2024.5.30
2024.11.2
【2024年最新版】Facebook広告の審査基準や審査落ちの対処法を紹介
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「Facebook広告で、審査落ちしてしまった」
「Facebook広告の審査落ちした際は、どうしたらいいの?」
上記のような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
本記事では、Facebook広告の審査の概要や基準、審査ポイントやFacebook広告審査落ちの対処法について解説します。
Facebook広告で審査落ちして困っている方は、是非ご覧ください。
Facebook広告の審査とは?
Facebook広告には、出稿するときの1回と配信後に定期的な審査があります。
広告が適正なものであるかチェックを通過できた広告だけが、配信できる仕組みです。
審査方法は、AIによる機械審査が主要ですが、Facebook側による目視審査も行われています。
審査が通らないと広告を配信できなくなるだけでなく、広告アカウントの利用制限などペナルティを課せられる場合があるので注意が必要です。
特に広告ポリシー(規約)に違反していないかなどは厳しく審査されます。
複数の項目があり、すべてを把握するのは大変ですがFacebook広告を健全に運用するためには知っておきたい内容です。
(参照:Metaビジネスヘルプセンター)
特徴・審査ポイント
Facebook広告の審査でチェックされるポイントは5つあります。
広告を配信するには、上記の項目で審査がクリアできる状態にしておくのがポイントです。
参照:Meta広告ポリシーチェックリスト
審査方法・審査時間
審査は、申請から24時間以内に行われます。
とはいえ、あくまで目安であり、場合によっては審査が終わるまで24時間以上かかるケースもあるでしょう。
なお、審査申請後に広告に変更点があった場合は新たに審査が実施されます。
出稿までの流れ
広告出稿までの手順は5ステップで完了します。
審査に落ちてしまうと、作業工程が2度手間になるだけでなく、審査落ちを繰り返している記録が残ってしまいます。
制作の段階でFacebookポリシーに抵触しないクリエイティブを作成するよう注意が必要です。
Facebook広告の審査状況を確認する方法
Facebook広告の審査状況を確認するには、2つの方法があります。
それぞれみていきましょう。
方法1:配信欄を確認する
広告マネージャーを開いて申請を出した広告の管理画面を確認します。
すると「配信」の列にステータスがそれぞれ、審査中/情報収集中/処理中/却下済み/アクティブ/オフ等と記載されているはずです。
各ステータスの意味は下記を参考にしてみてください。
配信ステータス | 意味 |
審査中 | Meta広告規定を遵守しているか確認するために審査中 |
情報収集中 | 配信システムが広告を最適化するために、広告に含まれる情報を精査中 |
処理中 | 広告の設定に変更を加えたときなど情報の更新中に表示される |
却下済み | Meta広告規定に抵触していると判断されたため、広告が掲載できない状況 |
アクティブ | 問題なく広告が配信中 |
オフ | 広告配信を停止中 |
配信ステータスがアクティブの場合は、審査に通過し問題なく広告配信されている状態です。
方法2:アカウントの問題を確認
広告マネージャーを開いて、管理画面左側の「ビジネスサポートホーム」を選択します。
すると審査落ちした広告と問題の内容を確認できます。
アカウントの概要は、広告の状況を一覧で確認できる管理画面です。
詳細も見れるので、広告の修正ポイントがわかります。
Facebook広告審査落ちを防ぐポイント
Facebook広告の審査落ちを防ぐには
・Facebookポリシーに注意
・広告コンテンツをチェック
・Webサイトに問題がないか確認
・Facebookアカウントの見直し
上記4つのポイントに気をつけて広告を出稿するといいでしょう。
それぞれチェックしてみてください。
Facebookポリシーに注意
広告審査は、消費者を守る目的で実施されます。
そのため、
・法令を遵守しているか
・消費者が損害を被る可能性がないか
・危険な内容や不適切な表現はないか
などがポイントです。
主な項目 | 概要 |
政治や宗教に関する制限 | 政治や宗教に関する内容を含んだ広告は使用しない |
差別的な行為に関する制限 | 人種や思想、個人の特質を示唆する表現をしない |
個人的特質の表現に関する制限 | 健康や体のコンプレックス等ネガティブイメージの誘発につながる広告を避ける |
Facebook広告は、法律や人権を厳守したものであることはもちろん、ユーザーフレンドリーな広告である必要があります。
広告コンテンツをチェック
Facebook広告コンテンツに下記の内容を含む場合も審査落ちになる可能性があります。
主な項目 | 概要 |
邪魔な装飾に関する制限 | 過剰なエフェクトや画面の点滅などは行わない |
著作権侵害に関する制限 | 著作権侵害にあたる画像、音源、エフェクト、フィルターなどの使用をしない |
娯楽に関する制限 | 成人が対象の内容を含む場合、事前に許可を取った上で18歳以上を対象にする |
表記に関する制限 | 誤解を招くような効果効能を謳った広告や、利用者を欺くような表記をしない |
情報の取り扱いに関する制限 | ユーザーの個人情報を入力するようなコンテンツは事前に許可をとる |
ユーザーに何かしらの悪影響が及ぶ危険性があるものは、
広告ポリシーで細かくルールが定められています。
詳しくは、Metaのコミュニティ規定とInstagramコミュニティガイドラインを
1度しっかりと確認してみるのがおすすめです。
WEBサイトに問題がないか確認
Facebook広告の審査では、リンク先のWebサイトも審査対象です。
主な項目 | 概要 |
リンク先URLに関する制限 | どのブラウザからアクセスしても正しく機能するリンクを使用する |
IPアドレスに関する制限 | 特定の地域以外ではアクセスできないWebサイトを宣伝する広告は承認されない場合がある |
エラーページに関する制限 | リンク先でエラーが発生していないか、トラッキングは正常に機能するか確認します |
ポップアップに関する制限 | ユーザーの行動を阻害したり、ポップアップで移動を妨げるような機能を使用しない |
自動ダウンロードに関する制限 | 自動でダウンロードが開始されたり、サイト閲覧にアプリ等のダウンロードを要求しない |
WEBサイトの機能だけでなく、サイト内の内容もチェックされます。
広告リンク先に掲載する画像やテキストにも注意が必要です。
Facebookアカウントの見直し
Facebookページや個人アカウントの利用状況も審査に影響する場合があります。
主な項目 | 概要 |
利用頻度 | 利用頻度が少ないと不正利用やスパムの可能性を疑われてしまうので、利用頻度を上げるのがおすすめです |
利用状況 | Facebookの投稿やアクティビティ、ページ情報を充実させます |
複数ログイン | 複数のログインがあると、精査されることがあります |
不正アクセスや不審なアクティビティがあると誤認識されると、審査に時間がかかる場合があるでしょう。
Facebook広告を使用する場合は、普段から友人や知人ユーザーとのやり取りでFacebookを活用しておくことが推奨されています。
Facebook広告で審査落ちしたときの対処法
審査に落ちてしまった場合は、問題点を修正して再審査が可能です。
3つの手順で対処できるので、それぞれチェックしていきましょう。
手順1:審査落ちの原因を確認
問題になっている広告の原因を確認します。
確認は、広告マネージャーからアカウントのクオリティ/アカウントの問題から行います。
また、審査落ちした連絡をメールで受け取っている場合、
メールに添付されているURLからも「アカウントのクオリティ」の確認が可能です。
手順2:広告を修正する
広告が承認されなかった原因を修正していきましょう。
ここでは実際の修正事例を参考に紹介します。
ある金融関連の教育を提供する広告が、金融サービスと間違われたケースがありました。
このときの対処法は、広告の表記を再確認→金融の教育機関であることを届け出て広告掲載許可を得る→誤解を招くような表現を避けた広告に修正して再審査のリクエスト。
これで解決できたようです。
また別の事例として「呼吸しよう」とだけ書かれた広告の審査が通らなかったケースがありました。
一見ポリシーに違反している広告ではないように思いますが、広告のサービスやリンク先WEBサイトとビジネスの関連性が不明確な広告は掲載許可がおりない可能性があります。
ライフコーチング・ストレスマネジメントの広告だったため、画像やテキストでサービスを的確に表現できる広告に差し替えて対応しました。
手順3:再入稿して再審査する
原因の修正が終わったら再入稿が可能です。
配信設定を完了すると、自動で再審査が行われます。
もしも再審査をしても広告が却下されたり、審査落ちの理由がわからないとなった場合は、Metaビジネスヘルプセンターに問い合わせることができます。
Facebookにログインしている状態で、ビジネスヘルプセンター画面右上
【サポートを受ける】から連絡可能です。
Facebook広告審査|よくある質問
配信中の広告も再審査の対象になりますか?
配信された広告も審査対象になります。
特に、広告を配信したあとはユーザーから否定的なフィードバックがあったり、報告されたりなどの反応があると、再審査の対象になりやすいです。
申請を却下された広告を削除したらどうなりますか?
広告規定の違反により却下された広告を削除しても、違反の記録が残ります。
そのため再度配信する場合は、修正が必要です。修正後に再審査のリクエストをします。
審査中が長く続いている場合はどうすればいいですか?
審査に出した広告を変更するのは、違反行為とみなされる恐れがあります。
そのため審査が完了するまで、待つことになるでしょう。
しかし、審査中になっている広告の見直しを行うのは有効です。
もしも審査落ちになった場合でも迅速に対処できますし、審査落ちの理由がわからないとなった場合は、問い合わせることができます。
土日でも審査は実施されますか?
Facebook広告は通常、広告審査の休業日を設けていません。
土日を含む休日も随時審査を実施しています。
とはいえ他の広告媒体は、夏季休暇や年末年始などを休日としている場合があります。
念の為確認しておきたい場合は、Facebook側にお問合せするのがおすすめです。(参照:Facebookヘルプセンター)
まとめ
Facebook広告の審査では、審査落ちするケースも珍しくありません。
しかしそこで対処法を知っていればスムーズな対応ができます。
この記事では、Facebook広告の審査について、審査にかかる時間や審査で審査落ちを防ぐポイント、審査落ちしたときの対処法などを紹介しました。
1度審査が通らなくても、的確に修正できれば大きな問題になる前に解決できるでしょう。
安心安全な広告運用にお役立ていただければ幸いです。
なお、弊社GMSコンサルティングでは、運用経験豊富な担当者が、Facebook広告に関するご質問やご相談を承っております。詳しくはこちらよりお問合せください。
Writer GMSコンサルティング編集部 マーケティング部
私たちは現在の自分に甘んじず、チャレンジをすることで、お客様にプロとしての価値を提供いたします。常に知識・技術をアップデートし、お客様の成長に貢献してまいります。
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