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2024.12.18

2025.7.11

Facebook(Meta)広告の標準イベントとは?基本概要からイベント一覧、設定方法など徹底解説!

Facebook(Meta)広告の標準イベントとは?基本概要からイベント一覧、設定方法など徹底解説!

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「Facebook広告の標準イベントって何?」

「Facebook広告の標準イベントの設定方法は?」

上記のような悩みを持つ方は少なくないのではないでしょうか。

本記事では、そんな方々に向けて、標準イベントの概要やFacebookピクセルとの関係、標準イベントの種類や設定方法、注意点や確認方法について詳しく解説します。

Facebook広告初心者の方にもわかりやすく解説しているので、是非ご覧ください。

Facebook(Meta)広告の標準イベントとは?


Facebook広告の標準イベントとは、コンバージョン計測を目的として、あらかじめ用意されているデフォルトのイベントを指します。

コンバージョンは、自社の商品購入やサービス申し込みだけに限定されるものではありません。

たとえば、ホームページに訪問したユーザーをコンバージョンとしてカウントすることも可能です。

このように、ホームページを訪れたユーザーがどのような行動を取ったのかをイベントとして設定することで、その効果を計測することができます。

通常、コンバージョン効果を測定するには、タグやコードを生成して対象のページに設置する必要があります。

ただし、イベントごとのコードを発行するには専門的な知識が求められる場合があります。

しかし、Facebook広告では標準イベントとしてあらかじめ設定されたコードが用意されており、それを利用することで簡単にコンバージョン効果を測定することが可能です。

標準イベントの設定に必要なFacebookピクセルとは?

Facebook広告の標準イベントを設定するには、専用のコンバージョン計測用コードを発行する必要があります。

このコードは、Facebookピクセルと呼ばれるJavaScriptコードを指します。

標準イベントを設定する際には、Facebookピクセルのベースコード内に、計測対象の標準イベントに対応するコードを追加します。

これにより、イベントの計測が可能になります。

さらに、Facebookピクセルで収集されたデータや数値は、Facebook上に保存され、他の広告キャンペーンの最適化にも活用されます。

これにより、コンバージョン効果を計測するだけでなく、リマーケティングやリターゲティング、カスタムオーディエンスや類似オーディエンスの作成など、広告配信の効率化にも役立てることができます。

こうしたデータに基づき広告配信を最適化することで、より高いコンバージョン効果が期待できます。

そのため、コンバージョン効果の計測にとどまらず、広告の費用対効果を向上させる観点からも、Facebookピクセルを利用した標準イベントの設定は非常に有効です。

Facebookピクセルの構成要素


Facebookピクセルは、先ほどふれた標準イベントのコード以外にも以下の3つの要素で構成されています。

  1. Website元のコード
  2. Metaピクセルベースコード
  3. 標準イベントコード


それぞれについて詳しく解説していきます。

1.Website元のコード


Metaピクセルコードは、Webページの<head>タグと</head>タグの間に配置します。

もし<head>タグ内に既存のコードがある場合は、そのコードの下にピクセルコードを貼り付けます。

ただし、必ず</head>タグの直前までに配置する必要があります。

2.Metaピクセルベースコード



Metaピクセルベースコードは上の写真の通りです。

ピクセルID「1234567890」はただの一例であり、アカウントごとにピクセルコードは異なります。

3.標準イベントコード



標準イベントコードとは、Facebookであらかじめ用意されている特定のイベントに対応したコードを指します。

このコードは、購入や申し込みといったコンバージョンだけでなく、ページビューや会員登録、問い合わせなど、分析や解析によく使用されるアクションを計測するためのものです。

標準イベントコードは、対象となるコードを選んでベースコードに追加するだけで、簡単に計測や広告配信の最適化に活用できます。

また、コードを直接記述しなくても、Facebookの管理画面からURLベースで設定することも可能です。

一般的なユーザー行動の多くは、この標準イベントコードに含まれていますが、もし標準イベントコードにない行動を計測したい場合は、カスタムイベントコードを作成する必要があります。

その際には、まずカスタムコンバージョンを設定し、それを基にカスタムイベントコードを発行する必要があるため、注意が必要です。

Facebook(Meta)広告の標準イベント一覧

ウェブサイトのアクション説明イベント例標準イベント

支払い情報の追加
チェックアウト手続き中に顧客の支払い情報を追加する請求情報の保存ボタンをクリックする
fbq(‘track’, ‘AddPaymentInfo’);

カートに追加
ショッピングカートにアイテムを追加する[カートに追加]ボタンをクリックするfbq(‘track’, ‘AddToCart’);

ウィッシュリストに追加
ウィッシュリストにアイテムを追加する[ウィッシュリストに追加]ボタンをクリックするfbq(‘track’, ‘AddToWishlist’);

登録完了
ビジネスが提供するサービスと引き換えに情報を提出するメールマガジンに登録するfbq(‘track’, ‘CompleteRegistration’);

問い合わせ
顧客と連絡を取り合う(電話、SMS、メール、チャットなど)メールフォームから面談を申し込むfbq(‘track’, ‘CompleteRegistration’);


製品のカスタマイズ
設定ツールまたはその他のアプリケーションを使用して製品をカスタマイズする。
fbq(‘track’, ‘CustomizeProduct’);
寄付団体や慈善活動に寄付するfbq(‘track’, ‘Donate’);

場所の検索
ウェブまたはアプリであなたの店舗を見つけるある商品を検索して実際の店舗で見つけるfbq(‘track’, ‘FindLocation’);
チェックアウト開始チェックアウト手続きを開始する[チェックアウト]ボタンをクリックするfbq(‘track’, ‘InitiateCheckout’);

リード
後日連絡が来る可能性があることを理解して、顧客が情報を提出するフォームの送信、トライアルの登録する
fbq(‘track’, ‘Lead’);

購入
購入を完了する。通常、注文/購入の確認や取引の領収書の受け取り[ありがとうございました]ページまたは確認ページの表示するfbq(‘track’, ‘Purchase’, {value: 0.00, currency: ‘USD’});
スケジュール店舗の訪問を予約するfbq(‘track’, ‘Schedule’);

検索
ウェブサイト、アプリなどで検索を実行する旅行先のホテルを検索するfbq(‘track’, ‘Search’);


トライアル開始

ビジネスが提供している製品またはサービスの無料トライアルを開始する

サブスクリプションの無料体験に申し込む
fbq(‘track’, ‘StartTrial’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’});

応募
ビジネスが提供している製品、サービス、プログラムなどに応募するクレジットカード、教育プログラム、求人などに申し込むfbq(‘track’, ‘SubmitApplication’);

サブスクリプション登録
あなたが提供している製品またはサービスの有料サブスクリプションを開始するfbq(‘track’, ‘Subscribe’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’});




コンテンツビュー
関心のあるウェブページを訪問する※コンテンツビューではウェブページのURLに訪問があったことはわかりますが、訪問者がウェブページで何を実行または閲覧したかはわかりません。



商品ページやランディングページに遷移する




fbq(‘track’, ‘ViewContent’);


参考:Metaビジネスヘルプセンター|Metaピクセル標準イベント

上記がFacebook広告に備わっている標準イベントの一覧です。

注意点として、ページビューイベントは、ピクセルのベースコードにあらかじめ含まれています。

このイベントにより、ピクセルベースコードが設置されているWebページに利用者がアクセスしたタイミングを把握することができます。

基本的に、設定できるイベントは最大で8個までです。

そのため、自社のFacebook広告に適した標準イベントを慎重に選ぶ必要があります。

どのようなデータが自社にとって必要なのかを明確に見極めましょう。

Facebook広告の標準イベント設定方法


Facebook広告の標準イベントを設定する方法は主に2つのステップに分かれています。

  1. ピクセルコードの発行
  2. イベントコードの発行


それぞれについて詳しく解説していきます。

1.ピクセルコードの発行

ピクセルコードの発行手順は、以下のような手順となっております。

  1. 「ビジネス設定」ページから「データソース」を選択し、その中の「ピクセル」をクリックします。
  2. 次に、ピクセルの画面で表示される「追加」ボタンをクリックしてください。その後、以下の手順で進めます。
  3. ピクセル名を入力して「次へ」をクリックします。
  4. 「ピクセルを今すぐ設定」を選択します。
  5. 「手動でピクセルコードをウェブサイトに追加」をクリックします。
  6. 表示されたピクセルコードをコピーし、サイトに設置したら「次へ」をクリックしてください。
  7. ピクセルコードをインストールし、発行完了です。


ただ、ピクセルコードのインストールにも3つ方法があります。

  1. パートナー連携を使用してコードを追加
  2. 手動でピクセルコードをウェブサイトに追加
  3. 開発者にメールで手順を送信


一般的に選ばれているのは「手動でピクセルコードをウェブサイトに追加」です。

こちらを選択すると、ピクセルコードが発行されます。

2.イベントコードの発行

イベントコードの設置手順は以下の通りです。

  1. ピクセルコードをコピーしてウェブサイトに設置し、「次へ」をクリックします。
  2. その後、イベント設定画面が表示されるので、「イベントコードを手動で追加」を選択してください。
  3. 次に、設定したいイベントを選び、対応するコードをコピーします。
  4. このイベントコードを、既に設置したピクセルコードの中に追加します。
  5. コピーしたピクセルコードをウェブサイトの<head>タグの下部、</head>タグの直前に貼り付けます。
  6. 必要なイベントコードをピクセルコード内に追記します。


また、イベントコードは以下の構成で設置してください。

  1. <head>タグ
  2. ピクセルコード
  3. イベントコード


これで設定は完了です。

これにより、ユーザーがウェブページを閲覧したり商品を購入したりするたびに、該当するイベントが計測されるようになります。

Facebook広告の標準イベント設定時の注意点



Facebook広告の標準イベントを設定する際には、「同一イベントを複数回設定できない」という点を理解しておくことが重要です。

例えば、ECサイトでは、ユーザーが商品を購入する経路として、サイトとランディングページ(LP)の両方が考えられます。

この場合、標準イベントである「購入」を利用しますが、「サイトで購入したユーザー」と「LPで購入したユーザー」を区別することはできません。

もしこれらを分けて計測したい場合は、「サイトで購入したユーザー」を「購入」イベントに設定し、「LPで購入したユーザー」を「登録完了」など別の標準イベントとして設定する必要があります。

Facebook広告の標準イベント設定確認方法



Facebook広告の標準イベント設定確認方法として、まず「イベントマネージャ」の「データソース」を選択します。

次に、ピクセルの概要画面が表示されるので、「合算イベント測定」を選び、「ウェブイベントを設定」をクリックしてください。

設定画面では、現在登録されている標準イベントの一覧が表示されます。

新しい標準イベントを追加したい場合は、「イベントを管理」をクリックします。

なお、「広告を頻繁に変更すると、広告配信やレポートに影響が出る可能性があります」という警告が表示されますが、問題なければ「編集」をクリックして進めてください。

その後、画面右上にある「イベントを追加」を選択します。

ピクセルを選んで標準イベントを設定し、画面右下の「適用」をクリックします。

最後に確認画面で変更を承認すれば、設定が完了します。

まとめ

本記事では、標準イベントの概要やFacebookピクセルとの関係、標準イベントの種類や設定方法、注意点や確認方法などを解説しました。

Facebook広告の運用において、標準イベントの設定は欠かせません。

標準イベントを活用すれば、複雑なコードを書く必要がなく、コピー&ペーストだけで簡単にユーザーの行動を追跡できます。

しかし、単にイベントを計測するだけでは不十分です。

重要なのは、計測したデータを基に広告を分析し、検証を重ねて改善を進めることです。

収集した情報を活用してPDCAサイクルを回し、Facebook広告のパフォーマンスを最大化しましょう。

弊社では、Facebook広告の配信において、ターゲティング設計から広告作成、成果改善までサポートしております。

Facebook広告の標準イベントについてお困りの方は、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。

Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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