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2025.07.15
2025.7.14
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「Google広告の広告文で、どんな記号が使えるか知りたい…」
「記号を使ったら審査に落ちそうで不安…」
このような悩みはありませんか?
本記事では、Google広告のクリエイティブを作成する担当者向けに、広告見出しや説明文で使える記号の一覧から、守るべき入稿規定、効果的に使うための注意点までを詳しく解説します。
審査落ちのリスクを避けつつ、ユーザーの目を引く魅力的な広告文を作成したい方はぜひご覧ください。
Google広告では広告文で使用できる文字や記号があらかじめ決まっており、規定に反する記号を含むと審査に通りません。
そのため、まずはGoogle広告で使える記号と使えない記号の例を押さえることが重要です。
例えば、使える記号には句読点や一部の記号類が含まれますが、使えない記号には特殊な記号や絵文字などがあり、誤って使用すると広告が不承認となる可能性があります。
ここではGoogle広告で使える記号一覧と使用不可の記号一覧を示し、続けてGoogle広告とYahoo!広告それぞれの入稿規定について解説します。
Google広告の広告文では、日本語の漢字・ひらがな・カタカナや基本的な英数字はもちろん、多くの句読点や記号を使用できます。
これは広告テキストにおいて自然な文章表現を可能にするためであり、ユーザーに伝わりやすい範囲の記号は許容されているためです。
具体的には「、」「。」「,」「.」といった読点やピリオド、「!」「?」などの感嘆符・疑問符、「( )」「『』」「%」「&」など一般的な記号は使用可能です。
例えば、説明文中で「お得情報あります!」のように「!」を1つ使ったり、「最新ニュース?」のように「?」で疑問を提示することもできます。
以上のように通常の文章で用いる記号であれば概ねGoogle広告で使用可能なので、適切に活用して広告文を作成しましょう。
一方で、Google広告では使用できない記号も明確に定められています。
これらの記号は視認性を損ねたり不適切な装飾とみなされるため、広告に含めることが禁止されています。
具体例として、矢印記号(→⇒など)や特殊記号(±÷≠∞などの数学記号)、半角の@記号、そしてギリシャ文字・キリル文字といったアルファベット以外の外字は使用不可です。
また、機種依存文字や絵文字のような無効な文字も利用できません。
例えば、商品名を強調しようとして「◎」「☆」といった装飾記号を入れたり、文章中にスマイリーの絵文字😊を入稿すると、これらはガイドライン違反となり広告は不承認になります。
このようにGoogle広告で禁止されている記号を誤って使用しないよう、事前に一覧を把握しておくことが大切です。
Google広告の入稿規定では、記号や句読点の過度または不適切な使用が禁止されています。
これはユーザーに高品質で明瞭な広告体験を提供するためで、記号の乱用により広告が読みにくくなったり不自然になることを避ける目的があります。
例えば、感嘆符(!)は広告見出しに含めることができず、広告全体でも1つまでしか使用できません。
また「!!」「??」のように同じ記号を連続使用することや、「最大50%OFF!!!」のように句読点・記号を繰り返し強調表示することは禁止されています。
さらに、本来の意味とは異なる用途で記号を使う(例:「@home」を「自宅で」の意味で使うなど)ことも認められません。
以上のようなガイドラインに違反すると広告は掲載不可となるため、Google広告では句読点や記号は必要最低限かつ正しい用途で使用するよう心がけましょう。
Yahoo!広告においても、記号や特殊文字の使用には独自のルールと制限があります。
Yahoo!広告の場合、広告文が過度に装飾的になったり意味不明にならないようにすることを重視しており、利用者が不快に感じる文字列や無意味な記号の羅列は禁止されています。
具体的には顔文字の使用は禁止されており、機種依存文字も利用できません。
また、同じ種別の記号はタイトルおよび説明文内で最大2つまでという制限があります(句読点「、。」、中点「・」、カンマ「,」、ピリオド「.」はこの数制限の対象外)。
例えば「期間限定!!今だけチャンス!!」のように「!」を連続で3つ使うことはできず、Yahoo!では「!」はタイトル・説明文内で2つまでに留める必要があります。
加えて、クイックリンクオプションのリンクテキストでは記号は1つまでというさらに厳しいルールもあります。
括弧類については開きと閉じで1セットとしてカウントされる点にも注意が必要です。
このようにYahoo!広告の入稿規定はGoogle広告とは一部異なるため、Yahoo!で広告出稿する際はYahoo独自の記号使用ルールを事前に確認して遵守しましょう。
各広告媒体や広告フォーマットごとに、句読点や記号の扱いについて注意すべきポイントがあります。
ここからはGoogle広告とYahoo!広告それぞれの媒体において、記号使用上の注意点を解説します。
媒体ごとの規定を正しく理解しておくことで、「知らずに記号ルールに抵触して広告が掲載不可になる」という事態を防ぐことができます。
Google広告では基本的な句読点や記号は自由に使えますが、使い方がガイドラインから外れると不承認になる点に注意が必要です。
Googleは広告の可読性と質を保つため、記号の使用方法について細かな編集基準を設けています。
先述のとおり感嘆符の見出し使用禁止や記号連続使用禁止などがその代表例であり、記号は文章を構成する範囲で適切に用いなくてはなりません。
一方で、句読点(。、)や中点「・」、カンマ「,」、ピリオド「.」についてはGoogleでは特に使用個数の上限は定められていません。
これはこれらの記号が文章上必要な場合に複数出現し得るためですが、だからといって不自然に句読点を多用すれば審査に落ちる可能性があるのは言うまでもありません。
また、Googleディスプレイ広告の見出しには記号類を使用できない仕様となっている点も見落とせない注意点です。
例えば、バナー用のレスポンシブ広告でタイトルに「!」「?」などを入れるとエラーになるため、ディスプレイ広告作成時はタイトルには記号を入れないようにしましょう。
Yahoo!の検索広告では、基本的なルールはGoogleと似ていますがいくつか固有の制限と許可事項があります。
まず、前述のように同種記号はタイトル・説明文内で2つまでという数量制限があるため、感嘆符「!」や疑問符「?」を多用しすぎないように気をつけましょう。
例えば、Yahoo!検索広告では「○○が安い!!今だけ!!」のように「!!」を連続で使用することはできず、「!」は間隔をあけても2個までしか入れられません。
また、Yahoo!検索広告では広告見出しに感嘆符「!」を使用可能である点も押さえておきたいポイントです。
Googleが見出しでの「!」を禁止しているのに対し、Yahoo!は「今がお買い得!」のようにタイトルに「!」を付ける表現が認められています(ただし連続使用は不可)。
さらにYahoo!でも不自然な装飾や意味不明な文字列は禁止であり、顔文字や機種依存記号は利用不可となっている点はGoogleと共通しています。
要するに、Yahoo!検索広告では記号の種類ごとの使用可能数と、見出しで使える記号の範囲に留意しつつ、全体として読みやすく常識的な記号の使い方を心がける必要があります。
Yahoo!広告のレスポンシブディスプレイ広告における記号使用ルールは、基本的に検索広告の場合と同じと考えて問題ありません。
Yahoo!広告では媒体ごとに大きく異なる運用規定を設けていないため、Yahoo!ディスプレイ広告でもタイトル・説明文内の同種記号2つまでといった制限は共通しています。
ただし、Yahoo!ディスプレイ広告では検索広告より使用可能な記号の種類が多い点に注目しましょう。
例えば、矢印記号(→など)や音符記号(♪)はYahoo!ディスプレイ広告でのみ使用可能で、検索広告では使えない記号がディスプレイ広告では許容されています。
逆に言えば、Yahoo!ディスプレイ広告はビジュアル要素を伴う分、テキスト部分の記号利用に関して検索広告より柔軟な運用がされていると言えます。
もっとも、記号の連続使用禁止や過度な装飾禁止という基本はディスプレイ広告でも同じです。
そのため、Yahoo!レスポンシブ広告でもルール自体は検索広告と共通と認識しつつ、一部追加で使える記号を有効に活用すると良いでしょう。
Google広告とYahoo!広告では、使用できる記号の種類にいくつか違いがあります。
各プラットフォームが独自のポリシーを設けているためで、同じ記号でもGoogleでは不可だがYahoo!では使える、といったケースがあります。
代表的な相違点を以下の表にまとめました(○=使用可能、×=使用不可)
記号の種類 | Google広告 | Yahoo!検索広告 | Yahoo!ディスプレイ広告 |
矢印(→、⇒ など) | × | × | ○ |
音符(♪) | × | × | ○ |
ギリシャ文字・キリル文字 | × | ○ | ○ |
半角山括弧(<>) | ○ | × | × |
このように、Yahoo!広告(特にディスプレイ広告)では使えるがGoogle広告では使えない記号が存在する一方、逆にGoogle広告で使えてYahoo!広告で使えない記号もあります。
例えば上表のとおり、半角の山括弧「< >」はGoogleでは使用できますがYahoo!では使用不可です。
また、郵便記号「〒」や米印「※」といった装飾記号はYahoo!ディスプレイ広告のみ使用可能で、Google広告やYahoo!検索広告では使えません。
他にも商標記号(®™©)はGoogleとYahoo!検索で使える一方、Yahoo!ディスプレイ広告では不可といった細かな違いも確認されています。
このような差異に留意せずに広告文を一括で作成すると、特定媒体では通るのに他媒体ではエラーになるといった問題が起こり得ます。
したがって、GoogleとYahoo!両方に広告を出稿する場合は、それぞれの媒体で使えない記号が混ざっていないか事前チェックすることが不可欠です。
記号は単なる文字の代替以上に、広告文を効果的に演出するテクニックとして活用できます。
適切に記号を使うことで広告テキスト内の強調したいポイントが際立ち、ユーザーの目に留まりやすくなります。
ここではリスティング広告の文面で使われる記号の効果的な使い方をいくつか紹介します。
記号を上手に使うことで、伝えたい情報を視覚的に強調することが可能です。
特に見出しでは、文字を記号で囲って目立たせる表現が定番となっています。
例えば合格実績を訴求したい場合、「合格者100名」を鍵括弧や山括弧で囲むことで強調できます。
具体的には次のような使用例があります。
〖合格者100名〗○○予備校
<合格者100名>○○予備校
≪合格者100名≫○○予備校
上記のように、二重山括弧(〖〗)や山括弧(<>)、二重矢印括弧(≪≫)で囲むと、「合格者100名」というフレーズが文中でひときわ目立ちます。
実際、見出しで〖 〗を使って数字やキーワードを囲む表現はリスティング広告で定番の手法になっています。
このように、記号による装飾を適度に用いることで、伝えたいポイントを強調しユーザーの注意を引きつける効果が期待できます。
広告文中で情報を区切って見せたいときにも記号が役立ちます。
ひとつの見出しや説明文に複数の要素を盛り込みたい場合、記号を使って区切ることで読み手にとって理解しやすい構成にできます。
よく使われるのはスラッシュ(/)や縦線(|)といった記号で、これらを挟むことでテキスト内に区切りを入れることができます。
使用例として以下のようなパターンが挙げられます。
合格者100名/○○予備校
合格者100名|○○予備校
上記では「合格者100名」と塾名「○○予備校」を「/」や「|」で区切っています。
こうすることで、一つの見出し内に実績と提供者という2つの情報を盛り込んでも、それぞれの情報が混ざらず読み手に伝わりやすくなります。
この「/」「|」を使った表現も広告見出しでよく目にする手法であり、シンプルながら効果的に情報を整理できる記号の使い方と言えるでしょう。
感嘆符(ビックリマークの「!」)や疑問符(クエスチョンマークの「?」)は、文章に感情や問いかけのニュアンスを与える記号として効果的です。
特に説明文の末尾に使うことで、ユーザーの興味を引き質問形で投げかけたり、緊急性を表現したりできます。
例えば、次のような使い方があります。
今からでもまだ間に合う!○○大学に受かるための必勝法!
本当にまだ間に合うの?○○大学に受かるための必勝法とは?
一つ目の例では文末に「!」を付けることで「まだ間に合う」というメッセージに勢いと強調を持たせています。
二つ目の例では「?」を用いて読者に問いかける形にすることで、疑問を投げかけ興味を喚起しています。
いずれも広告文としてインパクトを与えるテクニックですが、Google広告では見出しに感嘆符「!」を使用できない点に注意が必要です(Yahoo!広告では見出しでの「!」使用が可能です)。
そのため感嘆符や疑問符は主に説明文で活用し、強調表現や呼びかけとして利用するのが効果的と言えるでしょう。
「」や『』といった鍵括弧を使うことで、広告文に誰かの発言や引用のような演出を加えることができます。
あたかも第三者の声を伝えているかのように表現できるため、ユーザーの興味を引くコピー作りに役立ちます。
例えば、受験生向けのサービスを宣伝する場合に次のような見出しが考えられます。
「まだ勉強始めてないの?」○○大学に受かるための必勝法とは
「いつやるの?」○○大学に受かるための必勝法とは
これらは冒頭を鍵括弧で括り会話文風の問いかけにしています。
「まだ勉強始めてないの?」と問うフレーズは、まるで先生や先輩が語りかけているようで読者のドキッとする注意喚起になります。
このように鍵括弧で括ることで人からの生の声のような印象を与え、広告文に臨場感や親近感を持たせることが可能です。
効果的な場面で鍵括弧を取り入れることで、単なる説明調の文章とは一味違った引きの強いコピーを作ることができるでしょう。
ここまで述べてきたように、広告媒体ごとに使用できる記号の種類やルールは異なります。
事前にこれらを正しく把握しておくことが、スムーズな広告運用の第一歩です。
実際、各プラットフォームの入稿規定には文字や記号に関する細かな審査基準があり、知らずに違反すると広告の掲載審査に落ちてしまいます。
広告文ひとつ作成するにも「どの記号が使えるか」を確認しておけば、入稿時にエラーで弾かれることなく円滑に広告を配信開始できるでしょう。
特にGoogle広告とYahoo!広告の双方を運用する場合、媒体ごとの記号ルールの違いが煩わしく感じられるかもしれませんが、エラーによる手戻りを防ぐためにも事前チェックは怠らないことが肝心です。
どうしても確認が難しい場合は公式ヘルプページや信頼できる情報源を参照するか、専門の代理店に相談することも検討すると良いでしょう。
いずれにせよ、使用可能な記号や注意点をしっかり把握した上で広告文を作成・入稿することが、効率的かつ効果的な広告配信につながります。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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