2025.03.31
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2025.3.31
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「Instagram広告の結果はどうやって確かめればいいの?」
「Instagram広告の効果測定方法が分からない」
「Instagram広告の効果的な分析方法を知りたい」
上記のような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Instagram広告の効果測定方法や効果的な分析方法、見るべき指標について分かりやすく解説していきます。
画像引用元:Meta公式
Instagram広告とは、Meta社が運用しているInstagramやFacebook上に掲載できるSNS広告のことです。
Instagramは、画像や動画を投稿して共有できるSNSです。
Instagramは、全世界で16億人以上が利用しており、日本国内でもアクティブユーザーは約6,600万人以上と海外だけでなく国内でも非常に人気の高いSNSです。(2023/12月時点)
Instagram広告は、Instagramのフィード(タイムライン)やストーリーズ、リールなどに動画や動画形式の広告を掲載しすることができます。
一般的なユーザーの投稿と投稿の間に広告が挿入されるので、広告感が少なく、自然な流れでユーザーに閲覧してもらうことができます。
ここでは、Instagram広告のメリットについて解説していきます。
Instagram広告を運用するメリットは、次の通りです。
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
Instagram広告は、実名登録制のFacebookのデータを基にターゲティングできるため、精度が高く、細かいターゲティングが可能です。
例えば、Instagram広告では、以下の情報を基に詳細なターゲティングをすることが可能です。
ターゲットを明確にし、ターゲティングをできるだけ細かく設定することで、見込みの高いユーザーにピンポイントで広告配信することができます。
配信先を絞り込み、特定のユーザーにリーチできるため、広告費の無駄を抑え、より効果的に広告を運用することが可能です。
Instagramは、他のSNSと比較してもエンゲージメント率が高いとされています。
なぜなら、Instagramは写真や動画を中心としたビジュアル重視の広告形式なため、テキストベースの広告よりもインタラクション(いいねやコメント、シェア)されやすい傾向にあるからです。
また、Instagramは、インタラクションしやすい環境が整っているため、エンゲージメントを高めやすく、ユーザーの興味関心を引き、自社ブランドに対する親しみを深めることができます。
Instagram広告は、コンバージョンにつながりやすい傾向にあります。
例えば、Instagramのストーリーズに配信されるストーリーズ広告は視覚的訴求力が高く、ユーザーに受け入れやすいため、ブランドの認知拡大やコンバージョンの向上につながりやすいです。
他にも、発見タブ広告(ユーザーが発見タブを閲覧しているときに表示される広告)は、ユーザーの興味関心に基づいて広告表示されるので、クリックやコンバージョンにつながりやすいといった特徴があります。
このように、Instagram広告はコンバージョンにつながりやすく、魅力的なクリエイティブを作成することで高い広告成果を得ることができます。
Instagram広告の最低出稿金額は、100円です。
そのため、少額の予算からでも始めることが可能です。
しかし、あまりにも少ない予算では、効果は期待できません。
Instagram広告の予算は、事業規模や広告の種類、目的で異なりますが、一定の成果を得るためにも、まずは月額3〜10万円を目安として運用することをおすすめします。
Instagram広告の費用対効果を高めるためには、効果測定が必要不可欠です。
広告は、一度配信したら終わりではありません。
効果の高い運用をするには、出稿した後に、運用結果の分析を行い、継続的に改善していくことが大切です。
効果測定を行うことで、運用結果を視野化し、改善点を見つけ、広告の効果を高める施策を考えることが可能になります。
ここでは、Instagram広告の分析において、チェックすべき主要な7つの指標について解説していきます。
Instagram広告を分析する際は、以下の指標を確認しましょう。
それぞれの指標を詳しくみていきましょう。
インプレション数とは、Instagram内で広告が何回表示されたのかを表す指標です。
例えば、同一ユーザーが、同じ広告を10回見た場合、インプレション数は5とカウントされます。
インプレション数が多いほど、より多くのユーザーに広告が表示されているということです。
また、ターゲティングを絞りすぎると、インプレション数が減り、広告のクリック率が低下する恐れがあります。
ターゲット設定では、絞り込みすぎに注意しましょう。
広告を見たユーザーの数を表す指標です。
例えば、同一ユーザーが同じ広告を10回みたとしても、リーチ数は1件とカウントされます。
インプレッション数とリーチ数は、混同されがちですが、それぞれ異なる指標なので、間違えないように注意が必要です。
リーチ数が多いほど、多くのユーザに見てもらえるので、投稿やアカウントの認知向上につながります。
クリック数は、広告がクリックされた回数を表す指標です。
広告に対するユーザーの興味関心がどれくらいあるのかなど、ユーザーの反応を評価するのに役立てることができる指標です。
例えば、クリック数が多いほど、広告に対するユーザーの興味関心が高く、効果的に広告運用できていることが分かります。
逆に、クリック数が少ない場合は、広告に対するターゲティング設定が適切ではない、または広告が魅力的ではない可能性があります。
その場合は、ターゲット設定の見直しやターゲットに刺さるようなクリエイティブに改善するなどの対策を行いましょう。
CPAとは、1件の顧客獲得・成果にかかった費用のことです。
費用対効果などInstagram広告のパフォーマンスを測るための重要な指標となります。
CPAが低いほど効率的に広告運用できていると判断することができます。
CTRとは、広告の表示回数に対してクリックされた割合を示す指標です。
クリック率が高いほど、広告が魅力的である、またはユーザーとの関連性が高い広告だと判断することができます。
広告が適切なターゲット層に訴求できているかなど広告の効果やユーザーニーズを把握するための重要な指標になります。
そのため、CTRが低い場合は、クリエイティブやターゲッティング設定に問題がある可能性があるため、広告クリエイティブや配信設定を見直しましょう。
CPCとは、広告が1クリックされるのにかかる費用を表す指標です。
CPCは、以下の計算式で求めることができます。
CPC=広告費 ÷ クリック数(広告経由でクリックされた数)
例えば、10,000円の広告費で200回のクリックを獲得した場合、CPCは50円になります。
10,000(広告費)÷ 200回(クリック数)=50回
CPCが低いほど費用対効果の高い広告だと判断できます。
そのため、CPCが高くなりすぎないようにコントロールしながら、クリック数やCV獲得数を伸ばしていくことが大切です。
CPMは、広告が1,000回表示されたときの平均費用のことです。
CPMが高い場合、ターゲティングを絞りすぎていたり、広告枠に対する競合が多い可能性があります。
あまりにもCPMが高い場合は、キーワードやターゲット設定の変更、クリエイティブ改善などの対策を行う必要があります。
ここでは、Instagram広告を測定する2つの方法をご紹介します。
Instagram広告は、以下の2つの方法から効果測定をすることができます。
それぞれの測定方法を詳しく解説していきます。
広告マネージャでInstagram広告効果測定を行う手順は次の通りです。
1.広告マネージャを開きます。
2.該当のキャンペーンを確認します。
広告マネージャでは、見たい指標を自由にカスタマイズすることができます。
自社で追うべき指標が決まっている場合、カスタマイズ機能を使って確認したい指標を保存し、具体的な数値を確認するようにしましょう。
Instagram広告の効果は、Googleアナリティクス(GA4)でも測定することが可能です。
測定方法を以下の手順で行うことができます。
1.広告マネージャにアクセスします。
2.該当のキャンペーンを選択します。
3.必要事項を入力します。
4.プレビューを作成します。
5.URLの確認をします。
Googleアナリティクス(GA4)では、FacebookやInstagramなどのSNSからのトラフィックに関する細かなデータを収集、分析することが可能です。
例えば、ユーザーがInstagram広告から自社のサイトにどれだけ流入してきたのか、どのページに訪問したかなど、サイト内でのユーザーの行動パターンを把握することができます。
ユーザーのサイト内における行動や属性を細かく分析したい場合、Googleアナリティクス(GA4)を活用してみましょう。
ここでは、Instagram広告の効果測定を行う際の注意点をご紹介していきます。
効果を測定する際は、以下の点に気を付けましょう。
それぞれの注意点を詳しく解説していきます。
Instagram広告の効果測定を行う上で、大切なのは広告目的に応じて適切な指標を選択し、定期的にモニタリングすることです。
Instagram広告の効果測定にはさまざまな指標を用いますが、どの指標を見るべきかは、広告の目的によって異なります。
例えば、広告の目的がECサイトへの流入ならリンクのクリック数、売上の向上ならInstagram広告経由のユーザーのコンバージョン率をモニタリングする必要があります。
効果的な運用を行うためにも、自社で追うべき指標を適切に設定しましょう。
Instagram広告の効果測定は、一度行えば終わりではありません。
効果的な広告運用を行うためには、定期的に広告パフォーマンスのデータを分析していく必要があります。
データの確認だけなら10分程度で行えます。
そのため、Instagram広告の効果測定を行う頻度としては、毎日決まった時間に行うことをおすすめします。
また、運用結果を基に分析する際は、1週間などある程度の期間を設定し、データを蓄積しながら定期的な分析を行うようにしましょう。
継続して高い効果を得られるように、定期的な分析・改善を繰り返し続けることが大切です。
Instagram広告の効果測定は、長期的な視点で実施するようにしましょう。
ある程度の知名度がある企業であれば、Instagram広告を運用してすぐに効果を得られやすいため、即効性を感じやすいです。
しかし、これは元々自社のことを認知している、または強い関心を持っているユーザーがアクションを起こしてくれているからです。
そのため、Instagram広告を運用し始めのころはある程度のフォロワーを一気に獲得できるものの、1カ月も経てば次第にユーザーのフォロワー数やアクション率は減少傾向になる可能性があります。
このような場合でも決して運用が失敗しているわけではありませんが、正確な分析や改善点の把握、施策を実施しないと継続的に効果を得ることはできません。
効果を得られやすいからこそ速攻性を求めてしまいがちですが、Instagram広告の効果測定は長期的な視点で分析をおこない、新規獲得をするための改善を繰り返し実施することが大切です。
ここでは、Instagram広告の効果を最大にするための6つポイントをご紹介します。
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
Instagram広告で効果を最大化させるためには、広告の目的やターゲットを明確にすることが大切です。
Instagram広告では、以下の6つの項目からキャンペーンの目的を選択することができます。
例えば、自社の商品・サービスの販売を促進し売り上げを向上させることが広告の目的だとします。
しかし、本来目指したい目的とは異なる広告の目的「認知」を選択した場合、リーチが拡大され、自社に興味の薄いユーザーにまで広告が配信される可能性が高いため、費用対効果が悪くなる恐れがあります。
Instagram広告の「認知」は、ブランド認知拡大や動画再生回数を伸ばすために有効的なため、商品購入などのコンバージョンを獲得したい場合は「売上」を選択する必要があります。
このように、不適切な目的を選んでしまうと、本来達成したい目的にあったユーザーに広告配信されないという誤った最適化が働いてしまいます。
そのため、Instagram広告の費用対効果を高めるためには、広告の目的を明確にし、適切なキャンペーン目的を選択することが重要です。
Instagram広告は、実名登録制のFacebookユーザーのデータを使用できるのでターゲティング精度が高く、細かな設定が可能です。
しかし、あまりターゲットを細かく絞りすぎると、十分なデータを収集できないため、最適化の精度が下がってしまう可能性があります。
また、競合との競争率が上がり、CPCやCPMが高騰しやすくなります。
効果的な運用をするためにも、最初はオーディエンスサイズを広めに設定し、運用結果を見ながら徐々に絞りこんで最適化することをおすすめします。
動画広告は、画像よりも多くの情報を盛り込めるので、ユーザーの目を引きやすく、印象に残りやすい傾向にあります。
広告の訴求力を上げるためにも、動画フォーマットを積極的に活用してみましょう。
Instagram動画広告の作成ポイントとしては、以下の点を意識しながら作成してみてください。
関連記事:【2024年最新】Instagram動画広告の活用法!成果が上がる広告の出し方を紹介
CTAボタンとは、ユーザーにコンバージョンなどのアクションを促すためのボタンのことです。
CTAボタンを設定することで、ユーザーに次に取ってもらいたいアクションを視野的に促すことができます。
広告の成果を上げるためには、適切なCTAボタンを設定する必要があります。
また、設置する配置やデザイン、文言(テキスト)なども効果的なCTAボタンを作成するための重要な要素となります。
最適なCTAボタンのデザインやテキストを見つける方法としては、A/Bテストの実地が効果的です。
A/Bテストを実施し、分析と改善を繰り返しながら、CTAボタンを最適化させましょう。
Instagram広告の効果を高めるには、競合他社の広告クリエイティブを参考にするのも効果的です。
なぜなら、競合他社の広告クリエイティブを研究することで、自社の広告戦略を改善するためにヒントを得られるかもしれないからです。
競合他社の広告クリエイティブは、「広告ライブラリ」を使って確認することができます。
広告ライブラリとは、Meta社が提供している無料ツールで、InstagramをはじめとするMeta社が提供しているプラットフォームで配信されている広告クリエイティブを誰でも見ることができます。
他社の広告クリエイティブのデザインやキャッチコピーなどを分析し、良いとことを自社のクリエイティブに取り入れることで、より効果的な広告クリエイティブを作成することができます。
関連記事:Meta「広告ライブラリとは?」使い方や便利な機能、注意点をわかりやすく紹介!
Instagram広告で継続的に効果の高い運用をするためには、複数のクリエイティブを作成し、効果検証をすることが大切です。
A/Bテストを実地することで、最もパフォーマンスの高いクリエイティブを判断できます。
複数のクリエイティブの運用結果を比較し、広告キャンペーンの最適化を図りましょう。
A/Bテストを通じて継続的に広告の改善を行うことで、広告の品質向上が期待でき、さらに効果的な広告運用をすることができます。
本記事では、Instagram広告の効果測定方法や効果的な分析方法、見るべき指標について解説しました。
また、効果測定は一度行えば終わりではなく、継続的に行う必要があります。
そして、効果測定の結果を基に分析、改善を実施することで、より高い成果を得られるようになります。
弊社では、Instagram広告の配信において、ターゲティング設計から広告作成、成果改善までサポートしております。
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Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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