2024.10.22
2024.11.5
【BtoB企業にFacebook広告(Meat広告)がおすすめ!】成果を上げる運用のコツや成功事例をご紹介!
サービスを詳しく知りたい方はこちら
「Facebook広告を検討しているが、BtoB企業に向いているのだろうか」
「BtoB向けとBtoC向けのFacebook広告の違いは何?」
「BtB向けにFacebook広告を上手に運用するコツを知りたい」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、BtoB向けのFacebook広告を始めたい方のために、BtoB向けFacebook広告の基礎知識や広告BtoB企業にFacebook広告がおすすめの理由、Facebook広告運用で成果をだすコツを分かりやすく解説していきます。
B to B広告とは?
まず初めに、BtoB広告とはどんな広告なのかについて簡単にご説明します。
BtoB(Business to Business)は、企業間取引を意味し、BtoB広告とは企業が企業にたいしておこなう広告のことです。
従来の広告は、一般消費者に向けて広告配信するのに対して、BtoB広告は経営者や企業に属するビジネスマンをターゲットにBtoB商材を用いた広告を配信します。
BtoB商材の具体的な例としては、産業機械部品やマーケティングに利用するツール(人事管理システム、生産管理システム)などがあります。
BtoBビジネスでも利用される「SNS広告」
画像引用元:meta広告公式
SNS広告とは、FaceboookやInstagram、Twitter(X)、LinkedInなどのSNSプラットフォーム上に配信できる広告のことです。
SNS広告は、BtoBマーケティングにおいて効果的なことから、活用する企業が増えています。
検索されたキーワードで表示されるリスティング広告と異なり、多くのユーザーにリーチできるため潜在顧客への認知拡大に効果的です。
また、業種や役職に応じた細かなターゲティングが可能で、うまく活用すれば大きな成果を上げることができます。
BtoB向けFacebook広告(Meta広告)とは?
BtoB向けFacebook広告とは、企業が企業に向けて商品やサービスを訴求する広告のことです。
Facebookは、「ブランドの認知度向上」や「コンバージョンの獲得」に優れているため、BtoCだけではなく、BtoBビジネスにも相性が良いと言われています。
しかし、BtoB向けのFaceboook広告の場合、BtoCとはターゲットや、効果、費用が全く違うので、BtoCとは異なった戦略が必要になってきます。
BtoC向けFacebook広告(Meta広告)とBtoB向けFacebook広告の違い
ここでは、BtoC広告とBtoB広告の違いについて解説していきます。
企業が一般ユーザーに向けて配信する「BtoC向けFacebook広告」と企業が企業に向けて配信する「BtoB向けFacebook広告」には、以下の4つの違いがあります。
- ターゲット
- 効果
- 費用
- その他
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
1.ターゲット
BtoCの場合、一般ユーザーがターゲットになるため、年齢や性別、住居地などターゲット設定がBtoBより幅広くなります。
一方で、BtoBは、企業の経営や従業員をターゲットにするので、企業の業種や経営者の年齢層など、BtoCよりターゲット設定が絞られます。
Facebook広告では、実名制に加え、「勤務先」や「業界」、「役職」など仕事に関する項目も設定できるので、BtoB向けに非常に精度の高いターゲティングが可能です。
2.効果
BtoB向けとBtoC向けのFacebook広告は、得られる効果にも違いが見られます。
BtoB向けとBtoC向けのFacebook広告のCTR(クリック率)と平均CVR(コンバージョン率)をそれぞれ比較してみましょう。
全ての業界のFaceboook広告の平均CTRは、0.90%なので、BtoB向けFaceboook広告のCTRは若干平均より低いものの、平均CVRは10.63%と高い傾向にあります。
企業を相手にするBtoBは、個人を相手にしているBtoCよりもターゲットが限られているため、コンバージョン率が重視されます。
そのため、この数字からFaceboook広告がBtoBに向いていることが分かります。
平均CTR・CVR
業界 | 平均CTR | 平均CVR |
---|---|---|
BtoB | 0.78% | 10.63% |
衣服(BtoC) | 1.24% | 4.11% |
美容(BtoC) | 1.16% | 7.10% |
小売り(BtoC) | 1.59% | 3.26% |
旅行(BtoC) | 0.09% | 2.83% |
参考元:「Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]」
3.費用
次に、Facebook広告のBtoCとBtoBのCPA(コンバージョン単価)を比較してみましょう。
商材やサービス、業界にもよりますが、BtoBの方が顧客単価は高い傾向にあります。
なぜなら、個人ユーザと企業相手では、どうしてもBtoBの方がBtoCよりもターゲット数がすくなくなるため、顧客単価は高くなりやすいからです。
平均CPA
業界 | 平均CPA |
---|---|
BtoB | 2,755円 |
衣服(BtoC) | 1,272円 |
美容(BtoC) | 2,954円 |
小売り(BtoC) | 2,488円 |
旅行(BtoC) | 2,608円 |
参考元:「Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]」
4.その他
BtoB向けとBtoC向けのFacebook広告では、広告の文にも違いがあります。
BtoCの場合、個人ユーザーに向けた広告のため、ユーザーの目を引くような、おもしろいキャッチコピーを使用する広告が多いです。
一方で、BtoBは、企業に向けた広告なので、「満足度〇〇%」や「累計実績〇〇社」などのように具体的な数字を明記して「信頼性」を重視した広告文が多い傾向にあります。
BtoB企業にFacebook広告(Meta広告)がおすすめの理由5選
SNS広告の中でも、Facebook広告(Meta広告)はBtoB企業に最もおすすめな広告と言われています。
なぜなら、Facebook広告は、実名登録制を基本とし、企業名や役職などのデータにも信憑性が高いため、BtoB企業と非常に相性が良いからです。
また、Facebook広告は、ブランドの認知度アップやコンバージョン獲得などに優れているため、上手く活用すればBtoB商材でも高い効果を得ることができます。
ここでは、Facebook広告がBtoBの集客にむいている5つの理由をご紹介します。
- リードを獲得しやすい
- ビジネスで活用しているユーザーが多い
- 役職など権限を持つユーザーをターゲットにできる
- ターゲティングの精度が高い
- コストが低い
それぞれの理由を詳しくみていきましょう
1.リードを獲得しやすい
Facebook広告は、広告からLP(ランディングページ)に遷移せずにFacebook内で申し込める「リード獲得広告」を利用できるため、リードを獲得しやすいです。
LPへの誘導や個人情報の入力などが必要ないことから、コンバージョンされやすいという特徴があります。
リード獲得広告を活用することで、ブランドの認知度アップやリーチ拡大、顧客獲得など、ビジネスの目的を促進させることができます。
また、リード獲得広告は、質の高いリード獲得向けのカスタマイ機能を利用し、最適化できるので、より多くのリード獲得を期待することができます。
そのため、Facebook広告は、BtoB企業がリードを獲得するためのおすすめな広告媒体といえます。
2.ビジネスで活用しているユーザーが多い
Faceboookは、30〜50代くらいのビジネスマンが多く利用しているといわれています。
ビジネス目的でFacebook を利用しているユーザーが多いため、BtoBの集客においても十分なパフォーマンスが期待できます。
画像引用元:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
3.役職など権限を持つユーザーをターゲットにできる
Facebook広告は、ビジネスの意思決定者に広告配信できるのでBtoB企業と非常に相性が良いです。
また、Faceboook広告では、職業や役職、企業名を指定してターゲティング設定がおこなえます。
職業・役職ターゲティングには、「業界」「勤務先」「役職」の3つカテゴリーからターゲットを絞りこみが可能です。
例えば、「オーナー経営者」「代表取締役」など具体的な役職などを設定することで、権限のあるユーザーに絞って広告配信することができます。
勤務先 | NTTドコモ、Apple、株式会社リクルート、Yahoo!JAPAN、三井住友上海など |
業界 | IT、技術、アート、エンターテインメント、スポーツ、メディア、コンピューター、ビジネス、ファイナンス、ヘルスケア、医療、マネジメント、交通、輸送、公務員、営業、建設、食品、レストランなど |
役職 | 代表取締役、部長、オーナー経営者など |
4.ターゲティングの精度が高い
Facebookは、実名制を基本とした正確なデータベースなため、かなり非常に精度の高いターゲティングがおこなえます。
また、登録されているデータ(個人情報や企業名、役職など)にも高い信憑性があり、多くのビジネス層が利用しています。
そのため、企業がターゲットとなるBtoB と相性が良いです。
関連記事:Facebook広告のターゲティングの種類と設定方法を徹底解説!ターゲット設定の使い方のコツもご紹介!
5.コストが低い
Facebook広告には、「クリック課金」と「インプレッション課金」の2つの課金方法があります。
最低100円から出稿できます。
他の広告と比べてもクリック単価が安いため、低コストからでも広告運用を始めることができます。
大きな予算を確保できない、少しでも費用を抑えたいBtoB 企業にはおすすめだと言えるでしょう。
関連記事:Facebook広告の費用相場は?料金の仕組みや課金方法、予算設定まで徹底解説!
BtoB向けFacebook広告(Meat広告)の配信方法
ここでは、BtoB向けFacebook広告の配信方法を解説していきます。
BtoB向けFacebook広告の配信は、以下の手順で進めていきましょう。
- アカウント作成
- キャンペーンの設定
- 広告セットの設定
- 広告の設定
それぞれ項目について詳しく解説していきます。
1.アカウント作成
Facebook広告を配信する前に、まずFacebookアカウントを作成します。
※FacebookアカウントがないとFacebook広告は、配信できません。
次に、「ビジネスマネージャ」で広告アカウントを作成します。
ビジネスマネジャーとは、Facebookページや・Facebook・Instagram広告のアカウントなどを一元管理できるツールです。
複数の広告アカウントの設定や予算配分、広告配信スケジュールなどを一元管理することで、効率的な運用ができます。
2.キャンペーンの設定
Facebook広告は、以下の3つの階層から構成されています。
- キャンペーン
- 広告セット
- 広告
まずは、広告アカウント作成後、「キャンペーン」を作成していきます。
画面左上にある「+キャンペーン」をクリックします。
以下の項目から広告の目的を選択しましょう。
目的を選択したら、選択した目的に沿ってキャンペーンの詳細設定をおこなっていきます。
※利用者を違法な差別から保護するために信用、雇用、住宅、社会問題、選挙または政治に関連した広告のキャンペーンを作成する場合は、「特別なカテゴリー」でキャンペーンを作成し、申告する必要があります。
Facebook広告では、予算の上限を設定することができます。
上限を設定することで、予算が上限に達した時点で、広告のキャンペーンが停止されます。
そのため、広告キャンペーンで使用する広告費を確実に希望している予算内に納めることができます。
広告セットを2つ以上使用する場合、特定の広告セットで利用する広告費がない限りは、「Adventageのキャンペーン予算」の設定をおすすめします。
設定することで、キャンペーン全体の成果が高くなるように広告セット間で予算を配分することができます。
また、A/Bテストを設定することで、広告のパフォーマンスを改善し、効果的な運用をすることができます。
3.広告セットの設定
「キャンペーン」を設定したら、次に「広告セット」を設定していきます。
広告セットの設定は、選択したキャンペーンの目的によって異なります。
ここでは、キャンペーンの目的から「認知度」を選択したと仮定して設定を進めていきます。
広告セットでは、以下の項目を設定していきます。
- 予算と掲載期間
- オーディエンス管理
- 配置
予算と掲載期間
予算は、「1日の予算」「通算予算」のいずれかを選択し金額を設定します。
1日の予算:1週間の中で1日あたりに消化する平均の金額
通算予算:広告セットの掲載期間全体で消化する合計金額。開始日と終始日を設定する必要がある。
「スケジュール」で、広告掲載期間を設定します。
オーディエンス管理
オーディエンスでは、対象となるターゲットの詳細(地域、年齢、言語など)を決定していきます。
また、「詳細ターゲット設定」を利用することで、特定の利用者層データ、興味・関心、行動などを指定でき、さらに細かなターゲティング設定がおこなえます。
ターゲットを明確にし絞ることで、よりピンポイントでアプローチすることができます。
ただし、ターゲットを極端に絞りすぎると、リーチできる範囲が減ってしまい、効果がでにくくなってしまうので、ターゲット設定は適切な範囲でおこなうようにしましょう。
Facebook広告では、画面右側で「オーディエンスのボリューム」を確認することができます。
「1日の推定リーチ結果」や広告効果の目安を見ながらオーディエンスボリュームを調整しましょう。
関連記事:Facebook広告のターゲティングの種類と設定方法を徹底解説!ターゲット設定の使い方のコツもご紹介!
配置
どこに広告を配置するのかを設定していきます。
「Advantage+ 配置(推奨)」を選択すると、自動で最適な配置設定がおこなわれます。
また、「Advantage+ 配置(推奨)」を選択した場合、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkの全ての媒体に適応されます。
自分で好きな配置を設定したい場合は、「手動配置」で好きな配置を設定することができます。
※「手動配置」を選択した場合、「デバイス」「プラットフォーム」「アセットカスタマイズ」の設定も行う必要があります。
4.広告の設定
最後に「広告」の設定をおこないます。
以下の項目を設定し、実際に配信する広告の内容を決めていきます。
- 広告に表示する名前
- 広告設定(フォーマット選択)
- クリエイティブ(画像・テキストなど)
- トラッキング、など
広告に表示する名前
広告に表示する名前は、作成したFacebookページまたはInstagramアカウントから選択したものが表示されます。
広告設定(フォーマット選択)
広告設定では、「新規で作成する広告」「既存の投稿」「モックアップ」の3つの中から選択します。
また、広告フォーマットは、、「シングル画像または動画」「カルーセル」「コレクション」から選択することができます。
クリエイティブ(画像・テキストなど)
広告クリエイティブに使用する画像やテキストを設定していきます。
その他、広告リンクしたあとに遷移するウェブサイトを設定できます。
トラッキング
トラッキングとは、ユーザーがウェブサイト内のどこでクリックや閲覧したのかを追跡・分析できることです。
設定することで、コンバージョンが含まれるウェブサイトやアプリのイベントをトラッキングすることもできます。
※ウェブサイトを利用したユーザーをトラッキングする場合は、Metaピクセルの設定が必要です。
設定が完了したら、審査がおこなわれます。
審査は24時間以内におこなわれますが、あくまで目安なので、場合によっては24時間以上かかることもあります。
関連記事:Facebook広告を始めたい方へ!Facebook広告配信までの設定手順を徹底解説!
BtoB向けFacebook広告(Meta広告)の役職ターゲティング
Fcaebook広告には、特定の業界や職種、役職などを指定してターゲティングできる「役職ターゲティング」があります。
役職ターゲティングを活用することで、個人だけでなく企業をターゲットとした商材の宣伝を効率的におこなうことができます。
個人だけでなく企業を顧客とするサービスの宣伝にも適したターゲティング方法といえます。
BtoB向けFacebook広告のオーディエンスセグメントには以下の4つのセグメントがあります。
BtoB向けFacebook広告のオーディエンスセグメント
- ビジネスの意思決定者の役職および興味・関心
- ITの意思決定者
- ビジネスの意思決定者
- 新しいアクティブなビジネス
それぞれのセグメントの詳細をみていきましょう。
1.ビジネスの意思決定者の役職および興味・関心
「ビジネスの意思決定者の役職および興味・関心」とは、ビジネス分野で意思決定者だと思われるユーザーをターゲットするオーディエンスセグメントです。
このセグメントでは、ユーザーの興味・関心、投稿内容を指標として「意思決定者である」と判断されます。
そのため、経営者だけでなく、経営に興味・関心のあるユーザもターゲットの対象に含まれる可能性があります。
2.ITの意思決定者
「意思決定者」とは、企業内でITに関する意思決定権を持つユーザーをターゲットにできるオーディエンスセグメントです。
具体的には、以下のようなユーザーが指定できます。
- CIO
- CTO
- ITディレクター
- ネットワークエンジニア、など
ソフトウェア製品やセキュリティ対策製品など、lTサービスに関する商材を扱BtoB企業をターゲットにする場合に最適なターゲット層です。
3.ビジネスの意思決定者
「ビジネスの意思決定者」とは、以下のような分野の意思決定者をターゲットにするオーディエンスセグメントです。
- エンジニアリング
- 経営
- 人事
- 戦略
- マーケティングなど
コンサルティングサービスやアウトソーシングなど、ビジネスにおいて何らかの意思決定権を持つユーザーをターゲットにすることができます。
4.新しいアクティブなビジネス
「新しいアクティブなビジネス」では、以下のユーザーをターゲティングすることができます。
- 6ヵ月以内に設立したエンゲージメントの高いビジネスの管理者
- 12ヵ月以内に設立したエンゲージメントの高いビジネスの管理者
- 24ヵ月以内に設立したエンゲージメントの高いビジネスの管理者
スタートアップ支援や事業融資など、個人事業主向けのサービスを展開している企業におすすめのターゲット層です。
BtoB向けFacebook広告(Meta広告)で成果を上げる4つの運用のコツ
先ほど、なぜFacebook広告がBtoB企業に適したプラットフォームなのか理由を述べましたが、ここでは実際にFacebook広告でBtoB集客の成果を上げられるための4つの運用のコツをご紹介していきます。
- コンバージョンポイントを最適化する
- Facebookリード獲得広告を活用する
- 自動配置を活用する
- 類似ターゲティングを活用してCVRを高める
それぞれの運用のコツをみていきましょう。
1.CV(コンバージョンポイント)を最適化する
BtoBはBtoCと比較して、購入や成約に至るまでの検討期間が長い傾向にあるため、コンバージョンまでのハードルが高いです。
そのため、ホワイトペーパー・資料請求のダウンロード、無料セミナーの申し込みなど、ハードルの低いCVポイントを設けて、リード獲得することをおすすめします。
適切なCVポイントを活用することで成果がでやすくなり、機能学習もよりスムーズに働かせることができます。
2.Facebookリード獲得広告を活用する
Facebookリード獲得広告では、広告をクリックしてもLPページに遷移せずに、Facebook内でフォーム入力が完結できます。
Facebookに登録されている個人情報が自動でフォームに入力されるため、ユーザーの入力の手間が省け、サイトの離脱率を改善し、コンバージョン率の向上が期待できます。
3.自動配置を活用する
広告の自動配置を選択することで、Facebook側がより効果の高い配置を判断し、自動で広告配置してくれます。
Facebook広告では、以下の配信面で自動配置ができます。
- Messenger
- Audience Network
まだ、どの媒体で、どの配置に設定すれば効果が高いか判断できない場合は、自動配置を設定することをおすすめします。
自動配置設定をすることで、より効果的な場所に広告を配信してくれるので、少ない予算でも成果をあげることができます。
4.類似ターゲティングを活用してCVRを高める
類似ターゲティングを活用することで、自社の顧客リストと似た属性を持つユーザーをターゲティングできます。
個人事業主向けのサービスを展開している場合、Facebookでは、経営者同士がつながっている傾向があるため、類似ターゲティングをすることで、成果がでやすい傾向にあります。
類似ターゲティングを活用し自社の商品・サービスに興味関心を示す可能性の高いユーザーを絞り込み、CVRを高めていきましょう。
BtoB企業のFacebook広告(Meta広告)の成功事例
より効果の高いBtoB企業向けFacebook広告を作成するには、他社の成功事例を参考にすることも大切です。
ここでは、以下の5つのBtoB企業向けFacebook広告の成功事例をご紹介します。
- サイボウズ株式会社
- 株式会社ユビレジ
- 株式会社マネーフォワード
- 株式会社ウィルオブ・コンストラクション
- 株式会社キャスター
それぞれの成功事例の特徴を押さえて、良い部分を自社の広告戦略の参考にしてみましょう。
1.サイボウズ株式会社
サイボウズ株式会社は、クラウドベースのグループウェアや業務改善サービス、社会のチームワーク向上を支援している会社です。
また、Kintone(キントーン)など、社内で情報を共有する便利なツールを取り扱っています。
サイボウズ株式会社は、企業の意思決定に関わるユーザーをターゲットとし、Kintoneの「30日間の無料お試し」をBtoB向けFacebook広告で宣伝しました。
その結果、従来の広告と比較して2倍以上のユーザーが「30日間の無料お試し」に登録することに成功しています。
2.株式会社ユビレジ
株式会社ユビレジは、誰でもカンタンに操作できるiPadを使ったPOSレジアプリ「ユビレジ」を提供している会社です。
株式会社ユビレジは、「ユビレジ」の認知度の向上、リード獲得を目的としてFacebook広告で多くの企業にアピールしました。
ターゲティング設定では、職業で絞り込み、カスタムオーディエンス、既存リストの類似オーディエンスを活用して広告配信しました。
また「無料お試し」を積極的に周知し、コンバージョンに至らなかったユーザーに対しても、リマーケティングなどで徐々にアプローチしました。
その結果「ユビレジ」は、現在全国で3万店舗以上に導入されています。
3.株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードは、法人や個人向けにお金の管理に関するサービスを提供している会社です。
さまざまなクラウド形式のツールを開発しており、面倒な確定申告を楽にするサービスや事業者向けのサービスをおこなっています。
株式会社マネーフォワードは、顕在層の獲得を高め、準顕在層・リーチを拡大するため Facebook広告を活用して「クラウド会計plus」を宣伝しました。
新規顧客獲得を目的として、「サービス資料のプレゼント」を実地しました。
Facebook広告では、業務効率化や費用対効果をメインに「クラウド会計Plus」の強みを多くのユーザーにアピールすることに成功しています。
4.株式会社ウィルオブ・コンストラクション
株式会社ウィルオブ・コンストラクションは、建設業・施工管理技士に特化した人材派遣・紹介の人材サービス事業を展開している会社です。
施工管理業務の仕事を簡単に探せる「施工管理求人ナビ」の登録者を増やすために、Facebook広告を開始しました。
まず、マーケティングオートメーション(MA)ツールを使用し、広告配信対象のユーザーを抜粋しました。
そして、Messengerに誘導し、ボットを活用して連絡先や希望勤務地や資格、連絡先などの情報を記入してもらう仕組みを導入したそうです。
結果、「施工管理求人ナビ」は、今現在約45万人以上のユーザーに登録されています。
5.株式会社キャスター
株式会社キャスターは、秘書や人事に関する業務をサポートしている会社です。
株式会社キャスターは、企業の経理事務の代行サービス「CASTER BIZ」の認知度と導入を増やすことを目的とし、Facebook広告の運用を始めました。
広告クリエイティブに企業のロゴを掲載し、「1,000社以上」「50%削減」「100人に1人」など、具体的な数字を取り入れました。
その結果、「CASTER BIZ」の認知度向上に成功しています。
Facebook広告(Meta広告)ライブラリを活用して競合を調査しよう
上記でBtoB企業向けFacebook広告の成功事例をご紹介しましたが、ここではFacebook広告ライブラリを活用した競合調査の方法を解説していきます。
成功している競合の広告クリエイティブを参考にし、自社のクリエイティブを改善することでより高い効果が期待できます。
Facebook広告ライブラリとは
広告ライブラリとは、Facebook、Audience Network、Messengerに配信されている全ての広告を、誰でも閲覧できる無料ツールのことです。
キーワードまたは広告主(企業名)で検索することができ、競合他社がどのような広告を配信しているか確認することができます。
また、フィルター機能を使えば、広告クリエイティブの形式(動画や写真)や配信先、掲載期間別に広告を絞って表示することができます。
競合が掲載している広告クリエイティブを参考にし、良いところを取り入れ、クリエイティブをより効果的なものへ改善していきましょう。
広告ライブラリの使い方
使い方はシンプルで誰でも簡単に他社の広告を検索できます。
- 広告ライブラリを開く。
- 国を選択する。
- 「広告カテゴリ」をドロップダウンし、「すべての広告」を選択する。
- 検索バーにキーワードまたはFaceboookページ名を入力して検索する
- 「詳細を見る」を選択し、該当に広告についての詳しい情報を表示する
検索の際、広告主となる企業や団体の名前を入力することで、特定の広告主に絞り込むことができます。
Faceboook広告ライブラリのさらに詳しい詳細は、下記の記事をご参考ください。
関連記事:Meta「広告ライブラリとは?」使い方や便利な機能、注意点をわかりやすく紹介!
まとめ
今回は、BtoB向けのFacebook広告を始めたい方のために、BtoB向けFacebook広告の基礎知識や広告BtoB企業にFacebook広告がおすすめの理由、Facebook広告運用で成果をだすコツを分かりやすく解説してまいりました。
BtoB集客にFacebook広告の利用がオススメな理由は、実名登録制のためターゲティング精度が高いため、多くのビジネス層が利用している点です。
そのため、BtoB企業向けFacebook広告で、適切なターゲティング設定をおこなえば、高い成果を得ることができます。
BtoB向けFacebook広告の運用効果を最大化させたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
広告運用でお困りの方はお気軽にお問い合わせください