2023.10.1
2024.8.26
【リスティング 違反】リスティング広告のNGキーワードとは?具体例・対応方法・注意点を徹底解説!
サービスを詳しく知りたい方はこちら
リスティング広告を上手に活用できると、サイトの読者が増えるだけでなく、サービス利用者も増えるなど利点があります。
ただしアフィリエイトサービスの提携をする場合、リスティング違反をすると広告主からの報酬を受けられなくなったり、提携を解除されたりする危険があります。
リスティング違反の多くはNGキーワードを利用した出稿で、中には無意識にNGキーワードを使用してしまっているケースがあるようです。
今回は正しくリスティング広告を運用できるように、NGキーワードの具体例や対応策、注意事項などを解説していきます。
リスティング広告とは?
リスティング広告とは、GoogleやYahooの検索結果ページで、通常の検索結果より上部に載せられる有料サービスです。
リスティング広告で掲載されているサイトは「スポンサー」や「広告」と表示されるため実際の検索結果と区別できます。
GoogleやYahooで検索したキーワードに関係がある検索結果の中で、「スポンサー」や「広告」が上部に表示され、特に掲載単価が高いサイトが上位に掲載されます。
リスティング広告を使用するには、まずリスティング広告管理画面でキーワードと入札金額の設定が必要です。
表示順位も入札金額によって上下するので、注意しましょう。
例えば、キーワード「洗顔」・表示順位「1位」・入札金額「10円」とします。
すると、「洗顔」や関連するキーワードでの検索結果一覧の上位にサイトが表示されます。
クリックされた回数分の広告費を支払う仕組みですので、100回クリックされれば、10円x100回=1,000円が広告費です。
出稿しただけでは広告費の発生はありません。
他サイトも同じ「洗顔」「1位」の入札をしていた場合、入札金額が10円より高いか低いかで、検索結果画面に表示される順位が上下します。
またサイトの紹介文を見て、魅力を感じればユーザーがクリックしますし、検索意図と合わないと素通りされてしまいます。
検索で上位表示され、クリックを促すためには紹介文を良く考えて工夫しましょう。
リスティング広告の違反ーNGキーワードとは?
リスティング広告には出稿を禁止されているキーワードがあり、NGキーワードと呼ばれてます。
このNGキーワードにはリスティング広告自体が使用を不適切として登録しているものと、アフィリエイト広告の広告主が自社サイトとの競合を避けるために設定しているものがあります。
リスティング広告自体のNGキーワードを使用した場合は、出稿の承認がおりません。
検索画面に出稿できませんし、広告を出したい場合は登録をやり直すなどの調整が必要になり、時間も手間もかかります。
アフィリエイトで決められたNGキーワードを使った場合、リスティング広告のサイトからアフィリエイト商品が購入されても、承認されず報酬を受け取れません。
ユーザーに購入を促したにも関わらず、報酬を受け取れず、リスティング広告の費用が発生するのでは本末転倒です。
このような事態を防ぐためにも禁止されているキーワードの使用は避けましょう。
リスティング広告の違反・禁止行為についてーNGキーワードの具体例
リスティング広告の違反となるNGキーワードには、アフィリエイトプログラムで設定されているものと、広告を表示するGoogleやYahooが設定しているものがあります。
アフィリエイトサービスでNGキーワードに指定されている言葉を使うと、その広告経由で購入された商品は成果として認められません。
また広告を出稿する時点で使用が禁止されているキーワードもあります。
それぞれの具体例を解説しますので、出稿前に確認してください。
リスティング広告自体の出稿が禁止のケース
アフィリエイトサービスを使用する際、「リスティングNG」と表記されているプログラムを見たことはありますか?
見たことはあっても、意味はよくわからなかった方もいるかもしれません。
リスティングNGと記載されたプログラムはキーワードに関わらず、リスティング広告を出稿する行為自体が禁止されています。
リスティング広告を使用しているサイトでアフィリエイトサービスを利用するときは、リスティングNGのプログラムを避ける必要があるでしょう。
万が一、登録してもリスティング広告経由で発生した報酬は全て認められません。
報酬が水の泡にならないためにも、アフィリエイト提携をする前に、リスティングNG案件に該当しないか確認しておきましょう。
会社名・商標キーワードのリスティング出稿
中には特定のNGキーワードが設定されておらず、リスティング広告のNGキーワード欄に「会社名・商標」と記載されているアフィリエイトがあります。
これは広告主の会社名や商品名をリスティング広告のキーワードに設定する行為が禁止されています。
また競合の会社名や商品名もNGキーワードの対象です。
サービスに該当する会社名や商標を避けても、競合商品のキーワード検索で、関連商品として出稿されるケースがあります。
広告主「ABC社」の「AAAがん保険」のアフィリエイトと提携する場合、競合である「XYZ社」の「Wがん保険」の社名・商品名もNGキーワードです。
「XYZ社」や「Wがん保険」の検索結果画面で「ABC社」の「AAAがん保険」が広告表示され、そこから登録や購入が行われたものは報酬が受け取れません。
設定したキーワード以外でも関連するキーワードで、出稿されてしまう場合もあるので、十分注意しましょう。
指定されているNGキーワード
NGキーワードとしてアフィリエイトに指定されているワードはもちろん入札してはいけません。
またNGキーワードに関連するキーワードの入札も禁止です。
特に気を付けるべき点は、NGキーワードを設定していなくても、システムの判断でNGキーワードの検索結果画面に広告が掲載される場合がある点です。
自分で設定したキーワードでなくてもシステムの判断で広告表示され、広告経由でクリックされた場合は報酬が得られません。
「システムが勝手に広告表示したのに…」と思う方がいるかもしれませんが、事実として広告表示されている場合は成果として認められません。
ルールを守らないと案件に制限がかかったり、提携ができなくなったりする恐れもあります。
意図せずにNGキーワードで広告表示される点には十分注意しましょう。
複数のキーワードの組み合わせにNGキーワードを含めたもの
NGキーワードは単体だけでなく、他の言葉との組み合わせも禁止です。
例えば、NGキーワードが「転職サービス」だった場合、「転職サービス おすすめ」や「転職サービス 登録方法」などの複合設定も禁止されています。
システム判断の関連キーワード検索で表示されるのも注意が必要です。
部分一致を使用すると、予期せずに広告として表示される可能性も高まりますので、NGキーワードはあらかじめ外しておくのがおすすめです。
意図していなくても、NGキーワードが含まれた設定になっていないか注意しましょう。
著作権違反のワード
著作権があるキーワードを入札しようとすると、広告出稿前の審査が通らずに設定し直しが必要となります。
審査が通ったとしても、著作権の侵害としてトラブルに発展する可能性があります。
著作権制度によって、著作者は著作物の使用料を得る権利があるにも関わらず、許可なく著作権キーワードを使用する行為は著作権の侵害行為です。
日常で使用している言葉の中には意外と知らない著作権をもつ言葉があるため、リスティング広告のキーワード設定は慎重に行いましょう。
公式サイトと勘違いさせるワード
ユーザーが公式サイトと勘違いしてしまうキーワードの表示は避けましょう。
公式サイトのように見せかけたり、勘違いさせてしまったりする文言が確認されると、広告提携が解除される恐れもあります。
URLの表記が公式サイトと似ているのもユーザーが誤認する可能性があるため、避けるべきです。
「公式」や「公認」などの紛らわしい言葉は表示しないことでリスクを避けられます。
最上級表現の使用
最上級表現である「最も〇〇」や「●●No.1」などの表現はNGキーワードです。
裏付けがないにも関わらず最上級表現を使って、ユーザーが1番と読み取り、行動を促進してしまう可能性があります。
後から1番ではない事実が判明してトラブルが起きる、もしくは信用を失いかねません。
GoogleやYahooでは、最上級表現の使用について、根拠となる出典データを記載するなどの基準が設定されています。
それぞれの基準を満たさない限り最上級表現の使用は禁止されています。
リスティング広告の違反ー注意点
リスティング広告の違反をすると、アフィリエイトの提携プログラムで報酬が発生する可能性がある場面でも承認されません。
報酬を失うだけでなく、規制がかかったり、提携削除となったりする可能性もありますので注意が必要です。
自分ではルールを守っているつもりが、システムの影響で無意識に違反行為になってしまうケースもあります。
詳しく解説しますので、リスティング広告の違反とならないよう参考にしてください。
キーワードのマッチタイプを設定した場合
キーワードのマッチタイプを設定すると、システムが関連するキーワードかどうか判断します。
キーワード設定していないワードでも関連しているキーワードと判断されると、広告として掲載されるのです。
特に部分一致を選択していると、関連するキーワードが広範囲になり、広告として掲載されやすくなります。
広告を出したい方には嬉しい機能ですが、NGキーワードが関連キーワードとされてしまい、リスティング違反となるのは避けるべきです。
あらかじめNGキーワードを除外する設定ができますので、関連キーワードとされないように設定しておきましょう。
除外キーワードリストを作成しておくと、キャンペーンごとに毎回設定する手間を省けます。
意図していなくてもNGキーワードで広告掲載されている事実があれば、ペナルティを受けます。
リスティング違反とならないようにマッチタイプの設定は注意しましょう。
古い情報、誤った情報を掲載しない
広告文には最新の正しい情報を掲載しなければなりません。
すでに終わったキャンペーン情報や料金などを掲載し続けるのは、現在の情報と異なっていれば、情報が誤っている状態と同じです。
ユーザーに誤った情報を流さないように、広告文には正しい情報を記載する必要があります。
商品情報はもちろんですが、キャンペーンや無料体験内容など常に最新情報を更新しましょう。
受け取った情報が古い内容で、最新情報との乖離が大きいと、だまされたと感じるユーザーもいないとは限りません。
信用問題にも関わりますので、必ず掲載時点での正しい内容の記載が大切です。
リスティング広告の運用が禁止されていないか確認する
アフィリエイト案件の中にはリスティング広告の使用自体が禁止されている案件もあります。
リスティング広告が禁止されているプログラムでは、広告経由で購入が発生すると報酬が没収されてしまいます。
時間や手間をかけて広告記事を作成しても、ルール違反で成果報酬が手に入らないのは避けたいところです。
アフィリエイト広告と提携する場合は、事前にルールを確認する必要があります。
リスティング広告はメリットもたくさんありますが、アフィリエイト提携の際には注意が必要です。
広告と商材の関連性を高めたものを出稿する
広告内容はユーザーに役立つ情報である点が大切です。
検索キーワードに沿った記事の内容でないと、ユーザーの要求に応えられませんし、役にも立ちません。
GoogleやYahooはユーザーが求めている情報を検索上位にし、記事内容がユーザーの求めている情報ではないと判断されれば、リスティング広告の審査は通りません。
また検索キーワードで上部に表示されても、記事の中身が伴っていなかったり商材の関連性が低かったりすると、読者はページから離れてしまいます。
広告キーワードと記事内容の商材は関連性を高めて、読者の悩みや要望に応えるような内容にしましょう。
リスティング広告の違反ーNGキーワードの対応方法
NGキーワードを使うリスクや注意点がわかったところで、今後どのように対応すべきなのでしょうか。
ここではNGキーワードを避けて、リスティング広告を活用する方法を解説します。
キーワード選定をする際の参考にしてください。
NGキーワードを言い換える
商標名がNGキーワードに指定されている場合は、別の言葉に言い換えると良いでしょう。
例えば「髪うるおいシャンプー」がNGキーワードに指定された商標名の場合、「髪質改善 シャンプー」「シャンプー おすすめ」など異なるキーワードを検討しましょう。
特定のシャンプーを探しているユーザーだけでなく、複数の選択肢からシャンプーを選びたい方にも広告表示され、認知度が上がる可能性もあります。
悩みが解決できるキーワードを入れる
商品やサービスの強みによって、ユーザーの悩みを解決できるキーワードを入れましょう。
痩せたい方には「マイナス3kg」や「引き締め」などのキーワードを入れるとダイエットの情報を届けられます。
収入を増やしたい方には「月5万稼ぐ」「時給1,000円以上」を使うと、ユーザーに副業の選択肢を提示できます。
NGキーワード自体を避けても悩みを解決するキーワード設定によって、ユーザーのためになる情報を届けられるのです。
検討や購入を考えた人が検索するようなキーワードを入れる
ある商品の購入を検討しているとき、本当に良い商品なのか口コミや評判を検索した経験はありませんか?
口コミ・評判・おすすめ・人気・メリット・デメリットなどのキーワードはすでに商品を知っている方が購入前に検索する傾向があります。
商品を知っていて「良さそうだけど、本当に良いか評判を見てみよう」と思う方や複数の商品で迷っていて「どれが人気なんだろう」と思う方が検索するキーワードを入れましょう。
NGキーワードを避けた言い換えの言葉と掛け合わせて使うのがおすすめです。
除外設定を利用する
NGキーワードで広告表示されないように除外設定を利用しましょう。
除外設定をすると、設定したキーワードで広告が配信されないようにできるのです。
除外設定には部分一致・フレーズ一致・完全一致があり、NGキーワードは部分一致を使用しましょう。
NGキーワードが「毎日簡単ミールキット」の場合、部分一致ですと「毎日簡単ミールキット 人気」や「毎日簡単ミールキット 口コミ」などの複合キーワードも含めて検索を除外できます。
しかし完全一致ですと、掛け合わせたキーワードは除外できず、除外できるのは「毎日簡単ミールキット」のみです。
除外設定では部分一致を活用して、NGキーワードを使用した広告が表示されないよう対策が必要です。
まとめ
リスティング広告はキーワードを設定して入札すると、検索結果画面の上部に表示され便利な仕組みである一方、リスティング違反にならないよう注意してください。
NGキーワードの設定を避けるだけでなく、リスティング除外設定もすると、NGキーワードで広告表示されません。
またNGキーワードの言い換えやユーザーが持つ悩みを解消するキーワード選定が、NGキーワードを使わずに広告表示をする有効な方法です。
リスティング違反をすると、アフィリエイト報酬を受けられなくなる他、制限がかかったり提携解除となる恐れもありますので注意しましょう。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
広告運用でお困りの方はお気軽にお問い合わせください