2022.4.6
2024.9.28
Gmailのプロモーションタブとは?注意点やメルマガのコツを紹介
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Gmailで受信したメールは、個人的なメールや、企業からの広告(プロモーション)メールなどと判断され、タブ別に振り分けられます。
その中でも企業からのメールは、プロモーションタグに振り分けられます。
メインタブに振り分けられていると思っていたメールが、プロモーションタブに届いていて、気付かない場合があります。
上記のような事態は避けたいですよね?
本記事では、Gmailのプロモーションタブの概要や注意点、メールマガジンに活かすコツなどを解説しております。
初心者の方にもわかりやすく解説しているので、是非ご覧ください。
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1.Gmailのプロモーションタブとは
Gmailには「メイン」「ソーシャル」「プロモーション」のタブが3つあり、受信したメールが自動で振り分けられます。それぞれのタブの概要は以下のとおりです。
・メイン:ソーシャルにもプロモーションにも該当しないメール(通常のメール)
・ソーシャル:TwitterやFacebookなど、SNSからの通知メール
・プロモーション:キャンペーン情報やメルマガなど
それぞれのタブの特徴を紹介します。
1-1 Gmailのプロモーションタブの特徴
プロモーションタブには、キャンペーン情報やメルマガなど、広告色が強いメールが自動で振り分けられます。HTMLメールなどは広告色が強いと判断され、プロモーションタブに振り分けられることが多いです。また、通常のテキストメールでも「期間限定」や「キャンペーン」の文が入っている場合は、プロモーションタブに振り分けられます。
プロモーションタブが導入されたことで、企業からのキャンペーン情報やメルマガが、迷惑メールに振り分けられづらくなる傾向があります。
1-2 Gmailのその他のタブ
「プロモーション」以外に、「メイン」「ソーシャル」の2つのタブが存在し、さらにGmailユーザーによっては、「新着」「フォーラム」というタブも表示されます。受信したメールは、いずれかのタブに自動で振り分けられ、スパムメールと判定された場合は、「迷惑メール」フォルダに入れられます。
1-3 タブの振り分けルール
Gmailのタブ振り分け判断は、Googleが自動で行います。判断基準の詳細は公表されていないため、HTMLメールのほとんどがプロモーションタブに入ること以外は分かりません。現状ではメール送信側でタブ振り分け対策を行うことは難しいでしょう。
2.Gmailのプロモーションタブの効果
プロモーションタブに振り分けられることは、いくつか特徴的な効果を生みます。メリット・デメリットを紹介します。
2-1 プロモーションタブの到達率、開封率
プロモーションタブに振り分けられたメールは、スパムメールとしてはじかれにくいです。プロモーションタブの到達率は約85%と言われており、メインタブよりも到達率が高くなっています。ちなみにメインタブの到達率は約55%です。これは、メインタブに入るメールの約半数がスパムメールと判定されるためです。
また、プロモーションタブの開封率は約20%で、これはメインタブとほぼ同様の数字です。メルマガがプロモーションタブに振り分けられることで、スパム判定される可能性が減り、ユーザーに到達しやすくなります。
2-2 プロモーションタブのデメリット
デメリットは、プロモーションタブを利用しないユーザーがいることです。Gmailユーザーのうち、1日に1回以上プロモーションタブを利用するユーザーは約半数で、1週間に1回以上利用するユーザーは、約7割と言われています。
しかし、プロモーションタブを全く利用しないユーザーも約2割存在しています。そのため、メルマガがプロモーションタブに振り分けられると、約2割のユーザーと接点を持てないことです。
3.Gmailのメインタブに入る確率を上げる方法
メルマガをメインタブに100%入れる方法はありませんが、メインタブに入れる可能性を上げる方法はいくつかあります。
3-1 ユーザーにとって意味のあるメールを送る
まず、ユーザーにとって意味のあるメールを送ることが重要です。Gmailに限らず、さまざまなメールサービスでは、自動振り分けが行われています。振り分け判断の基準に使われるのが、ユーザーの「エンゲージメント」です。
ユーザーがメールに対して示した反応や行動(エンゲージメント)は、メールの振り分けに大きな影響を与えます。ユーザーが好ましい反応を取れば、メインタブに入りやすくなります。
例えば、メールを開封する、メール内のリンクをクリックする、フォルダ移動する、などのエンゲージメントがあることが望ましいです。メインタブに振り分けられるためには、ユーザーがこれらの行動を起こすようなメリットや、ベネフィットのあるメールを作成することが重要です。
3-2 迷惑メールと判断されないように配信する
迷惑メールと判断されないように配信することも必要です。振り分け判断では、ユーザーの行動を基にプラスの評価がなされるのと同様に、マイナス評価がなされることもあります。例えば、配信頻度が多すぎると、プロモーションタブに振り分けられる可能性が高まります。
また、タイトルの宣伝色が強すぎる場合、「迷惑メール」報告されてしまったり、未開封のまま「ゴミ箱」フォルダに移動されます。このような行動は、ユーザーにとって「好ましくない」メールに対して行われます。そのため、次に配信するメールはスパムメールと判定され、迷惑メールフォルダに入ってしまう可能性があります。
配信の際は、適切な配信頻度を守り、ユーザーにとって意味のある内容であることを、タイトルだけで伝えることが重要です。
4.Gmailのタブ対策よりもコンテンツの質やターゲティング
効果的な配信のためには、タブ対策よりもコンテンツの質を高め、適切なターゲティングを行うことが重要です。
4-1 Gmailの活用方法①読まれるコンテンツ制作
タブ対策よりも、ユーザーが読みたくなるコンテンツを配信しましょう。一方的な宣伝ではなく、ユーザーのためになる情報を配信することが重要です。そうすれば、開封率やメール内リンククリック率が上がり、結果としてメインタブに振り分けられるようです。
4-2 Gmailの活用方法②正しいリストに配信する
適切なターゲットではない層に配信すると、開封率やエンゲージメント率が必然的に下がります。「迷惑メール」判定の可能性が上がり、到達率も下降していきます。そうならないために、正しいリストに配信することが重要です。
ターゲットと内容に相違がないように執筆することはもちろん、配信先は定期的に見直すようにしましょう。
4-3 Gmailの活用方法③目を引く差出人名にする
差出人名の工夫も重要です。差出人名が「info@」「noreply@」などのアドレス名だと、それだけで迷惑メールだと判断されてしまう可能性があります。
差出人名は企業名やサービス名など、実態が分かる目を引くものにしましょう。望ましいのは、不信感を抱かれないようにするため、実名での配信です。実名が難しい場合は、ビジネスネームを使うことも有効です。
差出人名は目を引く名前にすると同時に、安心感を与えるものにしましょう。
4-4 Gmailの活用方法④「限定・緊急」性を打ち出す
限定性や、緊急性のあるタイトルにすることも有効です。セールスレターのフレームワークである「PASONAの法則」の2つ目、『Agitation』にもあるように、ユーザーの行動を促すためには煽ることが必要です。
過度な煽りはユーザーの不信につながりますが、メールを開封してもらうためには、タイトルで限定性や緊急性をアピールすることも必要です。
4-5 Gmailの活用方法⑤ユーザーとの関連性を打ち出す
ユーザーとの関連性は必ず打ち出しましょう。「自分に必要な情報が書いてある」と思わせることで、開封率を高められます。タイトルに、「どんな人向け」の情報なのかを記載するようにしましょう。また、親近感を与えるために、タイトルに相手の名前を盛り込むことも有効です。
5.まとめ
Gmailのプロモーションタブの到達率は約85%と、メインタブよりも高い数字となっています。また、約7割のユーザーは、1週間に1度はプロモーションタブを確認しています。プロモーションタブに振り分けられることは、メールマーケティングにおいて、必ずしもマイナス要素になるとは限りません。
タブの振分対策よりも、メールコンテンツの質を高めることや、適切なターゲットに配信することが重要です。メルマガの改善を図る際は、コンテンツの見直しや配信リストの見直しから始めると良いでしょう。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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