2024.9.23
Facebook広告の効果が出るクリエイティブ作成のコツを、画像とテキストでそれぞれ解説!
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「Facebook広告を運用しているがなかなか効果がでない」
「Facebook広告の成果を上げたいが、どのようにクリエイティブを作ればいいかわからない」
「効果的なクリエイティブを作成したい」
Facebook広告で成果を上げるために欠かせない最も重要な要素はクリエイティブです。
単にクリエイティブを作成し、広告を配信しても十分な効果が得られません。
広告の効果を最大化するには、ユーザーの興味関心を引くようなクリエイティブを作成する必要があります。
そこで、本記事では、実際に成果がでるクリエイティブを作るコツについてご紹介します。
画像・動画・テキストにおける作成のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Facebook広告 クリエイティブの基本
Facebook広告におけるクリエイティブには、大きく分けて以下の2つの要素があります。
- ビジュアル(画像・動画)
- テキスト
クリエイティブを効果的に活用して、Facebook広告の効果を高めるには、これらの構成要素について理解しておくことが重要です。
それぞれの要素について、詳しくご紹介していきます。
ビジュアル
ビジュアル(視覚的要素)は、Facebook広告のクリエイティブにおけるメイン的要素で、以下の規格に沿った画像や動画を使用することができます。
画像 | JPGもしくはPNGのいずれかを使用可 |
動画 | MP4、MOV、GIFのいずれかを使用可長さ1秒~240分以内 |
ビジュアルは、広告が表示されたときにユーザーが一番最初に注目する部分なので、Facebook広告の中でもっとも重要な要素といえます。
ビジュアル要素は、ユーザーから最も見られている部分なので、視覚的に魅力的なビジュアルでユーザーの興味関心を引くことができれば、クリック率も一気に上がる可能性があります。
そのため、インパクトのあるデザインやクオリティの高い画像を使用したりするなど、ビジュアルを工夫する必要があります。
テキスト
Facebook広告のクリエイティブにおけるテキストは、3つの要素に分けられ、各推奨文字数は以下の通りです。
テキストの種類 | 表示場所 | 詳細 | 文字数 |
メインテキスト | 画像・動画の上部 | 投稿における本文にあたる部分で、商品・サービスの詳しい説明やリンク情報を記載することが多いです。 | 125文字以内(必須) |
見出し | 画像・動画の下部 | 広告のリンクを説明する短いタイトルを指します。 | 25文字以内(任意) |
説明分 | 見出しの下 | 見出しを補足するための情報のことです。 | 30文字以内(任意) |
※上記の文字数以上入力可能ですが、長すぎると「…」と省力されてしまいます。
画像引用元:Meta Blueprint「魅力的な広告ビジュアルを作成する」
【画像】Facebook広告クリエイティブ作成のコツ
画像引用元:「Meat公式」
ここから、クリエイティブ作成のコツをご紹介します。
Facebook広告の画像を作成する際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 画像や動画はできるだけ高画質なものを使用する
- 画像内のテキストを全体の20%以下に抑える
- CTAボタンを設置する
- 複数パターンの画像をテストする
- インパクトのある画像を使用する
- 色のコントラストを使用する
画像や動画はできるだけ高画質なものを使用する
画像や動画はできるだけ高画質な画像を使うようにしましょう
。粗い画像であったり、ぼやけた暗い画像では、広告をスキップされたり、悪印象を持たれてしまう恐れがあります。推奨サイズは以下の通りです。
- フィード広告:1080×1350
- ストーリーズ広告:1080×1920
各配置面におけるピクセルの最小要件は異なるので、詳しい詳細はこちらでご確認ください。
画像内のテキストを全体の20%以下に抑える
画像内にテキストを入れる場合は、テキストが全体の20%以下になるようにしましょう。
なお、これまで、FaceBook広告では、「20%ルール」という画像内にテキストが20%以上含まれていると広告が表示されにくくなる仕組みがありましたが、2020年10月に撤廃されました。
しかし、現在でもテキストの量は少ない方が訴求効果が高いとされています。
画像内のキャッチコピーなどはできるだけ短くし、テキストの内容も要点を絞って、分かりやすくシンプルにまとめ、最小限に文字数を抑えることが重要です。
画像・動画広告でテキストオーバーレイを活用することによって、広告の中の重要な部分(広告メッセージなど)を強調することができます。
テキストオーバーレイとセーフゾーンの詳しい詳細はこちらをご参考ください。
CTAを設置する
CTAとは、ウェブサイトにおいて訪問ユーザーのクリックを促し、コンバージョンなどのアクションへと導くためのボタンのことを言います。
例えば、「今直ぐ購入」や「登録」、「資料請求」などが一般的なCTAボタンの例としてあげられます。
画像にCTAボタンを設置し、ユーザーに取ってもらいたいアクションを促すことで、クリック率やコンバージョン率を高めることが期待できます。
CTAを設置する際は、できるだけ目立つ配色にし、モバイルやタブレットなどディバイス別に大きさを調節するように心がけましょう。
例えば、下記のようにウェブサイトへの訪問者を増やしたい場合に、「詳しくはこちら」のCTAボタンを設置することで、ユーザーを次の画面やページに遷移させることができます。
Facebook広告で設定できるCTAの詳しい詳細はこちらでご確認ください。
複数パターンの画像をテストする
クリエイティブは、複数のパターンを用意して、同時に広告配信してどの画像がもっとも効果的なのかを検証しましょう。
Facebook広告では一つの広告に設定できる画像の枚数は最大6枚です。
Facebookのアルゴリズムによって、各画像の効果が測定され、よりパフォーマンスの高いものに予算を振りわけて配信してくれます。
この結果をみながら効果が高いクリエイティブを見極め、広告の効果を最大化しましょう。
Facebook広告では、画像広告やカルーセル広告、リール広告、カタログ広告などさまざまなフォーマットを使用することができます。
ユーザーによってどのフォーマットに高い反応を示すかは異なるので、同じフォーマットで複数の広告を配信するのではなく、さまざまなフォーマットを活用して広告配信することをおすすめします。
下記のように、異なるフォーマットで同じ商材をアピールすることでリーチの拡大につなげることができます。
また、同じ商材を宣伝する場合、広告のビジュアルを同じに見えないように工夫しましょう。
同じビジュアルコンセプトを少し変更しただけのクリエイティブよりも、下記のように異なる場面設定で商材をアピールする方が、広告のパフォーマンスを高めることができます。
画像引用元:Meat公式「広告クリエイティブを多様化してコンバージョンを最大化する」
インパクトのある画像を使用する
Facebook広告のクリック率を上げるためには、ユーザーがパッと見たときに目を引くような画像を設定するようにしましょう。
先述したようにFacebook広告においてビジュアル(画像)は、最も重要な要素です。
皆さんは、メラビアンの法則をご存じでしょうか?
「メラビアンの法則」とは、コミュニケーションにおいて「語源情報が7%」、「聴覚情報が38%」、「視覚情報が55%」が影響しているという心理学の法則のことをいいます。
メラビアンの法則
つまり、コミュニケーションにおいて最も影響が大きいのは、視覚から入っている情報だということになります。
Facebook広告は、タイムラインをスワイプしてコンテンツを流し見しているユーザーが多い傾向にあるので、一瞬でユーザーが目を引くようなクリエイティブを意識して作成するように心がけましょう。
また、3Bの法則を活用するのも有効的です。
3Bの法則とは、「美人」、「赤ちゃん」、「動物」を広告の表現の中で使用すると、ユーザーの目を引きやすく好感を持たれやすいという法則のことです。
例えば、鮮やかな色を使用したり、赤ちゃんや美人を使用すると効果があると言われています。
しかし、過度に露骨な表現やユーザーが不快に思うような画像は、悪い印象を与えるので注意しましょう。
画像引用元:「Facebook公式の広告から」
色のコントラストを使用する
「コントラスト」とは、画像の明度、彩度、色相の差を意味し、反対の色を組み合わせる配色手法のことです。
コントラストを強くすることで、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。
このように、正反対の色を使用することによって、広告を色彩的に目立たせることができます。
例えば、下記のように、淡いピンクの背景に赤の文字を入れることで、文字を強調することができます。
文字や背景の配色を工夫することで、視認性を上げ、可読性が高いクリエイティブを作成することができます。
ただし、コントラストはやりすぎるとかえって不自然にみえたり、不快感を与えてしまう可能性があるので、慎重に使うことをおすすめします。
【動画】Facebook広告クリエイティブ作成のコツ
画像引用元:「Meat公式」
次に、Facebook広告の動画クリエイティブを作成するコツをご紹介します。
Facebook広告の動画クリエイティブを作成する際は、以下のポイントを押さえて作成しましょう。
- 動画の尺を15秒以内する
- 冒頭の3秒でユーザーを引き付ける
- 音声なしでも動画の内容が伝わるようにする
- 縦型動画または正方形動画を使う
- 上下にセーフゾーンを残す
- 動画の最後にCTAを設置する
動画の尺を15秒以内する
Facebook広告では、配置ごとに動画の長さの要件は異なります。
配置 | 長さ |
Facebookフィード | 240分以内 |
Facebookストーリーズ | 1~15秒 |
Facebookインストリーム | 5秒~10分以内 |
動画広告は、ユーザーの投稿の間に掲載されるためユーザーに不快感を与えないように、できるだけ動画の尺を短くし、端的にメッセージを伝えるようにしましょう。
動画広告は、静止画広告よりも多く情報量を伝えることができますが、最後まで再生されなければ情報を理解してもらえないというデメリットがあります。
動画広告全体の長さを15秒以内にし、尺を短くすることで、最後まで視聴してもらえる可能性が高くなります。
15秒の中で的確に伝えたいメッセージを盛り込むようにしましょう。
冒頭の3秒でユーザーを引き付ける
Facebook広告には多くの広告が流れてくるので、ユーザーは興味関心のない広告はスルーしがちです。
そのため、動画広告が再生される最初の数秒で、ユーザーの注意を引きつける必要があります。
動画の冒頭で最も魅力的な部分をアピールすることで、視聴者の心をつかみましょう。
Meta公式によると、冒頭の3秒でユーザーの興味関心を引くことによって、65%が10秒以上、45%が30秒以上動画広告を見続けるという結果がでています。
サムネイル画像やタイトルの工夫、動きのあるシーンやインパクトのある光景を使用して、再生開始後なすべくすみやかにユーザーの興味関心を引きましょう。
参考元:「Meta公式」
音声なしでも動画の内容が伝わるようにする
ユーザーが電車の中や会社などの公共の場で利用している場合、ミュート設定になっており音声が流れない可能性があります。
字幕を追加するなどして、ユーザーが音を消した状態で広告を視聴しても情報が伝わるように工夫しましょう。
Meta公式によると、動画広告にキャプション(字幕)を付けることで平均再生時間が12%長くなったと報告しています。
また、約80%の人は、フィード内の動画広告がいきなり音声ありで自動再生されると、ネガティブな感情を抱くとされています。
可能な限りグラフィックやテキスト、キャプションなどを活用して、音声なしでもメッセージが伝わるようにしましょう。
参考元:「Meta公式」
画像引用元:Meta Blueprint「魅力的な広告ビジュアルを作成する」
縦型動画または正方形動画を使う
Facebook広告を使用するユーザーのほとんどは、スマートフォンなどのモバイルで広告を見ています。
特にスマートフォンは、縦に持って使用するので、画面全体に表示される縦長のサイズ、もしくは正方形のアスペクトを使用するなどして、動画広告がモバイルでの視聴に最適であるか推奨アスペクト比を確認しておきましょう。
モバイル向けの広告の場合、動画をできるだけフルスクリーンで表示することで、ユーザーの注目を集めやすくなります。
画像引用元:Meta公式「動画でブランドのストーリーを伝え、ビジネスを構築しましょう」
各配置とフォーマット別の最適アスペクト比の詳しい詳細はこちらでご確認ください。
上下にセーフゾーンを残す
ストーリーズやリールの広告では、上下にセーフゾーンを残しましょう。
画像の最上部から約14%、最下部から約35%、および両側の約6%の範囲には、重要なクリエイティブ要素(テキストやロゴなど)を置かないようにしてください。
セーフゾーンを意識してクリエイティブを作成することで、プロフィールアイコンやコールトゥアクションで重要なクリエイティブ要素が隠されてしまうのを防ぐことができます。
画像引用元:Metaビジネスヘルプセンター「ストーリーズ広告とリール動画の広告のテキストオーバーレイとセーフゾーンについて」
動画の最後にCTAを設置する
動画の最後に、ユーザの行動を促すCTAを配置しましょう。
例えば、商品ページへ誘導したい場合は、「購入する」、申し込みフォームへの誘導を促したい場合は、「詳しくはこちら」「資料請求」など、具体的な行動を促すCTAを設置することで、広告の効果を最大化することができます。
【テキスト】Facebook広告クリエイティブ作成のコツ
ここでは、Facebook広告のクリエイティブを作成する際のテキストの使用の仕方のポイントをご紹介します。
最初の3行に重要な情報を盛り込む
Facebook広告にテキストを入れる場合、3行以内(推奨半角125文字・全角63文字)に伝えたいメッセージを収めるようにしましょう。
Facebook広告のテキストの文字数には制限があり、テキストが3行を超えてしまうと下記のように「もっと見る」と表示され、ユーザーがクリックしない限り、続きの文章が表示されません。
最初に画像や動画で興味を引き、3行以内にまとめた文章を読んで、さらに興味を持ってもらえるようなテキスト内容にすることが重要です。
画像引用元:「Facebook公式の広告から」
何の広告なのかを見出しで短く簡潔に伝える
見出しには、、短く簡潔に「この広告は何の広告」なのかを伝えるようにしましょう。
画像や動画の下に表示される見出しの推奨文字数は、半角48文字(全角25文字)以内です。
ユーザーが広告を見たときに何の広告か把握できないとスルーされてしまう可能性が高いので、広告の見出しには、商品名やサービス名、商材の最もアピールしたいポイント、期間限定キャンペーンなど、ユーザーが興味関心をもちそうな情報を盛り込むと効果的です。
画像引用元:「Facebook公式の広告から」
ターゲット層によって文体や書く内容を変える
広告を配信するターゲットによって文書の表現を変えたり、使い分けることによって、より高い広告効果が期待できます。
例えば、ターゲット層が若い場合、カジュアルな言葉や絵文字を使って商材をアピールすることで親近感を高めることができます。
一方で、下記のようにビジネスマンなどに商材をアピールしたい場合は、専門的な言葉を使って文章を構成することで、信頼性を高めやすくなります。
このようにターゲットに合わせて文体や内容を変えることで、設定したユーザーの心に刺さる広告を作成することができます。
画像引用元:「Facebook公式の広告から」
クリエイティブ作成後の運用のポイント
ここでは、クリエイティブ作成後の運用のポイントをご紹介します。
用意すべきクリエイティブ数の目安
Facebook広告では、使用するクリエイティブ数は広告セットあたり6つまでとなっています。
また、広告の配信が多い場合にコンバージョンの予測精度が高くなるので、広告セットあたり3〜6つのクリエイティブで配信をおこなうことを推奨しています。
なお、6件を超える数の広告を追加したとしても、得られるメリットはわずかしかないので、6件を目安に運用しましょう。
参考元:Metaビジネスヘルプセンター「広告数の管理について」
クリエイティブを差し替える適切なタイミング
複数のクリエイティブを配信する場合、効果の良くないものはクリエイティブを差し替えましょう。
また、同じクリエイティブを同じユーザーに使い続けると、ユーザーはその広告に飽きてしまい、不快感を持ち始め、広告をクリックしなくなる可能性があります。
クリック率が低くなるなど、徐々に成果が得られなくなってきたらクリエイティブを差し変えるようにしましょう。
定期的に配信しているクリエイティブの効果を確認し、成果がでていないものは新しいものに差し替えていき、成果向上を目指しましょう。
クリエイティブ差し替えの目安は、1週間に1回程度変更することをおすすめします。
まとめ
今回は、成果がでるクリエイティブ作成のコツについてご紹介しました。
画像・動画・テキストにおける作成のポイントも紹介しましたが、それぞれのポイントを抑えてクリエイティブ作成することで、広告の効果を最大化させることができます。
効果的なクリエイティブを作成をしたい方は、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてみてください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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