【図解】LINE広告とは?特徴や配信面、運用のコツまで徹底解説 - (株)GMSコンサルティング
【図解】LINE広告とは?特徴や配信面、運用のコツまで徹底解説

【図解】LINE広告とは?特徴や配信面、運用のコツまで徹底解説

2022.2.7

コミュニケーションアプリの「LINE」は、年齢を問わず、多くの人に利用されている国民的アプリです。多くの人が目にするLINEを使って、広告を配信したいという方も多いでしょう。そこで、LINE広告の特徴をはじめ、始め方や注意点を詳しく解説します。成果を上げるポイントなども紹介しているので、LINE広告が伸び悩んでいると感じる方も、ぜひ参考にしてください。

 

 

1.LINE広告の特徴

 

 

LINE広告の3つの特徴について解説します。

 

 

1-1 ユーザー層

 

月間利用者数が8,600万人*1にものぼるLINEは、多くの人が利用しているSNSです。総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」*2によると、10代から60代までの利用率は90.3%となっています。同調査において、Twitter・Instagramは42.3%、Facebookは31.9%であることから、他のSNSに比べても突出して利用者が多いことが分かります。また、年代別で注目したい数字は、20代から40代の利用率が95%以上ということです。LINE広告は、8,600万人以上のさまざまな年齢層のアクティブユーザーにリーチできるだけではなく、20代から40代の95%以上にもリーチできるという強みもあります。

 

*1出典:LINE for Business「LINE Business Guide 2021年1月-6月期」

*2出典:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

 

 

1-2配信面が豊富

 

LINE広告は、LINEやLINEに付随するサービスに配信できます。LINE内のさまざまな画面への配信に加え、その他のLINEのサービスに対しても配信可能です。LINEの豊富な配信面は以下のとおりとなります。

 

 

 

1-3精度の高いターゲティング

 

LINE広告は、精度の高いターゲティングを行うために、さまざまな取り組みを行っています。以下のような機能やデータを活用することで、より精度の高い配信が可能になっています。

・広告のターゲットや目的に応じた、さまざまなターゲティングや配信機能

・友だち追加されたユーザーの「メッセージ開封」「クリック」などのアクションデータ

・LINEの各サービスから得られたデータを横断的に活用した「クロスターゲティング」機能

 

LINE広告のターゲティングについて詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

2.LINE広告の広告フォーマット

 

LINEやLINEの各種ファミリーサービスは、スマートフォンで閲覧されるアプリです。こちらでは、広告フォーマットとなる画像・動画・カルーセルについてご紹介します。

 

 

2-1 画像

 

LINE広告の静止画のフォーマットは「Card(1200 x 628px)」と「Square(1080 x 1080px)」の2種類あり、以下の配信面に対応しています。

・トークリスト

・LINE NEWS

・タイムライン

・ウォレット

・LINEマンガ

・LINE BLOG

・LINEポイントクラブ

・LINEショッピング

・LINEチラシ

静止画は動画と比べて制作コストが低いので、訴求先によって複数のクリエイティブを作り分けしやすいのが特長です。LINE広告では、クリエイティブのタイトルやディスクリプションの文字数などを規定した入稿規定があるので、制作前に必ず確認しましょう。

 

 

2-2 動画

 

LINE広告の動画のフォーマットは「Card(画面比率16:9)」と「Square(画面比率1:1)」と「Vertical(画面比率9:16)」の3種類あります。「Vertical」は動画専用(画面比率9:16)のフォーマットです。「Vertical」はショート動画などが楽しめる動画プラットフォーム「LINE VOOM」に対応しており、LINE VOOM上では3:4の比率となって、上下が切れた状態で表示されます。画面下部に字幕などを入れる場合は注意が必要です。ユーザーが画面をタップすると、9:16の全画面表示に切り替わります。「Card」「Square」「Vertical」は以下の配信面に対応しています。

 

 

 

2-3 カルーセル

 

カルーセルは、1つの広告枠にスライド式で画像を最大10点掲載できる広告フォーマットです。ユーザーの閲覧履歴に基づき、興味が持たれそうな特定商品を広告表示するLINE Dynamic Ads、LINE VOOM、LINE NEWSの一部、LINE BLOG、LINEポイントクラブに対応しています。

 

LINE広告のクリエイティブについて詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

3.LINE広告のターゲティングの種類

 

 

LINE広告には、多数のターゲティング方法があります。主要ともいえる3つのターゲティングについて解説します。

 

 

3-1 LINEデモグラフィックデータ配信

 

年齢、性別、地域、興味関心などでターゲットを指定して配信できる方法です。地域については、市区町村別でのセグメントだけでなく、2020年4月からは特定エリアの半径レベルにおけるターゲティングもできるようになりました。

利用するデータは、LINEの登録データに加え、LINEのネットワーク内での行動履歴・スタンプの購入履歴・LINE公式アカウント・LINE@の友達登録の履歴などで分類された「みなし属性」を基に判別しています。配信対象となるユーザーの属性や興味を推測してターゲティングできるので、アクションにつながりやすいユーザーに広告を配信できます。

 

 

3-2 オーディエンス配信

 

広告主のユーザー情報を利用して、配信対象となるユーザーをセグメントできる方法です。以下のような種類があります。

・ウェブトラフィックオーディエンス

広告配信の成果やサイト訪問数などを測定できる「LINE Tag」のトラッキング情報を基にオーディエンスの作成ができます。特定のWebサイトにアクセスしたことがあるユーザーのオーディエンス、Webサイト内で購入などのイベントに基づいたオーディエンスの作成が可能です。ECサイトに一度アクセスしたものの、商品購入に至らなかったユーザーに対して広告を配信する場合などに活用できます。

・モバイルアプリオーディエンス

アプリ内で特定のアクションを起こしたユーザーのオーディエンスを作成します。イベントは「インストール」「商品閲覧」など11種類から設定可能です。アプリをインストールしたユーザーに対して、キャンペーンのお知らせなどを配信するときなどに活用できます。

・IDFA/AAIDアップロード

広告主が保有しているOSがインストールされたデバイスごとに付与される固有のID「IDFA/AAIDデータ」をもとにオーディエンスを作成します。

・電話番号アップロード

・メールアドレスアップロード

広告主が保有している顧客の電話番号やメールアドレスを基にオーディエンスを作成します。既存顧客のターゲティングとなり、新商品情報やキャンペーンの配信などに活用できます。

・LINE公式アカウントの友だちオーディエンス

広告主のLINE公式アカウントを追加している、またはブロックしているユーザーのオーディエンスを作成します。LINE公式アカウントの友だちが対象で、LINE広告ならではの特徴的なオーディエンスです。

・動画視聴オーディエンス

過去に配信した動画広告から特定の動画素材を選択し、視聴ユーザーのオーディエンスを作成します。再生率は、視聴3秒、25%、50%、75%、95%、視聴完了の中から指定可能です。動画広告の視聴時間が長かったユーザーは、商品に対する関心を持っていると考えられるので、さらに広告を配信すると効果が高まります。

 

 

3-3 類似配信

 

コンバージョンオーディエンスやアップロードした顧客情報に類似したユーザーを、LINE内で新たに探して配信します。オーディエンスサイズは、自動もしくは1〜15%から選択可能です。類似性が高いほどユーザーがアクションを起こす可能性が高まります。ただし、類似性が高い場合はオーディエンスサイズは小さく、リーチできる人数が限られます。類似性が低いほどユーザーがアクションを起こす可能性は下がりますが、オーディエンスサイズは大きく、配信母数が増えます。

 

 

4.LINE広告の課金方式

 

多くの人にリーチでき、細かなターゲティング設定ができるLINE広告ですが、費用がどのくらい掛かるのかが最も気になる点になるでしょう。LINE広告の課金方式は、以下の3種類とシンプルです。課金方式それぞれの特徴についてご紹介します。

 

 

4-1 クリック課金

 

クリック課金(CPC)とは、広告がクリックされた数に応じて課金される方式です。LINE広告では、画像広告を出稿した場合はクリック課金方式となります。課金が発生するタイミングは、クリック先のサイトに遷移したタイミングです。興味を持ったユーザーがクリックすることで課金されるので、興味を持っていない人に対して費用が発生しない点はメリットといえるでしょう。ただし、単価が高いこと、誤クリックされると費用が発生することがデメリットです。

LINE広告の価格は入札形式(オークション)で決まります。最低入札価格は低いものの、競合が多いジャンルだと低価格では落札できません。事前に競合や業界の相場価格を調査することが大切です。予算以上の価格になりそうな場合は、出稿を再検討する必要もあります。

 

 

4-2 インプレッション課金

 

インプレッション課金(CPM)とは、広告が表示された回数に応じて課金される方式です。LINE広告では、動画広告を出稿した場合はインプレッション課金となります。動画画面が100%表示されるごとに1回とカウントされ、1,000回表示されると課金が発生する仕組みです。動画広告は、最大数のインプレッションを得られるように配信されるので、インプレッション課金を選ぶとより多くのユーザーに配信できるという点がメリットといえます。しかし、ユーザーをサイトに誘導できても、できなくても課金されるという点がデメリットです。

 

 

4-3 友達追加

 

友だち追加課金とは、LINE公式アカウントの友だちを集めたいときの課金方式です。広告を通じて獲得したLINE公式アカウントの「友だち」数に応じて課金されます。課金が発生するタイミングは、ユーザーが「友だち」追加したタイミングです。広告主の商材に高い興味関心がある濃い見込み客を集められるという点がメリットになります。

 

LINE広告の費用について詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

5.LINE広告の始め方

 

仕組みや費用が分かったところで、早速LINE広告の始め方をチェックしてみましょう。オンラインでの申し込みが可能なLINE広告のサービスの申し込みから、配信までに必要な6つのステップについて順を追ってご紹介します。

 

 

5-1 LINE Business IDの発行

 

LINE広告を利用するには、LINEのビジネス向けサービスを利用するために必要な「LINE Business ID」の取得が必要です。まずは、LINE公式ポータルサイトから「オンライン申し込み」をクリックし、メールアドレス登録をクリックして入力します。登録したメールアドレスに登録用URLが届くので確認した後、利用規約への同意をすれば管理画面へのログインが可能になります。

LINE Business IDは、LINEアカウントでも登録可能です。しかし、LINEアカウントでの登録は、個人のLINEアカウントと紐付けることになります。LINE広告では、ビジネス利用でLINE Business IDを作成する場合は、メールアドレスで登録することが推奨されています。

 

 

 

5-2 LINE公式アカウントの作成

 

商材等を登録するときに利用する広告アカウントを作成する際には、LINE公式アカウントを入力しなければなりません。LINE公式アカウントを持っていない場合は、事前にLINE公式アカウントを作成しておきましょう。

LINE公式アカウントは誰でも開設できますが、認証済・未認証アカウントの違いがあるので注意が必要です。「認証済アカウント」とは、LINEの審査を通過することで取得できます。アカウントバッジが付与され、LINEアプリ内での検索結果に表示されるようになる、請求書決済が可能になる、月々の支払いの利便性が上がる、販促用ポスターなど便利なグッズを手に入れるなどのメリットが得られます。

「未認証アカウント」は審査不要ですぐに開設可能です。ただし、LINEアプリ内で検索結果に表示されることはありません。アカウント検索の際にIDで検索しなければアカウントが表示されることがないため、ビジネス展開は難しいというデメリットがあります。認証済アカウントの審査は時間が掛かるので、LINE公式アカウントは早めに作成しておきましょう。

 

 

5-3 広告アカウントの作成

 

LINE Business IDを作成したら広告アカウントの作成を行います。広告アカウントとは、LINE広告の広告配信を管理するためのアカウントです。広告を配信したい商品やサービス別に、企業名や公式サイトのURLなどの基本情報を登録して作成していきます。承認された広告アカウントは、削除することができないので注意が必要です。また、広告の正式名や広告WebサイトURLの遷移先のサービス名の名称が、一字一句一致していないと審査が通りません。複数の広告アカウントをまとめて管理する際は、「グループ」の作成を行うことができます。

 

 

 

5-4 クレジットカードの登録

 

オンラインで開設したアカウントの支払いには、クレジットカードを使った決済が可能です。以下の手順でクレジットカードを登録します。スマートフォンからの操作では、クレジットカードの登録ができない場合があるので注意しましょう。

1:ユーザートップからクレジットカードを登録したい請求先情報が紐付いているグループもしくは広告アカウントを開きます

2:広告マネージャー画面左上の「≡」をクリックし、「設定」の「請求と支払い」をクリックします

3:請求先一覧で、クレジットカードを登録したい請求先名をクリックします

4:「クレジットカードを追加」をクリックし、カード番号や有効期限などの必要情報を入力します

利用可能なクレジットカードブランドは以下のとおりです。デビットカード、プリペイドカード、海外のカード会社が発行するクレジットカードは利用できません。

・VISA

・Mastercard

・アメリカン・エキスプレス

・JCB

・ダイナースクラブ

 

 

5-5 画像とタグの設置

 

作成したメディア(広告クリエイティブ)を、入稿(アップロード)します。LINE広告では、配信される全ての広告、クリエイティブに関して必須で定められているルールがあるので、メディアガイドラインに沿ったものになっているか、必ず確認してから入稿しましょう。

次に、配信効果を測定するためのタグ「LINE Tag」をランディングページに設置します。LINE Tagは、ユーザーの行動を計測する全ページに設置する「ベースコード」、コンバージョンを計測するページに設置する「コンバージョンコード」、そしてイベントの効果測定など、ユーザーを自由にラベリングできる「カスタムイベントコード」の3種類です。

 

 

5-6 配信設計

 

次は、実際に広告配信を行うための配信設計を進めます。手順は以下のとおりです。

1:広告マネージャ、キャンペーン内の「+キャンペーンを作成」を選択

2:キャンペーンの目的(Webサイトへのアクセス、Webサイトコンバーション、アプリのインストール、アプリのエンゲージメント、動画の再生)を選択

3:基本情報でキャンペーン名、ステータス、掲載期間を設定

なお、キャンペーンは300個が作成上限です。キャンペーンの目的の入力は、一度作成すると変更できないので注意しましょう。

 

 

6.LINE広告開始前に知っておくべき3つのこと

 

 

ライン広告には広告審査ガイドラインや掲載不可の商材がいくつかあります。「こんなはずではなかった」と後悔する前に、事前に知っておくべき3つのポイントについてチェックしておきましょう。

 

 

6-1 審査が厳しい

 

LINE広告を出稿するには、広告アカウント審査、クリエイティブ(メディア)審査、広告審査の3つの審査を通らなければなりません。審査は、LINEが独自に定めた基準によって行われます。基準を満たしていないと判断された場合は、広告の配信ができません。

広告アカウント審査では、入力の間違いや、設定の条件を満たしているかどうかが確認されます。一字一句まで確認されるなど、審査は厳しくなっているので注意しましょう。メディアとの整合性も確認される事項です。統一表現・表記のガイドラインを作成し、担当者やクリエイターと共有しておくと良いでしょう。

広告アカウント審査の対象*1

・請求先情報

・広告主情報

・商材情報

・基本情報

クリエイティブ(メディア)審査とは、広告として配信される画像や動画の審査です。動画や画像がユーザーに不快感を与えないかどうか、LINEのロゴなどを利用してLINEが提供するサービスだと誤認されないかなども確認されます。クリエイティブ(メディア)審査では、以下の項目が主にチェックされます。

・作成した広告・ランディングページ(遷移先)の内容に不備がないか

・広告やランディングページ(遷移先)の内容が有用性に欠けていないか

・見る人によっては不快に感じる可能性がある表現がないか

・広告として適さない表現がないか

クリエイティブ(メディア)審査の対象*2

・画像

・動画

・アプリ

 ・プラットフォーム

 ・アプリ名

 ・ストアURL

広告審査は、訴求する商品及び、クリエイティブと合わせて遷移先のランディングページやアプリの審査が行われます。広告のテキスト内容だけでなく、広告のタイトル・ディスクリプションも広告審査の対象です。

広告審査の対象*3

・画像/動画/カルーセル

 ※メディアより登録したもの

・タイトル

・ディスクリプション

・アクションボタン

▼Web

・ランディングページ

・リンク先URL(任意)

▼アプリ

・アプリ

 ※メディアより登録したもの

・遷移先

*1*2*3 出典:LINE for Business「LINE広告審査ガイドライン」

 

LINE広告の審査について詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

6-2 掲載不可な商材

 

LINE広告では、以下の業種やサービスにあたる商材は掲載不可です。Googleなどのリスティング広告では可能な商材であっても、LINEでは出稿できない場合があります。LINE広告で出稿できない業種・サービス*は以下の通りです。あくまで一例なので、記載のないケースでも断られることがあります。

・宗教関連

・ギャンブル関連、パチンコ等(公営競技・公営くじは除く)

・アダルト関連

・出会い系、マッチングサイト等(一部当社が認めた場合を除く)

・連鎖販売取引

・探偵業

・たばこ、電子タバコ

・武器全般、毒物劇物

・政党

・公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部当社が認めた場合を除く)

・生体販売

・整骨院、接骨院、鍼灸院等

・未承認医薬品⋅医療機器等

・消費者金融などの貸金業、質屋(一部当社が認めた場合を除く)

・ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)

・募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達(一部当社が認めた場合を除く)

・その他弊社が不適合と判断した業種⋅業態、商品⋅サービス

また、以下の商材は広告掲載によって規制や基準があります。どのような規制や基準があるのか、詳細について知りたい場合は、LINE広告審査ガイドラインで確認しましょう。

・薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品

・食品、健康食品

・医薬品、医療機器

・健康器具、美容関連器具(雑貨)

*出典:LINE for Business「LINE広告審査ガイドライン」

 

 

6-3 最低目標コンバージョン単価

 

コンバージョン単価(Cost Per Acquisition:CPA)とは、リスティング広告など、Web上の広告を通じて得られる成果1件あたりに掛かった費用です。LINE広告は、出稿費用が決まっている純広告と異なり、運用型広告なので、広告枠の価格はオークション方式で決定します。あまりに安い金額で入札してしまうとオークションに勝てないので、目当てのユーザーに広告を表示させることができません。

そこで、広告主の多くが自動入札(自動最適化配信)を利用します。自動入札は、機械が配信結果を基に学習して、目標単価に近づけるように入札調整を行います。自動入札の場合、CPAの最低入札単価は1,200円です。目標CPAが1,200円以下の場合は、最適化しづらいので注意しましょう。

 

 

7.LINE広告で成果を上げる3つのポイント

 

 

LINE広告の運用は確認することが多く、成果を上げるために何を参考にすれば良いか分からないという人も多いでしょう。こちらではLINE広告の成果が上がる3つのポイントをご紹介します。運用を始めてから思い通りの成果が出ないという方も、ぜひ参考にしてください。

 

 

7-1 配信面に合わせたクリエイエティブを作成

 

LINE広告では、配信面に合わせてクリエイティブを作成することが大切です。静止画の場合は「シンプルで目立つ」広告が、ユーザーの目に留まりやすいでしょう。LINE広告はスマートフォンで表示されるので、訴求ポイントが目に入りやすいクリエイティブが重要です。また、タイトルや広告見出しには「〇〇にお悩みの方へ」というような具体的なターゲットを意識した言葉を入れたり、「無料でお試し!」などユーザーに響く訴求ポイントを入れたりするとユーザーの目に留まりやすくなります。動画の場合は、冒頭の3秒でユーザーの興味・関心を喚起できるかが重要です。冒頭のシーンで訴求ポイントを必ず盛り込みましょう。

 

 

7-2 ターゲットの見直し

 

LINE広告は、設定によっては効率が悪い配信面や、効果が出ないLINE利用者に配信してしまうケースもあります。効率の悪い配信を継続すると、成果が上がらずに配信コストのみが増えるので、ターゲットの見直しが必要になります。年齢層・性別に限定性のない商材やリターゲティングをする場合に、性別や年齢をターゲティングすることは配信機会の損失にもつながるので注意しましょう。レポートの配信実績で年齢毎の対費用効果を見直し、対費用効果の低い年齢の除外を検討するのも1つの手です。また、地域セグメントの設定が重要な広告の場合は、地域セグメントの見直しを行ってみましょう。

 

 

7-3 CVポイントの見直し

 

LINE広告で成果が出ないときは、CVポイント(コンバージョンポイント)に問題があるケースが頻繁に見受けられます。例えば、コンバージョンポイントが「商品の購入」のケースでコンバージョンに至らないのであれば、まずは「商品の認知」に重点を置くなど、CVポイントの見直しを行うのも良いでしょう。

CVポイントの見直しを行うと、フォーマット自体の変更も必要になるケースがあります。例えば、商品購入を目的とした静止画から商品の魅力を伝える動画に変更するなど、CVポイントに応じて、商品の魅力が最大限に活かせるクリエイティブ作りを目指しましょう。

 

 

8.まとめ

 

日本国内において、10代から60代までの利用率が90%以上にものぼるLINEは、多くの人にリーチできる注目の広告媒体です。審査が厳しいなど難しいと思われる面もありますが、事前に提示された条件でクリエイティブを作成すれば問題ありません。今回は、LINE広告の特徴や始め方、課金方式などについて解説しました。注意点などもご紹介したので、LINE広告を検討する際に参考にしてください。

【図解】LINE広告とは?特徴や配信面、運用のコツまで徹底解説

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