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2023.1.16

2024.9.19

Facebookの利用者層全世界・日本国内のFacebook利用者数・各SNSも解説

Facebookの利用者層全世界・日本国内のFacebook利用者数・各SNSも解説

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自社サービスや商材を紹介したかったりダイレクトリクルーティングしたかったり、現代社会ではビジネスの一環としてSNSを使う場面が増えてきました。

そんなSNSの中でも、Facebookは利用している企業が多い媒体の1つです。

さて、これからFacebookを活用しようと考えている企業担当者の中には、Facebookの利用者層が自社のターゲットとマッチしているのか気になる方もいるのではないでしょうか。

本記事では、これからSNS運用を始める方向けに、Facebook以外のSNSも含めた全SNSユーザー傾向やSNSごとの特徴を解説します。

自社にマッチしたSNS媒体を知りたい方、Facebookを効果的に運用したい方は必見です。

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1.世界のSNS利用者数

 

まずは主要なSNS利用者数を世界規模で見た際の表を紹介します。なお、SNSの利用者数はMAU(Monthly Active Users|月間アクティブユーザー)という指標で比較することが一般的です。

 

SNS

月間利用者数(MAU)

Facebook

約29億3,000万人

Instagram

約10億人

Twitter

約3億3,000万人

TikTok

約10億人

LINE

約1億9,000万人

 

このように世界規模で見るとFacebookのMAUが約30億人となっており、他のSNSと比べて抜きん出ていることがわかります。また、Facebookと同じくMeta社が提供しているInstagramのMAUは約10億人となっており、GAFAの一角とされるFacebook(Meta社)が巨大SNS企業であることが一目瞭然です。



2.日本国内のSNS利用者数

 

 

続いて、日本国内のSNS利用者数を、同じくMAUで比較してみます。

 

SNS

月間利用者数(MAU)

Facebook

約2,600万人

Instagram

約3,300万人

Twitter

約4,500万人

TikTok

約1,700万人

LINE

約9,200万人

 

世界規模でMAUを比較した時と異なり、Facebookユーザーは他のSNSと比べて多くありません。日本で最も使われているSNSはLINEとなっており、次いでInstagram、Twitterの順にMAUが多いです。

 

世界規模と比較して日本でのFacebook利用者数が多くない理由としては、SNSは匿名で利用したいという日本人の国民性が影響している可能性があります。(そのため、匿名性の高いTwitterが比較的人気です)また、LINEはSNSというよりは連絡ツールとして利用しているユーザーが多いため、日本国内におけるMAUが抜きん出ていると考えられます。

 

このようなSNS利用状態を鑑み、日本国内でSNSをビジネスに利用する際は各SNSの特徴やユーザー層を意識しなければなりません。



3.日本国内のSNS利用率

 

日本国内におけるSNS利用率について株式会社ICT総研 (東京都中央区)が2022年5月に発表した「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、アンケート回答者の9割以上がSNSやコミュニティサイト・アプリを利用していると回答しています。利用率はLINEが79.5%、Twitterが55.9%、Instagramが52.9%、Facebookが24.6%、TikTokが19.7%となっており、ほとんど全てのユーザーがLINEを使っている一方、Facebook利用者は4人に1人の割合です。

 

また、総務省が発表している「令和4年 情報通信に関する現状報告の概要 データ集」によると、 SNSの利用について「生活や仕事のうえで活用が欠かせない」と答えた方が16.0%、「便利なので積極的に活用している」と答えた方が27.5%、「利用したことがある」と答えた方が25.0%と、7割近い方がSNSを利用している状況が窺えます。一方、これらの回答は世代間で差が見られ、20歳~49歳までのユーザーは7割以上がSNS利用をしていると答えたのに対し、50歳~59歳は約6割、60歳~69歳は約5割にとどまっていることも注目すべきポイントです。

 

これらのデータから、日本国内では積極的にSNSを使っている人が一定数存在する一方、SNS媒体やユーザーの年齢層にはバラツキが大きいことが考えられます。そこでここからは、Facebook、Instagram、Twitter、TikTok、LINEそれぞれの特徴やユーザー層を解説します。



4.Facebookの特徴

 

 

Facebookの特徴は、原則実名登録である点です。TwitterやYouTubeなど匿名性が高いSNSと異なり、Facebookでは現実世界のプロフィールをSNS上で発信します。例えば、自身のプロフィールに登録するのは居住地や家族(結婚歴)、出身校、仕事内容などのデモグラフィック情報です。そのため、現実には会えていない知り合いの近況を知ることができます。

 

このようなデモグラフィック情報を登録するため、Facebook広告はターゲティング精度が優れていることも特徴です。他のSNSよりもデモグラフィック情報での絞り込みが行いやすいので、ターゲットの年齢や性別、居住地区がはっきりしている場合には重宝するでしょう。

 

また、既存顧客の情報をFacebookにアップロードし、リマーケティングすることも可能です。Facebook広告の「カスタムオーディエンス機能」の「顧客リストのカスタムオーディエンス」では、既存顧客の情報(メールアドレス、電話番号、住所など)をMetaに提供することで、Facebookプロフィールとマッチングさせられます。(Facebookは現実世界の延長にあるSNSなので、電話番号やメールアドレス等もプライベート用の情報を登録しているユーザーが多いです)そのため、実店舗で収集したアンケートや既存顧客のカルテリスト等の情報から、確度の高いユーザーにのみFacebook上で広告を配信できます。

 

なお、次の表で紹介する通り、Facebookでは「顧客リストのカスタムオーディエンス」以外にも詳細なカスタムオーディエンス設定が可能です。

 

カスタムオーディエンスの機能

概要

顧客リストのカスタムオーディエンス

(カスタマーリスト)

既存顧客のメールアドレス、電話番号、住所などをMetaに提供し、Metaプロフィールとマッチングする。

情報のアップロードにはCSVファイルまたはTXTファイルを使用する。

ウェブサイトカスタムオーディエンス

Facebookユーザーと自社Webサイトにアクセスしたユーザーを紐づける。

紐づけにはFacebookピクセルを利用する。

アプリアクティビティカスタムオーディエンス

アプリのデータをMetaに送り、カスタムオーディエンスに含める利用者を紐づける。

紐づけにはMeta SDKを利用する。

エンゲージメントカスタムオーディエンス

Facebook提供のアプリ・サービス(FacebookページやInstagram等)で自社コンテンツに対してアクションを実行したユーザーを指定する。

参照:カスタムオーディエンスについて|Metaビジネスヘルプセンター

 

このように、Facebookはユーザーが現実に即した情報を登録し、出稿元企業がその情報を元にターゲティング精度の高い広告配信を行えることが特徴です。

 

5.Facebookの利用者層

 

Facebookでは詳細なターゲティングが行えることがお分かりいただけたでしょうか。しかし、いくらターゲティング設定を行っても、そもそもFacebookの利用者層が自社ターゲットとマッチしていなければ効果的な広告配信はできません。

 

ここからは、Facebookの利用者層や利用者数を解説します。



5-1.全世界のFacebook利用者数



全世界のFacebook利用者数(MAU)は約29億3,000万人であると、この記事の前半で紹介しました。(2022年2月時点)

 

地域別で見ると北米やヨーロッパでは利用者数の増加に伸び悩んでいますが、アジア圏やアフリカ圏では利用者数を伸ばしていることが特徴です。北米やヨーロッパでは既にほとんどのスマートフォンユーザーに認知され、市場を獲得し終わっていると考えられます。一方、アジア圏やアフリカ圏ではユーザー数をさらに伸ばす見込みもあり、これらの地域でビジネスをする場合はFacebook広告が効果的であると言えそうです。



5-2.日本国内のFacebook利用者数



日本国内のFacebook利用者数(MAU)は、既に紹介した通り約2,600万人です。(2019年時点)

 

利用者の年齢を見ると30代〜40代の利用者数が多く、次いで50代〜60代が目立つ状況になっています。20代以下の利用者数は少なく、10代の利用者は稀です。

 

30代〜40代のユーザーが多い理由としては、Facebookが実名登録であることが考えられます。Facebookはプライベートの情報やビジネスに関する情報を実名で発信するという特性上、働き盛りのビジネスパーソンが名刺のように利用しているケースが多いです。また、拡散性が高くなく真面目な発信が多いため、企業経営者のユーザーも比較的多いと言われています。Facebookの利用者数は他のSNSと比べると少ない状況ですが、ビジネスパーソン向けの商材やBtoB取引を行っている企業が広告を配信する場合には有効と言えそうです。

 

また、実名登録で職務歴なども登録されているため、企業がダイレクトリクルーティングを行う際にも重宝します。Facebookにはメッセンジャー機能もついているため、企業対ビジネスパーソンでのやり取りが容易です。

 

Facebookは広く浅い関係を築くのではなく、深く狭い関係を築くことに長けたSNSと言えるでしょう。



6.Instagramのユーザー数と利用状況

 

次に、Facebookと同じくMeta社が提供しているInstagramのユーザー数と利用状況を見ていきます。(Instagramは元々はFacebookと別会社が開発・運営していましたが、2012年に旧Facebook社が10億ドルで買収しました)全世界で見たInstagramのMAUは10億人を突破しており、世界規模ではFacebookに次ぐ大規模SNSとなっています。

 

Instagramはご存知の通り、画像・動画などの投稿がメインのフォトジェニックなSNSです。「インスタ映え」という言葉が示す通り、綺麗な写真を投稿することでビジュアル訴求できます。女性に人気のSNSという印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、現在では男性比率も40%超と性差はほとんどありません。

 

Instagramの日本国内利用者(MAU)は、2019年時点で3,300万人を突破しています。InstagramはFacebookよりも拡散性が高く、とくにショートムービー機能の「リール」はフォロワー以外にも表示されることで数百万単位の視聴数を集めることも可能です。新規の繋がりを獲得しやすいため、認知を広げたい企業にはオススメのSNSと言えます。

 

InstagramはFacebookと同じくMeta社が提供しているSNSであることから、詳細なターゲティング設定をした広告配信も可能です。また、Instagramユーザーは画像・動画を眺める気分でいることが多いため、Instagram広告はビジュアルに特化した広告に適していると言えます。そのため、アパレル、ファッション企業はもちろん、見た目で訴求したいハウスメーカーやリフォーム会社などの建築系企業、お菓子屋さんやレストランなどの飲食店の集客にもオススメです。



7.Twitterのユーザー数と利用状況

 

続いて、日本国内ではFacebookよりも利用者数の多いTwitterを紹介します。

 

Twitterは2006年にリリースされたSNSで、誕生時期はFacebookとほぼ同じです。誕生時期は同じですが、TwitterのMAUは2019年時点で約3億3,000万人となっており、世界規模で見るとFacebookに大きく差をつけられています。ただし、日本国内の利用者数は約4,500万人とFacebookの2倍程度の利用者が存在しており、比較的人気のあるSNSです。日本国内の利用者層は20代が圧倒的に多く、男性の利用者が多い傾向でした。しかし、後述する「フリート機能」が実装されてからは女性人気も高まっています。

 

Twitterは1投稿140文字という短い文章を投稿するスタイルが特徴で、画像や動画を添付したりアンケートをとったりもできます。他人のツイートをシェアする「リツイート」機能によって投稿が拡散しやすいことが魅力で、いわゆる「バズ」を期待して活用している企業も多いです。ただし、拡散性が高いことはマイナス面の影響もあり、批判的な情報が拡散する「炎上」という状態にもなりやすいです。Twitterを利用する際は一度発信した情報のコントロールは難しいことを鑑み、従業員への教育や投稿前のダブルチェック等の制度も整えると良いでしょう。

 

さて、Twitterのタイムラインに流れる情報はリアルタイム性が高いことも特徴で、ハッシュタグ(#○○)機能を使うことでトレンドを作れます。(ハッシュタグはTwitter内で特定のキーワードやトピックを分類するための機能です。)特に人気のあるハッシュタグはTwitterの「トレンドトピック」に掲載されるため、リツイートされた時と同様の拡散効果が見込めます。そのためハッシュタグはイベント開催やキャンペーンなどと相性が良いと言われており、オフライン・オンラインのビジネス形態を問わず活用できる機能です。

 

Twitterの投稿機能は随時追加されています。現在では通常の投稿以外にも、リアルタイムで音声を発信できる「スペース(ラジオのようなイメージで)」や、投稿から24時間後に自動で削除される「フリート(Instagramのストーリーズのようなイメージ)」機能も人気です。2022年に連続起業家のイーロン・マスク氏がTwitter社を買収して以後も様々な機能追加・仕様変更が行われているので、常に新価を続けているSNSであると言えるでしょう。



8.TikTokのユーザー数と利用状況

 

TikTokは中国初の動画共有SNSです。中国企業のByteDance社が2017年にリリースして以来ユーザー数を増やし続け、2022年時点では全世界に約10億人のMAUが存在します。(InstagramのMAUと同規模です)日本国内のMAUは約1,700万人と他のSNSよりは少ない状況ですが、メインの利用者層である10代〜20代の若者世代では圧倒的な人気を誇っています。

 

TikTokは音楽に合わせたショートムービーを投稿するスタイルで、スマホ画面いっぱいに表示される「全画面表示」が特徴です。全画面表示はユーザーに没入感を与えられる仕様なので、つい長時間TikTokを見続けてしまうユーザーも多いと言われています。また、ショートムービーの特性上短い時間で満足できるコンテンツが多いため、移動中など隙間時間に利用しているユーザーも多いです。

 

TikTokには高精度の「レコメンド機能」が実装されており、各ユーザーにオススメの動画が次々と提供されます。そのため、Twitter同様に拡散性が高いSNSです。ただし、Twitterが主にフォロワーを経由して情報が拡散されていくのに対し、TikTokはレコメンド機能を使って情報が拡散されていくという違いはあります。

 

TikTokのコンテンツは「音楽」と「動画」が融合している点が最大の特徴です。そのため、動画起点で拡散したコンテンツに付随して音楽も評価されることもあれば、その逆も起こり得ます。そのため、企業として宣伝したい商材・サービスを流行に沿った音楽とともにコンテンツ化することで、より効果的に拡散できると言えるでしょう。



9.LINEのユーザー数と利用状況

 

最後に、連絡ツールとしてもお馴染みのLINEを紹介します。LINEは2011年にリリースされたコミュニケーションSNSです。LINEは日本国内で最もMAUが多いSNSで、年齢・性別を問わずほとんど全てのスマホユーザーが使用していると言えます。

 

ご存知の通り、LINEは連絡手段として確立しています。そのため、他のSNSのような拡散性は高くありません。しかし、通常のメールマガジンよりも到達率が高いと言われており、ダイレクトマーケティングに利用している企業が多いです。企業として「LINE公式アカウント」を開設し「友だち」を増やすことで、ロイヤリティの高い顧客リストを持てます。そのため、小売業やEC業などがクーポン配布やセール告知で利用する方法がオススメです。

 

また、LINEには特有のツールである「スタンプ」機能があります。各企業が自社のマスコットキャラクターをスタンプとして提供することでユーザーの日常に入り込み、ブランド想起率を高める効果が期待できることから、スタンプを無料配布している企業も多いです。

 

LINEの友だちを爆発的に増やすことは難しいので、ホームページで募集したり店頭で声掛けしたりクーポン配布をきっかけにしたりと、各企業が地道な活動を続けています。一度LINEで友だちになったユーザーは他のSNSで繋がったユーザーより強固な関係を築きやすいので、長期的な視点で活用すると良いでしょう。



10.まとめ

 

Facebook、Instagram、Twitter、TikTok、LINEを紹介してきました。これらのSNSにはそれぞれ特徴があるため、宣伝したい情報やターゲット層に合わせて使い分けることが重要です。SNSを効率的に運用したい方は、ぜひこの記事をブックマークして繰り返し読んでみてください。

 

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Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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