Instagram広告にFacebookページ連携せずにビジネスプロフィールを設定する方法を徹底解説!
2023.9.15

画像や動画投稿が可能なだけでなく、広告媒体として注目されているのがInstagramです。
アカウント不要で広告掲載できるだけでなく、Facebookと連携しビジネスツールとして利用されています。
Facebookは若年層のターゲット取得には向いていないため、企業側にはデメリットもありました。
今回はInstagram広告にFacebookページ連携をせずにビジネスプロフィールを設定する方法を解説していきます!
画像や動画投稿が可能なだけでなく、広告媒体として注目されているのがInstagramです。
アカウント不要で広告掲載できるだけでなく、Facebookと連携しビジネスツールとして利用されています。
Facebookは若年層のターゲット取得には向いていないため、企業側にはデメリットもありました。
今回はInstagram広告にFacebookページ連携をせずにビジネスプロフィールを設定する方法を解説していきます!
目次
ビジネスプロフィールとは
企業がInstagramを利用して広告運用するための機能をプラスしたのが、ビジネスプロフィール(プロアカウント)です。
一般アカウントでは利用できない機能が搭載されており、個人アカウントからビジネスプロフィールへの移行は簡単にできます。
アフェリエイターなども、インスタ広告のためにプロアカウントを利用します。
ビジネスプロフィールにすれば、企業情報が掲載できるようになるので、自社のLPやwebサイトへの誘導も可能です。
ユーザーとの距離が近くなるため、ダイレクトに意見を聞く、アンケートで答えてもらうこともできます。
コメント欄でのコミュニケーションよりも、最新情報をいち早く届けられるなど企業側に大きなメリットをもたらします。
これまでFacebookページを持たない企業は、ビジネスプロフィールに設定できませんでした。
Facebookは、メインユーザーである30代から40代に、効率的にアプローチできる広告媒体です。
出稿費も安くフォーマットも多いだけでなく、目的に合わせて広告が最適化されるのでコンバージョン確率が高くなります。
Facebookと連携しているホームページやアプリにも広告は出せますが、リスティング広告などと比較すると、ターゲットが限定されてしまうのがデメリットです。
また、成果の持続時間が短いために、Facebook運用を必要としない企業もあります。
その場合でも、Facebookページを作成しなければ、Instagramのビジネスプロフィールが作れなかったのです。
個人では簡単に作れるアカウントですが、企業がSNSアカウントを作成するには社内で承認を得なければなりません。
現在では、仕様変更のためFacebookページなしで、ビジネスプロフィールが作成できるようになりました。
Instagramのビジネスプロフィールのメリット
ビジネスプロフィールでInstagramのアカウントを利用すると、インスタ広告に有益な運用がしやすくなります。
具体的にどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。
Instagramのビジネスプロフィールのメリット1.広告作成ができる
Instagramは比較的幅広い年代にアプローチできるため、注目度の高い媒体になりました。
画像やショートストーリーなどを使った情報発信ができ、ハッシュタグを活用すると暮らしのアイデアなどが得られるでしょう。
ショッピング機能を強化したため、消費行動との結びつきが強くなり、Instagramを通じて買い物をするユーザーが増えています。
インスタ広告は低予算で出稿でき、予算がなくなれば停止されるので、無駄な費用を使わずに気軽に始められます。
出稿途中で予算を増減したり、広告を差し替えたりなどにも対応しているので、成果を確認しながら施策を改善できるのが特徴です。
幅広い年齢層が利用しているInstagramでは、ターゲットや目的に応じて広告フォーマットを使い分けられます。
動画広告はもちろんですが、アンケート方式を使いユーザーとの距離を縮めてLPサイトに誘導するなど豊富な機能が利用できます。
インスタ広告の目的やターゲットを設定すると、自動で広告予算が決定されるので、あとは出稿するだけと簡単です。
Instagramのビジネスプロフィールのメリット2.インサイト機能の活用ができる
広告は企業の魅力をユーザーに届けるだけでなく、ブランディングにつなげられる点が重要です。
そのためには、どのようなサービスや商材に興味があるのか、求められるサービスについて調査・分析しなければなりません。
Instagramの分析ツール「インサイト」を使えば、どの広告が評判が良いのか、求めているユーザー層などをデータで確認できます。
Instagramユーザーの半数以上が、商材やサービスの情報をInstagram上で得ているだけでなく、投稿からwebサイトを訪問しています。
これは画像や動画を見ると商品のイメージがつかみやすいため、投稿しているインフルエンサーによる影響力も関係してるようです。
フォロワー同士で話題にしたり、拡散されたりなど潜在層にもアプローチができます。
インサイトでは、いくつかの情報を得られますので、ビジネスプロフィールを利用してデータ分析に役立てましょう。
アカウント数
投稿を閲覧したデータがチェックできるので、興味を持ってもらえたのか、そうでないかがわかります。
フォロワー数に近い数字がカウントされていれば、ターゲットが興味を持っているため、ブランディングに繋がりやすいと言えるでしょう。
数字が増えるほど、拡散されている可能性も高くなるので、データの1つとして参考にしてみましょう。
シェアコンテンツ
Instagramでは、投稿・ストーリーズ・リールを他のコンテンツに表示できる機能があります。
シェアコンテンツを使うと特定期間における、投稿コンテンツの反応の良さなどについて分析できます。
投稿コンテンツに対する反応率が悪くなっている時などには、過去を振り返って成功要因を分析してみましょう。
オーディエンス
フォロワー情報が確認できるため、ターゲット層が投稿や広告を見ているのかを判断できます。
ターゲット層に届いていれば、広告効果はあり成功につながりますが、そうでない場合には施策の見直しが必要かもしれません。
ターゲット層を変更した方が良いのか、幅広い層にアプローチして新規顧客の流入を狙うべきかなど考えていきましょう。
現状を把握し、利益に繋げるにはどのようなアプローチが必要かを判断するためにも、オーディエンスは大切です。
インサイト
フィードに投稿・ストーリーズのインサイトをコンテンツから閲覧できます。
リーチ機能では投稿に興味を持っているユーザー数、プロフィールを閲覧した人数などがデータとして残ります。
インサイトを利用すれば、閲覧されたコンテンツをチェックして、広告効果のデータ収集ができるでしょう。
複数の広告を出した場合、どの投稿にユーザーが興味を示したかがわかりやすくインプレッション数などを確認できます。
Instagramのビジネスプロフィールのメリット3.アクションボタンを設置できる
アクションボタンには、URLリンクを設置できるので、企業のサービスとユーザーが直結しやすくなっています。
Instagramで気に入ったサービスや商材・店舗を見つけた場合は、Googleなどを利用して検索しなければなりませんでした。
ビジネスプロフィールにアクションボタンを設置すれば、サイトに移動し商材やサービスの
購入などユーザーの行動を促せます。
アクションボタンユーザーが離脱する確率を減らし、企業やサービスの認知獲得、売上の向上を狙えます。
カゴテリー |
利用できるサービス |
食べ物を注文 |
飲食店のテイクアウト(パートナーサービス) ・Uber Eats ・Menu ・Chompy ・Ratty ・PayPayピックアップ ・Order Togo ・Osage Go ・/Diny to Go ・出前館 ・ヒトサラ ・Picks ・Table Check ・EPARK テイクアウト ・トレタ テイクアウト (2023年8月現在) |
予約する |
パートナー企業(ヘアサロンなど) ・BeautyMerit(ビューティーメリット) ・EPARKビューティー ・minimo(ミニモ) ・かんざし (2023年8月現在) |
席を予約する |
飲食店予約 ・ぐるなび ・ヒトサラ (2023年8月現在) |
食べ物を注文
Instagramと提携する12のデリバリーサービスに登録していれば、アクションボタンから注文できます。
予約する
ヘアサロンやネイルサロン・エステなど、美容関係のお店は予約が必要になります。
ビジネスプロフィールにアクションボタンを設置すると、ユーザーは予約状況を簡単に把握できるようになります。
パートナー企業と提携すれば、ユーザーの流入が期待できるでしょう。
席を予約する
店内の様子やメニュー投稿は、ユーザーの関心を引きやすくアクションにつなげやすくなります。
タップすると予約ページに遷移するので、日時や人数を指定すれば店舗予約が完了です。
予約確認がインスタでできる・来店の可能性が高まるなどもメリットがあります。
Instagramのビジネスプロフィールのデメリット
ビジネスプロフィールは、認知獲得やクロージングにつながるので広告成果が出やすい方法です。
Facebookアカウントがなくても、簡単にビジネスプロフィールに移行し利用できますが、デメリットもあります。
具体的にどのようなデメリットがあるのかを見ていきましょう。
Instagramのビジネスプロフィールのデメリット1.関連付けたFacebook以外の使用ができない
Facebookとひも付けすると、Instagramの投稿やインスタ広告をシェアできます。
InstagramとFacebookでは、利用者の年齢や目的も異なるため、幅広い年齢層にアプローチが可能です。
お互いの機能を使うと、細かいデータを取集できるのもメリットと言えるでしょう。
Facebookを開設する場合には、メールアドレスか電話番号・パスワード・個人情報(企業情報)が必要です。
なりすまし防止のために、情報を事細かに登録しますが、一度関連づけたFacebookアカウント以外でInstagramのシェアはできません。
新しいFacebookアカウントとひも付けする場合には、Instagram側を個人用アカウントに戻してから、再度ビジネスアカウント登録すれば可能です。
ただし、ビジネスプロフィール当時のデータはすべて消去されてしまうので注意が必要です。
あらかじめデータとして残しておくなどしてから、アカウントを解除しましょう。
Instagramのビジネスプロフィールのデメリット2.非公開アカウントにできない
Instagramは世界中のユーザーが投稿を閲覧できるのが魅力ですが、個人情報を守るために非公開アカウントにもできます。
「鍵垢」とも呼ばれる非公開アカウントにすると、フォローはアカウント側の承認が必要になります。
これは、フォロワー稼ぎなどの悪質ユーザーやセールスから個人を守るための機能です。
投稿から個人情報が流出する危険性がなくなり、自分が信頼できる人だけとつながりシェアできます。
この他にも、ハッシュタグや位置情報検索によってフィード投稿やリールが出てこなくなります。
外部サービスやアプリなど、競合他社からのぞき見ができないなど、個人には非常に有用な機能です。
個人がビジネスプロフィールを利用する場合にはデメリットになりますが、企業が広告媒体として使う分には問題はありません。
Instagramのビジネスプロフィールのデメリット3.パソコンからの切り替えができない
企業がSNSで広告を出す場合、多くの方はパソコンによって作業されているはずです。
Instagramアカウントの開設は、パソコンでもスマートフォンからでもできます。
しかし、個人アカウントからビジネスプロフィールの切り替えは、スマートフォンアプリからのみとなっています。
パソコンからは、店舗やサービスのリンクは表示されますが連絡先や住所などが未表示です。
Instagramは、スマートフォンから気軽にログインできるのが魅力でもあります。
そのために細かな設定も、スマートフォンからできるようになっていると考えられます。
パソコンからの切り替えができなくても、担当者がスマートフォンからログインし設定できれば問題はありません。
Instagram広告にFacebookページ連携せずにビジネスプロフィールを設定する方法
一般アカウント・ビジネスプロフィールのどちらも、自由に利用できます。
今まではFacebookページがないと、ビジネスプロフィールを利用できませんでした。
Facebook・Instagramともにクリック単価が低く、費用効果が高い点がメリットです。
ユーザーの好みや年齢、特徴などもSNSから情報を得られるため、正確なターゲティングで運用が可能です。
Instagramは画像や動画を投稿できるため、ユーザーのアクティブ時間が長く、広告運用に適した環境であると判断できます。
通勤や通学の時間つぶしはもちろんですが、トレンド動向や趣味を探すためや創作に利用するユーザーも増えています。
Facebookよりも間口が広く利用者の数も多いため、Instagramだけでも十分な宣伝効果が期待できるでしょう。
現在は、Facebookページがなくてもインスタ広告のためにビジネスプロフィールが設定できるので安心です。
以下では実際にビジネスプロフィールを設定する方法を説明します。
Instagram広告にFacebookページ連携せずにビジネスプロフィールを設定する方法1.カテゴリを選ぶ
設定はスマートフォン・タブレット以外からは行えません。
インスタアカウントを作成し、設定からアカウントをクリック、一番下に表示される「プロアカウントに切り替える」を選択しましょう。
切り替えるとカテゴリ選択画面に移行しますので、イメージに近いカゴテリを選びます。
カテゴリの選択に失敗してしまうと、設定したいターゲット層がフォローしなくなるので注意が必要です。
ユーザーを意識したカゴテリにすると、プロフィールからどのようなアカウントで投稿があるかわかるようになります。
当てはまるカゴテリがない場合には、イメージに近いものを選んで表示をオフにします。
カテゴリ表示は特に意識しなくても、集客に影響はありません。
Instagram広告にFacebookページ連携せずにビジネスプロフィールを設定する方法2. プロアカウントタイプを選択
Instagramは、写真家やハンドメイド作家、アーティストなどが多く利用しています。
そのため、ユーザーを「ビジネス」「クリエイター」で区分けできるようになっています。
以前のような細かい違いがありましたが、現在では連絡先とアクションボタンの有無だけになりました。
ビジネスアカウント
ビジネスアカウントでは、住所・メールアドレス・電話番号を登録し表示するようにできます。
自分のアカウントから出稿するだけでなく、クリエイターに対して、投稿を広告として掲載する許可をリクエストできます。
ビジネスアカウントがあれば、インフルエンサーとつながりインスタ広告を出せます。
クリエイターアカウント
メールと電話番号を登録し、プロフィールに表示できるように設定をしておくと、ボタンから簡単に連絡が取れるようになります。
これは企業などから仕事の依頼を受けやすいようにするものですが、一般ユーザーが使えないように非表示にできます。
クリエイターの投稿を、企業などが広告として使用できる「ブランドコンテンツ」があるのも特徴です。
消費者目線で使い心地などを投稿する時に利用する機能で、インフルエンサーによって宣伝されるときに使われています。
ブランドコンテンツからは、クリエイターのブランドパートナーや広告に使用されている投稿が確認できます。
企業からオファーが来た場合には、「広告を承認」するかしないかを選ぶだけです。
Instagramのビジネスプロフィールから個人アカウントへ戻す方法
個人アカウントからビジネスプロフィールに移行できるように、個人アカウントに戻すのは簡単です。
プロフィールに移動、右上の Menu をタップすると設定とプライバシーが開きます。
アカウントから、アカウントタイプを切り替えをタップし、個人用アカウントに切り替えるをタップして確定します。
簡単にアカウントを切り替えできますが、Instagramからは今までのインサイトが削除されるので注意してください。
まとめ
InstagramはFacebook傘下にあるため、インスタ広告のためにビジネスプロフィールを取得するにはひも付けが必要でした。
この縛りがなくなったため、FacebookがなくてもビジネスアカウントからInstagram広告を出稿できるようになっています。
アカウントの分析やインサイトなど、ビジネスプロフィールには広告運用に役立つ機能がそろっています。
Facebookページがなく、インスタ広告を出し渋っていた方も、このチャンスに本格的なSNS運用を始めてはいかがでしょうか。

私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
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