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2022.5.16

2025.7.11

【Google広告アプリキャンペーン】入稿方法やタイプ・運用のコツも解説

【Google広告アプリキャンペーン】入稿方法やタイプ・運用のコツも解説

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自社アプリのインストールや課金、サービスの申し込みなど、コンバージョン(CV)の獲得を増やしたいときは、ユーザー数の多いGoogleや関連サイトに広告を配信したいと考える方が多いでしょう。

アプリのインストールやCVの獲得には、Google広告アプリキャンペーンを利用するのがおすすめです。

しかし、詳しく知らない場合は、「設定が難しそう」「運用が大変そう」などのイメージがあるのではないでしょうか。

本記事では、そんな方に向けてGoogle広告アプリキャンペーンの仕組みや入稿規定、設定方法などを詳しく解説します。

また、運用のコツもご紹介するので、未経験者の方でも内容や運用の理解が深まるので、是非ご覧ください。

Google広告のアプリキャンペーンとは?

 

 

Google広告には、「キャンペーン」と呼ばれる広告を管理するための単位があります。

Google広告のアプリキャンペーンとは、Google検索、Google Play、YouTubeなど、Googleの主要サービスで自社アプリを宣伝できるキャンペーンのひとつです。

広告をクリックすると、Google PlayストアやApple Storeへ遷移し、広告主のアプリへのインストールや目的のCVを促せます。

 

Googleアプリキャンペーンの特徴

 

Googleアプリキャンペーンには、多くの魅力があります。特に魅力的な、2つの大きな特徴を解説します。

 

 

1.オーディエンスの数が多い

 

1番の魅力とも言えるのが、オーディエンスの数が多いことです。

Googleは、圧倒的なユニークユーザー数を誇るプラットフォームなので、広告配信するのに十分なオーディエンス量があります。

アプリのインストール数を増やしたいと考えるなら、必要な媒体といっても過言ではないでしょう。

また、Google Playを保有していることから、Android面への配信に強い特徴もあります。

 

 

2.機械学習で自動化

 

目標CV単価の設定を行うと、入札単価調整や広告アセットの出し分け、ターゲティングを全て機械学習によって自動的に行ってくれます。

機械学習によって、数百万ものシグナルをリアルタイムで分析可能です。

人が細かくチューニングするよりも手が掛からずに効率的で、成果に繋がりやすい特徴があります。

 

 

Google広告アプリキャンペーンの課金方式

 

 

アプリキャンペーンの課金方式は、ユーザーのクリック数によって広告料金が変動する「クリック課金方式(CPC)」です。

広告の掲載自体には、費用は発生しません。

ユーザーが広告をクリックした時点で、初めて費用が発生する仕組みです。

 

 

Google広告アプリキャンペーンの掲載面

 

アプリキャンペーンは、 Googleの関連サイト全体に掲載されます。主な配信面の特徴を分かりやすく分類し、解説します。

 

 

1.検索ネットワーク(Google検索・Google検索パートナー)

 

Google検索やGoogle掲載パートナーの検索欄に、アプリに関連する検索語句を入力すると広告が配信されます。

掲載パートナーとは、livedoor・BIGLOBE・価格.com・OCNなどの検索サイトのことで、パートナーサイトは数百にも及びます。

ただし、関連する検索語句が検索欄に入力されれば、必ず広告が掲載されるわけではありません。広告が掲載される前にオークションにかけられます。

オークションで競合に勝てれば自社の広告が掲載されますが、負ければ競合の広告が掲載されます。

 

 

2.Google play(検索結果・関連アプリセクション・おすすめのアプリトップページ)

 

Google Playとは、Googleが提供するコンテンツ配信サービスです。アプリに関連している語句で検索すると、検索結果に広告が配信されます。

また、「おすすめのアプリ」「このアプリに関連」といった関連アプリセクションや、Google Playのトップページの「おすすめ」にも配信されます。

また、広告主のアプリに類似したアプリを閲覧したユーザーも表示対象です。

検索ネットワークと同
様に、検索結果に配信される広告はオークションによって決定します。

 

3.YouTube(YouTubeの関連するページやコンテンツ)

 

YouTubeでは、アプリインストールと事前登録の広告の場合、YouTube上で広告が最もクリックされやすく、アプリのダウンロードおよび事前登録に至る可能性が高い場所に、自動表示される仕組みになっています。

 

 

4.ディスプレイネットワーク(Gmail/その他アプリ・Web上のサイトなど)

 

Googleが所有しているサイトをはじめ、Gmail、livedoor Blog、Amebaブログなどのニュースサイトやブログをはじめとする、インターネット上のモバイルサイトの「広告枠」に表示されます。

広告の掲載先は、Googleが自動的に調整する仕組みとなっています。

 

 

Google広告アプリキャンペーンの3つのタイプ

 

 

アプリキャンペーンには、3つのキャンペーンタイプがあります。それぞれの目的や特徴を詳しく解説します。

 

 

1.インストール(AC for Install)

 

インストール(AC for Install)は、アプリインストールをCVにしたい場合に向いているキャンペーンです。ローンチ時や新規ユーザーの獲得に活用できます。

設定する際は、重視している要素を「インストール」に、ターゲティングを「すべてのユーザー」にします。

 

 

2.インストールアドバンス(AC for Install Advanced)

 

インストールアドバンス(AC for Install Advanced)は、インストール数が欲しいけれど、ユーザーの質も大切にしたい場合に向いているキャンペーンです。

特定のイベント(課金やサービスの申し込み)を達成する見込みが高いユーザーの獲得に活用できます。

設定する際は、コンバージョントラッキングの設定から、定義済みのアクションを選択できます。

 

 

3.アクション(AC for Install Action)

 

アクション(AC for Install Action)は、課金やサービスの申し込みなど、アプリ内の行動の獲得を最も重要視するキャンペーンです。

インストールのボリュームよりも、アプリ内での行動発生数にフォーカスしたい場合に向いています。選択した行動に対する、目標単価を設定できます。

 

 

Google広告アプリキャンペーンの入稿規定

 

アプリキャンペーンの入稿項目には、必須のものと任意のものがあります。

基本的に、必須項目さえ入力されていれば広告配信は可能です。

設定内容とアイコン、アプリ名など、ストアへの登録情報が自動的に組み合わされ、広告掲載される仕組みです。

 

 

1.テキスト

 

必須項目は、広告見出しと説明文です。設定可能なテキスト数は、広告見出しは2個以上、説明文は1個以上となっています。

Googleの推奨は、それぞれ最大数となっている5個です。

文字数のカウントは半角で30字、90字となっているので注意しましょう。

 

必須項目

項目名

文字数

設定可能なテキスト数

広告見出し

半角30字

2~5個

説明文

半角90字

1~5個

 

 

 

 

2.動画・画像・HTML5

 

任意項目は、動画・画像・hTML5です。それぞれの詳細は、以下のとおりとなっています。

 

任意項目

内容

動画

・YouTubeでホストされている動画*

・横向き、縦向き、正方形の中から選択可

画像

・最大サイズ:5 MB

・アスペクト比と最小、推奨サイズ

 1:1(最小:200×200、推奨:1200×1200

 1.91:1(最小:600×314、推奨:1200×628)

 4:5(最小:320×400、推奨:1200×1500

・形式:jpg、png  のいずれか

HTML 5

・最大ファイルサイズ:1MB

・形式:zip

・zip 内格納ファイル数:40以下

・サポートされている動画/画像サイズ

 ・300×250(固定)

 ・320×50(固定)

 ・480×320(横向きインタースティシャル、可変)

 ・320×480(縦向きインタースティシャル、可変)

 

*ホストされている動画:全ての国と地域の「全てのユーザー」が閲覧できるように「公開」されている状態の動画

 

動画は任意となっています。動画がない場合は、Googleがアプリストアの掲載情報にあるアセットを使用し、自動的に動画広告を作成する場合があります。

しかし、必ず作成されるわけではありません。

動画の作成に関しての明確な基準はありませんが、作成される場合は、最大5つの動画が作成される仕組みです。

 

 

Google広告アプリキャンペーンの設定方法

 

 

アプリキャンペーンには、キャンペーンと広告グループの作成および設定が必要です。

表示される項目に合わせて入力すれば設定できます。それぞれの細かなポイントや手順を解説します。

 

 

1.キャンペーンの作成

 

キャンペーンの作成を行う手順は、以下のとおりです。

 

1.管理画面から「新しいキャンペーンを作成」「アプリのプロモーション」を選択する

2.配信目的に合わせて、キャンペーンのサブタイプ*1とプラットフォーム*2を選択する

 

*1キャンペーンのサブタイプ:「アプリインストール」と「アプリエンゲージメント」の2つがあります。アプリインストールは、アプリのインストールを促す広告を作成するサブタイプです。

アプリエンゲージメントは、既にインストール済みのアプリであることを知らせ、アプリ内の特定の操作を促す広告を作成するサブタイプです。

 

*2プラットフォーム:配信するアプリを選択します。該当のOSを選択し、検索窓にアプリ名を入力すると該当するアプリが表示されます。

選択できるアプリは1件です。iOSとAndroidのどちらも配信したい場合は、OSごとにキャンペーンを作成しなければなりません。

 

 

2.キャンペーンの詳細設定

 

キャンペーンの作成が終わったら、次の項目の詳細設定を行います。

 

  • キャンペーン名
  • 配信に関わる項目の設定(地域・言語・予算・入札単価・開始日と終了日)

 

入札単価では「重視する要素は何ですか?」の項目があるので、目的に合った項目を選択します。

インストール数を最適化ポイントにする場合は、目標インストール単価も設定するのがおすすめで、目標の単価でインストールを獲得していくような広告配信ができます。

 

 

3.広告グループの作成・設定

 

キャンペーンの作成と詳細設定が終わったら、広告グループの作成・設定ページに進みます。

設定項目は以下のとおりです。広告グループを複数作ると数値が分散する可能性があるので、作成は1件で構いません。

  • 広告グループ名
  • 広告アセットの設定(広告見出し・説明文・画像・動画・HTML5)

 

キャンペーンと広告グループの作成と詳細設定が完了したら、アプリキャンペーンを配信できます。

 

 

Googleアプリ広告の運用ポイント

 

アプリキャンペーンは、機械学習を使用してリアルタイムで分析し、広告を自動的に行ってくれます。

運用のポイントを
押さえておくと、機械学習が進み、広告効果の改善が見込めます。

また、改善していくことで、リーチできていなかったユーザーにも認知やインストールを促せます。

運用のポイントを
押さえ、ぜひ活用してみましょう。

 

 

1.機械学習のためのデータを溜める

 

機械学習を促進させるためには、インストールまたはCVしたユーザーデータが必要です。

ユーザーデータが増えれば増えるほど、広告効果は改善されていきます。

インストールを重要視したい場合は、1日50インストールを獲得できるような日予算の設定が必要です。

目標CPI(アプリのインストール1回あたりにかかった広告コスト)の50倍以上が目安です。

 

課金やサービスの申し込みなど、アプリ内の行動を重要視したい場合は、1日10件以上のCVを獲得できるような日予算の設定が必要です。

目標CPA(1件あたりのCVにかかるコスト)の10倍以上が目安です。

 

設定単価が低すぎる場合は、インストールしたユーザーデータが貯まらずに機械学習が進みません。

いつまでも効果が改善しないままとなってしまうので、注意しましょう。

 

 

2.掲載結果をもとにPDCAを回す

 

アプリキャンペーンは、自動的に行われますが、最終的には人の目による分析も必要です。

アプリキャンペーンの機械学習データが貯まってくると、アセット別に「低」「良」「最良」の3種類の掲載結果が出ます。

掲載結果が予想より悪ければ、PDCAを回し、魅力的な広告文や動画広告に近づけることを目標にしましょう。

もし、「低」との評価になったなら、「良」や「最良」のものと見比べ、勝ち軸を見
つけるのが重要です。

 

 

まとめ

 

今回は、Googleアプリキャンペーンの特徴をはじめ、課金方式、入稿規定、設定方法など、運用に必要な情報を解説しました。

アプリキャンペーンは、簡単な設定をするだけで、Googleの機械学習を利用し、効率的に広告配信が行える便利な機能です。

自社アプリのインストール・CV数を増やしたいと考えている方は、ぜひGoogleアプリキャンペーンを活用してみましょう。

Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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