2025.03.31
2025.3.3
2025.3.7
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「Instagram広告を始めたいけど、支払い方法はどうすればいいの」
「Instagram広告の支払い方法を知りたい」
「Instagram広告の支払い方法が上手くいかない!その対処方法を知りたい」
Instagram広告は、適切に設定しないと、広告配信停止などのトラブルが発生する可能性があります。
本記事では、これからInstagram広告の導入を検討している方のために、Instagram広告の課金形態や支払い方法、トラブルの対処方法、費用対効果を高めるポイントを分かりやすく解説していきます。
ここでは、Instagram広告の課金形態と費用相場について解説していきます。
Instagram広告の課金形態と相場を把握しておくことで、事前にどのくらいの予算が必要なのかを算出することができます。
Instagram広告には、以下の4つの課金方式があります。
それぞれの課金方式を詳しくみていきましょう。
CPMは、広告が表示されるごとに課金される方式です。
一般的に、広告が1,000回表示されるたびに費用が発生します。
Instagram広告のインプレッション課金の費用相場は、1リーチあたり約0.5円〜1円程度です。
つまり、1,000回表示で500円〜1,000円程度の費用がかかります。
広告が何回クリックされても料金が一定なので、クリック率が高いほど、クリック単価が安くなります。
認知拡大やリーチを広げたい場合に向いている課金方式です。
CPCは、広告が1クリックされるごとに課金される方式です。
ユーザーに広告がクリックされた場合のみ料金が発生するので、無駄なコストをかけずに運用することができます。
Instagram広告のクリック単価は、1クリックあたり約40円〜100円程度です。
しかし、商品のジャンルなどによって、相場は異なってきます。
ウェブサイトへの誘導や商品購入などのコンバージョン獲得を目的とした場合に、おすすめな課金方式です。
CPIは、広告を経由してアプリがインストールされたら課金される方式です。
Instagramを利用しているユーザーのほとんどがスマホを使用しているため、Instagram広告は、アプリのインストールに効果的です。
費用相場は、1インストールあたり約100円〜150円程度です。
CPIは、他の課金方式と比較して割高ですが、アプリがインストールされた場合のみに料金が発生するので、費用対効果は高い傾向にあります。
また、CPIは広告の効果を直接的に測定できるというメリットがあります。
そのため、広告の結果を検証しながら運用することで、より費用対効果の高い広告を出稿することができます。
CPVは動画広告が再生されたときに課金される方式です。
広告動画が10秒以上または、最後まで再生された場合に料金が発生します。
費用相場は、1再生あたり約4円〜7円程度です。
CPVは、できるだけ高画質なクリエイティブを使用することで、広告の効果を高めることができます。
また、CPVはユーザーにある一定の時間以上視聴された場合のみに料金が発生するので、確度の高いターゲットを絞り込んで配信することで、広告の効果をより高めることができます。
動画広告は、視聴しているユーザーに強い印象を残すことができるため、認知拡大や購入促進、ブランディングを目的とした場合に向いています。
Instagram広告の課金方式は、広告の目的によって選択できる課金方式が決まっています。
そのため、自由に選択することができません。
広告の目的別で選択できる課金方式は、下記の通りです。
キャンペーン目的 | 課金方式 |
商品やブランドの認知拡大 | インプレッション課金(CPM) |
コンバージョン獲得 | インプレッション課金(CPM)クリック課金(CPC) |
投稿へのエンゲージメント数増加 | インプレッション課金(CPM) |
アプリのインストール | アプリインストール課金(CPI) |
動画再生数アップ | 動画視聴課金(CPV) |
ここでは、Instagram広告の支払い方法について解説していきます。
Instagram広告には、次の2つの支払い方法があります。
それぞれの支払い方法を詳しくみていきましょう。
Instagram広告の自動決済は「請求単価額」という広告費用の請求基準となる金額を設定し、請求単価に基づいて自動で支払われる決済方法です。
例えば、請求単価額を900円に設定した場合、広告費用が900円に達するごとに自動で決済されていきます。
請求単価額に満たなかった場合は、毎月の請求日に改めて請求されます。
また、請求単価額を設定しなかった場合は、Instagram側で自動的に決済金額が設定され、決済されます。
初めのうちは、少額から自動決済されていきます。
そして、滞りがなく決済がされていくと、自動的に請求単価額は上がっていきます。
そのため、自分で決済額を把握したい場合は、請求単価額をしっかり設定することをおすすめします。
Instagram広告の手動決済とは、アカウントのプリペイド残高へ入金しておき、広告が掲載された際に広告費用が自動引き落としされる決済方法です。
自動決済とは異なり請求単価額の設定をする必要がなく、1日に1回、その日にかかった広告費がプリペイド残高から引き落とされます。
手動決済は、アカウント内で設定した地域によって支払い方法が異なります。
日本のアカウントで手動決済を選択した場合は、オンライン銀行振込でしか支払うことができないので注意が必要です。
Instagram広告は、「手動決済」と「手動決済」どちらを選択するかで、支払うタイミングが異なります。
自動決済の場合:設定した「請求単価額」に費用が到達した時に、自動的に請求がおこなわれます。
残りの料金がある場合は、毎月の請求日に請求されます。
手動決済の場合:事前にアカウントに費用を入金しておき、広告が掲載されると残高から請求額が差し引かれます。
1日に最大1回(24時間単位)でかかった費用が残高から引き落とされます。
ここでは、Instagram広告で設定できる決済方法をご紹介します。
Meta(Facebook)広告同様、Instagram広告で選択できる決済方法は次の通りです。
それぞれの決済方法を詳しくみていきましょう。
Instagram広告で最も一般的な支払い設定です。
Instagram広告料金の支払いに対応しているクレジットカードまたはクレジット機能付きデビットカードの国際ブランドは、以下のとおりです。
Metaビジネスヘルプセンターでは、JCBカードでの支払いが可能と記載されていますが、対応していないので注意しましょう。
上記の利用可能なクレジットカードまたはデビットカードを持っていない場合は、新たにクレジットカード(またはデビットカード)を作る必要があります。
American Expressカードを使用する場合、Instagram広告で利用できる通貨(米ドル、ユーロ、日本円など)は限られています。
ほかの通貨を利用している場合は、利用可能か通貨を使用しているかMetaビジネスヘルプセンター|American Expressで利用できる通貨で確認しておきましょう。
参照元:Metaビジネスヘルプセンター|Meta広告で利用できる支払い方法
PayPaIは、世界中で利用されているオンライン決済サービスです。
PayPalは、アカウント残高に入金する必要はなく、アカウントに登録したクレジットカード(またはデビットカード)、銀行口座などで支払いをすることができます。
世界で4億人以上のユーザーが利用しており、3,000万以上のビジネスで導入されています。
PayPalを活用することで、オンラインでの金融取引を簡単かつ安全におこなうことができます。
PayPalは、世界200か国以上の国と地域で利用でき、米ドルやユーロ、日本通貨など100通貨以上の通貨に対応しています。
ただし、クレジットカード同様にInstagram広告では、利用可能な通貨に制限があるため、対応している通貨を使用して決済しましょう。
また、日本円決済の場合、PayPalの手数料は無料ですが、PayPalアカウントの通貨がInstagram広告の通貨と異なる場合は別途、外国為替手数料が発生することがあるので注意が必要です。
参照元:Metaビジネスヘルプセンター| Meta広告を購入する場合にPayPalの取引手数料を支払う人
PayPalで登録可能な支払い法
クレジットカード | JCBVisaMastercardDiscoverAmerican Express |
デビットカード | 国際ブランドがついたデビットカード(Visaデビットなど) |
銀行口座(法人不可) | みずほ銀行三井住友銀行三菱UFJ銀行ゆうちょ銀行りそな銀行埼玉りそな銀行 |
Instagram広告では、オンライン銀行振り込みによる決済が可能です。
ただし、オンライン銀行振込を設定する場合は、初期設定の段階で「手動決済」を選択する必要があります。
初回の設定でクレジットやPayPaIでの支払いを選択すると、今後オンライン銀行振り込みはできなくなります。
また、オンライン銀行振込は、支払い通貨が日本円である場合のみ利用可能です。
ここでは、Instagram広告の支払い設定の手順をご紹介します。
Instagram広告において、支払い方法の設定をするには以下の2通りの方法があります。
それぞれの支払い設定方法をみていきましょう。
【注意事項】
場合によっては、Instagramプロアカウントに切り替えて、Facebookページにリンクする必要があります。
また、リンクする場合は、リンクするページの管理者である必要があります。
参照元:Instagramヘルプセンター|Instagram広告の支払い
ここでは、Instagram広告の支払い方法を変更する手順をご紹介します。
先ほどご紹介いしたInstagram広告の支払い設定の手順と同様、Meta広告(Facebook)アカウントを利用したやり方とInstagramアプリを利用したやり方の2つを解説していきます。
それぞれの支払い設定方法をみていきましょう。
広告アカウントでメインの支払い方法を変更した場合、変更した内容はFacebookとInstagramの両方に反映されます。
ここでは、Instagram広告の決済履歴や請求金額を確認する方法をご紹介していきます。
Instagram広告の決済履歴や請求金額を確認する方法は、次の2通りの方法があります。
それぞれの確認方法をみていきましょう。
決済履歴は、画面の下部に表示されます。
決済ステータスを確認することで、決済履歴や請求金額の支払いを確認できるだけでなく、未払いなどの決済に失敗していないかどうかを調べることも可能です。
広告アカウントの右側にある「現在の残高」には、未払いの残高(次回の請求額)が表示されています。
また、「現在の残高」の横にある「今すぐ払う」ボタンをクリックすることで、請求日を待たずに未払いの残高を支払うことができます。
Instagram広告の広告費の請求額は、「現在の残高」に表示されます。
そして、決済履歴(過去の請求)は「支払いアクティビティ」で確認することができます。
Meta広告(Facebook)アカウントを利用する方法は、Facebook広告とInstagram広告の両方を出稿している場合のみに利用できます。
そのため、Instagram広告のみ出稿している場合は、Instagramアプリを利用する方法を参照してください。
また、Instagramアプリで支払いの設定や確認をするためには、Instagramアカウントをプロアカウントに切り替える必要がある場合があります。
ここでは、Instagram広告の支払いができない時の対処方法をご紹介します。
それぞれの対処方法を詳しくみていきましょう。
不適切な設定をすると支払いに失敗する可能性があります。
利用したい支払い方法に問題がないか再確認しましょう。
例えば、以下の点に誤りがないかを確認してみてください。
FacebookページとInstagram広告アカウントをリンクしている場合、変更内容はFacebookとInstagramの両方に反映されます。
そのため、Facebook広告の支払いを変更した直後に支払いに失敗した場合は、変更前の設定に戻して再度支払いを試みてください。
Instagramアプリで広告料金を支払う場合、場合によっては、Instagramプロアカウントに切り替えてFacebookページとリンクする必要があります。
そのため、FacebookページとInstagramプロアカウントが連携できているかを確認しましょう。
FacebookページとInstagramアカウントの連携は、Facebookページの管理者のみです。
Facebookページの管理権限がある広告アカウントでリンクするようにしましょう。
カードによる支払いが失敗した場合、以下のいずれかの理由である可能性があります。
カードが無効である:有効期限が切れていないか確認をし、切れている場合は、支払い情報を更新しましょう。
カードの情報を更新しても継続してエラーが出る場合は、利用しているカード会社に問い合わせをする、または新しい支払い情報を追加することをおすすめします。
カードの利用可能残高が足りない:支払いに利用しているカードの利用可能残高が請求額より少なくないか確認をしましょう。
カードの利用可能残高が不足している場合、エラーが生じるため支払いに失敗してしまいます。
今後の支払いに失敗しないように、カードに十分な資金があるか定期的に確認しましょう。
クレジットカードまたはデビットカードを使用する場合、有効なカードまたはデビットカードを登録しているか確認することが大切です。
Instagramの広告料金は、自動決済を選択した場合、請求単位額に基づいて請求がおこなわれます。
また、支払い単位額は自分で調節できるため、クレジットカードの限度額に合わせて支払い単価を調節しましょう。
カードの限度額に合わせて無理のない金額を設定し、低めに設定することで、カードの上限額によるエラーを防ぐことができます。
上記の対策でもエラーが解消されない場合は、Meta(Facebook)のサポートまたは利用しているカード会社に問い合わせをしましょう。
支払いの登録情報に問題ないのにうまく支払いができない場合は、カード会社やInstagramのシステム側で問題が生じている可能性があります。
例えば、カード会社またはMeta(Facebook)のセキュリティにより不正利用として認識されて支払いに失敗している可能性も考えられるでしょう。
ここでは、Instagram広告の費用対効果を高めるポイントを解説していきます。
それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。
Instagramは、他のSNSと比較しても、写真や動画などのビジュアルが非常に重視されている媒体です。
一般の投稿でも質の高いクリエイティブが多いため、投稿を閲覧しているユーザーの目にぱっと留まるような広告でなければスルーされてしまう可能性が高いです。
そのため、ユーザーの興味関心を引くためには、視覚的に訴求力の強いクリエイティブを作成する必要があります。
Instagram広告のクリエイティブ作成に関する詳しい詳細は、下記の記事をご参考ください。
関連記事:【Instagram広告の画像・動画】推奨サイズとクリエイティブ作成時のポイントを徹底解説
Instagram広告の運営者は、Meta(Facebook)広告と同じため、Facebookのデータを使って精度の高いターゲティングがおこなえます。
広告配信したい対象を明確にし、ユーザーの属性や興味関心、行動履歴などで、ターゲットを絞り込むことで、より確度の高いユーザーに広告配信することができます。
Instagram広告のターゲティングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
関連記事:【カンタン解説】Instagram広告のターゲティングの種類・設定方法・注意点等を解説
Web広告は、出稿したら終わりではありません。
より費用対効果の高い運用をするためには、具体的な数値目標を設定し、適切な指標PDCAサイクルを継続的に回していくことが重要です。
また、PDCAの測定期間は、ある程度の長さを設定することをおすすめします。
なぜなら、あまり短いスパンで回していくと、正確な結果を測定できない可能性があるからです。
広告の効果を正確に判断できるデータを蓄積するための測定期間を最低限確保しながら、PDCAを回していくと良いでしょう。
Instagram広告で費用対効果を上げていくためには、適切な掲載場所に広告を配信することが大切です。
Instagram広告には、次のような広告配置があります。
フィード広告 | タイムラインに配信できる広告 |
ストーリーズ広告 | ストーリーズ投稿の間に配信できる広告 |
コレクション広告 | 商品をカタログのように掲載できる広告 |
発見タブ広告 | 検索機能(虫眼鏡アイコン)に掲載できる広告 |
広告配置は、広告の目的や訴求したい商品、サービス、ターゲットに合わせて選ぶようにしましょう。
例えば、ストーリーズは、毎日Instagramを活用するユーザーの70%が利用しているためリーチ率が高い傾向にあります。
オーガニックストーリーズの間に自然と広告が挿入されるため、ブランドの認知向上やコンバージョンの促進が期待できます。
認知向上を目的とした場合、ストーリーズ広告を上手く活用することで、費用対効果を高めることができます。
広告配置ごとの特性を理解し、広告の目的にマッチした配置を使い分けることで、より高い費用対効果が得られます。
Instagram広告の支払いに関するよくある質問として、以下の3つが挙げられます。
それぞれについて詳しく解説します。
Instagramの支払いで、クレジットカードが登録できない場合は、次のような原因が考えられます。
入力内容に間違いがないか、よく確認して登録しなおしてみてください。
また、利用したいクレジットカードの利用範囲が国内のみの設定になっている場合、カードを登録することはできません。
クレジットカードを発行した際に、初期設定の内容が海外でも使用できるようになっているかも確認すると良いでしょう。
カード情報の入力に間違いがないのに、エラーが続く場合は、Metaのサポートや利用しているカード会社に問い合わせましょう。
他にもクレジットカードをお持ちの場合は、別のカードでの登録をおすすめします。
クレジットカードが拒否されるなど支払いのエラーが発生した場合、以下のような原因が考えられます。
支払いに失敗した場合、料金の支払いが完了するまで広告が一時停止され、広告アカウントは停止されてしまいます。
クレジットカードが拒否されるなど支払いに失敗した場合は、速やかに広告アカウントの設定から支払い方法の更新または変更をしましょう。
Instagram広告では、オンライン銀行振り込みによる支払いが可能です。
オンライン銀行振込を設定する場合は、支払いの初期設定で「手動決済」を選択する必要があります。
初回の設定で支払いを自動決済(クレジット、PayPaIなど)にすると、今後オンライン銀行での振り込みはできなくなるので注意が必要です。
※オンライン銀行振込は、支払い通貨が日本円である場合のみ利用可能です。
本記事では、これからInstagram広告の導入を検討している方のために、Instagram広告の課金形態や支払い方法、トラブルの対処方法、費用対効果を高めるポイントを解説しました。
Instagramの広告料金の支払いに失敗すると、広告の配信停止や広告アカウントの停止といった最悪の事態を招くことにもなりかねません。
今後の料金の支払いで失敗を防ぐために、以下のポイントを覚えておきましょう。
弊社では、Instagram広告の配信において、ターゲティング設計から広告作成、成果改善までサポートしております。
Instagram広告の支払い方法にてお困りの方は、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
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