Google広告の料金はどのくらい?料金の仕組みや相場、算出方法まで徹底解説! - (株)GMSコンサルティング
Google広告の料金はどのくらい?料金の仕組みや相場、算出方法まで徹底解説!

Google広告の料金はどのくらい?料金の仕組みや相場、算出方法まで徹底解説!

2023.1.6

「Google広告を出したいけれど料金がいくらかかるのか不安?」「Google広告の仕組みがわからない」とお悩みではありませんか?

 

ここでは、Google広告の料金の仕組みや相場、算出方法を紹介しますので、どうぞご参考にしてください。

 

 

1.Google広告とは

 

Google広告とは、Googleが提供するサービスはもちろん、Googleが提携しているメディアに、広告が配信できるサービスのことです。

 

日本で使用されることの多い検索エンジンとしては、GoogleやYahoo!が挙げられます。

特に、Googleはユーザーが多いため、広告を配信する効果が高い傾向があることが特徴です。

 

また、Google広告にはリスティング広告をはじめ、ディスプレイ広告や動画広告、ショッピング広告やアプリキャンペーンなど、様々な種類があります。

 

広告を配信する目的やターゲットの属性に合わせて、様々な種類の広告を使い分けることで、広告の効果をより高めることが可能です。

 

また、取り扱っている商品やサービス、企業やブランドによっても、最適な広告は異なります。

 

Google広告の概要を知りたい方はこちらをご覧ください。

 

 

 

2.Google広告の料金が決まる仕組み

 

Google広告の料金は主に、「クリック(CPC)課金型」「インプレッション(CPM)課金型」の、2種類の課金方式で決まります。

 

クリック課金型とインプレッション課金型は、他のWeb広告でも多く採用されている課金方式です。

 

どのような違いがあるのか、それぞれの課金方式の特徴を確認しておきましょう。

 

 

2-1.Google広告の料金が決まる仕組み1.クリック(CPC)課金型

 

「Cost Per Click(コスト・パー・クリック)」を省略し、「CPC課金型」とも呼ばれているのが、クリック課金型です。

 

クリック課金型はその名の通り、ユーザーが広告をクリックすることで初めて、広告料が発生する仕組みです。

 

配信した広告が多くのユーザーの目に留まっても、ユーザーにクリックされなければ、広告料は発生しません。

 

クリック課金型では、配信した広告がユーザーに何回クリックされたのかをベースとしており、

 

広告主が支払う広告料=クリック数×クリック単価

 

の計算式で広告料を算出します。

 

クリック課金型の代表的な広告としては、リスティング広告が挙げられますが、検索広告やディスプレイ広告、動画広告やショッピング広告、アプリキャンペーンでも、クリック課金型が採用されています。

 

また、広告料に大きな影響を与えるクリック単価は、どうやって決まるのでしょうか?

例えば、クリック課金型の代表的な広告であるリスティング広告のクリック単価は、オークションで決まります。

 

オークションといっても、入札価格だけで決まるわけではありません。

 

広告主や競合他社の「品質スコア」や「広告ランク」といった様々な要因が関連するため、

 

クリック単価=広告主の次位の広告ランク÷広告主の品質スコア+1円

 

という計算式によって、クリック単価が算出されます。

 

品質スコアとは、広告主が設定したキーワードや、広告文の関連性などによって、Googleが独自に算出し、10段階で表すものです。

 

一方の広告ランクは、広告主が設定した1クリックあたりに支払う単価の上限となる「入札価格」と、品質スコアによって算出されます。

 

そのため、クリック単価は広告主が自由に設定するのではなく、広告主や競合他社の運用状況などの影響を受けて、常に変動しています。

 

 

2-2.Google広告の料金が決まる仕組み2.インプレッション(CPM)課金型

 

ユーザーに広告が表示された回数によって広告料が決まるのが、「Cost Per Mille (コスト・パー・ミル)」を省略した「CPM課金型」とも呼ばれている、インプレッション課金型です。

 

課金のタイミングは、広告サービスのプラットフォームで異なりますが、広告が1,000回表示ごとに課金されることが一般的です。

 

インプレッション課金型では、ユーザーに広告がどれだけ見られたのかをベースにしており、

 

広告主が支払う広告料=広告が表示された回数×表示単価

 

の計算式で広告料を算出します。

 

インプレッション課金型の代表的な広告としては、ディスプレイ広告が挙げられますが、動画広告でもインプレッション課金型が採用されています。

 

また、1回の課金あたり単価は、どうやって決まるのでしょうか?

 

インプレッション課金型の広告では、広告を出すシーズンやターゲットの属性、入札価格などによって、Googleが自動的に算出します。

 

そのため、広告主は課金されて初めて、具体的な広告料を把握できる仕組みとなっていますので、事前にはわかりません。

 

【Google広告の費用】予算設定や費用対効果を高める秘訣を解説!

 

 

3.Google広告の料金の料金相場

 

広告主が気になるGoogle広告の料金の料金相場は、課金方式だけではなく、広告のジャンルなどの様々な要因によって決まります。

 

また、Google広告では広告料を広告主が自由に設定できないため、平均価格を算出することは不可能です。

 

一般的に、求人関係の「転職」、株取引やFXの「投資」、キャッシングやカードローンの「金融」、生命保険の「保険」、エステや脱毛の「美容」といったジャンルでは、広告料が高くなる傾向があります。

 

課金方式によって異なる、広告料の相場をご紹介します。

 

 

3-1.Google広告の料金の料金相場1.CPC課金型(リスティング広告)

 

CPC課金型(リスティング広告)のクリック単価の目安は、数十円から数千円となっており、1クリックにつき9,000円以上かかるケースもあれば、100円以下のケースもあるなど様々です。

 

基本的に、1カ月に数十件しか検索されないキーワードよりも、数十万回も検索されるキーワードの方が、広告料が高くなる傾向があります。

 

ただし、検索数の多いビッグキーワードを出稿する際に、競合他社が同様のキーワードで出稿していなければ、広告料を抑えられるかもしれません。

 

クリック単価は常に変動するため、具体的な価格を把握することは難しいでしょう。

 

どうしても相場を知りたい場合には、「Googleキーワードプランナー」を活用することをおすすめします。

 

Googleキーワードプランナーを使えば、キーワードの平均クリック単価の目安を把握できます。

相場感をつかむためには、ぜひGoogleキーワードプランナーを導入してみましょう。

 

 

3-2.Google広告の料金の料金相場2.CPM課金型

 

CPC課金型(リスティング広告)と比較すると、ディスプレイ広告の1回の課金あたりの広告料は数十円から数百円と低い傾向にあり、1,000円を超えることはほぼありません。

 

リスティング広告のクリック単価の相場はいくら?クリック単価の決まり方や改善方法を徹底解説!

 

 

4.Google広告にかける最適な料金を算出する方法

 

 

Google広告を活用する目的は、企業やブランド、商品やサービスを認知させるブランディングや、売上や問い合わせといったコンバージョンを増やすなど、企業によって異なります。

 

中でも、多くの企業がGoogle広告を活用する目的としているのが、売上額と問い合わせ件数の増加です。

 

売上額と問い合わせ件数の増加を目的とした広告配信の、最適な料金を算出する方法をご紹介します。

 

 

4-1.売上額を目的とする場合

 

Google広告を出稿する目的が売上額の増加の場合は、

 

広告予算=クリック単価÷成約率×(売上目標額÷客単価)

 

の計算式を用いて広告予算を算出します。

 

例えば、月間の売上目標が100万円、クリック単価50円、成約率1%、客単価10,000円の場合は、

 

広告予算=50÷0.01×(1,000,000÷10,000)

 

となるので、広告予算は50万円です。

 

クリック単価が分からない場合は、Googleキーワードプランナーを導入することで、クリック単価の目安を知ることができます。

 

また、成約率が分からない場合は、1%と仮定しましょう。

Webサイトや商品がある程度の基準を満たしている場合の成約率は、約1%といわれているので、1%を式にあてはめて算出すれば、Google広告にかける最適な料金がわかります。

 

 

4-2.問い合わせ件数を目的とする場合

 

Google広告を出稿する目的が問い合わせ件数の増加の場合は、

 

広告予算=クリック単価×成約率×目標件数

 

の計算式を用いて広告予算を算出します。

 

例えば、月間の問い合わせ件数の目標が30件、クリック単価150円、成約率1%の場合は、

 

広告予算=150÷0.01×30

 

となるので、広告予算は45万円です。

 

アドワーズ(Google広告)を代理店に依頼する際のメリット・デメリットから選ぶ際のポイントを徹底解説!

 

 

5.Google広告の費用を抑えるポイント

 

 

Google広告を運用するなら、できるだけ少ない金額で、最大の成果を上げることを目標にしましょう。

Google広告の費用を抑えるには、4つのポイントがあります。

 

 

5-1.ターゲットを絞り込む

 

広告費を抑えるためにまず行いたいのが、ターゲットの絞り込みです。

ターゲットを絞り込み、広告を配信する範囲を狭くすることで、広告費を抑えられます。

 

広告の配信状況を見ながら、配信対象の属性や興味・関心を調整し、コンバージョンが期待できるユーザーに的を絞って配信しましょう。

 

ただし、ターゲットを絞り込みすぎると、広告の配信ボリュームそのものが減ってしまいますので、注意が必要です。

 

 

5-2.複数のマッチタイプを活用する

 

マッチタイプとは、広告に設定したキーワードが複数の単語で構成されている場合、設定したキーワードにクエリがどの程度一致しているかによって、広告を表示するのかを決める条件設定のことです。

 

マッチタイプには、「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3つの種類があり、マッチタイプを設定しておくことで、無駄な配信を防げます。

 

 

5-3.除外キーワードを登録する

 

配信の効率を高める方法の一つとして、除外キーワードを登録することが挙げられます。

除外キーワードを登録すると、登録したキーワードに対して、広告を配信しないようにできます。

 

例えば、手作りのクッキーを売りたい場合には、「おいしい・手作り・クッキー」といったキーワードで、広告を出すことが多いでしょう。

しかし、当然ながら「おいしい・クッキー・作り方」という語句で検索したユーザーには、広告を配信しても意味がありません。

 

広告主の意図とユーザーの検索意図がかみ合わないことを防ぐためには、「作り方」という語句を除外キーワードに登録する必要があります。

「作り方」を除外キーワードに登録することで、おいしいクッキーの作り方を調べたいユーザーを、広告を表示する対象から外せます。

 

除外キーワードの登録を活用すると、顧客になる可能性の低いキーワードへの配信を減らし、顧客になる可能性の高いキーワードに絞り込んだ配信が可能です。

 

 

5-4.代理店に運用を依頼する

 

ターゲットの絞り込みや除外キーワードの登録に失敗すると、Google広告の費用を抑えることはできても、効果が得られなくなる恐れがあります。

 

自社で調整することが難しい場合は、代理店に運用を依頼する方法がおすすめです。

代理店に運用を依頼すると、広告費だけではなく運用手数料もかかるため、費用が余計に高くなるのではと心配になる方も多いかと思いのではないでしょうか。

 

しかし、Google広告の仕組みを知りつくした、代理店のプロに運用や調整を任せることで、広告の配信が最適化されるため、自社で運用する場合と比較して、費用対効果が高くなる傾向があります。

運用手数料がかかる分だけトータルの広告費用は高くなりますが、コンバージョン1件あたりにかかる単価は、反対に安くなります。

 

ただし、代理店によって得意な分野が異なったり、質に差があったりしますので、代理店は慎重に選ぶことが大切です。

 

Google広告の代理店を探している方必見!広告代理店に依頼するメリット・デメリットから選ぶ際のポイントを徹底解説!

 

 

6.広告代理店に依頼する場合の費用

 

Google広告の運用を広告代理店に依頼する時に気になることは、やはり費用ではないでしょうか。

 

広告代理店に依頼した場合、広告費に加えて運用手数料もかかります。

どのくらいの費用が必要になるのか、一般的な相場を確認しておきましょう。

 

 

6-1.広告費

 

リスティング広告を出稿する場合の相場は、月間で20万円〜50万円が目安です。

ただし、あくまでも相場なので、取り扱っている商品やサービスによっては、20万円〜50万円よりも高くなったり、安くなったりする場合もあります。

 

 

6-2.運用手数料

 

広告代理店に支払う手数料には、「手数料率型」「定額型」「成果報酬型」の3つの種類があります。

 

  • 手数料率型
    手数料率型では広告費に応じた割合によって、手数料が発生します。
    リスティング広告の運用を手掛ける広告代理店の多くが、手数料率型を採用しており、運用費用の約20%が手数料の相場です。
    例えば、リスティング広告の広告費が50万円の場合は、10万円が手数料としてかかります。
    手数料率型には、広告にかかった費用にだけ、手数料がかかるというメリットがあります。しかし、広告費が高ければ高いほど、広告代理店の手数料も高くなるため、成果よりも予算を使い切ることに力を注がれてしまい、広告費の増加を提案されるデメリットがあります。

  • 定額型
    広告費の金額の大きさに関係なく、一定の金額の手数料がかかるのが定額型です。
    月間の広告費が10万円までは○○円、50万円までは○○円と、手数料が定額になっています。
    定額型は、広告費の金額に関係なく同じ手数料しか発生しないので、広告費の増加に挑戦しやすいメリットがあります。
    しかし、広告代理店には広告費の金額に関係なく手数料が入るため、成果を増やそうとすると、広告代理店の手間が増えてしまいますので、しっかりと対応してもらえないデメリットがあります。

  • 成果報酬型
    成果に応じて手数料が発生するのが、成果報酬型です。
    成果報酬型の手数料は、

 

手数料=目標コンバージョン単価×コンバージョン数

 

の計算式を用いて算出します。
成果報酬型は、成果を上げられない場合は広告代理店も手数料が入らないので、より大きな成果を得られる可能性が高いことがメリットです。
しかし、成果を上げられる広告代理店は人気があるため、多くの案件を抱えています。
そのため、自社の運用に要する十分な時間がなくなり、成果につなげられないことがデメリットです。
成果報酬型の中には、ベースは手数料率型や定額型で、成果が発生した時に手数料をプラスするような形態を採用している場合もあります。

 

Google広告の基礎 種類・特徴・コツ・非常時の対処法を徹底解説

 

 

7.広告代理店に依頼するメリット

 

Google広告の運用を広告代理店に依頼することには、様々なメリットがあります。

 

 

7-1.広告代理店に依頼するメリット1.最新のノウハウに基づいた運用

 

広告代理店はWebマーケティングに関する情報に常にアンテナを張っているため、最新のノウハウに基づいた運用が可能です。

 

 

7-2.広告代理店に依頼するメリット2.リソースがかからない

 

広告代理店に運用を依頼すると、Google広告に関する運用をすべて任せられるため、リスースの手間と時間がかかりません。

そのため、他のマーケティング業務の時間に、リソースを割けます。

 

 

7-3.広告代理店に依頼するメリット3.媒体の拡大を実施しやすい

 

広告代理店の多くが、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告の運用代行を手掛けています。

そのため、媒体を広げたり他の媒体と組み合わせたりと、様々な施策をスムーズに実施することが可能です。

 

【2022年最新】リスティング広告の基本的な仕組みを徹底解説!

 

8.まとめ

 

Google広告には少額から広告費用を設定できたり、ターゲティングで配信するユーザーを絞り込めたりと、様々なメリットがあるので、ぜひ優先的に検討しましょう。

また、自社での運用が難しい場合は、広告代理店に運用を依頼することをおすすめします。

Google広告の最新のノウハウがない状態で運用しても、なかなか成果につなげられない可能性があります。

広告代理店に依頼すれば、Google広告への出稿の成果を、迅速に出すことが可能です。

 

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