【PPC広告】種類・メリット・コツ・依頼のポイントを解説 - (株)GMSコンサルティング

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2023.1.13

2024.3.30

【PPC広告】種類・メリット・コツ・依頼のポイントを解説

【PPC広告】種類・メリット・コツ・依頼のポイントを解説

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Web広告の代表格と言えるのが「PPC広告」です。中小〜大企業、ECサイト運営者など幅広い広告主が活用しています。他の広告と比較しても、手軽に始められるため第一選択肢として検討されやすい広告です。

 

本記事では、PPC広告の運用を検討している方が、この広告の仕組みや実際に運用する際のコツを把握できるよう解説します。PPC広告の運用を代理店に依頼する際のポイントも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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1.PPC広告とは?

 

 

PPC(Pay Per Click)広告とは、クリックされることで初めて広告料が発生する仕組みの広告です。このような仕組みから「クリック課金型」と呼ばれます。広告が何回表示されてもクリックされない限りは料金が発生しません。

 

あらかじめ予算を設定でき、低予算からでも始められます。Web広告の中だと、PPC広告は低額で始められ、取り組みやすいと言えるでしょう。

 

PPC広告は、商材の販売元である企業やサイトの認知度を上げることには不向きになります。広告がクリックされると、ある程度の認知度向上にはつながりますが、ユーザーは商品を求めてクリックしているため企業やサイトへ関心が向きづらく、認知度向上の効果が得られにくいのです。

 

PPC広告は企業やサイトの認知度向上ではなく、クリックするユーザーは広告商材に興味・関心が高い傾向にあるため、商材の購買促進に向いています。

 

 

2.CPC課金とCPM課金の違い

 

CPC課金とCPM課金は、PPC広告での「広告料発生の形態」が異なります。どのような形態なのか、その仕組みを知っておくことで、自身がPPC広告を運用する際に、どちらが適しているのかを判断できるようになるでしょう。

 

 

2-1.CPM課金とは

 

CPM課金(Cost MPer Mile)は、一定の回数が表示されると報酬が発生する仕組みの広告です。CPM課金は「1000回」表示されて初めて広告料が発生します。必要な広告料は、CPC課金と比較して高い傾向にあります。

 

1クリックごとに広告料が発生するCPC課金と異なり、CPM課金はクリック数に左右されないため、クリック率が高い広告ほどお得になります。

 

逆に言えば、表示回数が多いにもかかわらず、クリック数が少ないと損をしてしまいます。広告を見られていなくても表示回数「1」として換算されます。ビューのみが増えて費用対効果が低くなるリスクがあるのです。Web広告はクリックされなければ売上につながりにくいため注意が必要です。

 

 

2-2.CPC課金とは

 

CPC課金(Cost Per Click)は、1クリックごとに広告料が発生する仕組みの料金形態です。

例えば、1クリックにかかる広告料が10円の場合、100クリックで1,000円、1,000クリックで1万円の広告料がかかります。PPC広告は基本的にCPC課金で、ディスプレイ広告のみ先述したCPM課金のタイプがあります。

 

CPC課金は、クリックされなければ広告料は発生しないため成果を挙げるまでのコストパフォーマンスが高いです。また、あらかじめ予算を設定しておけるので、予算オーバーの心配なく出稿できます。出稿する方法も簡単なため、手軽で低予算でできる課金形態として人気で、多くの企業やサイト運営者に活用されています。

 

ちなみにWeb広告は多種多様で、他にもエンゲージメント課金や成果報酬型課金などもあります。エンゲージメント課金は、広告主である企業などに対して実際に行動が起こった際に広告料が発生する課金形態で、成果報酬型課金は、ユーザーが購入や契約などをした場合のみ広告料が発生する課金形態です。これらと比較してもCPC課金は、費用対効果が高いうえ手軽に始められやすくなっています。

 

 

3.PPC広告の種類

 

 

PPC広告の代表的な種類は、次の3つです。

 

  • リスティング広告:検索ワードやコンテンツに連動して表示される広告
  • ディスプレイ広告:Webサイトや各種アプリ上で表示される広告
  • SNS広告:SNS上に表示される広告

 

これらの広告を企業が目的とする客層に合わせてうまく使い分けることで、効果的に訴求できます。

 

 

3-1.PPC広告の種類1.リスティング広告

 

リスティング広告は、検索したキーワードやサイト内のコンテンツに関連して表示される広告です。みなさんも検索した際に、一番上に表示されるテキストの広告を見たことがあるのではないでしょうか。その広告がリスティング広告になります。

 

リスティング広告は検索連動型と認識している方は少なくありませんが、コンテンツに関連して表示されるリスティング広告もあることを把握しておきましょう。

 

リスティング広告はPPC広告の中でも売上に直結しやすい広告媒体です。とくに検索連動型の場合、ユーザーは興味・関心のあるキーワードで検索しているため、関連した広告を表示できるのです。

 

クリック率を高めるには、端的でわかりやすく、興味を惹く文章の作成が必要になります。表示される文字数の制限にも注意が必要です。リスティング広告は、アカウントを開設して予算を設定することで主にGoogleやYahoo!で出稿できます。

 

 

3-2.PPC広告の種類2.ディスプレイ広告

 

ディスプレイ広告は、サイト内に設けられた特定の枠に表示される広告です。画像や動画単体の広告やこれらに合わせてテキストが表示されている広告を見たことはないでしょうか。それがディスプレイ広告になります。バナーが表示される場合が多く、バナー広告と呼ばれる場合もあります。

 

ディスプレイ広告での表示タイプには2種類あり、画像+動画にテキストが加えられている「レスポンシブタイプ」、画像または動画単体の「バナータイプ」があります。

 

リスティング広告とは異なり、検索キーワードやコンテンツと関係のない広告が表示されるため、ニーズが顕在化している客層への訴求効果が得られにくいです。しかし、ユーザーの属性や興味安心など、ターゲットを細かく設定できるため、潜在層にアプローチできます。

 

ディスプレイ広告について詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

3-3.PPC広告の種類3.SNS広告

 

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNS画面に表示される広告です。

 

SNS広告の最大のメリットは拡散力が高いことです。共感や好感を得られれば、瞬く間に拡散され、多くの人に広告したい商材を届けられます。

 

登録時に地域、性別、年齢、趣味・関心など、細かなターゲティングの設定が可能です。フォロワーに対してダイレクトにアプローチすることも可能で購入に直結しやすく、購入者の反応を直接に確認できることも特徴になります。また、商材の認知度が高まると潜在層を掘り起こされ、新たな顧客を増やせる可能性があります。

 

各SNSによって課金形態は異なります。主な課金形態はクリック課金型、インプレッション課金型、インストール課金型です。広告する商材に適したものを選択しましょう。



4.PPC広告のメリット

 

PPC広告にて訴求効果を最大限得るには、メリットを把握しておく必要があります。

 

  • 出稿や配信停止が簡単
  • 数値をもとに運用が可能
  • 低予算での運用が可能

 

 

4-1.PPC広告のメリット1.出稿や配信停止が簡単

 

PCP広告は、広告用のアカウントを開設し、広告の作成やキーワード、費用の設定をするだけで簡単に出稿できます。

 

また、出稿した後に「いまひとつ効果が出ないな」と感じた場合でもすぐに配信を停止することが可能です。紙や看板を通した広告ではそうはいきません。変更は可能ですが、莫大な時間と費用を要してしまいます。PPC広告であれば、変更に際しての費用がかかりません。

 

効果測定をもとに広告の作成し直しが可能なため、訴求効果のアップにつなげられやすくなっています。

 

 

4-2.PPC広告のメリット2.数値をもとに運用が可能

 

PPC広告は効果測定が行いやすいのも1つのメリットです。PPC広告では主に以下の指標から効果測定を行います。

 

  • IMP(表示回数)…ディスプレイ上にどれだけ表示されたか
  • CTR(クリック率)…広告のクリック数を表示回数で割ったもの
  • CVR(コンパ―ジョン率)…成果に結びついた数を広告のクリック数で割ったもの
  • CPC(クリック単価)…広告のクリック1回につき請求された広告料
  • CPA(獲得単価)…広告料をコンバージョン数で割ったもの
  • ROAS(費用対効果)…広告での売り上げを広告料で割り100を掛けたもの

 

例えば、表示回数が多いのにもかかわらずクリック数が少なければ、低いクリック率となります。クリック率が低い原因としては、魅力的な広告になっていない、ターゲットにしているユーザーの基に広告が表示されていないなどが考えられます。このように数値化された指標を確認しながら、適宜修正することで、成果につなげられるわけです。

 

 

4-3.PPC広告のメリット3.低予算での運用が可能

 

PPC広告を出稿する際、自身で予算を設定できます。設定したキーワードごとに単価が決まっているため、競争率の高いキーワードを選定すると、その分必要な予算が増えます。しかし、自身で設定できるためコントロールが可能です。

 

競合の多い商品またはキーワードだと、クリック単価が上がりやすいです。例えば「自動車保険」をキーワードとして設定する場合、自動車保険への加入を考えている人が検索するため、広告主にとっては売上に直結しやすくなります。

 

しかし、その分競合が多くなりやすく、クリック単価も上がってしまうのです。競合を少なくしてクリック単価をなるべく下げるには、複数のキーワードを組み合わせた「ロングテールキーワード」や単体のキーワードでも競合の少ない別のキーワードを設定すると良いでしょう。

 

 

5.PPC広告のデメリット

 

 

PPC広告を運用する際には、あらかじめデメリットを把握しておかなければなりません。

PPC広告のデメリットは次の2つです。

 

  • 運用の手間がかかる
  • 運用媒体ごとにクリエイティブが必要

 

 

5-1.PPC広告のデメリット1.運用の手間がかかる

 

「PPC広告を運用し始めたら放置でOK」ということはありません。運用をしている期間はPDCAサイクルを回しながら、広告を運用し続けることで効果が出ます。

 

PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取り、計画的に成果を挙げる技法のことです。PPC広告の運用中は、設定したキーワードに問題が無いか、広告の質は保たれているかを効果測定および改善し続けることでようやく成果につながります。

 

 

5-2.PPC広告のデメリット2.運用媒体ごとにクリエイティブが必要

 

web広告を掲載する際には、審査に通る必要があります。また、媒体ごとに表示できる広告のサイズも異なります。つまり、PPC広告を掲載する媒体に合わせて、広告を作成する必要があるのです。

 

例えば、画像+テキストのディスプレイ広告を掲載する予定をしていても、細長いバナー表示のみしかできない媒体であれば広告として機能しません。広告枠に合わせてサイズなどを調整し、より端的にわかりやすい広告に作成し直す必要があります。PPC広告を掲載する際には、運用する媒体の広告審査や表示形態を把握しておきましょう。

 

また、媒体によってユーザーの特性も異なるため、PPC広告に工夫を組み込む必要があります。webサイトに掲載する場合とSNS上に掲載する場合とではまるで特性が異なります。

媒体の特色や訪問するユーザーの特徴を把握したうえで、広告をクリエイティブしましょう。

 

 

6.PPC広告の運用のコツ

 

何事もコツを知っておくだけで、成果に著しい好影響をおよぼします。PPC広告も同様に、運用のコツを把握しておくだけで、運用後の成果が大きく異なってきます。PPC広告の運用のコツは次の3つです。

 

  • 運用の目的を定める
  • ターゲットに合わせた媒体選定
  • 訴求力のある広告文の作成

 

 

6-1.PPC広告の運用のコツ1.運用の目的を定める

 

はじめにPPC広告を運用する目的を明確にしましょう。PPC広告を運用する目的は、運用する会社や法人、個人によってさまざまです。「新規顧客を増やしたい」「顧客の行動分析をしたい」などが目的として挙げられます。そのために、CV数100などの具体的な数値目標、どのようなブランドイメージの明確化などを行いましょう。

 

PPC広告の1つのメリットは効果測定の結果に応じて、柔軟な対応ができることです。目的が明確になってなければ、運用期間中の効果測定が必要なものが不明瞭になります。サッカーの練習を「大会での優勝」などの目標なく、単に練習を繰り返している状態と同じです。運用の目的を明確にして、最適なPPC広告の運用を行えるようにすることが大切になります。

 

 

6-2.PPC広告の運用のコツ2.ターゲットに合わせた媒体選定

 

ターゲットにしたい顧客によって、効果的な広告が変わってきます。顧客の購買意欲を促進したい場合は、売上に直結しやすいリスティング広告が良いでしょう。潜在的な客層を発掘したいのなら、ディスプレイ広告が選択肢の有力候補に挙げられます。

 

また、社内または外部での運用者および資金に余裕がある場合は、先にSNS広告で認知度を上げてからリスティング広告の運用を行うことも可能です。いずれにしても運用する目的の明確化が必要なため、運用を開始する前には目的を定めておく必要があります。



6-3.PPC広告の運用のコツ3.訴求力のある広告文の作成

 

PPC広告で認知度を上げたい場合、大前提として広告の質が求められます。その中の1つ「訴求力のある広告文」は重要な要素です。

 

ユーザーが惹かれる広告を作成できれば、低予算かつ短い期間で効果を出せます。広告を作成する際には、以下のポイントを抑えましょう。

 

  • パッと見て分かりやすい広告になっているか
  • ダラダラと長い文章ではなく短い文章になっているか
  • 印象に残る文章になっているか
  • ブランドイメージが全面に出ている広告になっているか

 

始めからユーザーを惹きつけ、最大限の効果を発揮する広告を作り上げるのは容易ではありません。ユーザーの反応を見るために、複数の鉱区を作成し「広告テスト」を行うと良いです。予算に注意しながら、クリック率やエンゲージメントを確認し、最適な広告を作成しましょう。

 

 

7.PPC広告運用を代理店に依頼する際のポイント

 

 

PPC広告の運用方法として、内部で行う以外に代理店に依頼する方法があります。ここでは、PPC広告の運用を代理店に依頼する際のポイントを3つご紹介します。

 

 

7-1.PPC広告運用を代理店に依頼する際のポイント1.対応媒体の種類

 

PPC広告の運用を代理店に依頼する場合、対応している媒体の種類を確認しておきましょう。PPC広告にはリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告といった種類があります。

 

しかし、代理店によっては「SNS広告に対応していない」場合も少なくありません。どの広告媒体を自社が用いたいのかを明確にし、その媒体を扱っている代理店を選択しましょう。代理店にも種類があり、特定の広告に特化しているところもあるため、事前の把握が必要です。



7-2.PPC広告運用を代理店に依頼する際のポイント2.自社の業界に精通しているか

 

自社が業界に精通していなければ、広告の運用で成果を挙げることは困難です。そのため、代理店がこれまでに運用してきた業界や実績を把握しておきましょう。これらは基本的に代理店の公式サイトに掲載されています。

 

ただし、公式サイト上には良い評判のものしか書かれていないケースがほとんどです。よりリアルな口コミ等を確認し、その中に悪評があるかどうか、悪評の内容について吟味することが大切です。

 

また、代理店の中には悪質なところも存在します。悪質な代理店に依頼するのを防ぐ1つの方法としても「業界に精通しているか」は大切です。悪質な代理店は、表面的な知識だけを得て、知識のない依頼者を騙そうとしています。

 

 

7-3.PPC広告運用を代理店に依頼する際のポイント3.運用担当者と直接コミュニケーションが取れるか

 

広告の運用を依頼する際に窓口に出向き、担当者と直接コミュニケーションを取れるかどうかが大切なポイントです。理由は3つあります。

 

  • PPC広告を運用するうえでの希望が伝わらない可能性があるため
  • 経験の浅い新人が担当になる場合があるため
  • 運用担当者との相性が悪い場合があるため

 

代理店側としては、PPC広告の運用を代行するには、依頼する側の目的や希望を詳細に把握しておく必要があります。自社で運用する場合にも、何の目的もなく運用しても成果を挙げるのは困難なはずです。運用する担当者と意見をすり合わせるためにも、直接会ってコミュニケーションを取っておくべきです。

 

また、小さい代理店の場合は、経験の浅い新人が担当になることも少なくありません。広告を運用するにあたって経験の深さは大きな要因になり得ます。担当者が自ら「経験が浅いです」と言うことは無いため、直接見極めましょう。経験の深い担当者であっても、相性が悪ければ、今後の運用に差し支える可能性があります。PPC広告運用中の円滑なコミュニケーションは、成果に対して間接的な影響を与えます。相性にも注意して運用担当者を選択しましょう。



8.まとめ

 

広告を目にするデバイスがスマートフォンに移り変わった今、広告主としてはチャンスを得られやすくなりました。しかし、それだけ競合が多いため広告の運用テクニックや戦略が必要です。PPC広告であれば、低予算かつ手軽に出稿できるメリットを活かし、PDCAサイクルを回しながら運用テクニックを身に付けることも可能になります。広告したい商材がPPC広告に適しているのであれば、PPC広告の運用を選択肢に入れて良いでしょう。

 

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Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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