2024.9.3
2024.9.11
Facebook広告の文字数は?規定・テキスト作成時のポイント、注意点を徹底解説
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これからFacebook広告の出稿を検討されている方の中には、どのようにテキストを書いたら良いのかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
テキストと画像を組み合わせて配信する広告なので、ビジュアル的に訴求できる画像クリエイティブが注目されがちです。
しかし、ユーザーに行動を促すためにはテキストクリエイティブは重要です。
テキストを作りこめば、画像クリエイティブの持つ効果を最大限発揮することもできます。
広告配信する際の文字数や、テキスト作成時のポイントを徹底解説します。広告成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。
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1.Facebook広告の特徴
Facebookをお使いの方は知っているかもしれませんが、Facebookは他のSNSとは少し違った「実名制が高い」特徴があります。
そのため、Facebook広告は、アプローチできるユーザー層が他のSNSと少し異なり、ターゲティング精度に優れています。
1-1 Facebook広告のユーザー層
Facebookのユーザー層は、30代以降の働き盛り世代が比較的多いです。
また、実名登録が前提のSNSなので、リアルな友人とのつながりを求めるユーザーや、ビジネス上でのつながりを求めるユーザーが多く利用しています。
Facebookの利用者自体は減少傾向にありますが、総務省情報通信政策研究所が発表した、「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」*によると、全年代の31.9%が利用しており、SNSの中では利用者数が多い種類に入ります。
これらのユーザー層の特性から、Facebook広告は、BtoB商材やビジネスパーソン向けのスキルアップ商材の販促に使われる場合が多いです。
また、Facebook広告はInstagramへの広告配信も可能です。
Instagramは比較的若い世代のユーザーや女性ユーザーが多いので、フォトジェニックな広告クリエイティブを使って、BtoC向けの販促に利用される傾向にあります。
*参考:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
1-2 ターゲティングの質が高い
Facebook広告は、ターゲティングの質が高いのが特長です。
Facebookは実名登録が原則であり、性別・年齢・職業・居住地など、デモグラフィック情報をプロフィール登録しているユーザーも多いです。
広告のターゲティングではこれらのデータベースを活用できるため、他の匿名性の高いSNSと比べて高い精度でターゲティングできます。
例えば、商圏が限られた企業が広告出稿する場合、「埼玉県在住、男性、30代、Web広告に興味がある」など、ターゲットを絞れます。
1-3 アクティブユーザー数が多い
配信先のアクティブユーザーが多いことも特徴です。先ほど、Facebook利用者は前年代で31.9%とご紹介しました。
Facebookと同じくMeta社が提供するInstagramは、30代以下の若い世代では半数以上が利用していると言われています。
Facebookユーザーは下降傾向にありますが、Facebook広告はInstagramやMessenger、Audience Networkにも横展開できるため、多くのアクティブユーザーにアプローチできます。
2.Facebook広告の文字数規定とテキスト仕様
Facebook広告の特徴が分かったところで、まずは押さえておきたいテキスト仕様をご紹介します。
記事の冒頭で、Facebook広告は「画像」と「テキスト」が組み合わさった広告とご紹介しましたが、それぞれの要素がどのように配置されるのか理解しておきましょう。
2-1 Facebook広告の表示の仕様
広告テキストに関する仕様で最初に覚えたいのが、テキストがどのように配置されるのかです。
広告は、表示される順番に、「メインテキスト」「バナー」「見出し」「説明」の4つの要素で構成されます。
「メインテキスト」は、通常の投稿で言う「本文」に該当する場所に表示されます。
設定した全文が表示される訳ではなく、配信デバイスによって冒頭部分以外は省略されることに留意しましょう。
「バナー」は、通常の投稿にリンクURLを含めた際に表示される、OGP(Open Graph Protocol)画像に該当する場所に表示され、「画像クリエイティブ」とも呼ばれるものです。
「見出し」と「説明」は、通常の投稿にリンクURLを含めた際の「記事タイトル」、「ディスクリプション」に相当する箇所に表示されます。
2-2 Facebook広告の規定のテキスト文字数
広告に設定する「メインテキスト」「見出し」「説明」には、それぞれ推奨されている文字数があります。
「メインテキスト」の推奨文字数は125文字以内です。
ただし、3行目の末尾までしか表示されないので気を付けましょう。
「見出し」の推奨文字数は40文字以内で、「説明」の推奨文字数は30文字以内です。
ただし、これらの推奨文字数は一部の広告フォーマットによって異なるので、実際に配信するフォーマットの推奨文字数を確認しましょう。
Facebook広告は、他媒体の広告のような文字数制限はありません。
推奨文字数を超えた部分は、「続きを読む(もっと読む)」を押さないと表示されないことは覚えておきましょう。
2-3 テキスト作成時の注意点
テキスト作成時には、注意するべきポイントがいくつかあります。
まず、文章の左側に記載することが重要です。
配信された広告が表示されるデバイスによっては、文章が途中で切れてしまう場合があります。
そのような場合でもユーザーに訴求できるよう、最もアピールしたいことはなるべく左側に設置しましょう。
また、人間の目は「F」の形や「Z」の形に沿って(それぞれ「Fの法則」「Zの法則」と言います)広告上を移動します。
ユーザーの目線は左側から右側に向かって動くので、最初に読む左側にある情報が頭に入りやすいことも覚えておきましょう。
次に、配信媒体によって広告の表示方法が異なることに注意が必要です。
Facebook広告はInstagram等にも配信可能ですが、配信される広告はそれぞれの媒体に合わせて変わります。
例えば、Instagramフィード広告に配信する場合、「メインテキスト」は表示されますが「見出し」「説明」は表示されません。
複数の広告フォーマットで配信する際は、それぞれの特徴に合わせてテキストを作成しましょう。
最後に、配信前には必ず広告プレビュー画面でテキストがどのように表示されるか確認しましょう。
プレビュー画面で見てみると、モバイル表示だと読みづらかったり、意図しない場所で改行されていることに気がつくかもしれません。
そのような場合は、テキストを少し修正するなどして対応しましょう。
3.Facebook広告の効果的な広告文を作成するには?
広告テキスト作成の注意点が分かったところで、効果的な広告文を作るためのポイントをご紹介します。
テキストを作成する際は、Facebook広告の特性を考慮しつつ、ユーザーに訴求できる内容にしましょう。
3-1 ユーザー目線で訴求を考える
テキストを読んだユーザーにアクションを促すためには、広告で紹介されている商品やサービスが、ユーザーに対してどのようなベネフィットを与えるかをイメージさせなければなりません。
そのため、テキストでは、なるべく具体的にベネフィットを記載しましょう。
3-2 短く分かりやすいキャッチコピーに
広告テキストは、具体的なベネフィットが書かれていると同時に、短く分かりやすいものでなければなりません。
広告テキストの大きな目的は、ユーザーにクリックしてもらうことです。
さまざまな情報を流し見しているユーザーの目に留まり、クリックしてもらうためには、人間が一瞬で認識できる10文字〜15文字程度で勝負する必要があります。
3-3 数字を使って具体的な表現に
短いテキストでユーザーに訴求するためには、数字を使った具体的な表現が効果的です。
数字を使えば、冒頭の10文字〜15文字だけでユーザーにベネフィットを伝えられます。
広告では、「最短3日で合格」「今だけ20%OFF」「先着15人限定」などの表現をよく見かけますが、これらは10文字以下でユーザーの興味を惹くというセオリーに従っているからです。
広告テキストを考える際は、このようによく見かける表現を真似しても良いでしょう。
4.Facebook広告の構造とフォーマット・カルーセルとは?
Facebook広告には、いくつかのフォーマットがあります。それらの中でテキストを使うフォーマットは次の4種類です。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
各フォーマットの構造やポイントをご紹介します。
4-1 画像広告
画像広告は、画像クリエイティブを中心としたフォーマットです。
画像クリエイティブの上に「メインテキスト」、下に「見出し」と「説明」が入ります。
画像広告は、Facebook広告の中でも基本となるフォーマットで、Instagram広告にも配信可能です。
テキストの推奨文字数は、「メインテキスト」が125文字以内、「見出し」が40文字以内、「説明」が30文字以内です。
4-2 動画広告
動画広告は、動画クリエイティブで訴求するフォーマットです。
配信形式は画像広告とほぼ同じで、動画クリエイティブの上に「メインテキスト」、下に「見出し」と「説明」が入ります。
広告が画面上に表示されると自動的に動画が再生されるため、画像広告よりはユーザーの目に留まりやすいです。
そのため、メインテキストなどの文章コンテンツは、動画を見たユーザーに広告をクリックさせるような内容にしましょう。
テキストの推奨文字数は、「メインテキスト」が125文字以内、「見出し」が40文字以内、「説明」が30文字以内です。
動画広告に設定できる動画の長さは最短1秒、最大が240分と幅があります。
動画が短ければ短いほど、テキストで訴求する必要が高くなることも覚えておきましょう。
4-3 カルーセル広告
カルーセル広告は、1つの広告に2件〜10件の画像や動画を表示できるフォーマットです。
視覚的な情報を多く見せられるため、ECサイトの広告などに向いています。
設定する画像や動画の要件は、画像広告や動画広告とほぼ同じです。
一方、文字数に関する要件は他のフォーマットと大きく異なります。
「説明」の推奨文字数は、画像広告と動画広告では30文字以内ですが、カルーセル広告では20文字以内です。
より短い文章でユーザーに訴求する必要があるため、具体的な数字を含めたキャッチコピーにするなど、工夫しましょう。
4-4 コレクション広告
コレクション広告は、インビジュアル1枚と、その下に関連画像を4枚以上並べた構図で配信されるフォーマットです。
製品やサービスを閲覧したユーザーに購入を促すことに向いています。
カルーセル広告同様にビジュアル要素の強いフォーマットですが、ユーザーに広告をクリックさせるためには、テキストでも訴求するのが重要です。
テキストの推奨文字数は、「メインテキスト」が125文字以内、「見出し」が40文字以内です。
コレクション広告には、画像をタップするとフルスクリーンで表示される、「インスタントエクスペリエンス」の機能があります。
そのため、テキストコンテンツで画像のタップを促すと、ユーザーへの訴求力が高くなります。
Facebookの画像サイズについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
参照:【2024年最新版】Facebook広告の概要、画像サイズや文字数を解説
5.Facebook広告のクリエイティブ作成時の注意点
各フォーマットの特徴が分かったところで、クリエイティブ作成時の注意点を解説します。Facebook広告は画像とテキストを組み合わせた広告なので、それぞれの効果を最大限発揮するのがポイントです。
5-1 画像内テキストは20%未満に
広告配信する画像クリエイティブ内のテキスト要素は20%未満にしましょう。
以前は画像内のテキスト要素は20%以内にしなければならないとの要件がありましたが、現在は廃止されています。
そのため、テキスト要素が20%以上の画像でも配信可能です。
しかし、テキスト要素が多いと画像ビジュアルでの訴求が難しくなり、広告感も強くなります。
Facebook広告の公式ページには、「画像内のテキストは20%未満の方が広告パフォーマンスが良くなる」と記載されています。
テキスト要素の量に規制はありませんが、クリック等のアクションを誘導する文言だけを記載するようにしましょう。
5-2 メインテキストは3行
広告で設定するメインテキストは3行以内に収めましょう。
メインテキストの推奨文字数は125文字以内とされていますが、3行を超えると「もっと見る」ボタンをタップしないと表示されません。
訴求するために必要な情報は、3行以内で記載しましょう。
ただ、あえて3行目に気になる文章を記載し、ユーザーが「もっと見る」を押したくなるように仕向けるテクニックもあります。
どうしても3行以内でテキストを作れない場合は、このようなテクニックも活用してみましょう。
5-3 プレビューを確認する
広告配信前に、必ずプレビュー画面を確認しましょう。
推奨文字数内でテキストを作っても、プレビュー画面で見るとイメージしていた印象と違うことは多々あります。
また、意図しない場所での改行や、画像と組み合わせて見ると不必要と感じる文言があったりするので、プレビュー画面でどう表示されるかをチェックするのが重要です。
また、遷移先のURLが間違っていることもあるので、それぞれの画像に正しいURLが設定されているか、確認しましょう。
5-4 クリエイティブ変更は慎重に
広告クリエイティブは、出稿後にも編集できます。軽微な誤字脱字ならば修正して問題ありません。
しかし、クリエイティブの変更履歴は一般ユーザーにも公開されます。
したがって、あまりにも修正回数が多いと、広告を見たユーザーに不信感を与える可能性があるので注意してください。
また、配信後は機械学習による最適化が行われますが、クリエイティブが頻繁に変更されると最適化が進みません。
一度配信したクリエイティブは、明らかな誤りがない限りは変更しないようにしましょう。
どうしても他のクリエイティブで配信したい場合は、新しく広告キャンペーンを追加して配信する方法がおすすめです。
同じクリエイティブを配信し続けるとフリークエンシーが増加し、広告パフォーマンスが悪くなる傾向にあります。
そのため、クリエイティブを頻繁に変更するのではなく、定期的に追加していく方が良いでしょう。
5-5 レポートを確認する
広告レポートは必ず確認しましょう。
Facebookの広告マネージャで広告レポートを作成可能で、配信した広告のパフォーマンスを確認できます。
レポートでは主に次の項目を確認しましょう。
- インプレッション(広告表示された回数)
- リーチ(広告が表示された人数)
- フリークエンシー(一人のユーザーに対して広告が表示された回数)
- クリック(クリックされた回数)
- エンゲージメント(いいねやシェアなどの回数)
それぞれの広告がどれだけ「結果(コンバージョン数)」につながったかの把握が重要です。
また、CPC(Cost Per Click|クリック単価)、CPM(Cost Per Mille|インプレッション単価)が適正な範囲内で推移しているかを確認し、無駄な広告費用が消化されないように気を付けましょう。
6.まとめ
Facebook広告のテキスト文字数や作成時のポイント、各フォーマットの特徴や注意点をご紹介しました。広告は配信して終わりではありません。
レポートを確認し広告指標が悪ければ、クリエイティブを追加したり、ターゲティングを変更するなど、PDCAを回すことが重要です。
Facebook広告は攻略することができれば、かなり強い集客媒体になるため、ぜひチャレンジしてください。
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Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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