Meta(Facebook)ピクセルとは?設定方法や確認方法まで初心者にもわかるよう徹底解説! - (株)GMSコンサルティング

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2024.11.29

2024.12.2

Meta(Facebook)ピクセルとは?設定方法や確認方法まで初心者にもわかるよう徹底解説!

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「Meta(Facebook)ピクセルって何?」

「Meta(Facebook)ピクセルの機能は?」

上記のような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。

本記事では、そんな方々に向けて、Meta(Facebook)ピクセルの概要や機能、設定方法や確認方法、CV計測方法まで詳しく解説します。

Facebook広告初心者の方にもわかりやすく解説しているので、是非ご覧ください。

Meta(Facebook)ピクセルとは


Meta(Facebook)ピクセルは、Webサイト内でのユーザーの行動を計測するために使用されるJavaScriptコードです。

ユーザーがサイト内で行った購入や問い合わせなどのアクションを把握するためにサイトに設置され、ベースコード、イベントコード、パラメータの3つの構成要素から成り立っています。

これらの組み合わせにより、ユーザーの行動を正確に計測することが可能です。

ベースコードは、サイトの全ページに共通で設置するコードで、訪問者のデータを記録し、コンバージョンイベントを設定するために必須の要素です。

イベントコードは、ユーザーが特定の行動を取った時に、その行動をコンバージョンとして記録するためのコードで、Google広告やYahoo!広告のコンバージョンタグと同様の役割を果たします。

ベースコードだけではユーザーの行動を測定できないため、イベントコードの設定も重要です。

Meta(Facebook)ピクセルの設置によって、ユーザーの行動を計測するだけでなく、そのデータを活用した自動入札の最適化や、サイト訪問者のリスト作成が可能になります。

パラメータは、詳細なデータの収集に使用されるもので、これを設定しなくても、基本的なイベント数(ページビュー数、購入数、資料請求数、カート追加数、問い合わせ数、登録完了数など)は計測可能です。

しかし、イベントに関する詳細な情報が必要な場合は、パラメータを付与することで、より深い分析が可能となります。

参照:Metaピクセルパラメーターを使用した配送方法の指定について

Meta(Facebook)ピクセルの機能


Meta(Facebook)ピクセルの機能は、以下の4つに分けられます。

  1. 正確なコンバージョン計測
  2. リマーケティング設定
  3. カスタムオーディエンスの作成
  4. 類似オーディエンスの作成


それぞれについて詳しく解説していきます。

①正確なコンバージョン計測


Meta(Facebook)ピクセルを設置することで、購入や問い合わせといったコンバージョンイベントを正確に測定することができます。

広告を配信する際、コンバージョンしたユーザーの属性や、1件のコンバージョンにかかった広告費がわからなければ、効果の評価が難しく、改善のための具体的な行動に結びつきません。

コンバージョンを正確に測定することにより、「理想的なコンバージョン単価で獲得できているか」や「投入している広告費が適切であるか」を分析して判断することが可能になります。

適切な計測は改善点を発見する助けとなり、さらに成果を向上させることにつながります。

また、Metaでは、コンバージョンの可能性が高いユーザーに広告が表示されるように機械学習が活用されています。

この機械学習では、ユーザーのウェブサイト上での行動履歴や、特定の行動を取ったユーザーの属性など、さまざまなデータが使用されます。

正確なコンバージョン計測は、この機械学習プロセスを強化し、効果的な広告配信を支える役割も果たしているのです。

Facebook広告のコンバージョン設定の詳細を知りたい方は下記を参考にしてください。

参照:【初心者向け】Facebook広告 コンバージョンの設定や効果的な活用方法を分かりやすく解説!

②リマーケティング設定


Meta(Facebook)ピクセルで収集されたデータは、Facebook上に保存され、広告配信のターゲティングに活用されます。

Meta(Facebook)ピクセルによって次のようなデータが保存されます。

  • 訪問日時
  • 訪問したページの種類や内容
  • ページ内のスクロール量


このように、ユーザーの行動データを詳細に記録することで、コンバージョンの可能性が高いユーザーに向けて広告を配信できるようになります。

Facebook広告のリターゲティングの詳細を知りたい方は下記を参考にしてください。

参照:Facebook広告のリターゲティングとは?メリットや設定方法、配信する際の注意点を徹底解説!

③カスタムオーディエンスの作成


カスタムオーディエンスは、Facebook広告で使用できるターゲティングオプションの一つで、既存の顧客情報(電話番号、メールアドレス、FacebookユーザーIDなど)を基に、Facebook上にいる該当ユーザーに広告を配信することが可能です。

例えば、購入履歴のあるユーザーをターゲットに設定することもでき、リピーターの獲得を目的とした広告にも効果的に活用できます。

Facebook広告のカスタムオーディエンスの詳細を知りたい方は下記を参考にしてください。

参照:Facebook広告のカスタムオーディエンスとは?仕組みや設定方法、エラー時の対処法までわかりやすく解説!

④類似オーディエンスの作成


類似オーディエンスは、既存の優良顧客に似た特徴を持ち、ビジネスに興味を持つ可能性が高いユーザーにリーチを拡大するための機能です。

例えば、一度コンバージョンしたユーザーを基にして類似オーディエンスを作成します。

Facebookがそのユーザーの年齢や性別、興味関心、その他の特性をもとに、似た特徴を持つユーザーを自動で識別し、広告を配信します。

この類似オーディエンスは「コンバージョンしたユーザーに近い特徴を持つ」うえに「まだリーチしていないユーザー」で構成されるため、コンバージョンの可能性が高いターゲットとして活用できます。

Meta(Facebook)ピクセルの設定方法


Meta(Facebook)ピクセルの設置の手順は、以下の4つのステップに分けられます。

  1. Meta(Facebook)ピクセルの作成
  2. ベースコードの発行と設置
  3. イベントコードの発行と設置
  4. パラメータの設置


それぞれについて詳しく解説いたします。

①Meta(Facebook)ピクセルの作成


まずは、Metaのイベントマネージャでピクセルを作成します。

イベントマネージャを開いたら、「データソース」から「データソースをリンク」を選択します。



「データソースをリンク」をクリックするとポップアップが表示され、Webサイトやアプリなどのデータ送信先を選ぶことができます。


Webサイトの訪問数やコンバージョンを計測したい場合は「ウェブ」を選択しましょう。


「リンクする」をクリックすると、「新しいデータセットを作成」というポップアップが表示されるので、任意の名前を入力し「作成」をクリックします。

次に「ウェブサイトを追加」というポップアップが表示されるので、URLを入力します。

もしWebサイトがない場合は「ウェブサイトがない」にチェックを入れて「確認」を押します。

これで、イベントマネージャの「データソース」内にピクセルが作成されました。

②ベースコードの発行と設置


次に、作成したピクセルでベースコードを発行します。この手順もイベントマネージャ内で実施します。



まず、ベースコードを発行したいピクセルを選択します。選択したら「Metaピクセルを設定」をクリックしましょう。


クリックすると、ポップアップが表示され、「コードを手動でインストール」か「パートナーを確認」のいずれかを選べるようになります。

自社のWebサイトがShopifyやWordPressと連携している場合は、「パートナーを確認」を選択することで、簡単に連携が可能です。

連携していない場合は「コードを手動でインストール」を選択します。

今回は、「コードを手動でインストール」する方法を例に解説します。


「コードを手動でインストール」を選択したら、「コードをコピー」をクリックして、ベースコードをWebサイトに貼り付けます。

Googleタグマネージャーを利用している場合は、タグマネージャーから設置しましょう。

タグマネージャーを利用していない場合は、Webサイトの管理者にベースコードを送信し、直接設置してもらう必要があります。


次に、自動詳細マッチングをオンにするかどうかを選択できます。

自動詳細マッチングは、ユーザーが提供したメールアドレスや住所情報を最適化に活用する機能で、機械学習の精度向上にも役立ちます。

特別な理由がない限りオンに設定しましょう。

③イベントコードの発行と設置


ベースコードの設置が完了したら、次にコンバージョンを計測するためにイベントコードを追加しましょう。

イベントコードはベースコードの直後に配置します。

イベントコードは、Meta側で購入やリード獲得などの各イベントごとに用意されており、計測したいイベントに応じて異なるコードを使用します。

複数のイベントを測定したい場合には、必要なイベントコードをそれぞれ追加します。



イベントコードには「標準イベント」と「カスタムイベント」の2種類があります。

標準イベントは、Metaがあらかじめ用意しているもので、コピーしてGoogleタグマネージャーに貼り付けるだけで簡単に設置が完了します。

一般的に使用される標準イベントコードについては以下に、表形式でまとめて紹介しております。

イベント名何によって作動するか設定するイベントコード
購入商品の購入などfbq(‘track’, ‘Purchase’);
リード資料請求やメルマガ登録などfbq(‘track’, ‘Lead’);
コンテンツビューウェブサイト内の特定のページやコンテンツの閲覧fbq(‘track’, ‘ViewContent’);


参照:Metaピクセル標準イベントの仕様

カスタムイベントは、自身でカスタマイズしたイベントコードです。

独自のイベント名や特定の計測条件を設定することができます。

例えば、ページの70%を閲覧したユーザーを計測したい場合、標準イベントには対応する名前のイベントコードはありませんが、カスタムイベントを使うことで計測が可能です。

また、より詳細なデータ収集を行いたい場合は、イベントコードにパラメータを追加することで、さらに詳しいデータを蓄積することができます。

④パラメータの設置


パラメータは、イベントコード「購入(Purchase)」を使用する場合、価格(value)と通貨(currency)のパラメータ設定が必須です。

ただし、それ以外のイベントコードではパラメータの設定は任意となっています。

パラメータを追加することで、さらに詳細な情報を計測することが可能です。

以下は、使用できるパラメータと計測できるものをまとめたものです。

パラメータ計測できるもの
content_categoryページ/商品のカテゴリ
content_idsSKUなどの、イベントに関連付けられた商品ID
content_nameページ/商品の名前

content_type
商品のIDもしくは商品グループ
商品を取得した場合「product」、商品グループIDの場合「product_group」を記載する
contents商品数や商品ID
currency通貨

num_items
チェックアウトボタンが押されたときのアイテム数
例「今すぐ購入」など
predicted_ltv商品・サービス予測 LTLTV
search_stringユーザーが検索のために入力した文字列
statusステータス(サブスクリプションなどで登録完了したときの)
value商品やサービスの価格


参照:Meta ピクセル「ドキュメンテーション」|Meta for Developers

Meta(Facebook)ピクセルの作動確認方法


Meta(Facebook)ピクセルの設置が完了したら、正しく動作しているか確認することが重要です。

誤って設置されている場合、広告配信後に計測が行われないだけでなく、機械学習にも支障が出る可能性があります。

Meta(Facebook)ピクセルの動作確認には、主に以下の3つの方法があります。

  1. Googleタグマネージャーでの確認方法
  2. Meta Pixel Helper での確認方法
  3. イベントマネージャでの確認方法


それぞれについて詳しく解説していきます。

①Googleタグマネージャーでの確認方法


Googleタグマネージャーでピクセルを設置した場合は、同じくGoogleタグマネージャーで動作確認をするとスムーズです。

Googleタグマネージャーのワークスペース画面右上にある「プレビュー」ボタンをクリックすると、ピクセルを設置したサイトのURLを入力する画面が表示されます。



URLを入力して「リンク」をクリックすると、そのページに設置されているタグが一覧で表示されます。



一覧の「配信されたタグ」欄にピクセルタグが表示されていれば、ピクセルは正常に作動しています。

一方、「未配信のタグ」にピクセルが表示されている場合は、ピクセルが正しく動作していないことを意味するため、設置手順を再度確認しましょう。

②Meta Pixel Helper での確認方法


Meta Pixel Helperは、Google Chromeで使用できる拡張機能で、こちらから無料でダウンロードが可能です。

ダウンロードが完了したら、ピクセルを設置したページを開き、Meta Pixel Helperを起動します。



Meta Pixel Helperを選択すると、設置したピクセルIDが表示されます。表示されているIDがイベントマネージャのデータソースにある自身のピクセルIDと一致していれば、ピクセルは正常に動作しています。

③イベントマネージャでの確認方法


イベントマネージャからピクセルの動作を確認する方法もあります。

イベントマネージャ内の「データソース」から「テストイベント」を選択し、設定したイベントコードが正しく動作しているかを確認しましょう。

「ブラウザーイベントのテスト」欄にイベントコードを設置したURLを入力し、ページを読み込むと、コードが正常に作動しているかどうかの結果が表示されます。

Meta(Facebook)ピクセルのCV計測方法


Meta(Facebook)ピクセルのCV計測方法には、主に以下の2つの方法があります。

  1. カスタムコンバージョンの設定方法
  2. 標準イベントの設定方法


それぞれについて詳しく解説していきます。

①カスタムコンバージョンの設定方法


通常、Facebookピクセルのイベントコードをサンクスページに設置することでコンバージョンを計測しますが、イベントコードを使用せずに「カスタムコンバージョン」を活用することで、コンバージョンの計測が可能です。

カスタムコンバージョンは、Facebookピクセルが設置されたページの中でサンクスページのURLをFacebookで設定することで機能します。

URLに基づいて計測するため、追加でイベントコードを設置する必要がありません。

カスタムコンバージョンは1つの広告アカウントにつき最大100個まで作成可能です。

設定されたい方は、下記の手順で設定してみてください。

  1. ショートカットメニューをクリック
  2. イベントマネージャに移動
  3. 「作成」をクリック
  4. 「カスタムコンバージョンを作成」を選択
  5. コンバージョン名を入力
  6. 計測するFacebookピクセルを選択(異なるピクセルを選ぶと計測できません)
  7. 「すべてのURLトラフィック」であることを確認
  8. URLを選択
  9. コンバージョンにするURLのマッチタイプを選ぶ
  10. コンバージョンとするURLの内容を入力
  11. 「作成する」をクリックしてカスタムコンバージョンを作る

②標準イベントの設定方法


標準イベントとは、Facebook広告がサポートするユーザーのアクションで、いくつかの種類があります。

例:

  • AddToCart(カートに追加)
  • Purchase(購入)
  • Lead(リード獲得)
  • CompleteRegistration(登録完了)
  • ContentView(コンテンツの閲覧)


標準イベントを使用するメリットは、ROAS(広告費用対効果)を基にした管理と最適化ができる点です。


設定次第で、コンバージョンしたユーザーのROASに基づいて広告を最適化し、売上拡大を目指した広告配信が可能になります。

設定するには、Facebookピクセルの下に、目的に合わせた標準イベントのコードを追加し、コンバージョンを計測したいページに設置します。

また、弊社の推奨としては、サンクスページに加えてフォーム到達もマイクロコンバージョンとして標準イベントを設定することをお勧めします。

Facebookの広告セットでは1週間で50件のコンバージョンが必要になるため、マイクロコンバージョンを設定することで、最適化の対象数が増え、機械学習を通じて獲得数の増加につながると考えられます。

Meta(Facebook)ピクセルを利用してCV(コンバージョン)を最大化する方法

Facebookピクセルを使ってコンバージョン最適化を行う際には、広告セットの「コンバージョンイベント」欄に、最も多くの獲得が見込まれるイベントを設定するのがポイントです。



弊社では、この部分にフォーム遷移(=マイクロコンバージョン)を設定することを推奨しています。

コンバージョンの対象数を確保することで、実際に獲得数が180%増加し、獲得単価が3割減少した成功事例もあります。

最近、成果が伸び悩んでいると感じる方は、ぜひ設定してみてください。

Meta(Facebook)ピクセルに関するよくある質問


Meta(Facebook)ピクセルに関するよくある質問は以下の2つです。

  1. Meta(Facebook)ピクセルコードはどこで確認できますか?
  2. Meta(Facebook)ピクセルコードのCV(コンバーション)計測ができないのはなぜ?


それぞれの質問について回答いたします。

Meta(Facebook)ピクセルコードはどこで確認できますか?


作成済みのMeta(Facebook)ピクセルコードはどこにあるかですが、Facebookのイベントマネージャのデータソース画面から確認することができます。

Meta(Facebook)ピクセルは一度作ってしまったら消えないため、大量に作ったピクセルはそのまま残っている状態になりますので、しっかり確認いたしましょう。

Meta(Facebook)ピクセルコードのCV(コンバーション)計測ができないのはなぜ?


コンバージョンが計測されない主な原因として、ピクセルタグが正しく入力されていないことが挙げられます。

Facebook広告で正確にコンバージョンを計測するには、ピクセルタグをランディングページとサンクスページの両方に設置する必要があります。

ピクセルタグが未設置だったり、入力が誤っていると、計測が行われないため、設置ミスがないか確認しましょう。

まとめ


本記事では、Meta(Facebook)ピクセルの概要や機能、設定方法や確認方法、CV計測方法まで詳しく解説しました。

Meta(Facebook)ピクセルなどは複雑なため、なかなか自分たちで設定するのは難しいと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Facebook広告/Instagram広告で成果を出すために特に重要な項目となります。

弊社では、Meta(Facebook)ピクセルの実装から計測まで正しく対応をいたします。

Meta(Facebook)ピクセル関係でお困りの方は、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。

Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部

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