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2025.08.01
2025.7.24
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「ビジネス情報アセットって何?設定するメリットが知りたい…」
「設定したいけど、管理画面のどこから手をつければいいの?」
「ロゴをアップロードしたのに、審査で不承認になってしまう…どうすればいい?」
このような悩みを抱えていませんか?
本記事では、Google広告のビジネス情報アセットについて、導入するメリットから具体的な設定手順、そして多くの人がつまずくロゴの不承認の原因と対策までを詳しく解説します。
広告の信頼性と視認性を高め、ブランド認知を向上させたい方はぜひご覧ください。
ビジネス情報アセットとは、検索広告に広告主の正式な名前と会社のロゴを表示させるための機能です。
この機能を利用することで、単なるテキスト広告から一歩進んで、ブランドの信頼性や認知度をユーザーに効果的にアピールできます。
ロゴやビジネス名が広告に表示されると、ユーザーは「公式の広告だ」と一目で認識でき、安心感を抱きやすくなります。
ロゴが設定されていない広告は、地球儀のアイコンで表示されます。
ここに自社のロゴが表示されるだけで、広告の視認性が高まり、クリック率の向上にも繋がる可能性があります。
なお、このビジネス情報アセットを利用するには、前提として「広告主の適格性確認」という本人確認手続きを完了させている必要があります。
広告主の適格性確認について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
参照:Google広告の身元確認(本人確認)とは?必要書類と対応方法を解説
ビジネス情報アセットを設定する前に、ロゴとビジネス名それぞれに定められた入稿規定をしっかりと確認しておくことが重要です。
これらの要件を満たしていないと、審査で不承認となってしまうため、あらかじめ準備を整えておきましょう。
ロゴの要件
ロゴを広告に正しく表示させるためには、Googleが定めるアスペクト比、解像度、ファイル形式といった技術的な要件を正確に守る必要があります。
これらの規定は、パソコンやスマートフォンなど、広告が表示される様々なデバイスや表示環境において、ロゴが常に鮮明かつ適切に見えるようにするために設けられています。
具体的には、画像の比率は1:1の正方形で、推奨される解像度は1200×1200ピクセルです。
ファイル形式はPNGまたはJPGのみが認められており、ファイルサイズの上限は5,120KBとなっています。
特に注意したいのは、広告に表示される際、ロゴは円形に切り抜かれることが多いという点です。
そのため、ロゴの重要なデザインや文字が途切れてしまわないよう、画像の中央80%の範囲内にコンテンツを配置することが、意図した通りの表示を実現する鍵となります。
ビジネスの名前の要件
ビジネス名を設定する上で最も重要なのは、広告主の適格性確認プロセスで提出した法的な組織名、またはウェブサイトのドメイン名と完全に一致させることです。
この厳格なルールは、広告に表示される情報と実際の企業情報に食い違いがないようにし、ユーザーが誤解したり混乱したりするのを防ぐ目的で設けられています。
例えば、正式名称が「株式会社GMSコンサルティング」であるにもかかわらず、「GMSコンサル」といった略称や愛称を使用することは認められておらず、審査不承認の直接的な原因となります。
また、使用できる文字数は半角で25文字、全角では12文字以内という制限も設けられています。
この文字数制限の中で、規定に沿った正式名称を正確に設定することが求められます。
ここからは、実際にGoogle広告の管理画面でロゴやビジネス名を設定する具体的な手順を解説していきます。
一つひとつのステップはシンプルなので、画面を確認しながら進めていきましょう。
1.Google広告の管理画面にログインし、左側メニューから「広告とアセット」をクリックし、次に表示される「アセット」を選択します。
2.アセット一覧画面の青い「+」ボタンを押し、表示されるリストから「ビジネスのロゴ」を選んでください。
3.適用範囲をアカウント全体にするか、特定のキャンペーンのみにするかを選択し、事前に用意したロゴファイルをアップロードして保存すれば、設定は完了です。
ビジネスの名前の設定手順
ビジネス名の設定も、ロゴの登録とほぼ同じ流れで、管理画面の「アセット」セクションから簡単に行うことができます。
1.ロゴ設定と同様に、「アセット」画面の青い「+」ボタンをクリックし、今度は「ビジネスの名前」を選択します。
2.その後、適用したい階層を選び、入力欄に入稿規定に沿った正式なビジネス名を入力して「保存」ボタンを押せば、設定は完了です。
3.ビジネスの名前もアカウント単位、またはキャンペーン単位で適用範囲を柔軟に選択できるため、複数のサービスやブランドを一つのアカウントで管理している場合などに、表示方法を細かくコントロールできて便利です。
会社のロゴデザインが新しくなった場合など、既存のロゴを変更するには、新しいロゴを新規のアセットとして追加登録し、その後で古いアセットを停止するという手順を踏みます。
Google広告のシステム上、一度登録したアセットを直接「編集」して上書きする機能はなく、新しい情報を追加してから古いものを無効化するという運用が基本となっているためです。
具体的な流れとしては、まず新しいロゴを通常の手順でアップロードし、Googleの審査を待ちます。
無事に審査が承認されたら、アセットの一覧画面に戻り、変更前のロゴのステータス部分をクリックして「オフ」または「削除」を選択します。
この方法を取ることで、広告の配信を中断することなく、ブランドイメージの刷新に合わせて表示されるロゴをスムーズに切り替えることが可能です。
Googleが広告主のウェブサイトを自動的にクロールして作成する「動的ビジネス情報アセット」は、自分で手動設定したアセットを登録することで、表示を上書きして制御します。
この自動生成機能は手間がかからず便利ですが、意図しない画像や不適切な名称がロゴとして選ばれてしまうリスクもあるためです。
例えば、ウェブサイトのフッターにある小さな関連会社のアイコンが、自社のメインロゴとして自動で設定されてしまったとします。
このような場合でも、自分で正しい公式ロゴを手動でアップロードすれば、手動設定したアセットが常に優先して表示される仕組みになっています。
ブランドイメージを正確に保つためには、定期的に管理画面の「アセット」ページを確認し、自動生成された情報が自社の意図と合っているかをチェックすることが重要です。
もし不適切なアセットが生成されていた場合は、ためらわずに正しいアセットを手動で設定し、ブランド表示を積極的に管理しましょう。
せっかくロゴやビジネス名を設定しても、Googleの審査で「不承認」となってしまうことがあります。ここでは、不承認となる主な原因と、その具体的な解決策について解説します。
ロゴが不承認となる主な原因は、画像の品質が低いこと、Googleの規定に違反していること、そして広告と遷移先ページの内容に一貫性がないことです。
Googleはユーザー体験の質を非常に重視しており、不鮮明な画像やユーザーを誤解させる可能性のある表示、関連性のない情報を厳しくチェックしています。
以下に、不承認となる具体的な原因を挙げます。
ロゴが不承認になった場合の解決策は、まず管理画面で不承認の理由を正確に特定し、その内容に従ってアセットを修正して再提出することが基本です。
不承認の判定には必ず根拠となるポリシーが存在するため、その内容を正しく理解して対処することが、最も確実で早い解決への道筋となります。
具体的な解決策は以下の通りです。
Google広告のビジネス情報アセットは、ロゴとビジネスの名前を入れることで広告の信頼性と視認性を高める強力なツールです。
利用には「広告主の適格性確認」を済ませ、入稿規定を正確に守ることが成功の鍵となります。
また意図しない表示を防ぐため、自動生成機能に頼らず手動で管理する意識も重要です。
もし不承認となっても、管理画面で原因を確認し冷静に対処すれば問題ありません。
この機能を正しく設定・運用し、広告パフォーマンスの向上とビジネスの成長に繋げましょう。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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