2023.1.19
2024.9.21
SNS広告の費用相場はどれくらい?課金形式や費用対効果の計算方法まで徹底解説!
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「SNS広告を出したいけれど費用がいくらかかるのか心配」
「SNS広告の費用対効果の計算方法がわからない」
上記のような悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
本記事では、SNS広告の検討中の方向けに、SNS広告の費用相場や費用対効果の計算方法をご紹介しております。
初心者の方にもわかりやすく解説しているので、是非ご覧ください。
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1.SNS広告とは
SNS広告を活用する前に、まずはSNS広告がどのようなものなのかを理解しておきましょう。
SNS広告とはその名の通り、InstagramやFacebook、LINEやTwitterなどのSNSのプラットフォームの利用画面に、掲載する広告のことです。
FacebookやTwitterを例に挙げると、フィード欄に表示されるフォロー中の人たちの投稿に混ざって、広告が表示されます。
多くの企業がSNS広告を活用する理由は、様々な魅力があるからです。
日本でも若い世代を中心に、日常的にSNSを利用しているアクティブユーザーが多いため、自社の商品やサービスをアピールするために、より多くの人に広告を配信できることが、SNS広告の最大の魅力と言えます。
また、テキストだけではなく画像や動画も利用できるため、訴求力が強いことも、SNS広告の魅力の1つです。
さらに、ニュースフィードやストーリー、メッセージ管理画面やアプリ起動時など、広告を表示できる場所も様々で、利用するSNSによって異なります。
広告を掲載する場所によって、得られる成果だけではなく、課金の仕組みなども異なるので、それぞれの特徴を十分に理解した上で、自社に合ったSNSと掲載方法を選ぶことが大切です。
2.流行りのSNSの費用相場
SNS広告を活用するためには、流行りのSNSの費用相場と合わせて、特徴も確認しておく必要があります。
日本で人気の高い、Instagram・Facebook・LINE・Twitter・TikTokの、5つのSNSの特徴と費用相場をご紹介します。
SNS |
国内の利用者数 |
主な利用者層 |
費用相場 |
---|---|---|---|
|
3,400万人 |
20代~30代の女性 |
1日あたり1,000円 |
|
2,600万人 |
30代~40代 |
1日あたり1,000円 |
LINE |
9,200万人 |
世代を問わない幅広い層 |
1クリック24~200円 1,000インプレッション400円~ |
|
4,500万人 |
20代を中心に幅広い層 |
1クリック36円~ 1,000インプレッション400円~ |
TikTok |
1,690万人 |
10代~20代 |
1,000インプレッション770円~ インフィード広告42万円~ |
2-1.Instagram広告の費用相場
画像の投稿に特化したInstagramは、20代〜30代の女性ユーザーが多いSNSです。
ビジネスアカウントを運用する企業も増えており、「インスタ映え」の言葉にあるように、写真映えするメニューを提供する飲食店や、ファッションや観光スポットなどの分野で、高い成果が報告されています。
また、他のSNSと比較して、購買意欲の高いユーザーが多いことも、Instagramの特徴の1つです。
画像や動画に関連した商品やサービスのPRが可能で、フィードやストーリーズ、発見タブやリールに広告を配信できます。
Instagram広告は1日あたり300円ほどで運用できますが、費用の相場は1日あたり1,000~10万円ほどです。
2-2.Facebook広告の費用相場
世界で最もユーザーが多いSNSのFacebookには、個人がテキストや画像、動画を投稿できる機能だけではなく、企業向けのアカウントである「Facebookページ」機能もあります。
日本での主な利用者層は30代~40代で、フィードやストーリーズ、インストリームや検索、インスタント記事に広告配信できます。
Facebookでは実名登録が求められているため、ユーザーが登録した氏名や年齢、住んでいる地域や勤め先、趣味や関心などの情報をもとに、精度の高いターゲティングが可能なことが最大の特徴です。
また、初心者でも安心して利用できるおまかせ機能があったり、ターゲットを細かく設定できたりするため、特定の属性のユーザーに訴求できることも魅力です。
Facebook広告は1日あたり300円ほどで運用できますが、1日あたり1,000円ほどが費用の相場となっています。
2-3.LINE広告の費用相場
小さな子どもから年配の方まで、世代を問わず幅広い層が利用しているのが、日本で最も多いユーザー数を誇る巨大SNSプラットフォームのLINEです。
LINEはメイン機能のメッセージアプリだけではなく、SNS機能も含んでおり、トークリストの上部やLINE VOOM、LINEニュースに広告を配信できます。
また、他のSNSは利用していなくても、LINEだけはメッセージのやり取りのために利用しているユーザーも多いため、積極的にSNSを利用していない50代以上にも、LINE広告は効果的です。
LINE広告の費用相場は、1クリックで24〜200円、1,000インプレッションで400円〜が費用の相場となっています。
2-4.Twitter広告の費用相場
20代を中心に、10代〜30代の幅広い層が利用しているTwitterは、140文字までの短い文章や、画像や動画を投稿できます。
Twitterの最大の特徴は、他のSNSと比較して、拡散力が断トツに高いことです。
他のユーザーがリツイートすることで、投稿が新たなユーザーに届くため、わずかな期間で数万人のユーザーにアプローチできる可能性があります。
Twitter広告は、フィードやオーディエンスプラットフォームに広告の掲載が可能で、1クリックで36円〜、1,000インプレッションで400円〜が費用の相場です。
2-5.TikTok広告の費用相場
10代〜20代から絶大な支持を受けているのが、短編動画の投稿に特化したTikTokです。
TikTokのユーザーは世界で10億人以上もいると言われており、元々は余暇目的での利用がほとんどでしたが、現在ではあまりの影響力の高さから、インフルエンサーと企業が組んで、積極的に商品やサービスをアピールしています。
TikTok広告は起動画面やインフィードに掲載でき、1,000インプレッションで770円〜、インフィード広告で42万円〜が費用の相場です。
3.SNS広告の課金形態
SNS広告にかかる費用は、SNSの種類だけではなく、課金形態によっても異なります。
SNS広告の課金形態には、インプレッション課金(CPM)・クリック課金(CPC)・動画再生時間課金(CPV)・エンゲージメント課金(CPE)・インストール課金・フォロー課金の、主に6つの種類があるので、違いを確認しましょう。
課金形態 |
概要 |
費用相場 |
対応SNS広告 |
---|---|---|---|
インプレッション課金 |
広告が表示された回数で課金 |
1,000インプレッションごとに400~600円 |
Instagram広告 Facebook広告 LINE広告 Twitter広告 TikTok広告 |
クリック課金 |
広告がクリックされると課金 |
1クリックごとに24~200円 |
Instagram広告 Facebook広告 LINE広告 Twitter広告 TikTok広告 |
動画再生時間課金 |
動画が再生されると課金 加えて動画が長時間再生されると追加で課金 |
動画再生ごとに5~20円 加えて継続視聴で追加費用が発生 |
Instagram広告 Facebook広告 Twitter広告 TikTok広告 |
インストール課金 |
広告経由でアプリなどがインストールされると課金 |
1インストールごとに100~250円 |
Instagram広告 Facebook広告 Twitter広告 |
エンゲージメント課金 |
「いいね」やリツイートされると課金 |
1エンゲージメントごとに40~100円 |
Twitter広告 |
フォロー課金 |
広告経由でフォロワーが増えると課金 |
1フォローごとに40~100円 |
Twitter広告 |
3-1.インプレッション課金(CPM)
一般的に、広告が1,000回表示されるごとに課金されるのが、インプレッション課金です。
インプレッション課金では、表示される回数によって料金がかかるため、表示された広告をユーザーがクリックしても、追加費用は発生しません。
5大SNS広告のすべてに採用されている課金形態ですが、システムや課金の金額はSNSによって異なり、1,000回表示されるごとに500円ほどの費用が発生します。
インプレッション課金を活用することで、より多くの人に自社の商品やサービスをアピールできるので、企業やブランド、新商品などを広めたい場合に最適です。
3-2.クリック課金(CPC)
クリック課金とはその名の通り、広告がクリックされるごとに課金される形態です。
広告がクリックされる度に課金されるクリック課金では、広告が表示されただけでは費用は発生しません。
インプレッション課金と同じく、5大SNS広告のすべてに採用されている課金形態で、システムや課金の金額はSNSで異なり、1回クリックされるごとに24〜200円ほどの費用が発生します。
他の課金形態と比較して単価は高めですが、確実にユーザーをWebサイトやLPページに引き込める、影響力の高さから人気を集めています。
クリック課金は、短期間で売上を上げたい場合や、新規ユーザーに自社の商品やサービスを訴求したい場合におすすめです。
3-3.動画再生時間課金(CPV)
動画再生時間課金では、動画が視聴された時間に応じて課金されるため、視聴時間が長ければ長いほど、課金される金額が高くなります。
Facebook広告の動画再生時間課金を例に挙げると、15秒経過するごとに課金されるため、動画1再生につき5〜20円ほど課金される計算となり、加えて視聴時間に応じて追加費用が発生します。
動画再生時間課金は、動画でより多くの人に自社の商品やサービスをアピールし、さらに関心のあるユーザーに強く訴求したい場合に最適です。
3-4.エンゲージメント課金(CPE)
エンゲージメントとは行動のことで、ユーザーが何らかの行動をとった時に、課金される形態です。
Twitter広告のみが正式にエンゲージメント課金を採用しており、「いいね」やリツイートを獲得するごとに課金されます。
エンゲージメント課金の相場は、1エンゲージメントごとに40〜100円で、より多くのユーザーに情報が届けられることから、リツイートが高めに料金が設定されています。
また、エンゲージメントは行動を指しているため、クリック課金もエンゲージメント課金に含めるケースもあります。
3-5.インストール課金
アプリなどがインストールされると課金される形態が、インストール課金です。
広告が表示されただけや、広告をクリックされただけでは課金されません。
インストール課金の相場は、インストール=コンバージョンを行った時だけに課金されるため、1インストールごとに100〜250円と、高めに料金が設定されています。
3-6.フォロー課金
Twitter広告のみで利用できるフォロワー課金は、フォロワーを獲得するごとに課金される形態です。
フォロー課金は、特定の属性のユーザーにフォローしてもらいたい場合や、企業アカウントのフォロワー数をすぐに伸ばしたい場合などに効果的です。
フォローを促す投稿で利用できるフォロー課金は、ユーザーが広告経由でフォローした時に課金され、1フォロー40〜100円が相場となっています。
4.SNS広告の費用対効果の計算方法
SNS広告を出す時に気になることと言えば、やはり費用対効果ではないでしょうか。
広告費はかければかけるほど、売上の増加につなげられますが、利用している広告が効率的かどうかは、売上を見ただけでは判断できません。
売上が高まっても広告費のかけすぎで赤字にならないためは、SNS広告の効果を測る指標を確認することをおすすめします。
広告の効果を測る指標は、達成したい目的に合わせて、使いわける必要があります。
広告の効果を測る「ROI」「CPA」「CPA」の3つの指標と、費用対効果を測る指標の「ROAS」をご紹介します。
指標 |
概要 |
計算式 |
---|---|---|
ROI |
投資した広告費に対して得られた利益 |
利益÷広告費×100(%) |
CPA |
1件のコンバージョン獲得にかかった広告費 |
広告費÷コンバージョン数 |
CPO |
注文1件あたりにかかる費用 |
広告費÷受注件数 |
ROAS |
投資した広告費に対して得られた売上 |
売上÷広告費×100(%) |
4-1.SNS広告の費用対効果の計算方法1.ROI
ROIとは「Return on Investment」の頭文字をとったもので、投資した広告費に対して、どれだけの利益が得られたのかを示す指標です。
ROI=利益÷広告費×100(%) |
の計算式を用いて算出します。
例えば、広告を出して得られた利益が200万円で、かかった広告費が100万円の場合は、
ROI=200万円÷100万円×100(%) |
となるため、ROIは200%です。
ROIの基準は0%ですので、それより高い数値の場合は、利益が出ていると判断できます。
4-2.SNS広告の費用対効果の計算方法2.CPA
「Cost Per Acquisition」の頭文字をとったCPAは、1件のコンバージョンを獲得するために、かかった広告費のことです。
CPA=広告費÷コンバージョン数 |
の計算式を用いて算出します。
例えば、10万円の広告費をかけて、商品の購入や資料請求などのコンバージョンが20件あった場合は、
CPA=10万円÷20件 |
となるため、CPAは5,000円です。
CPAの数値が高いと、それだけ1件のコンバージョンを獲得するために、費用がかかっていると判断できます。
CPAの数値を確認することで、コンバージョンにつながりにくい広告や、費用対効果の悪い広告がわかるため、広告の改善に役立ちます。
自社の商品やサービスの購入や、資料請求を目標に設定している場合や、複数の広告を運用している場合には、CPAの数値を確認して、改善が必要かどうかを判断しましょう。
4-3.SNS広告の費用対効果の計算方法3.CPO
CPOとは「Cost Per Order」の頭文字をとったもので、注文1件あたりにかかる費用のことです。
CPO=広告費÷受注件数 |
の計算式を用いて算出します。
例えば、50万円の広告費をかけて、受注件数が5件だった場合は、
CPO=50万円÷5件 |
となるため、CPOは10万円です。
CPOの数値が低いと、それだけ1件受注するためにかかったコストが低いと判断できます。
4-4.SNS広告の費用対効果の計算方法4.ROAS
「Return On Advertising Spend」の頭文字をとったROASとは、広告費に対して売上がどれだけあったのかを示す、費用対効果を測る指標です。
ROAS=売上÷広告費×100(%) |
の計算式を用いて算出します。
例えば、10万円の広告費をかけて50万円の売上があった場合には、
ROAS=50万円÷10万円×100(%) |
となるため、ROASは500%です。
ROASの数値が高いと、それだけ費用対効果が高いと判断できます。
5.SNS広告運用を代理店に依頼する場合の費用相場
自社でSNS広告の運用が難しい場合は、代理店に依頼することをおすすめします。
SNS広告運用を代理店に依頼する場合の費用相場は、料金形態で異なるため、それぞれの特徴と合わせて確認しておきましょう。
代理店の手数料の形態は、「手数料率型」「定額型」「成果報酬型」の3つの種類があります。
5-1.手数料率型
広告費の15〜20%を手数料として代理店に支払うのが、手数料率型です。
手数料率型では広告費に連動して、手数料が変化します。
例えば、広告費が50万円で手数料率が相場の20%の場合は、
広告費50万円+手数料10万円 |
となるため、広告の運用にかかる総費用は60万円です。
手数料率型は、運用した分しか手数料はかかりませんが、広告費が少ない場合には、定額手数料を追加請求する代理店もあるため、事前の確認が欠かせません。
他にも、最低手数料を設定している代理店もあるので、最低手数料の有無も合わせて確認しましょう。
5-2.定額型
広告を運用した費用に関わらず、一律の料金を手数料として支払うのが定額型です。
一般的には、「運用額が50万円未満は○○円」「50万円以上は○○円」と、ある程度の予算によって手数料が変動します。
そのため、運用額が多少増えても手数料が変化しない定額型には、運用額を柔軟に変更できるメリットがあります。
5-3.成功報酬型
コンバージョンの件数によって手数料が決まるのが、成功報酬型です。
あらかじめ、コンバージョン1件ごとに報酬単価を決定し、
手数料=目標CPA×コンバージョン数 |
の計算式を用いて、一般的には代理店が1カ月単位で手数料を算出します。
実際に成果が発生した場合のみ手数料がかかるので、費用はかかっても成果を出したい方に向いている料金形態です。
ただし、指標となるコンバージョンが適切な場合は、費用対効果の高い料金形態ですが、コンバージョンが適切でない場合は、売上につながらずに、手数料だけがかさんでしまう恐れがあるため、注意が必要です。
6.SNS広告の費用対効果を高める方法
せっかくSNS広告に出するなら、やはり効率的に運用したいと考える方が、ほとんどかと思います。
費用対効果を高めるには、主に3つの方法があるので、ぜひSNS広告を出すときの参考にしてください。
・最適な媒体選定 ・適切な目標設定 ・日々の運用改善 |
6-1.最適な媒体選定
ユーザーにアピールしたい自社の商品やサービス、広告を出す目的や費用に合わせて、最適な媒体を選定しましょう。
SNS広告と一口に言っても、Instagram広告やFacebook広告、LINE広告やTwitter広告など様々な種類があり、プラットフォームによってユーザーの人数や年齢層が異なります。
それぞれのSNSの特徴を比較し、広告費にあてられる予算の中で、費用対効果を最大化できるような媒体を選ぶことが大切です。
6-2.適切な目標設定
自社の商品やサービスをより多くのユーザーにアピールしたいからといって、目的もなくなんとなく広告を配信していても、費用対効果は高まりません。
費用対効果を高めるためには、広告を出す前に具体的な目標を設定し、目標を達成できるように運用計画を立てることが大切です。
目標を設定しないと、現在の運用状況の良し悪しが判断できなくなってしまいます。
SNS広告の効果を測るためにも、具体的な数値で目標を設定しましょう。
6-3.日々の運用改善
SNS広告の費用対効果を高めるためには、目標設定して運用計画を立てることが欠かせませんが、継続的に費用対効果を高めるには、日々の改善も必要です。
広告を運用する中で得られたデータを元に、自社の商品やサービスをアピールするターゲットを修正したり、広告の内容を見直すなど、積極的に取り組みましょう。
7.まとめ
SNS広告には、高いターゲティング精度や、ユーザーに受け入れられやすいなど、他の媒体にはない様々なメリットがあります。
SNS広告はプラットフォームによって、広告を配信する形式や費用形態が異なるので、自社の商品やサービス、広告を出す目的や予算に合わせて、最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
なんとなく広告を運用していても、広告費がかさむばかりで、売上につなげられないこともあるので、自社での運用が難しい場合は、SNS広告のプロである代理店に依頼することをおすすめします。
広告運用の知識や経験がない、初めてSNS広告を出す方は、ぜひ一度代理店に相談してみましょう。
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Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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