2022.6.22
2024.10.1
LINE広告ネットワークとは?特徴や配信フォーマットを解説!
サービスを詳しく知りたい方はこちら
「LINE広告ネットワークって何?」
「LINE広告ネットワークでどうやって配信するの?」
上記のような悩みを持つ方は少なくないのではないでしょうか。
本記事では、LINE広告ネットワークの内容や配信面、キャンペーンの種類などを詳しく解説します。
また、動画の視聴率が高いと言われる「動的リワード広告」も合わせてご紹介します。
LINE広告の配信を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
[wpi_designer_button id=4164] [wpi_designer_button id=4170]
1.LINE広告ネットワークとは?
LINE広告ネットワークとは、LINE広告のターゲティング機能を使って、「LINEマンガ」や「LINE ミュージック」などのファミリーアプリや、「クラシル」「ミクチャ」などのLINE以外のサードパーティーアプリにも、広告を配信できる機能です。LINEの中はもちろんのこと、LINE外に対しても、広告主とユーザーをシームレスにつなぐアドネットワーク*となっています。
*アドネットワーク:アドネットワーク(Ad Network)とは、Webサイト、ソーシャルメディア、ブログなど、複数の広告媒体を集めて広告配信ネットワークを作り、それらの媒体に広告をまとめて配信する仕組み。
LINE広告について詳しく知りたい方はこちら
2.LINE広告ネットワークの特徴
LINE広告ネットワークの特徴とも言える、5つのポイントを解説します。
2-1 膨大なデータを活用したターゲティング
LINEは、2022年3月末時点でMAU*1が9,200万人*2にものぼるSNSです。豊富なユーザーのデータ量を持っているのが強みと言えるでしょう。広告配信先の配信⾯や配信枠の属性から、性別や年齢を類推したデータを基に分析したターゲティング配信を行っています。なお、電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まず、属性情報の推定は統計的に実施されています。特定の個⼈の識別や特定の個⼈を、識別可能な情報の第三者(広告主など)に提供することなどはありません。高度なターゲティング機能が特徴で、LINE広告ネットワークで使用されるターゲティング機能は、以下のとおりです。
*1 MAU:Monthly Active Usersの略。Webサイト、アプリ、オンラインサービスなどで、特定の月に1回以上利用や活動があった月間アクティブユーザー数。
*2 出典:LINE広告ネットワーク
2-1-1 オーディエンス配信
日本国内の68%とも言われるLINEユーザーの情報を利用する配信です。商品を購入したユーザーの識別IDを利用して、過去に商品を購入したユーザーに、再度購入を促す広告を配信できます。また、過去に商品を購入したユーザーを、広告の配信対象から除外するような細かな設定も可能です。
2-1-2 類似配信
過去にコンバージョンしたユーザーや、アップロードした既存の顧客情報と似たユーザーをLINE内で探して、新たなオーディエンスを作成して行う配信です。類似オーディエンスのサイズは、1%~15%の中から選べます。配信の広がり具合の調整も可能です。数字が大きいほど、類似オーディエンスのサイズは大きくなります。
2-1-3 デモグラフィックデータ配信
「年齢」「性別」「地域」「興味関心」などのターゲットを指定して、それぞれを掛け合わせて配信できる方法です。アクションを起こしやすいユーザーに向けて配信できるので、高い費用対効果が見込めます。
2-1-4 自動最適化配信
機械学習を用いた配信です。広告の成果を参考に、入札調整が自動で行われます。運用工数が削減され、余分な配信を抑えることで、予算の無駄遣いを防げます。
2-2 キャンペーンの種類が多彩
LINE広告は、以下のようにキャンペーンが豊富なのが特徴です。目的によって、使用できる広告フォーマットなどが異なります。それぞれのキャンペーンの内容を解説します。
キャンペーン目的 |
内容 |
---|---|
Webサイトへのアクセス |
Webサイトへのアクセスを増やすことを目的としたキャンペーンで、Webサイトのアクセス数を増やしたい場合におすすめです。 |
Webサイトコンバージョン |
Webサイトでのコンバージョンを増やすことを目的としたキャンペーンで、サイトで行われる購入や資料請求などを増やしたい場合におすすめです。 |
アプリのインストール |
アプリのインストール数を増やすことを目的としたキャンペーンです。 |
アプリのエンゲージメント |
アプリのインストール数を増やすことを目的としたキャンペーンです。 |
友だち追加 |
LINE公式アカウントの友だちを増やすことを目的としたキャンペーンです。 |
動画の再生 |
動画の再生数を増やすことを目的としたキャンペーンです。 |
商品フィードから販売 |
Webサイトを訪れたユーザーやアプリを利用した人が興味を示した商品を広告に表示します。商品の認知度を高めたり、購入を促進したい場合におすすめです。 |
リーチ |
リーチを増やすことを目的としたキャンペーンで、フリークエンシーの上限を設定し、リーチ数を最大化させたい方におすすめのキャンペーンです。(β版での提供のみ) |
2-3 質の高いクリエイティブ審査
LINE広告で配信する場合は、各種法令や業界が定める自主基準やルールの遵守が必要です。広告審査は、配信前後にかかわらず、LINEのルールに則って行われます。LINEの掲載基準をクリアしなければ、広告は配信されません。LINE広告では、厳格なクリエイティブ審査と、高精度のターゲティング配信を組み合わせることで、ユーザーにとって心地良いインターネット空間が生まれることを目指しています。LINE広告で配信するクリエイティブに関しては、以下の全てを遵守しなければなりません。
- 広告の主体者の明示
- 業界の自主基準、公正競争規約等の遵守
- リンク先の制限
- 第三者が権利を有するものを利用した表現
- 不当表示に該当する可能性がある表現
- 投機心や射幸心を煽る可能性のある表現
- 会員登録等による個人情報の取り扱いに関する表現
- LINEロゴ利用ガイドラインの規定に抵触する表現・内容の配信の禁止
- 「友だち」の表記
- スマートフォンで操作閲覧できないページへの遷移の禁止
- ユーザビリティが低いと判断される表現・広告の禁止
- ユーザーが不快と感じる可能性がある表現の禁止
- ダブルスポンサーの広告の禁止
- 不適切な広告の禁止
出典:LINE for Business「クリエイティブガイドライン」
その他のLINE広告の審査ガイドラインや利用規約については、以下をご覧ください。
2-4 質の高い配信先アプリケーション
先にご紹介したとおり、LINE広告ネットワークでは、「LINEマンガ」や「LINE ミュージック」などのファミリーアプリや、「クックパッド」「RoomClip]など、LINE以外のサードパーティーアプリなどに広告を配信します。LINE広告は、広告主のブランドイメージを損ねないように、厳格な審査基準に即したメディアに広告を配信する仕組みです。サードパーティーアプリは、さまざまな種類があり、ファミリーアプリと合わせると、月間アクティブユーザー数は1.1億人にものぼります。多様な年代の幅広いユーザーに、広告をリーチすることが可能です。
出典:LINE Business Guide 2021年1~6月版 v2.6
2-5 少額から配信可能
LINE広告ネットワークは、入札価格が安いことも大きな特徴です。例えば、Googleのディスプレイ広告の場合、最低でも10円程度はかかります。しかし、LINE広告ネットワークの場合は、さらに低い額から、入札単価を設定できます。LINE広告ネットワークのみの配信であれば、最低入札単価は1円から設定可能です。少額の広告費で多くのユーザーの訪問を促し、商材の認知度を増やせます。入札方式は、「クリック課金」または「インプレッション課金」です。
3.LLINE広告ネットワークで重要な動的リワード広告
ここからは、LINE広告ネットワークの配信形式の1つ、「動画リワード広告」をご紹介します。動画リワード広告とは、フルスクリーンの動画広告フォーマットです。「LINEマンガ」「LINE BLOG」などのファミリーアプリをはじめ、「ディズニーポップタウン」「マンガUP!」「マンガZERO」などのマンガアプリなど、さまざまなアプリメディアに配信できます。配信対象となるLINEファミリーアプリ、アプリメディアの月間アクティブユーザー数は、約3,600万人です。ユーザーは、動画広告を視聴することで、アプリ内で使える特典を得られます。動的リワード広告の配信先は、広告を視聴後にアイテムを手に入れられるような、ゲームアプリ内での配信が中心となっています。
3-1 動的リワード広告の特徴
動画リワード広告では、ユーザーが動画を視聴するかどうかを任意で選択できます。ユーザーが同意したところで動画が再生され、動画再生終了後にゲームのアイテムなどのアプリ内インセンティブが獲得できる仕組みです。
出典:LINEのアドネットワークサービス「LINE広告ネットワーク」にて、新たな広告フォーマット「動画リワード広告」の提供を開始
動的リワード広告のフォーマットには、以下のような特徴があります。
1.フルスクリーンによる高い訴求力
動画リワード広告は、画面全体を使って再生されるので訴求力が高い
2.ビューアブル100%保証
配信するアプリによってフォーマットが最適化され、全てのアプリの広告枠に必ず表示できる
3.高い視聴完了率
ほとんどの場合、動画を最後まで視聴することでアプリ内のインセンティブが与えられる仕組みになっているので、YouTubeの動画広告と比べると、離脱率が低くて訴求力が高い
3-2 ターゲット層
動画リワード広告の配信先アプリの利用者は、男性44%、女性56%と、女性がわずかに多い傾向がありますが、どちらにもバランス良く配信できるのが特徴と言えるでしょう。年代でみると、男女ともに20〜24歳が最多となっています。男性は20〜24歳と50歳以上のユーザーに3倍以上の差がありますが、女性の場合は、どの年代においても極端な差が無いのが特徴です。
出典:LINE Business Guide 2021年1~6月版 v2.6
4.動画リワード広告の配信方法
動画リワード広告の配信は、「広告の配信」から「自動配置(推奨)」を選択するか、「配信先」から「動画リワード広告」を選択するかの2種類の方法があります。それぞれの手順を詳しく解説します。
4-1 自動配信を選択
自動配信は、広告がLINE広告ネットワークだけでなく、通常のLINE広告にも配信されます。LINEでは自動配信を推奨しているので、通常のLINE広告かLINE広告ネットワークのどちらかだけの配信がしたい場合を除いては、こちらを選択するのがおすすめです。以下のように、ターゲット設定画面の「広告の配信」から、「自動配置(推奨)」を選択することで設定できます。
出典:LINE Business Guide 2021年1~6月版 v2.6
4-2 動的リワード広告を選択
こちらは、ターゲット設定で、広告の配信先を自由に選択できます。動的リワード広告を選択したい場合は、以下のように、ターゲット設定画面の「配信先」から「動画リワード広告」を選択することで設定できます。
出典:LINE Business Guide 2021年1~6月版 v2.6
5.LINE広告ネットワークはアプリとの相性が良い
一般的に、アプリやゲームは、10代・20代の若い世代にダウンロードされやすい傾向があります。もともと若年層のユーザーが多いLINE広告ネットワークとの相性は抜群です。さらに、動画リワード広告の配信先アプリの利用者の中で、10代~29歳までのユーザーは、全体の44.1%*にも及びます。ゲームアプリなどのユーザーは、動画広告を見ることで、ゲームアイテムなどのアプリ内のインセンティブが獲得できるので、動画視聴がされやすい傾向があります。アプリやゲームに関連する商材の場合は、動画リワード広告も上手に活用しましょう。
*出典:LINE Business Guide 2021年1~6月版 v2.6
6.まとめ
月間アクティブユーザー数が9,200万人にものぼるLINEは、国民のほとんどの人が利用しているSNSです。さらに、ファミリーアプリとサードパーティーアプリの月間アクティブユーザー数は、1.1億人にものぼります。膨大なデータを活用したターゲティングができ、多くのユーザーに配信できるので、LINE広告ネットワークを利用したい方は多いでしょう。
今回は、ターゲティングやキャンペーンの種類をはじめ、動的リワード広告の詳細も解説しました。広告出稿を検討する際は、ぜひ参考にしてください。
[wpi_designer_button id=4164] [wpi_designer_button id=4170]
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
広告運用でお困りの方はお気軽にお問い合わせください