡張できる
料金プラン例	Personalプラン: $25/月（年払い）
日本語対応	一部対応（エディタは英語）

Click（MikoSea株式会社）

Clickは、日本企業が開発・運営する、iOS・Android・Webアプリをプログラミング不要で作成できるノーコードツールです。

このツールの大きな特徴は、日本のビジネスニーズに合わせた豊富な機能が標準で搭載されている点です。

特に、動画配信、ライブ視聴、クーポン・ポイント管理、LINEログイン連携など、BtoC向けのマーケティングや販売促進に役立つ機能が充実しています。

例えば、店舗アプリを作成し、顧客にクーポンを配布したり、新商品の情報をプッシュ通知で届けたりといった施策を、専門知識なしで簡単に実現できます。

これまでに累計40,000個以上のアプリがClickを使って作成されており、その実績も豊富です。

国内企業による運営のため、サポート体制も安心です。

日本の市場でアプリビジネスを展開したい企業や店舗にとって、非常に使いやすく、効果的なツールと言えるでしょう。

項目	内容
運営会社	MikoSea株式会社
主な特徴	– 日本のビジネスニーズに合わせた豊富な機能 – 動画配信やクーポン管理などBtoC向け機能が充実 – 日本製ならではの安心のサポート体制
料金プラン例	Proプラン: 19,600円/月（税込・年払いの場合、10アカウント）
日本語対応	対応

Adalo（Adalo, Inc.）

Adaloは、まるでプレゼンテーション資料を作成するような直感的な操作で、本格的なネイティブアプリ（iOS/Android）やWebアプリを開発できるノーコードプラットフォームです。

このツールの最大の魅力は、その圧倒的な「使いやすさ」にあります。コンポーネントをドラッグ＆ドロップで配置し、それぞれのアクションを設定していくだけで、コーディングの知識が全くなくてもリッチなUIのアプリケーションを構築できます。

例えば、タスク管理ツールやイベント予約アプリ、小規模なSNSなど、多岐にわたるアプリをテンプレートから素早く作成し、App StoreやGoogle Playで公開することが可能です。

決済サービスのStripeや自動化ツールのZapierとも連携でき、機能拡張も容易です。

プログラミング未経験者が「自分のアプリを作ってみたい」という夢を叶えるための、最初の一歩として最適なツールです。

項目	内容
運営会社	Adalo, Inc.
主な特徴	– プレゼン資料作成のような直感的な操作性 – ネイティブアプリ（iOS/Android）とWebアプリの両方を開発可能 – App StoreやGoogle Playへの公開をサポート
料金プラン例	Professionalプラン: $52/月（5アカウント）
日本語対応	非対応（エディタは英語）

【業務アプリ特化型】おすすめノーコードツール

業務アプリ特化型のノーコードツールは、社内の情報管理や定型業務のプロセスをデジタル化し、組織全体の生産性を向上させることを目的としています。

このタイプのツールは、顧客管理、案件管理、日報、ワークフロー申請など、特定の業務に最適化されたテンプレートや機能を豊富に備えています。

プログラミング知識がなくても、現場の担当者が自らの手で必要なシステムを構築できるため、スピーディーな業務改善が可能です。

例えば、散在しがちなExcelファイルを一元化してリアルタイムで情報共有したり、紙ベースの申請・承認プロセスを電子化してペーパーレスを実現したりするなど、具体的な課題解決に直結します。

ここでは、社内の「非効率」を解消し、よりスマートな働き方を実現するためのおすすめツールを9つご紹介します。

kintone（サイボウズ株式会社）

kintoneは、日本のサイボウズ株式会社が提供する、国内で圧倒的なシェアを誇る業務改善プラットフォームです。

このツールの強みは、開発の知識がない人でも、ドラッグ＆ドロップの簡単な操作で自社の業務に合わせたアプリケーションを自由に作成できる点にあります。

顧客管理、案件管理、日報、問い合わせ管理など、様々な業務に対応したアプリを、まるでExcelを使うような感覚で構築できます。

例えば、営業チームがそれぞれExcelで管理していた案件情報をkintoneアプリに集約すれば、チーム全体の進捗状況がリアルタイムで可視化され、情報共有の漏れや遅れを防ぐことができます。

日本のビジネス慣習に合った機能が豊富で、27,500社以上の導入実績がその信頼性を物語っています。

部署単位の小さな業務改善から全社的なDX推進まで、幅広いニーズに応えることができる、日本のビジネスシーンにおけるデファクトスタンダードなツールです。

項目	内容
運営会社	サイボウズ株式会社
主な特徴	– 国内シェアNo.1の高い実績と信頼性 – 日本のビジネス慣習に合った豊富な機能とテンプレート – 部署内の情報共有から全社的なシステム構築まで幅広く対応
料金プラン例	スタンダードコース: 1,500円/月・ユーザー
日本語対応	対応

PigeonCloud（株式会社ロフタル）

PigeonCloudは、専門知識がなくても社内のあらゆる情報を一元管理できるデータベースを構築可能な、コストパフォーマンスに優れたクラウドツールです。

このツールの特徴は、シンプルな料金体系と、誰にでも使いやすい直感的なインターフェースです。1ユーザー月額1,000円（10人まで）から利用でき、顧客情報、問い合わせ管理、売上データなど、Excelや紙でバラバラに管理されがちな情報をWebデータベースとして集約できます。

例えば、既存のExcelファイルを取り込むだけで簡単にデータベースを作成できるほか、OCR機能を使えば紙の帳票も電子化して管理できます。

これにより、情報の属人化を防ぎ、チーム全体での効率的な情報共有が実現します。

特に中小企業や、初めて業務改善ツールを導入する部署にとって、低コストで始められ、かつ操作が簡単なPigeonCloudは、DXの第一歩として最適な選択肢の一つです。

項目	内容
運営会社	株式会社ロフタル
主な特徴	– 1ユーザー月額1,000円から始められる高いコストパフォーマンス – Excelや紙の情報を簡単にWebデータベース化 – シンプルで誰にでも使いやすい操作画面
料金プラン例	1,000円/月・ユーザー（5～10アカウントの場合）
日本語対応	対応

サスケWorks（株式会社インターパーク）

サスケWorksは、自社の業務に合わせたアプリを自由に作成・改修でき、さらには作成したアプリを販売することも可能なノーコードアプリ作成ツールです。

このツールのユニークな点は、アプリを「作る」だけでなく、専用のアプリストアで「売る・買う」ことができるエコシステムを持っていることです。

これにより、自社の業務効率化のために作った便利なアプリを、他のサスケWorksユーザーに販売して収益化するという新たなビジネスチャンスが生まれます。

例えば、不動産業界に特化した物件管理アプリを開発し、それを他の不動産会社に販売するといった活用が可能です。

料金プランは11ID（開発者1ID、利用者10ID）で月額5,000円（税別）からと、チームでの利用を前提とした手頃な価格設定も魅力です。

単なる業務改善に留まらず、自社のノウハウをサービスとして展開したいと考える、意欲的な企業にとって非常に面白いツールです。

項目	内容
運営会社	株式会社インターパーク
主な特徴	– 作成したアプリを専用ストアで販売・購入できる – AI-OCR機能が標準搭載で、紙帳票のデータ化に強い – チームでの利用に適した料金体系
料金プラン例	スタンダードプラン: 5,000円/月（11アカウント）
日本語対応	対応

Platio（アステリア株式会社）

Platioは、現場業務に特化したモバイルアプリを、誰でも驚くほど簡単に作成できるクラウドサービスです。

このツールの最大の特徴は、100種類以上用意されている豊富な業務テンプレートから、自社の目的に合ったものを選ぶだけで、すぐに現場で使えるモバイルアプリが完成する点です。

これにより、IT部門に頼ることなく、現場主導でのスピーディーな業務デジタル化が実現します。

例えば、建設現場の作業報告、店舗の巡回チェック、倉庫の棚卸しといった業務を、スマートフォンやタブレットで完結できるようになります。

報告書作成のために事務所に戻る必要がなくなり、大幅な工数削減と生産性向上に繋がります。

「現場の、現場による、現場のためのDX」を推進したい企業にとって、Platioは最も手軽で効果的なソリューションの一つと言えるでしょう。

項目	内容
運営会社	アステリア株式会社
主な特徴	– 現場業務に特化した100種類以上の豊富なテンプレート – テンプレートを選ぶだけで最短3日でモバイルアプリを運用開始 – 現場主導でのスピーディーな業務改善を実現
料金プラン例	Standardプラン: 20,000円/月（10アカウント）
日本語対応	対応

＠pocket（株式会社アイアットOEC）

@pocketは、月額300円/IDという圧倒的な低価格から始められる、手軽さが魅力の業務アプリ作成クラウドサービスです。

このツールの特徴は、初期費用0円、最低利用料金の縛りなしで、スモールスタートできる点にあります。

ドラッグ＆ドロップで部品を組み合わせるだけで、プログラミング知識が一切なくても業務アプリを作成でき、Excelからのインポートにも対応しています。

例えば、まずは特定のチームの小さな課題（備品管理や簡単な日報など）を解決するために数IDだけ契約し、効果を実感できたら全社展開を検討する、といった柔軟な導入が可能です。

低価格ながら、ポータル画面の作成やテンプレート機能など、業務効率化に必要な基本機能はしっかりと備わっています。

「まずはコストをかけずにノーコードツールを試してみたい」「特定の小規模な業務だけを効率化したい」といったニーズを持つ企業や部署にとって、最適な選択肢となるでしょう。

項目	内容
運営会社	株式会社アイアットOEC
主な特徴	– 月額300円/IDから利用できる圧倒的な低価格 – 初期費用0円でスモールスタートが可能 – ドラッグ＆ドロップの簡単な操作でアプリを作成
料金プラン例	スタンダードプラン: 500円/月・ユーザー
日本語対応	対応

Airtable（Formagrid, Inc.）

Airtableは、スプレッドシートの使いやすさと、リレーショナルデータベースの強力な機能を融合させた、新しいタイプのクラウドデータベースツールです。

このツールの本質は、単なる表計算ソフトではなく、テキスト、数値、画像、ファイルなど様々な情報を構造化して管理し、それらの情報（テーブル）を相互に連携させられる点にあります。

これにより、単一のプラットフォーム上で、プロジェクト管理、CRM、コンテンツカレンダー、在庫管理など、多岐にわたる業務システムを柔軟に構築できます。

例えば、顧客リストのテーブルと商談履歴のテーブルを連携させることで、特定の顧客に関連する全ての商談情報を一元的に表示・管理する、といった本格的なCRMを自作することが可能です。

カンバンビューやカレンダービューなど、データの表示形式も豊富で、視覚的なタスク管理にも優れています。

Excelやスプレッドシートでのデータ管理に限界を感じているものの、本格的なデータベース導入はハードルが高いと感じるチームにとって、Airtableは理想的なステップアップツールです。

項目	内容
運営会社	Formagrid, Inc.
主な特徴	– スプレッドシートの操作性とデータベースの機能性を両立 – 複数のテーブルを連携させ、複雑なデータ管理を実現 – カンバンやカレンダーなど豊富なビューで情報を可視化
料金プラン例	Teamプラン: $20/月・ユーザー（年払い）
日本語対応	対応

AppSheet（Google LLC）

AppSheetは、Googleが提供するノーコード開発プラットフォームであり、既存のデータソース（Google Sheets, Excel, SQLデータベース等）から瞬時にモバイルアプリを生成できる点が最大の特徴です。

このツールは、すでに業務で利用しているスプレッドシートやデータベースを元に、データ入力や閲覧、共有を行うためのアプリケーションを自動で作成します。

これにより、現場のデータを活用した業務改善を、極めて短時間かつ低コストで実現できます。

例えば、Google Sheetsで管理している顧客リストから、外出先でもスマートフォンで顧客情報を確認・更新できる営業支援アプリを作成したり、現場の写真を撮影して報告する検査アプリを構築したりすることが可能です。

2020年にGoogleに買収されたことで、Google Workspaceとの連携がさらに強化されています。

データはすでにあるが、その活用方法に課題を抱えている企業にとって、AppSheetは既存資産を最大限に活かすための強力なソリューションとなります。

項目	内容
運営会社	Google LLC
主な特徴	– Google Sheetsなど既存のデータから自動でアプリを生成 – Google Workspaceとの強力な連携 – 画像、位置情報、バーコードなど多彩なデータキャプチャに対応
料金プラン例	Coreプラン: $5/月・ユーザー
日本語対応	対応

Glide（Glide）

Glideは、Googleスプレッドシートをデータベースとして、非常に簡単かつスピーディーに、デザイン性の高いモバイル向けアプリを作成できるノーコードツールです。

このツールのコンセプトは「スプレッドシートから5分でアプリを」というもので、その手軽さが最大の魅力です。

Googleスプレッドシートのデータ構造をGlideが自動で認識し、アプリの画面を生成してくれるため、ユーザーはデザインのテンプレートを選び、細部を調整するだけでアプリが完成します。

例えば、イベントの参加者リスト、社員名簿、商品カタログなど、スプレッドシートで管理している情報を、スマートフォンで見やすく操作しやすいアプリとして即座に共有できます。

作成されるアプリはPWA（Progressive Web App）形式のため、ストアへの申請が不要で、URLを共有するだけですぐに利用を開始できます。

プログラミングの知識が全くない初心者でも、スプレッドシートさえ使えれば誰でもアプリ開発者になれる、まさに「アプリ開発の民主化」を体現したツールです。

項目	内容
運営会社	Glide
主な特徴	– Googleスプレッドシートから最短5分でアプリを作成 – デザイン性の高いテンプレートが豊富 – PWA形式でストア申請不要、URL共有ですぐに利用可能
料金プラン例	Teamプラン: $99/月（20アカウント）
日本語対応	非対応（エディタは英語）

Zapier／Zapier Inc.

Zapierは、異なるWebアプリケーション同士を連携させ、定型的な作業を自動化することに特化した、iPaaS（Integration Platform as a Service）と呼ばれるタイプのツールです。

このツールの役割は、いわば「Webサービス間の通訳」です。Gmail、Slack、Google Drive、Twitterなど、数千種類以上のアプリケーションを繋ぎ、「AというアプリでXという出来事が起きたら、BというアプリでYというアクションを実行する」というルール（Zap）を簡単に設定できます。

例えば、「Gmailで特定のキーワードを含むメールを受信したら、その内容を自動でSlackの特定チャンネルに通知し、添付ファイルをGoogle Driveに保存する」といった一連の作業を全自動化できます。

これにより、日々の繰り返し作業から解放され、より創造的な業務に集中する時間を生み出します。

個人の生産性向上からチーム全体の業務効率化まで、あらゆるシーンで活用できる強力な自動化エンジンです。

項目	内容
運営会社	Zapier Inc.
主な特徴	– 数千以上のWebサービスを連携させ、ワークフローを自動化 – 「トリガー」と「アクション」を設定するだけの簡単な操作 – 日々の繰り返し作業をなくし、生産性を劇的に向上
料金プラン例	Starterプラン: $19.99/月（年払い）
日本語対応	非対応

【Webサイト特化型】おすすめノーコードツール

Webサイト制作に特化したノーコードツールは、プログラミングの知識がなくても、プロがデザインしたような高品質なWebサイトやランディングページを迅速に構築することに長けています。

このタイプのツールは、デザインの自由度、操作の簡便さ、SEO対策機能、フォーム設置など、Webサイト運営に必要な要素がバランス良くパッケージ化されています。

豊富なテンプレートから選ぶだけで、企業のブランドイメージに合ったサイトを短時間で立ち上げることが可能です。

例えば、企業の公式な顔となるコーポレートサイトの作成、マーケティングキャンペーン用のLP制作、あるいは個人のポートフォリオサイトの公開など、多様な目的に対応できます。

ここでは、情報発信の基盤となるWebサイトを手軽かつ効果的に作りたいと考える方におすすめのツールを5つご紹介します。

STUDIO（STUDIO株式会社）

STUDIOは、デザインの自由度が極めて高く、コーディング不要でプロレベルのWebサイトを構築できる、日本発のノーコードWeb制作プラットフォームです。

このツールの最大の特徴は、白紙のキャンバスから、まるでデザインツールを操作するように、ピクセル単位でレイアウトを自由に組める点にあります。

テンプレートに縛られることなく、完全にオリジナルのデザインを実現できるため、デザイナーから絶大な支持を得ています。

例えば、複雑なアニメーションやインタラクションを取り入れた、動きのある魅力的なWebサイトを、コードを一行も書かずに作成できます。

CMS機能も強力で、ブログやお知らせなどのコンテンツ更新も容易です。日本製ツールならではの、洗練されたUIと手厚い日本語サポートも魅力です。

デザインに一切の妥協をしたくないクリエイターや、企業のブランドイメージを忠実に表現したいマーケターにとって、最高の選択肢となるでしょう。

項目	内容
運営会社	STUDIO株式会社
主な特徴	– 白紙から自由にデザインできる、極めて高いデザイン自由度 – 日本製ならではの洗練されたUIと手厚い日本語サポート – CMS機能も搭載し、コンテンツ運用もスムーズ
料金プラン例	Personalプラン: 1,720円/月（月払い）
日本語対応	対応

ペライチ（株式会社ペライチ）

ペライチは、その名の通り「1枚」のランディングページ（LP）や簡易的なホームページを、誰でも驚くほど簡単に作成できることに特化したツールです。

このツールの強みは、徹底的に削ぎ落とされたシンプルさと、専門知識が全くなくても「3ステップで公開」できる手軽さです。

豊富なテンプレートから目的に合ったものを選び、文章と画像を入れ替えるだけで、スマートフォン表示にも最適化されたページが完成します。

例えば、イベントの告知ページ、新商品の紹介ページ、自己紹介用の名刺代わりのサイトなど、特定の目的に絞った1枚のページを素早く作りたい場合に絶大な効果を発揮します。

決済機能や予約機能もオプションで追加でき、簡易的なビジネス利用にも対応可能です。

「とにかく早く、簡単に、Webページで情報を公開したい」というニーズに対して、ペライチは最もシンプルで分かりやすい答えを提供してくれます。

項目	内容
運営会社	株式会社ペライチ
主な特徴	– 1枚のページ作成に特化した、圧倒的なシンプルさと手軽さ – 専門知識不要で、最短3ステップでページを公開可能 – イベント告知やLP作成など、特定の目的に最適
料金プラン例	ライトプラン: 1,078円/月
日本語対応	対応

BinDup（株式会社ウェブライフ）

BiNDupは、豊富な機能と高いカスタマイズ性を両立させた、オールインワンのホームページ作成サービスです。

このツールの特徴は、Webサイト制作から運用、集客までを一つのプラットフォームで完結できる点にあります。

特許取得のブロック編集機能により、初心者でもレイアウト崩れを気にせず直感的にページを構築できるほか、SEOアシスタント機能で検索エンジン対策もサポートします。

例えば、コーポレートサイトにブログ機能を追加してコンテンツマーケティングを行ったり、本格的なオンラインショップ機能（商品数1000点まで追加費用なし）を組み込んだり、さらには予約システムを導入したりと、ビジネスの成長に合わせてサイトを進化させることが可能です。

多機能ながらも操作性を損なわないバランスの良さで、本格的なビジネスサイトを自社で構築・運用したいと考える企業に最適なツールです。

項目	内容
運営会社	株式会社ウェブライフ
主な特徴	– サイト制作、運用、集客までをカバーするオールインワン – オンラインショップや予約システムなどビジネス機能が充実 – 特許取得のブロック編集機能で初心者でも簡単操作
料金プラン例	基本コース: 2,728円/月（年払いの場合、月額換算）
日本語対応	対応

KARTE Blocks（株式会社プレイド）

KARTE Blocksは、既存のWebサイトを「ブロック」単位で管理し、ノーコードでページの改修やABテスト、パーソナライズを可能にする、新しい概念のサイト運営プラットフォームです。

このツールはサイトをゼロから作るのではなく、既存サイトにタグを一行埋め込むだけで、特定の画像やテキストを自由に編集・評価・改善できる点が最大の特徴です。

これにより、エンジニアに依頼することなく、マーケター自身がスピーディーに施策を実行できます。

例えば、「トップページのメインバナーの画像を差し替えてABテストを実施し、どちらのCVRが高いか検証する」「特定の広告から流入したユーザーにだけ、特別なメッセージを表示する」といった高度なLPO（ランディングページ最適化）施策を、直感的な操作で実現できます。

サイトのCVR改善やUI/UX向上に本気で取り組みたい、データドリブンなサイト運営を目指す企業にとって、KARTE Blocksは強力な武器となります。

項目	内容
運営会社	株式会社プレイド
主な特徴	– 既存サイトの要素をブロック単位でノーコード編集・改修 – ABテストやパーソナライズを簡単に実行し、高速でPDCAを回せる – ブロックごとの効果を可視化し、データに基づいたサイト改善が可能
料金プラン例	月額12.5万円～、初期費用10万円
日本語対応	対応

Webflow(Webflow, Inc)

Webflowは、デザインの自由度と、生成されるコードの品質の高さで、世界中のデザイナーや開発者から支持される高機能なWebサイトビルダーです。

このツールは、STUDIOと同様にビジュアルキャンバス上で自由にデザインを構築できますが、最大の特徴は、その過程で非常にクリーンでセマンティックなHTML, CSS, JavaScriptを自動生成する点にあります。

これにより、デザイン性とサイトのパフォーマンス、SEOの強さを高いレベルで両立させることが可能です。

例えば、複雑なインタラクションやアニメーションを実装しつつ、CMSと連携した動的なコンテンツを持つ大規模なWebサイトを構築できます。

また、必要であればカスタムコードを追加することもでき、ノーコードの枠を超えた柔軟な開発が可能です。

ノーコードの手軽さを享受しつつも、プロレベルの品質を追求したい、技術的な要求水準が高いプロジェクトに最適なプラットフォームです。

項目	内容
運営会社	Webflow, Inc.
主な特徴	– 高いデザイン自由度とクリーンなコード生成を両立 – CMS機能、ホスティングまで含んだオールインワン – プロのデザイナーや開発者からの評価が高い
料金プラン例	CMSプラン: $23/月（年払い）
日本語対応	一部対応（エディタは英語）

【ECサイト特化型】おすすめノーコードツール

ECサイト特化型のノーコードツールは、オンラインでの商品販売を始めるために必要な機能を網羅したプラットフォームで、誰でも手軽に本格的なネットショップを開設できます。

このタイプのツールは、デザイン性の高いストアテンプレート、商品・在庫管理、多様な決済手段への対応、注文管理といった基本機能に加え、集客や販促を支援するマーケティング機能まで、オールインワンで提供されているのが特徴です。

例えば、専門知識がなくても、数クリックで自分だけのオンラインストアを立ち上げ、すぐに商品の販売を開始できます。

事業規模の拡大に合わせてプランをアップグレードしたり、豊富なアプリで機能を拡張したりすることも可能です。

ここでは、オンラインで商品を販売し、ビジネスを成長させたいと考えるすべての方におすすめの、代表的なECプラットフォームを2つご紹介します。

Shopify（Shopify Japan 株式会社）

Shopifyは、世界175カ国以上、数百万の事業者に利用されている、世界シェアNo.1のマルチチャネルコマースプラットフォームです。

このツールの強みは、その圧倒的な拡張性とグローバル対応力にあります。個人の小規模なネットショップから、大企業の本格的なECサイトまで、あらゆるビジネス規模に対応可能です。

豊富なアプリ（拡張機能）を追加することで、自社のニーズに合わせて機能を自由自在にカスタマイズできます。

例えば、実店舗とオンラインストアの在庫を一元管理するPOS連携や、SNS上で商品を直接販売するソーシャルコマース、さらには海外向けの越境ECサイトの構築まで、Shopify一つで実現できます。

世界最高水準の安定したサーバーと高いコンバージョン率を誇る決済システムも、その信頼性を支えています。

本気でEC事業をグローバルに成長させたいと考えるなら、Shopifyは最も信頼できる選択肢と言えるでしょう。

項目	内容
運営会社	Shopify Japan 株式会社
主な特徴	– 世界シェアNo.1の実績と信頼性 – 豊富なアプリによる圧倒的な拡張性 – 越境ECや実店舗連携など、あらゆる販売チャネルに対応
料金プラン例	ベーシックプラン: $29/月
日本語対応	対応

BASE(BASE株式会社)

BASEは、「ネットショップ開設実績6年連続No.1」を誇る、特に個人やスモールチームに人気の高い日本のネットショップ作成サービスです。

このツールの最大の魅力は、初期費用・月額費用が無料で、商品が売れた時にだけ手数料が発生するという、リスクの低い料金体系にあります。

これにより、誰でも気軽にネットショップのオーナーになることができます。

例えば、ハンドメイド作家が自分の作品を販売したり、小規模なアパレルブランドがオンラインで商品を展開したりする際に最適です。

直感的な操作で簡単にショップをデザインでき、InstagramなどのSNSとの連携機能も充実しているため、集客もスムーズに行えます。

「まずはコストをかけずに自分のネットショップを持ってみたい」という想いを叶える、最も手軽で優しいECプラットフォームです。

項目	内容
運営会社	BASE株式会社
主な特徴	– 初期費用・月額費用が無料で、低リスクで始められる – 直感的な操作で誰でも簡単にショップを開設可能 – 個人やスモールチームのオーナーから絶大な支持
料金プラン例	スタンダードプラン: 月額0円 + 販売時手数料
日本語対応	対応

おすすめのノーコード開発企業

EPICs株式会社

EPICs株式会社は創業よりノーコードツール特化でアプリ/システム開発やマーケティングを行ってきた、ノーコードのプロフェッショナル集団です！

Adalo公認エキスパート及びBubble正規公認代理店に認定されており、BubbleやAdaloをはじめとした様々なノーコードツールを使用することが可能なため、開発内容に応じてベストなツールで開発を行うことができます。

150件以上の開発実績を誇り、開発事例としては、勤怠/収支管理アプリやヘルスケア＋ポイントアプリ、学生服専用のフリマアプリ などがあります。

また社員の8割がエンジニアのため、開発リソースが潤沢な点も特徴です。

その他専属のデザイナーも多数在籍しており、機能の開発のみならずクオリティの高いデザインやアプリロゴの制作まで一気通貫で対応が可能です！

そして、EPICs株式会社は自社マーケティングのノウハウを活かした開発後のマーケティング支援まで対応。開発して終わりではなく、開発後のアプリ運用までサポートいたします。

EPICs株式会社の受託開発サービスページはこちらから＞＞

まとめ

本記事では、20種類のおすすめノーコードツールを目的別に紹介し、その選び方を解説しました。最適なツールを選ぶには、まず「目的」（業務改善、サービス開発、ECサイト開設など）を明確にすることが最も重要です。

その上で、「機能」と「操作性」のバランス、そして月額料金だけでなく開発費も含めた「総所有コスト」を考慮して選定しましょう。

無料トライアルで実際に試してみることが失敗を防ぐ鍵です。

ノーコードツールは、ビジネスのアイデアを迅速に形にする戦略的な武器となります。