【2024年最新版】Facebook広告のABテストで集客に強い広告戦略|事例付きで手順を徹底解説
2024.4.15
Facebook広告のABテストをして広告の効果を上げたいけど、なにから着手すればいいのかわからないという方必見!実務で使えるFacebook広告のABテストのやり方を事例付きで徹底解説しています!
「ABテストの具体的なやり方」
「ABテストを実施するときの予算や期間」
ABテストはFacebook広告を運用するにあたって非常に重要なポイントです。
というのも、データの分析と改善を繰り返しながら運用する必要があるFacebook広告は、
「改善点」を的確にみつけるのも簡単ではありません。
Facebook広告の代理店が、常にクライアントの期待に答える成果をあげられるのは、「ABテスト」を活用した手法を熟知しているからです。
この記事では、Facebook広告運用歴3年の弊社編集部が、Facebook広告のABテストのやり方から実用的な広告運用のポイントまで詳しく解説しています。
最後までチェックして、Facebook広告運用で効果的なパフォーマンスを出していきましょう。
なお、Facebook広告運用に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。
目次
Facebook広告のABテストとは?
ABテストとは、AパターンとBパターンそれぞれ要素が異なる広告を作成して、成果を測定検証するマーケティング手法です。
成果測定で得たデータは、より反応が得られる広告に予算を投じたり、より興味関心が高いユーザー層にリーチするなど、広告の最適化を図る目的で使用されます。
「商談に進まないリードが集まる」
「広告費をかけているのに思うような成果が上がらない」
など、このような課題を抱えている場合、
ABテストが解決策になるはずです。
ABテストを行うことで、常にパフォーマンスの高い広告を採用できます。
(参照:Metaビジネスヘルプセンター)
Facebook広告でABテストをするメリット
Facebook広告でABテストをする主なメリットは2つです。
それぞれ見ていきましょう。
広告の成果がでやすくなる
Facebook広告はじめ、近年市場が拡大しているネット広告は「広告の成果がデータで見える」という利点があります。
どんなユーザー層に、どれくらいリーチしたのか、どれくらいの人が、どんな反応をしたのかなど、広告の成果をデータとして計測します。
ABテストでは、それらのデータをもとに、ユーザーの反応がいい広告を選別していきます。
広告文や画像、WEBサイトのデザインなど、複数の要素を、ユーザーの反応が得られるものに差し替えながら広告を運用するので、成果につながりやすくなります。
Facebook広告の成果を上げるポイントについて解説した記事はこちら
広告費のコスパが上がる
Facebook広告は「広告の成果がデータで見える」という利点に加えて「高い精度でターゲティングできる」という特徴があります。
この2つの利点を活用すると、Facebook広告は他で出稿する広告よりも費用対効果を高めることが可能です。
自社の商品・サービスに興味関心が高いユーザー層をみつけて広告を配信→配信した広告の反応を見ながら改善。というサイクルがまわせます。
同じ広告費をかけるとしても、効果的な運用ができるため高いコストパフォーマンスが期待できます。
【解説】Facebook広告のABテスト3つのポイント
ABテストは、2つのパターンを比較しながら成果パフォーマンスの良い広告を配信していくというわかりやすいマーケティング手法です。
しかし、テストするべきポイントは広範囲にあり、要因と結果を探ることは簡単ではありません。
どのポイントを改善してABテストを行うのが最適かを見極めるには、経験則が必要になるでしょう。
そこで、ABテストの3つのポイントをまとめました。
広告クリエイティブ・広告配信時の設定・広告の遷移先Webサイトと、それぞれのチェック項目について解説しています。ぜひご参照ください。
ABテストのポイント①広告クリエイティブ
真っ先にユーザーの目に留まる広告クリエイティブは、ABテストを行う項目の中でも重要度が高いです。
ABテストする項目は、広告クリエイティブ内テキストとイメージ画像です。
また見極める指標となるのは、クリック率でしょう。
クリック率とは、広告が表示された回数に対してどれだけクリックされたかを表す指標です。
広告表示回数に対してクリックされた割合で、広告クリエイティブの訴求力の高さやユーザーの広告への関心度の高さにある程度の目星がつけられます。
「テキストが違うAの広告クリエイティブのほうがクリックされたから、効果的な文言がわかった。」というように検証していきます。
ABテストのポイント②広告配信設定
広告配信の設定は、広告に興味関心がありそうなユーザー層へのリーチ数など、成果の分母を決めるようなポイントです。
具体的には、ターゲティング/オーディエンスの設定や、広告配置、広告文が主な項目になるでしょう。
また、費用対効果の高い広告設定をするために指標となるのは、クリック単価やコンバージョン単価だといえます。
クリック単価とは、広告が1回クリックされるまでにかかった広告費のことで、コンバージョン単価とは、お問合せやメルマガ登録、購入など価値が高いアクション1件を獲得するまでにかかった広告費のことです。
「オーディエンスの設定が違うAの広告のほうが、費用対効果が高いから、この顧客層にもう少し予算をかけたら成果数も増えるかな?」というように戦略の目安になるでしょう。
ABテストのポイント③リンク先と導線
広告から流入したユーザーが、購入や会員登録などのアクションをとってくれるかを決めるのは、遷移先のWebサイトがポイントになります。
ABテストする項目は、FV(デザイン)・キャッチコピー・CTAボタン色/CTAテキスト(申込/UI周り)・コンバージョンのハードル・コンテンツ構成などです。
また、最適なリンク先と動線を確保するために指標となるのは、コンバージョン数やコンバージョン率でしょう。
コンバージョン数とは、購入や会員登録などのアクションが起こった数のことで、コンバージョン率とは、Webサイトを訪れたユーザーのうち、購入や会員登録をした人の割合です。
「FV(デザイン)が違うAの広告のほうが、コンバージョン率が高かったから、顧客ニーズを捉えた訴求は、この方向性だろう。」というように把握しやすくなります。
Facebook広告ABテストの予算
ABテストは、通常の広告配信と同じくらいの予算をかけて行います。
通常の広告配信時より予算を落としてしまうと、普段のデータとの比較はできなくなってしまいます。
予算の目安は、必要なデータ数があつまるかを基準にするのがおすすめです。
数万のリーチがあると、数%がコンバージョンに至るまでのデータを収集できるでしょう。
業種や商品にもよりますが、1日の予算で数千円、7日間のテストで数万円からでも実施可能です。
Facebook広告ABテストの期間
Metaでは最長30日間のテストを行えますが、一般的に推奨されているテストの期間は7日間です。
しかし理想的なテスト期間は、業種によっても変わってきます。
例えば、広告を見てからコンバージョンに至るまでの期間が7日以上かかるケースが多いとわかっているのであれば、想定される期間(10日間など)で実施したほうがいいでしょう。
顧客が比較検討を要するような商品・サービスの場合、コンバージョンに至るまでの期間が長めになる傾向があると言えます。
ABテストを実施するには、数日間だとデータが偏りますし、長すぎると要因の特定に複数要素が関わってくる可能性が高くなります。
自社の傾向をふまえたうえで、設定していくのがおすすめです。
(参照元:Metaビジネスヘルプセンター)
Facebook広告ABテストの手順
ABテストではまず、テストする要素を変えた2パターンの広告/広告セットを作成します。
ここでは、Facebook広告の設定で既存の広告セットのABテストを行う手順を紹介します。
①広告マネージャーにログインする
②ABテストを行う既存の広告セットを選ぶ
③画面上のツールバーで「ABテスト」を選択
④テスト(変数:クリエイティブ・オーディエンス・配置・カスタ厶)の設定
⑤ABテストの結果をメール/広告マネージャーで確認する
⑥テスト後に「パフォーマンスの高かった広告を掲載」ボタンが表示される
これで完了です。
Facebook広告ABテストの事例3選
これまでABテストの手法を中心に解説してきましたが、データ検証は
実際に実施してみないとわからないことが多いです。
そこで本章では、ABテストの事例を紹介します。ぜひご一読ください。
WebサイトのFVの選定
改善すると成果へのインパクトが大きいWebサイトのABテストを行う場合は、FVから取り組むのがおすすめです。
Webサイトを訪れたユーザーの大半はFVをみて離脱すると言われているからです。
ボタンの位置が違うだけで、ユーザーの反応が得られるページになるでしょう。
効果的な広告文の検証
キャッチコピーを変更すると広告への反応が改善するケースは多いです。
簡易性や、不満に寄り添うテキストなどを使用しながら、効果的な広告文を検証していきます。
ターゲットオーディエンスに寄り添う訴求がみつかるでしょう。
最適なオファーを検討
顧客ニーズによっては、オファーの変更が効果的な場合があります。
複数購入のオファーを追加したり、メリットを訴求するマイクロコピー(ボタン上のテキスト)を変更してみるといいでしょう。
ABテストしながら、顧客の反応をみていくことができます。
Facebook広告のAB テスト3つの注意点
ABテストを行う際の注意点は3つです。
それぞれチェックしていきましょう。
テストする要素以外は同じ条件で実施する
同じ条件下で行うテストでなければ、どの要因が成果につながっているのかわからなくなってしまいます。
条件を同じにしたうえで、1回のテストでは1つの項目だけを変更して実施してください。
また、判断するのに必要なデータ量があるかを確認しましょう。
FacebookのABテストでは、テストするデータの信頼性を確認できます。
「テストの推定パワー」という項目が、80%に満たない場合は、2つの広告パターンにデータの蓄積量の差がある状態です。
もし80%に満たない場合は、テスト期間を長くしたり、予算を増やしてABテストを行う必要があります。
ABテストするオーディエンスをほかで使用しない
ABテストで十分な量のデータを得るには、配信するオーディエンス数を確保しなくてはいけません。
そのため、テストで使用するユーザー層向けに同じ期間で広告を配信するのは控えましょう。
オーディエンスが重複すると、配信に問題が生じたり、テスト結果の質が低下するおそれがあります。
Facebookターゲティングのやり方についてあわせて読む
仮説と目的をたてて実施する
ABテストを実施する際は、データだけを鵜呑みにしないことです。
Facebook広告では、設定ひとつで簡単にABテストを実施して、パフォーマンスが良い広告を自動配信設定することもできますが、ABテストは、仮説と目的をたてて行うことをおすすめします。
というのも、データに頼って自動で広告をまわしていると、テスト結果とユーザーアクションの関連性が見えないからです。
広告担当者が、考察して要因の仮説をたてたうえで、広告の改善を繰り返してはじめて目標とする成果を達成できる広告運用につながります。
Facebook広告のABテストはお任せください
ABテストの目的は、成果の差を比較して、次の広告運用に活かすことです。
とはいえ、広告の配信目的を意識して、改善のサイクルをまわせないと、ABテストはうまく機能しません。
なんとなく違うパターンを作成してABテストを実施しても、パフォーマンス差が明らかにならなかったり、信頼性の高いテスト結果を得られなくなってしまいます。
ABテストを行う際はまず、AとBは、このポイントを検証をするために、要素の1箇所を変えた。というように仮説を設定します。
そしてその結果、Aのほうが反応が良かった。というデータをもとに、次の広告運用に反映していくのです。
弊社では、Facebook広告運用について見識と経験を兼ね備えたGMSのアドバイザーがABテストを担当しています。ご相談ください。
私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
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