Instagram広告の費用は?課金方法や外注費用を徹底解説! - (株)GMSコンサルティング

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2022.4.18

2024.8.22

Instagram広告の費用は?課金方法や外注費用を徹底解説!

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Instagramは、月間アクティブアカウントが3,300万アカウントと、日本で3番目に利用者が多いSNSです。女性利用者が多いことや、ビジュアルでの訴求がしやすいため、Instagram広告への出稿を検討する企業が増えています。しかし、課金方式や広告費以外にかかるお金があるのか、よく分からない方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、これから広告出稿を検討している方に向けて、課金方式や外注費用、成果を出す秘訣を解説します。出稿するための費用の相場を知りたい方、広告で成果を出したい方は必読です。


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1.Instagram広告の特徴

 

 

まずは、Instagram広告の特徴をご紹介します。Instagramは、Meta(旧Facebook社)が運営するSNSです。フォトジェニックな投稿が主で、独特の文化である「インスタ映え」と言われる概念もあります。広告の特徴は、この「フォトジェニックな投稿がメイン」であること、「Meta(旧Facebook社)が運営している」ことがポイントです。

 

 

1-1 Instagram広告のユーザー層

 

Instagramには、国内で月間3,300万のアクティブアカウントがあります。2019年現在で、男女比は女性が57%、男性が43%となっており、全ユーザーの70%がInstagramストーリーズを使っています。また、ユーザーがハッシュタグ検索する回数は、グローバル平均の3倍です。ユーザーの年代層は広く、コミュニケーションが目的のSNSの中ではLINE、Twitterについで3番目に利用者が多いSNSです。

 

以上のことから、Instagram広告のユーザー層は、年代層は広いものの女性が多く、検索目的で利用しているユーザーもいることが見受けられます。

 

参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3,300万を突破|Meta

 

 

1-2 ターゲティングの質が高い

 

Instagram広告には、ターゲティングの質が高い特徴もあります。SNSは匿名で利用するサービスが多いですが、Instagramは、原則実名で登録されるFacebookと紐づいています。そのため、他のSNSと比較して、ユーザーの年齢・性別・職種・居住地区など、デモグラフィック情報が取得しやすいです。また、ユーザーの興味関心情報や、Instagram上での行動などを参考に、より詳細なターゲティングも可能です。

Instagram広告のターゲティングについて詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

2.Instagram広告の費用

 

ここからは、広告出稿にかかる費用についてご紹介します。大きく分けて、「広告費」「クリエイティブ制作費用」「代理店手数料」の3つの費用が必要です。それぞれ安く抑えるコツもあるので、合わせてご紹介します。

 

 

2-1 課金方法

 

大きく分けて4つの課金方法があります。

 

1つ目は、広告がどれだけ表示されたかによって費用が決まる「インプレッション課金(CPM)」です。CPMでは、広告が1,000回表示されるごとに課金されます。この時の費用は、オークション方式で決定します。CPMはユーザーの行動に関係なく費用が決まるため、広告費が安定しやすいことが特徴です。

 

2つ目は、「クリック課金(CPC)」です。ユーザーが広告に設定しているリンクをクリックすると課金される方式で、クリックされない限り広告費用は発生しません。そのため、無駄な広告費用が発生しづらいことが特徴です。ただし、ユーザーが間違えてクリックしてしまった場合も課金されることは覚えておきましょう。

 

3つ目は、「動画再生課金(CPV)」です。CPVは、「動画再生回数」ではなく、「動画再生時間」に応じて費用が発生します。ユーザーが広告を見ていた時間に対して費用が発生するので、広告クリエイティブを作りこんでおくことで、高い費用対効果が見込めます。

 

4つ目は、「アプリインストール課金(CPI)」です。その名の通り、アプリがインストールされた際に費用が発生します。広告の表示回数やクリック回数に関係なく、確実にインストールされた場合のみ費用が発生するため、無駄な広告コストが発生しません。ただし、単価が高いことは留意しておきましょう。

 

 

2-2 配信金額の相場

 

CPM1000円の場合、1日の予算が1,000円の場合は1000回表示可能です。その他、1日の予算を1,000円として考えると、CPCの場合は相場が50円〜100円程度なので、1日10回~20回のクリック、CPVの相場は5円前後なので、1日あたり200再生、CPIの相場は100円以上なので、1日あたり10インストールです。

 

広告配信の金額は、どれくらいの結果を求めるかによって変わります。広告は最低1日100円から出稿可能ですが、予算が少なすぎると、あまり広告効果は見込めません。そのため、まずは広告から得たい成果を決めます。その後、どのくらいの費用をかければ求める成果が達成されるかを考えることがおすすめです。

 

 

2-3 クリエイティブ制作の費用相場

 

クリエイティブには、静止画と動画の2種類があります。どちらのクリエイティブを制作するかで、費用は大きく変わります。

 

 

2-3-1 静止画

 

静止画の場合、相場は1枚あたり5,000円前後です。広告の画像サイズは3種類あるため、全てのサイズを作る場合はそれだけ費用がかかります。また、クラウドソーシングで個人に発注すれば費用は安くなりますが、クオリティの確保は難しくなります。発注の際は、過去の制作実績を確認することが重要です。

 

 

2-3-2 動画

 

動画を制作する場合は、静止画と比較して高額な費用が必要です。動画制作の場合、プランニング・ディレクション・撮影・動画編集などの多くの工程が必要なため、相場は70万円〜100万円程度です。動画制作を安く抑えるために、プランニングやディレクション、撮影は自社で行い、動画編集だけ外注する方法があります。この方法であれば、相場は10万円〜20万円程度です。

 

 

2-4 広告代理店に依頼する場合

 

運用を広告代理店に依頼する場合は、初期費用と月額費用がかかるケースが一般的です。月額費用の料金体系は、「基本手数料+広告費用の15%〜20%」としている代理店が多いため、出稿費用が多ければ、それだけ代理店手数料もかさみます。一方、月額費用は広告費用に関わらず一律の代理店もあるので、自社にあった料金体系の代理店を探すことが肝心です。また、Instagram広告だけではなく、Facebook広告やTwitter広告の運用も並行して依頼することで、手数料率が割り引かれるケースもあります。

 

 

3.Instagramでインフルエンサーを起用する場合の費用

 

 

Instagramでプロモーションする際は、インフルエンサーを起用する方法もあります。SNSでは、インフルエンサーを上手に活用することで、広告効果をさらに高められます。ここからは、インフルエンサーを起用する場合の費用についてご紹介します。

 

 

3-1 フォロワー単価

 

インフルエンサーを起用する場合、フォロワー数に応じて費用が変わる、「フォロワー単価方式」が採用されることが一般的です。1フォロワーあたりの単価は5円前後になることが多いですが、インフルエンサーが抱えるフォロワー数が多ければ多いほど、単価も上がります。

 

例えば、フォロワー数1万人のインフルエンサーと、フォロワー数10万人のインフルエンサーでは、後者の方がフォロワー単価は高くなります。そのため、フォロワーの数よりも、どれだけ自社のターゲット層と一致しているかを重視しましょう。

 

 

3-2 費用の計算方法

 

インフルエンサーを起用する場合は、大きくわけて以下の4つの費用が発生します。

 

1:インフルエンサーへの報酬

2:ディレクション費用(施策全体の進行をインフルエンサーマーケティングの専門会社や代理店に依頼して代行してもらう場合に発生)

3:プラットフォーム利用料(インフルエンサーへの報酬額の10%〜30%で設定されることが一般的)

4:商品代金・配送料

 

報酬以外に、ディレクション料金やプラットフォーム利用料がかかります。ディレクション料金は、起用するインフルエンサーの人数によって設定されます。さらに、インフルエンサーに自社商品を使ってプロモーションしてもらう場合は、商品代金や配送料もかかります。

 

 

3-2-1 プラットフォームを利用しない場合

 

プラットフォームを利用しない場合の計算方法は以下です。

 

フォロワー単価×フォロワー数×インフルエンサー数

 

 

3-2-2 プラットフォームを利用・ディレクションを依頼する場合

 

プラットフォームを利用し、ディレクションを依頼する場合の計算方式は、以下です。

 

(インフルエンサーの報酬+ディレクション費用+プラットフォーム利用料)×インフルエンサー数

 

 

3-3-3 プラットフォームを利用・ディレクションを依頼しない場合

 

ディレクションを依頼しない場合の計算方式は、以下です。

 

(インフルエンサーの報酬+プラットフォーム利用料)×インフルエンサー数

 

 

4.Instagram広告で費用対効果をあげる秘訣

 

 

広告出稿する際に必要な費用の相場をご紹介してきました。あくまで相場なので、運営担当者の努力次第で、より少ない費用で最大の成果を出せるでしょう。ここからは、Instagram広告で成果を出す秘訣をご紹介します。

 

 

4-1 適切な予算設定

 

広告で成果を出すためには、適切な予算設定が重要です。予算は、目標から逆算して決めるようにします。まずは広告から得たい効果を決め、次に課金方式を決め、最後に課金方式の相場をもとに広告予算を設定する流れがおすすめです。

 

例えば、広告で商品を10個販売したい場合、クリックして購入してもらう必要があるため、課金方式はCPCとします。CPCの相場は50円〜100円なので、商品を10個売るために必要な予算は、500円〜1,000円です。

 

 

4-2 ターゲットの明確化

 

広告配信するターゲットを明確にすることもポイントです。ターゲットが変われば、訴求する内容も変わります。ターゲットを明確にすることで、広告で伝えたい情報の質が高くなり、成果の出るクリエイティブが作れます。Instagram広告は、ターゲティングの質が高いことも特徴ですので、広告配信ユーザーを絞っていくことがおすすめです。

 

 

4-3 興味を惹くクリエイティブ作成

 

成果を生むためには、興味を惹く広告クリエイティブを作ることも必要です。クリエイティブの完成度が高ければ、クリック率向上や、認知率が高くなります。また、SNS広告の特徴でもある「シェア」をされる可能性も高くなります。その結果、少ない予算で大きな効果を生むことが期待できるので、クリエイティブにはこだわりましょう。

 

 

4-4 ユーザーにして欲しい行動を明確化する

 

ユーザーにして欲しい行動を明確にすることも大切です。「Webサイトに訪れてほしいのか」、「資料請求してほしいのか」、「電話をかけてもらいたいのか」によって、広告クリエイティブ内で伝えなければならない情報は変わります。行動を促すクリエイティブを作るためにも、ユーザーの理想的なアクションは明確にしておきましょう。

 

 

4-5 PDCAをしっかり回す

 

広告で成果を出すためには、PDCAをしっかり回す必要があります。広告で成果を上げられるかどうかは、配信後の調整に大きく影響されます。例えば、複数のバナーを配信して反応率を確認する、入札単価を変えてみる、ターゲットの幅を変えてみることで、広告配信が最適化されていきます。広告配信は目的ではなく手段ですので、配信して満足しないようにしましょう。

 

 

5.成功事例

 

他社の分析をすることも重要です。ここからは、Instagram広告の成功事例を2つご紹介します。どのようなロジックで広告運用をしていたのか、参考にしてみてください。

 

 

5-1 美容ブランド Dear, Klairs

 

韓国の美容ブランド「Dear, Klairs」は、Instagramでブランドコンテンツ広告とショッピング広告を行い、それぞれがパフォーマンスにどの程度影響するか、テストキャンペーンを実施しました。その結果、広告費用対効果を1.8倍にすることに成功しました。

 

具体的には、「モバイル優先動画広告のみのキャンペーン」と、「ショッピング広告・ブランドコンテンツ広告・動画広告をすべて使用するキャンペーン」を比較しました。さらにブランドコンテンツ広告では、美容について情報発信しているクリエイターとコラボし、クリエイターの投稿を宣伝しました。クリエイターの投稿は、ユーザーがすぐに商品を購入できるように、「Instagramショッピング広告」として配信しました。加えて、自動配置を利用して、Instagram・Facebook・Audience Networkで動画広告を配信し、予算の最適化機能を使用して最もパフォーマンスが高い広告を特定しました。これらの施策によって、広告費用対効果は1.8倍向上、 広告購入単価は45%減少、リーチした人数は41%増加など、大きな成果を残しました。

 

参考:Dear, Klairs:Instagram広告の成功事例|Instagram Business

 

 

5-2 オンラインギフトサイト MOO:D MARK

 

大手老舗デパート三越伊勢丹のオンラインギフトサイト「MOO:D MARK by ISETAN」は、従来のFacebook広告に加えて、Instagramの自動配置や類似オーディエンスを活用することで、購入数が1.5倍に増加しました。さらに購入単価を大幅に改善することにも成功しました。

 

ギフトニーズの高いイベントの1つであるホワイトデー期間に、25歳から60歳までのホワイトデーギフト購入検討者をターゲットにテスト配信を実施しました。購入完了者の過去動向データを基にした類似オーディエンスを活用して配信範囲を拡大し、コンバージョン(CV)向上を図りました。さらに、コレクション動画や自動詳細マッチングを使用したユーザーのコンバージョントラッキング、ダイナミック広告を活用することでキャンペーン配信を最適化しました。結果として購入者は1.5倍、獲得単価は35%改善、CPMは32%改善などの成果を残しました。

 

参考:MOO:D MARK:Instagram広告の成功事例|Instagram Business

 

 

6.まとめ

 

この記事では、Instagram広告の費用の相場や、成果を出す秘訣についてご紹介しました。広告出稿する場合、広告実費・クリエイティブ制作費用・代理店手数料の3つの費用が必要です。また、インフルエンサーも活用する場合は、インフルエンサーへの報酬・代理店手数料・プラットフォーム利用料も必要です。広告配信するだけであれば、1日100円からでも出稿できますが、成果を出すためにはある程度の予算が必要です。広告予算を決める際は、目標から逆算して計算するようにしましょう。

 

具体的な目標を決め、目標を達成するためにはどの課金方式での出稿が望ましいかを検討します。課金方式が決まれば、おのずと必要予算が見えてきます。もしも必要予算が想定よりも多い場合は、ターゲティングやクリエイティブの内容を見直してPDCAを回すことで、より少ない予算で効果が出るように運営しましょう。

 

Instagram広告は広告運営者の努力で改善できる余地も大きい広告なので、この記事でご紹介した方法を参考に挑戦してみてください。

 

Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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