Facebook広告の費用相場は?料金の仕組みや課金方法、予算設定まで徹底解説! - (株)GMSコンサルティング

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2024.9.3

2024.10.7

Facebook広告の費用相場は?料金の仕組みや課金方法、予算設定まで徹底解説!

Facebook広告の費用相場は?料金の仕組みや課金方法、予算設定まで徹底解説!

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Facebook広告を始めてみたいけれど、どれぐらいお金がかかるのか、課金方式とかってどうなってるの、と悩む方も多いでしょう。

そこで、Facebook広告の費用相場の目安や費用対効果を高めるポイントをはじめ、料金の仕組みや課金方式を解説します。

Facebook広告を始めたい方や、始めたものの費用対効果がイマイチな場合でも必見の内容です。

ぜひ、参考にしてください。

 

 

Facebook広告の費用相場

 

 

Facebook広告は、少額から出稿可能です。しかし、実際にオークションをいくらから始めるべきなのかと悩まれる方も多いでしょう。

 

広告費は、少額から始めて少しずつ金額を大きくしていくのがおすすめです。金額が小さい場合は効果の検証が難しくなり、金額が大きい場合は、費用対効果が悪くなりやすい傾向にあります。

 

こちらでは、目安となるような費用相場を解説します。

 

①広告出稿の最低価格

 

広告出稿は、最低100円から可能となります。

 

クリック単価の場合は最低100円から、インプレッション単価の場合は広告が1,000回表示されるごとの最低価格が100円です。

 

設定した予算が少なすぎると、競合にオークションで負けてしまうので、クリック単価やインプレッション単価の費用相場の平均を知っておくことが大切です。

 

②平均クリック単価

 

平均クリック単価は、100~200円程度になっています。

 

例えば、広告費の予算が月10万円の場合は、1日あたりの予算は3,000円程度です。

 

クリック単価を100円とした場合は1日あたり30回程度、200円とした場合は1日あたり60回程度であれば、予算の範囲内に納まる仕組みです。

 

③平均インプレッション単価

平均インプレッション単価は、100~500円程度になっています。

 

例えば、広告費の予算が月10万円とした場合、1日あたりの予算は3,000円程度ですが、インプレッション単価が100円なら1日3万回ほど広告を表示できます。

 

インプレッション単価が500円なら1日6,000回ほど広告を表示できる仕組みです。

 

Facebook広告料金の仕組み

 

 

Facebook広告にはさまざまな課金方式がありますが、基本的には「インプレッション単価(CPM)」をもとに費用が決まります。

 

インプレッション単価とは、広告が1,000回表示されるごとにかかる費用のことです。広告がユーザーの画面に初めて表示されたときに1回としてカウントされます。

 

一般的なFacebook広告のCPMは、100円から500円ほどです。ただし、競合の状況や扱う商品によってこの金額は変動します。

 

その他の課金方法については、後ほど詳しく説明します。

 

Facebook広告の課金形式

 

 

Facebook広告には、「クリック課金」、「インプレッション課金」、「動画の再生課金」の3つの課金方式があります。

 

キャンペーンの目的によって、適用される課金方式が異なりますので、それぞれについて詳しく解説していきます。

 

①クリック課金(CPC)

 

クリック課金は、CPC(Cost Per Click)とも呼ばれる課金方式です。

 

広告がクリックされるごとに、オークション形式で決定した料金が課金されます。

 

メリットは、何回表示されても、クリックされない限りは課金されない点です。

 

デメリットは、関連性の低いユーザーからクリックされた場合や、誤クリックのケースでも課金されてしまう点です。

 

具体的には、以下のキャンペーンの目的が、クリック課金です。

 

目標

目的

検討

・トラフィック

・アプリのインストール

コンバージョン

・カタログ販売

 

 

②インプレッション課金(CPM)

 

インプレッション課金は、CPM(Cost Per Mille)とも呼ばれる課金方式です。

 

広告が1,000回表示されるごとに、オークション形式で決定した料金が課金されます。

 

メリットは、「いいね」やWebサイトへのアクセスなどのアクションが発生しても、課金されない点です。

 

ただし、クリックされなくても、表示回数によって料金が発生してしまい、コンバージョン(CV)に繋がりにくい点がデメリットです。

 

具体的には、以下のキャンペーンの目的が、インプレッション課金です。

 

目標

目的

認知

・ブランドの認知度アップ

・リーチ

検討

・トラフィック

・エンゲージメント

・アプリのインストール

・動画の再生数アップ

・リード獲得

・メッセージ

コンバージョン

・コンバージョン

・カタログ販売

・来店数の増加

 

③動画の再生課金(CPV)

 

動画広告の再生課金(CPV)は、動画を視聴する可能性が高いユーザーにたくさん広告を見てもらいたい場合に適しています。

 

課金設定は「ThruPlay」と「動画の2秒以上の継続再生」の2種類があり、動画広告を配信する際に選べます。

 

ThruPlayは、15秒以上動画が再生されたときに課金されます。(15秒未満の動画の場合は、最後まで再生されたら課金が発生します。)15秒という比較的長い再生時間なので、商品やサービスをしっかり理解してもらいたいときに向いています。

 

動画の2秒以上の継続再生は、その名の通り、動画が2秒以上再生された時点で課金されます。

 

このように、目的に応じて課金方式を選べるのが特徴です。

 

Facebook広告の予算設定方法

 

 

 

Facebook広告の予算設定方法は「アカウント上限予算の設定方法」、「キャンペーン上限予算の設定方法」、「広告セット上限予算の設定方法」、「通算予算の設定方法」の4通りあります。

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

 

①アカウント上限予算の設定方法

 

アカウント上限予算は、アカウント全体に対して設定できる予算管理の方法です。

 

複数のキャンペーンにわたってまとめて予算を管理したいときに役立ちます。キャンペーンごとに個別の予算設定をしない場合は、このアカウント上限予算の設定が便利です。

 

②キャンペーン上限予算の設定方法

 

キャンペーン上限予算は、広告キャンペーンごとに設定できる予算管理の方法です。

 

複数のキャンペーンを運用している中で、特定のキャンペーンに予算の上限を設定したい場合に使われます。

 

設定したキャンペーンの予算が上限に達すると、そのキャンペーン内の広告配信が自動的に停止します。

 

キャンペーンの予算設定は、パーティー全体の予算を決めるようなものです。

 

その予算は、食べ物や飲み物、エンターテイメントに振り分けられるイメージで、設定された予算はそのキャンペーン内のすべての広告セットに均等に配分されます。

 

③広告セット上限予算の設定方法

 

広告セット上限予算は、広告セットごとに細かく予算を設定する予算管理の方法です。

 

これは、家計で「食費」「交通費」「娯楽費」など、各費目ごとに予算を割り振るのに似ています。この設定により、広告セットごとのパフォーマンスを見ながら、最適な予算配分を柔軟に調整できます。

 

そのため、特に効果が高い広告セットに予算を集中させることで、効率的にキャンペーンを進めることが可能です。

 

④通算上限予算の設定方法

 

通算上限予算は、1ヶ月や1週間といった特定の期間で予算を設定することで、Facebookが最適な頻度で広告を配信してくれる予算管理の方法です。

 

基本的に、指定した期間内で予算が均等に使われるように調整されますが、状況に応じて特定の日や時間帯に配信量が増減することもあります。

 

そのため、日ごとの配信量にこだわらない場合、この方法が適しています。

 

Facebook広告の支払い方法

 

 

Facebook広告の支払い方法には、次の3つがあります。

 

  1. クレジットカード、デビットカード(クレジット機能付き)
  2. PayPal
  3. オンライン銀行振込

 

利用できるクレジットカードの種類は以下の4つです。

 

  • American Express
  • JCB
  • Mastercard
  • Visa

 

もし決済に失敗すると、広告配信が停止してしまいます。

 

たとえば、「クレジットカードの残高不足」や「銀行口座情報の入力ミス」などに注意が必要です。

 

支払いに関して不安がある場合は、Facebookの公式サイトにある問い合わせフォームからサポートを受けられます。

 

なお、地域によって利用できる支払い方法が異なる場合があるため、詳細はFacebookのヘルプセンターで確認することをおすすめします。

 

Facebook広告の最適な費用を知る方法

 

 

自社にとってどの程度の広告費が適切なのかを知りたい場合は、以下のような3つの方法があります。

 

  1. 事例から相場を探る
  2. 広告代理店へ依頼する
  3. 1日1万円以上がおすすめ

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

 

①事例から相場を探る

 

Facebookでは、広告ライブラリを提供しており、広告ライブラリを活用して相場を探ることが可能です。

 

Instagramを含むFacebookアプリ・サービスに掲載されている広告事例を、誰でも簡単に検索できます。

 

広告レイアウトに設置されているCTAから、実際にリンク先に飛べるため、競合他社がどのように活用しているかを調べられます。

 

CTA(Call To Action):自社ホームページを訪れたユーザーに購入や資料請求など、何かしらの行動を起こしてもらうための要素

 

②広告代理店へ依頼する

 

広告代理店を利用する場合は、クリエイティブの制作だけではなく、データ分析を依頼することも可能です

 

広告代理店は、広告の作成から運用を手掛けるだけでなく、データ解析のプロでもあります。

 

運用実績と分析データに基づき、目的に応じた最適な予算を導き出してくれる心強い存在です。

 

予算が限られている場合でも、予算内で広告効果を最大限にするための工夫を提案してくれるでしょう。 

 

しかし、広告代理店へ依頼する場合は、Facebookに支払う広告費だけではなく、最低3〜5万円程度の運用代行費が発生します。

 

費用が掛かるのがデメリットであると考える方は多いでしょう。ただし、クリエイティブの制作やデータ分析などのリソースを浮かすことができるという考え方もできます。

 

③1日1万円以上がおすすめ

 

広告費用は、業界・商品・サービスによって変わります。

 

一概に、いくら位がベストとは言えません。

 

しかし、テストするのであれば、1日1万円くらいの広告費を掛けると、さまざまなテストを行えるのでおすすめです

 

Facebook広告のメリットは、少ない広告費で始められることです。テストできる金額から始め、徐々に金額を上げていくやり方が良いでしょう。

 

費用対効果を高めるポイント5選

 

 

最後に費用対効果を高めるためにできる、5つのポイントを解説します。

 

5つのポイントは以下の通りです。

 

  1. オーディエンスを調整する
  2. 入札方法は「自動」推奨
  3. 広告ライブラリで他社の広告を調べる
  4. 広告文やクリエイティブを改善する
  5. 目的を明確にしてキャンペーンを選ぶ

 

これらは、Facebook広告を始める前にチェックしておきたい大切なポイントです。

 

現在、広告運用をしているけれど、費用対効果が低い方も、ぜひ参考にしてください。

 

①オーディエンスを調整する

 

Facebookは実名登録制のため、登録されているユーザー情報の信憑性が高く、ターゲティング精度が非常に高いと言えます。

 

ユーザーは、誕生日、性別、連絡先などの基本情報に加え、出身地や現在・過去の居住地域、学歴、職歴、交際ステータス(独身・交際中・既婚など)、趣味などの詳細な情報をプロフィールに登録できます。

 

Facebook広告には、以下の3種類のターゲティングがあり、狙いたいターゲット層に対して的確にターゲティングを行うことで、ユーザーへ効率的なアプローチが可能です。

 

詳細なターゲティングができる点がメリットですが、ターゲティングを細かくしすぎると、配信ボリュームが少なくなってしまうので注意しましょう。

 

Facebook広告のターゲティングの種類

 

コアオーディエンス

地域や年齢、性別など基本情報や詳細ターゲット設定(興味・関心など)、つながり(ページへのいいね!やアプリの利用状況など)により設定したユーザー層

カスタムオーディエンス

顧客やWebサイトの訪問者など自社のビジネスに接触したことのあるユーザーのうち、Facebook上のデータとマッチしたユーザー層

類似オーディエンス

カスタムオーディエンスと類似しており、ビジネスに関心を持つ可能性が高いユーザー層

 

②入札方法は「自動」推奨

 

Facebook広告の入札方法には、手動入札と自動入札があります。

 

予算を最大限に活かしつつ、広告枠を取りたいなら、自動入札がおすすめです。

 

自動入札は、予算の範囲内での目標に対し、効果が最も大きくなるように入札が行われる方式なので、予算を効率的に使えます。

 

ただし、目標の達成が優先されます。高額な広告枠にも入札が行われる場合があるので、注意が必要です。

 

手動入札は、全てのオークションで入札価格に上限を設定する方式で、自動入札よりも予算を最適化できる可能性がありますが、手間が掛かってしまうデメリットがあります。

 

広告運用に慣れていないうちは、自動入札で始めるのがおすすめです。

 

③広告ライブラリで他社の広告を調べる

 

先にご紹介したとおり、Facebookでは広告ライブラリを提供しています。

 

広告ライブラリでは、FacebookやInstagramのアプリ・サービス上で掲載されている、アクティブな広告表示が可能です。

 

広告ライブラリでは、Facebookのいいね数、Instagramのフォロワー数、掲載中の広告クリエイティブなどを確認できます。

 

ターゲット層や予算、入札戦略は表示されませんが、他社がどの配信面にどのような広告を、いつから配信しているか、ユーザーがどのようなアクションをしているかなどが把握できます

 

自社の成果が上がらずに競合が成功している場合は、競合を参考にすることで、どのようなクリエイティブならエンゲージメントが高まるのかを研究し、改善しましょう。

 

④広告文やクリエイティブを改善する

 

広告のクリック率(CTR)や表示回数が少ない場合は、魅力的な広告でない可能性があり、広告文やクリエイティブを改善した方が良い場合があります

 

広告文はユーザーの興味を惹ける文章、クリエイティブはインパクトがあることが大切です。バナーや広告文、Webサイトなどを最適化するために実施する「ABテスト」などを活用し、改善をしていくと費用対効果は高められます。

 

⑤目的を明確にしてキャンペーンを選ぶ

 

費用対効果を高めるためには、ターゲットに対して、どのような目的で広告を掲載するかを決めるキャンペーンの設定が重要です

 

同じ広告やターゲットでも、キャンペーンが異なれば、結果や費用は異なるからです。

 

Facebook広告では、以下のように目的に応じた11種類のキャンペーンを設定できます。

 

フェーズ

キャンペーンの目的

Facebook広告の詳細

認知

ブランドの認知度アップ

ビジネス、ブランド、サービスへの認知度を高める

リーチ

できるだけ多くの利用者に広告を表示する

検討

トラフィック

Facebookから、自社のウェブサイトのランディングページ、ブログ投稿、アプリなど指定したURLへと利用者を誘導する

エンゲージメント

投稿にエンゲージメントする可能性の高い利用者にリーチできる

アプリのインストール

自社アプリに誘導する

動画の再生数アップ

動画を視聴する可能性の高いFacebook利用者に、動画広告を配信する

リード獲得

ニュースレターへの登録など、商品に興味を持った利用者から情報を収集する広告を作成する

メッセージ

Messenger、Instagram Direct、WhatsAppで利用者とつながり、ビジネスへの関心を促す

コンバージョン

コンバージョン

ビジネスのサイト上で、利用者に特定のアクションを促す

カタログ販売

Eコマースストアのカタログの商品を掲載して、売上を増やす

来店数の増加

近隣の利用者に実店舗の所在地を宣伝し、来店数の増加を促す

 

同じ予算でも、低価格で掲載しやすいキャンペーンなら、幅広いユーザーに広告を見てもらえるでしょう。

 

高価格なキャンペーンでも、効果が出れば、売上アップや来店数の増加が見込めます。目的や戦略を明確にして、キャンペーンを選ぶことが大切です。

 

まとめ

 

ここまで、Facebook広告の費用相場について解説してきました。

 

Facebook広告は、多くのユーザーに効率よくリーチできる非常に有効な手段です。ただし、その費用は、広告の目的やターゲット層、地域などによって大きく変動します。

 

適切な予算設定、精度の高いターゲティング、そして魅力的な広告クリエイティブを組み合わせることで、最大限の効果を引き出すことができます。

 

まずは実際に広告を運用し、その結果をもとに改善を重ねることで、長期的に安定した成果を得られるようになります。

 

また、Facebook広告の費用は、設定した予算と選んだ課金方式によって決まります。

 

採用する課金方法や予算設定のアプローチは、広告の目的に応じて異なります。そのため、まずは「誰に」「どのような広告を届けたいか」という目的を明確にすることが大切です。

 

この記事を参考に、自社に最適なFacebook広告の予算を計画してみてください。

 

Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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